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2022年10月 9日 (日)

フィルムシミュレーションがある限り。

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アナログなダイヤル操作が心地よくて、オジサンのようなオールドカメラファンには一番しっくり来る「X-T30」、それとは正反対の今時の使い勝手とデザインで操作を楽しむというより、ガンガン写真を撮る道具って感じの「X-S10」、画質もレンズも抜群、コンパクトカメラって見た目とは裏腹な実力でお手軽撮影が楽しい「XF10」と、3種類の富士フィルムさんのカメラを使ってみて思ったのですけどね。
はっきり言って性格もテイストもバラバラ、操作に関するメニュー項目は同じだったりするところが結構ありますし、その操作も同じなのですけど、カメラそのもののダイヤルやボタンのデザインやレイアウト、役割の違いががそのまま使い勝手の違いに現れてますな。
なので使っていると戸惑うところやうろたえるところが結構あります。このあたりデジタルになって操作がややこしくなった部分なのですけど、慣れるしかありません。
この感覚ってEOSを使っていたときにはあまり感じなかった部分。キャノンさんってフィルム時代から操作に統一感があったと言いますか、キャノンを使ってきた人には、初めて手にした機種でも何となく分かるという感じがありました。ま、オジサンも若かったので頭が柔軟だったのかもしれませんけどね。(笑)
で、そんなこんなでテイストの違う富士フィルムさんのカメラの最大の特徴、デジタルカメラの画作りを担う「フィルムシミュレーション」は、カメラの発売時期によって搭載されている種類の違いはありますけど、ある意味統一感がありますな。富士フィルムファンになるかどうかって、結局フィルムシミュレーションの出来がイイからじゃないかといつも思うわけで。
機種は違えどオジサンのデフォルト設定はVelvia一択。長年メインで使ってきたリバーサルフィルムですからね、コレ以外の選択肢はありませんよ。ケミカルなフィルムとそれをデジタルでシミュレートしたものですから完全に一致するわけではありません、過去に比較撮影を記事にもしましたけど、方向性と言いますか、テイスト的にはとても良く出来ていると思っています。
なのでどんどん値上がりしていくフィルムにおいそれと手が出なくなっているオジサンには、フィルムのテイストをフィルムシミュレーションで楽しむのが今時といいますかもうそれしかできそうにない。
温存しているフィルムカメラを数えてみるとまだ十数台ありました、これ全部にフィルム入れて日常的に使うのは、現役の頃なら出来たでしょうけど今はもう無理。
レンズ交換式のカメラはマウントアダプターを介してレンズだけデジタルデビュー、オールドカメラから摘出したレンズを改造自作したレンズもいくつかあります。フィルム時代のオールドレンズとフィルムシミュレーションで「あの頃」を楽しむ方向にシフトしてますな。

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