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2022年10月22日 (土)

レンズ改造へのアプローチ。

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そもそもレンズ改造を思いついたのは、富士フィルムさんのミラーレス一眼X-T20を使いだしてからでした。
ミラーレスカメラの利点としてフランジバックと呼ばれる「マウント面から撮像面までの距離」の短さがあります。そのおかげでレンズマウントを変換するマウントアダプターを使えばオールド&クラシックレンズや他社製レンズも付けて楽しむことが出来るわけですな。
主要なレンズはほぼマウントアダプターが発売されていると言っていいぐらい、とても全容を把握できないぐらい多種多様なマウントアダプターがあります。オジサンも手持ちレンズ用のアダプターを揃えまくりましたからね。おかげで若い頃に使っていたレンズも全て使えますよ。
ただしレンズ交換できない組み込みタイプのカメラですと、分解し取り出して改造するしかありません。元々安いジャンクカメラを探してきては直して楽しんでいたので、分解工作には抵抗がありません、なのでレンズを改造してミラーレス機で使えたらって考えたのは自然な成り行きかと。(笑)
レンズはきれいなのにボディーが不調で使えないものも持ってましたので、そのレンズをなんとか出来ないかと思って、一番最初に改造したのがハーフサイズカメラ「リコーキャディ」に付いてたレンズ。
レンズの改造というと、ボディーキャップに穴を開けて組み込む方法が一番コストも掛からずやり易い方法だと思います。材質はプラスチックと言いますか硬質ビニールなので穴あけも簡単ですしね。
オジサンも最初その方法でアプローチするつもりだったのですけど、ボディーキャップですからロックがかからない、カチッと止まらないわけで。簡単に外れることはないとは思いましたけど、たまたま手持ちのマウントアダプターを眺めていて、これに組み込めたらもっとしっかりしたものが出来るのではって思って作戦変更。
ボディーキャップに組み込むにせよ、無限遠(∞)が出る位置にレンズを取り付けなくてはならないのは同じですから、ライカL39マウントをフジXマウントにするアダプターに組み込んだほうが見た目もイイですし丈夫、ジャンクで探してきたとは言え、きれいなレンズは長く使えるようにしたいですからね。

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初めてのレンズ改造でしたけど、思ったよりもうまく行ったのに味をしめて、その後ボディー不調カメラのレンズを取り出していくつか改造しました。
そんな改造レンズを使ってみて感じたのは、思った以上に素晴らしい写り具合のレンズだということ。改造して現代のデジタルカメラで撮ってみなければその事実は分からなかったことですから、カメラボディーやフィルムの性能がまだまだのせいで、本来の力を発揮できてなかったレンズもたくさんあったのだと思います。
反対に言えばそれだけすごいレンズが当たり前に付いてたってことでもありますから、レンズを取り出し最新のミラーレス機で使えるようにすることは意味があるなと。
防湿庫にはハーフサイズカメラの不調ボディーから取り出して改造待ちのレンズがいくつかあります。いつ工作にかかれるかは分かりませんけど、きっといい写りだろうなって想像してますよ。(笑)

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レンズのこと」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。酔匠と申します。
初めてコメントします。

私もキヤノンの35mmf2レンズよりも解像度などは劣りましたが写り自体は何とも味があって好きだった京セラ・スリムTのテッサーレンズを何とか富士のマウントで使えないものかと考えてますがなかなか良いアイディアが浮かびません。
工作に慣れていないというのもあって分解したらテッサー35ミリの息の根を止めてしまいそうで怖いです。
時折、ブログを覗かせて頂いていますがオールドレンズの有効利用という面白そうな記事につい反応してしまいました。
これからも楽しい記事をお願いします。

投稿: 酔匠 | 2022年10月24日 (月) 17時52分

酔匠様、初めましてこんばんは。
京セラ・スリムTは知らなかったので調べてみたのですけど、電子化が進んだ時代のAFコンパクトカメラのようですね。改造するにあたって絞りとピントがどのように制御されていたのか解明しないと、その部分を手動でコントロールできるように改造できないのではと思いました。ただこのレンズはそそりますね、なんとかしたくなるお気持ち、すごく良く分かります。(笑)

投稿: よもかめ亭主 | 2022年10月24日 (月) 21時19分

こんにちは
京セラ・スリムT良いですね
こちらが一番完成してる感じですね
懐かしい2008年の記事でした
http://fotoborse.blog.jp/archives/1922427.html

投稿: ネコスタ | 2022年10月26日 (水) 09時51分

ネコスタ様、貴重な情報ありがとうございます。
宮崎工学は知りませんでした。この改造レンズほどの完成度を求めなければなんとかなりそうですね。

投稿: よもかめ亭主 | 2022年10月26日 (水) 10時30分

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