ペンFのE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5望遠レンズ。
一眼レフの交換レンズってズームレンズが主流になる前の時代は、標準・広角・望遠の3本を揃えるのが夢だったのですな。レンズ交換のできるカメラはそこが醍醐味でもありましたからね。
中でも手頃だったのが135mmレンズ、望遠の入門レンズなんて言われてました。ファインダーを覗くとしっかりと望遠感がありながら、大きさ重さも手頃で、F値が暗めなら価格もそんなに高くなかったのですな。
ハーフサイズカメラ唯一の一眼レフ「オリンパス ペンF」シリーズの交換レンズの中にもそれに相当するレンズがありました。35mm換算すると約140mmになる望遠レンズ「E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5」。
開放F値F3.5なのでレンズが太くならず、フィルター径も38mm標準レンズと同じ43mm径なので細長い見た目。望遠レンズなのでファインダーの暗いペンFTでもピントのヤマが掴みやすいのですけど、細身なので意外とホールドしにくくて手ブレしやすいという。(笑)
実際のところ人気どうだったのでしょうか、ペンFのレンズを中古カメラ屋さんで探しまくってた時も、標準レンズのF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8とこのE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5だけは、どこでも安いお値段で見かけましたからね。
正直なところペンFTで何度か使ったきりになってましたな、オジサンの街歩き写真では望遠レンズって使わなくてねぇ、このレンズもホント出番が無くって申し訳ないと思ってますよ。なのでもう少し使ってやらなきゃなって思い「ミラーレスで使うペンFレンズ祭り」に登場願ったわけで。(笑)
さっそくボディー内手ぶれ補正内蔵のX-S10にマウントアダプター経由で装着、ファインダーを覗いてみるとなかなかイイ感じ、しっかりと望遠感もありますし、手ブレもピタリと止まります。ただ路地で振り回すには長すぎますな。(笑)
で、歓楽街をうろつきながら撮り歩いてみました。最初25mmの広角レンズで撮ってて途中でチェンジしたら、望遠感がすごくて撮影スタンスの取り方に苦労しましたな。かなり手前から構えてもまだ画面からはみ出しますからね。
でもウロウロしている内に慣れてきましたよ、手ぶれ補正とフォーカスアシストを使うと最強なので、オリジナルのペンFTボディーで使うよりも快適になりますからね、まさに最新テクノロジー様々ですよ。
正直なところサクッと撮り歩いたらまた防湿庫にしまい込むつもりだったのですけど、ちょっと面白くなってきたのでもう少し使ってみようかと思ってます。(笑)
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