JPGだとフィルムに近くなる気がするから。
デジタルな写真はRAWで撮って現像処理までやって初めて完成品になるって考え方の方は、この先読んでいただかなくても結構ですよ。(笑)
オジサンはフィルム時代が長かったので、後から自由自在に加工できる画像処理ありきの撮影が馴染めませんでね、しかもメインで使っていたリバーサルフィルムは露出がシビアで現場での判断が全てでしたからなおさら。
長年そういう撮り方でやってきてましたので、生まれたときにはすでにデジタルカメラもスマホも当たり前、そういうのが写真を撮る道具として育ってきた世代とは写真の作法自体が根本的に違う部分かと、写真という結論に向かう方法論の違いとでも言いましょうか。
だけど否定はしませんよ、多様性の時代ですからね、色々あって然るべき。これはあくまでもオジサンのスタイルであって、RAW撮影&現像処理がダメだと言っているわけではありませんよ、ただちょっとやり過ぎなのが多いかなとは思いますけどね。(笑)
元々オジサンもデジタルで撮る場合はRAWで撮って現像処理をずっとやってました。プライベートで撮ったものはデジタルな色合いが気に入らなくて、フィルムのテイストに近づくようにいじってましたし、仕事での撮影は常にRAW撮影して現像処理って流れ、撮影後にいかに効率よく仕上げて納品するかがキモでしたからね。
お客様から印刷物用データは明日でいいから、SNSやWeb掲載用データを30分後に納品ヨロシクなんて無茶振りもよくありましたなぁ。(笑)なので大量の取材写真をセレクトし、テイストを合わせて一気に現像処理なんてのは日常茶飯事で慣れっこでしたな。
ですがもう現役を離れたので、プライベートな写真ではそんなことはやりませんよ、やりたくもありませんし。(笑)大きな原因は富士フイルムさんのミラーレス一眼を使うようになって、JPG撮って出しのクオリティーが十分過ぎるので、RAWで撮らなくなって現像処理自体が不要になったこと。
つまり撮った後の処理作業でパソコンの前に張り付いている時間が激減というか、写真のセレクトだけなのですぐ終了。気楽になった分、撮影現場での時間を多く楽しくする方向にシフトしています。
撮ってる時が一番楽しいってのはフィルム時代の当たり前でしたから、それに戻っています。後からの現像処理や画像の加工修正作業って、やっぱりなんだか余分なことをさせられてる感があってねぇ、カメラ握ってたら楽しいですけど、マウス握ってても面白くありませんからね。(笑)
で、フィルムシミュレーションの設定を変えて、違うフィルムで撮ってる感を楽しんだり、縦横比1:1の真四角で撮ったり、現場で撮るものを見ながら、あれこれ試すのが至福のひとときなわけで。当然その後の一杯も美味しくなりますしね。(笑)
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