TTArtisan 25mm F2のエエとこ、アカンとこ。(笑)
さっそくじゃんじゃん使っておりますよ。気に入ったレンズって撮ってて楽しいですな、だけど色々あって欠点といいますか先にアカンところを書いておきますね。(笑)
まず今まで使ってきたTTArtisanレンズ共通の、逆光での弱さはこのレンズも同じ。はっきりフレアやゴーストが出ますが、TTArtisan 23mm F1.4よりはずいぶんマシ。
下の写真は夕方に撮ったもので、左は画面に太陽が入ってませんがフレア出まくり、右は太陽が入っているのでフレアとゴーストがすごいことになってます。
なのでこれを面白がれる方にはいいかもしれませんが、逆光撮影が多くてピシッとした描写を求める方には全くオススメできません。(笑)
次にピントリングの距離表示はオーバーインフ。無限遠(∞)と3m表記との間ぐらいが実際の無限遠(∞)です。なので表示を鵜呑みにすると、ピントが合ってない場面もありますから必ずファインダーや背面モニターで確認が必要ですな。
さらに前の記事でも書きましたが被写界深度目盛りはただの飾りで全く役に立ちません、焦点距離25mm(35mm換算約38mm)のAPS-C用レンズの被写界深度を調べてみればすぐ分かります。ま、今どきこの目盛りを使う方はいないでしょうけどね。(笑)
で、オジサン的には致命的と言いますか残念だったのが絞り、7枚羽根なのでボケ具合がってことじゃなく、絞りリングがレンズ先端にあるってことでもなく、ナントF11の表記もクリックも無いってところがモンダイ。
等間隔じゃないし回転角も小さい絞りリングだから表記できずに諦めたのか、その辺りが実に大雑把と言いますかお隣の国らしい作りだなと。街中のスナップ撮影でF8やF11って一番良く使うのにハナからF11が無いなんてどうよ。(笑)
無理やりF8とF16の間に止めることは出来ますけどスゲ〜不自然っていうかほぼ使えねぇ。(笑)この辺りは前回記事の商品写真を見ていただければと思います。レンズをよくご存知の写歴の長い方なら見れば雑さ加減を笑ってしまうかと。(笑)
え〜っとダメダメなところだけですでに結構な文字数になっちゃいましたので、良いところも書いておきますね。まず9,000円(購入時価格)という激安価格、なんでこの値段で作れるのって思いますな、国産メーカーじゃ有り得ない。
さらに全長が短くコンパクトで軽いのでカメラへの装着感が希薄、なのでいかにもレンズ付けてますって感じがしないのがイイところ、持ち出し率アップになるかと。
で、同じ場所から絞り値を変えて撮った写真を掲載しておきます。
全体写真の画面中心部分と周辺部分の赤い四角のところを拡大したものを見ていただければ分かる通り、中心部分は開放から結構ちゃんとしてますな。絞り値を変えて行ってもさほど変化がありませんでしたよ。
対して周辺部分はF2では周辺減光で暗く、流れたような結像感でボケボケ、F5.6で良くなってF8がベストかと、絞りすぎると出る「光の回折現象」はF16まで絞ってもあまり出ませんでした。
全体の印象としては、絞り込まないとカリカリシャープって感じになりませんし、昔のレンズで撮ってるような印象。これを味わいと面白がれるか、安くてもこんなの認めねぇって思うかで評価が変わるでしょうね。オジサンは気に入って面白がってます、じゃなきゃ買わない。(笑)
ただ今鋭意撮影に持ち出し中、普段の撮影に使ってみた感じも記事にしますのでしばしお待ちを。
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コメント
初めまして。
「TTArtisan 25mm F2」で検索して、やってきました。
カメラ・レンズ、パソコンなどもとても興味深いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
・・・神戸生まれで、小学4年生まで、住んでいました。両親も神戸生まれ、祖父母も神戸なので、神戸の写真・・・とても懐かしく感じます。
投稿: fujileica | 2024年5月15日 (水) 10時35分
fujileica様、始めまして、おはようございます。
さらにコメントありがとうございます。
ご覧の通り写真中心の雑文ブログですが楽しんで頂けたらと思います。
私はミラーレス機に乗り換えてから、レンズを楽しむ方向に代りました。
フィルムが高くなって手が出なくなった分、楽しむ方向が変わってきたわけです。その流れで中華マニュアルレンズにも手を染めてしまいました。(笑)中華レンズのレビューは他にも書いておりますので、よろしければ見てやってください。
神戸生まれだそうですが、当ブログに掲載している写真は神戸で撮ったものが圧倒的に多いですね、被写体は地産地消がスタイルになってます。
投稿: よもかめ亭主 | 2024年5月16日 (木) 06時48分