日本酒だからできること。(笑)
国内で日本酒は他のお酒に比べて苦戦しているようですけどね、海外では人気が高まっているそうですな。特にフランスは伸び率で1位だそうで。そんなフランスで、日本酒コンクールの審査委員長をやってる方のインタビュー記事が、今年9月11日の神戸新聞に載ってました。
内容はフランスでの日本酒人気から酒米「山田錦」の産地である兵庫県の取り組みや環境にまで及ぶ幅の広いインタビューでしたけど、オジサンが気になったのは、この審査委員長が言っていた「どんな料理にも合ってしまう日本酒のペアリング力の高さに衝撃を受け、一瞬にして恋に落ちた」って部分でした。
そうなのよ。日本酒って一緒に楽しむ料理(アテ)を選り好みをしないというか、意外と何とでも合うし、美味しく飲めちゃう魔法のお酒。
少なくともオジサンはこの審査委員長が恋に落ちるよりもず〜っと前から知ってましたし、日本酒党の方なら当然の事実。ま、恋に落ちるなんてオシャレな言い方が、いかにもボンジュールなお国って感じがして、関西人のオジサンはイラッとしましたけどね。(笑)
ぶっちゃけこのフランス人のオッチャンが、日本酒を知らんかっただけっちゅうことですわ。ワインの国の人やから、そら言うてもしゃあないですけどね。(笑)
で、振り返れば今まで色んなアテで日本酒を飲みましたなぁ。お高い料理との相性は、食べたことがないので分かりませんけど、庶民の料理との相性が抜群なのは身に染みてよ〜く分かってます。(笑)
思えば日本の食卓って純粋に和食じゃないですからね、いろんな国の料理が混在。もはや日本の料理になっちゃってるカレーやラーメン、天ぷらもルーツは外国ですし、シチューや麻婆豆腐、ハンバーグやコロッケをおかずにご飯食べたりするわけですから、ご飯ワシワシ行けちゃうものは、同じお米から出来てる日本酒のアテとしてOKなのは当然ではないかと。(笑)
それからお米って油物と相性イイですからねぇ、天ぷら、唐揚げ、ソースドボドボなアジフライでも飲めちゃいますな。味わいの守備範囲も広い、醤油だけでなくソース味にケチャップ味、マヨネーズ味もOK牧場。オジサン、マヨたっぷりポテサラで一杯やるのが大好きなのよ。冬場のタルタルソースたっぷりカキフライもいいなぁ。(笑)
新聞記事にはワインと合わせるのが難しい料理や食材のことが出てましたけど、対して日本酒は料理の良さを引き出す触媒って言ってましたな。思うに日本酒って合わないモノを探す方が難しいお酒ではないかと。
オジサンのように甘いものでもお酒飲めちゃう、頭のイカレた酒飲みが言うとウソっぽくなりますけど、たいていのモノは合う様な気がするのですな、さすがに激辛料理は無理かもって思いますけど。(笑)
オジサンはチーズもワインよりむしろ日本酒の方が合うんじゃないかって密かに思ってます。ワイン党やチーズファンからバカヤローって飛び蹴り喰らいそうですけど、皆さんお馴染み6Pチーズとコップ酒は立ち飲みのド定番として地位が確立されてますからねぇ、チーズに味付け海苔巻きつけるとさらに日本酒とのペアリングは強固、もはやそこにワインが入り込む隙はありませんな。(笑)
そう言う目で見ると、この先ワインの立ち位置を奪う存在になるかもしれません。食事中はもちろん、食前酒にも食後酒にも、寝酒にもOKですし、熱燗は風邪薬代わりにもなるのが日本酒の万能なところ。このままワイン以外のお酒の立場も奪って世界制覇も夢ではないかもね。(笑)
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