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2022年11月29日 (火)

大人の科学の「小さな活版印刷機」。

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数年前ですか、活版印刷が流行ってましたな。若いクリエイターやデザイナーがブームに火をつけたのでしょう。地元でも雑貨屋さんがワークショップを開催してて、家内が興味津々でしたけどね。
オジサンは印刷会社で働いていたので、何を今更活版印刷って感じでした、オジサンが入社した30年以上前にはすでに主流から外れ、廃れつつあった印刷方式でしたから、もう仕事は無かったですし、道具や鉛の活字セットは廃棄処分待ちで片隅に追いやられていましたからねぇ。
そんな活版印刷を見たことも聞いたことも無い、若い方たちにとってはかえって新鮮ってことなのかと。言ってみれば音楽聞くのに配信サービスじゃなくてわざわざアナログレコードをプレーヤーで聴くようなもんでしょうかね。(笑)

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活版印刷ってどんなものかというと、早い話がハンコよハンコ。「活字」という文字の彫ってあるハンコみたいなのを組み合わせて文章の版(組版)を作りそれにインクを付けて紙にペタンと押せば出来上がりって方式の印刷。版に紙を押し付けるときの圧力で、文字の形に紙が凹んだりするのが、温かみがあるとか言われて若い方に受けたようですな。
で、学研の大人の科学マガジン「小さな活版印刷機」は、実際の機械をそのままミニチュアにしたようなブツ。面白がって買ってみたものの、そのまま数年ほったらかし状態だったのを、やっとこさ組み立てて印刷してみました。(笑)

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組み立ては難しくはありません、ちゃんとネジ回しも付属してるし、プラモや工作好きならすぐ組み立てられるかと。思った以上によく出来てますから飾っておくのもいいかもしれませんな。
面倒くさいのはプラスチック製の活字を一文字づつ切り離してバリ取りしなくちゃいけないところ、活字数162文字分全部ですからね、ホント面倒。(笑)

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それが出来たら活字台にセットし、雑誌に綴じ込みの印刷用紙を名刺大に切って用意。付属のインクは黒だけですけど、水彩絵の具で代用可能なので違う色も面白いかも。印刷はインク台に敷いた吸い取り紙にスポイトで水を与え湿らせます。吸い取り紙もスポイトも付属しているので別に用意するものはありません。

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その上にインクを出してローラーで広げます。機械のハンドルを動かせば勝手に広がりますから特にややこしくはないですな。で、紙をセットしてハンドルを押し下げればインクの付いた活版に紙が押し付けられて印刷完成という流れ。さすがに圧力が小さいので紙が凹むところまでは行かないのが残念ですけどなかなか面白かったですよ。職場に置いてあった機械と同じ動きをする「小さな活版印刷機」が楽しかったですな。
失敗だったのは学研の大人の科学マガジンサイトに有る動画を先に見ておけばもっとスムーズだったかもってところ。なので興味のある方は先に動画を見てからがいいかと。(笑)

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