EVFで露出計の出番が…。(笑)
某カメラ量販店のサイトでカメラバッグの中身ってのがありましてですね、プロカメラマンやフォトグラファーのバッグと機材などの持ち物を公開、紹介しているのですな。撮影ジャンルによって機材がぜんぜん違うのは当然として、その時ふと思ったのが今どきのカメラマンやフォトグラファーって露出計を持たないのね。
気になって他にも持ち物公開しているのを検索、動画なんかも色々出てきましたな。で、ひと通り見てみたのですけど、やはり露出計をバッグに忍ばせている方はいませんでした。持ってる方もいるのでしょうけど見つけられませんでしたな。
露出計を持たない理由はなんだろうって、それはズバリ自動露出の精度が高くて外さなくなったのと、デジタルなので撮ってすぐ確認出来ることではないかと。オジサンも富士フィルムさんのミラーレスにチェンジしてから、露出の正確さに驚きましたからね、まず外すってことがない。明暗差の極端なシーンでもソツなくそれなりに見られる写真が撮れますな。
窓から明るい屋外の景色が見えている室内で撮るとき、外の景色を活かして室内は暗く潰れてもいいのか、室内の雰囲気を生かして窓の外は白く飛んでもいいのかなんて、撮る側の意思をカメラが判断できない場面ではさすがに無理ですけど、こんなのも数年先にはAI技術で勝手に判断してくれるようになるのでしょうかね、なんだか撮影がつまらなくなりそうですなぁ。(笑)
正確な露出のおかげで、プロの持ち物から露出計が無くなる時代が来るなんて思いもしませんでしたけどね、どうしても必要かって言われるとそうとも言えなくなってる部分もあります。なので露出計を忍ばせるスペースに予備のバッテリーを放り込むのが今時なのかもしれませんなぁ。
このブログでは過去に何度か露出計の必要性について書いてきましたけど響きませんし、オジサンも実際のところミラーレス一眼レフを使うようになって使用頻度が激減しています。
露出が正確だから必要が無くなってきているのも確かにあるのですけど、一番の理由はEVF(電子ビューファインダー)のおかげかと。光学ファインダーと違って、マニュアル露出時にそれを反映した表示ができるのですな。
つまり仕上がりと同じ感じでファインダーでリアルタイムに見られるわけですから、露出計で測らなくてもファインダーを見て意図した露出になるようにシャッター速度か絞りをコントロールすればいいわけで。絞りリングのあるレンズですとレスポンスもいいですしね。今までの露出計で測って露出を考えて決めていた作法が、ミラーレスカメラで変わってきましたよ。(笑)
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コメント
露出計
登場機会はかなり減りましたね
スタジオ撮影ばかりなので
モデル撮影やセット撮影の時に
フラッシュメーターとして使用するのが
ほとんどで外で使うことはほぼゼロに
写すことが難しかった時代が
大昔に感じられてきました
いい写真が撮れてるかどうかは
相変わらず...ですけれど
投稿: ネコスタ | 2022年11月15日 (火) 15時48分
ネコスタ様、おはようございます。
おっしゃるとおり、スタジオライティングでは必需品でしたけど、外ロケでは頻度が減ってましたね~。(笑)
販売されている種類も減って、中古カメラ屋さんでも見かけなくなりましたし。悲しいことにジャンク箱の中で見つかったりして、これが現実なのかと。
最近もセコニックのスタデラを数台ジャンクで発見、触るとほのかに動くけど故障品みたい。持ち帰って修理してみようかって考えがよぎったのですけど、直しても使うかな~と思い直して元の場所に戻しました。(笑)若い頃、買えなかった露出計なので心が動いたのですけどねぇ。
投稿: よもかめ亭主 | 2022年11月16日 (水) 06時46分