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2022年10月

2022年10月30日 (日)

2度目の手術で右脚も人工股関節に。

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今年1月の左脚の手術に続き、右脚の手術で9月下旬から再び入院してました。
当然ながらブログを止めたくないので、入院日が決まった7月下旬からひたすら書きまくり、入院期間中の記事は掲載写真も用意し公開日時を指定して、いつも通りの週4回公開されるようにして入院しましたよ、全然気が付かなかったでしょ。(笑)
たかがオジサンのブログですから休んだところでどうってことはないのですけど、気持ちですよ気持ち。止めずに続けられるのならなんとか維持したいって気持ちですな。ま、ただのアホなオッサンかもしれませんけどね。(笑)
で、入院といっても人工股関節にするのが右脚になっただけで、内容は前回と全く同じです。ただ今回は曜日の関係で入院から手術まで1週間あった前回と違って2日後という短さ。ですけど事前の検査など、何をするか一度経験して勝手が分かっているのでスムーズでしたな。
で、手術当日は前回と同じく手術着に着替えて、点滴のスタンドを転がしながら手術室へてくてく。ここから先はドクターにお任せ。全身麻酔で気が遠くなって眠っている間に終わります。術後に名前を呼ばれてぼんやり目覚めたら別室で一晩経過観察という流れ。
翌朝麻酔から完全に覚めてるか確認、全身麻酔ですから胃も腸も止まるわけで、聴診器で動きが確認出来たら水を飲むところから始めるのですけどね、オジサン空気を読めなくて聴診器当てられる前に「ブッ」ってデカイ音の屁をこいてしまいました。屁が出るってのは腸が動いてる証拠ですから確認OKでそのまま水もゴクゴク飲んで、ご飯もモリモリ食べましたけど何とも無かったですな。(笑)
この時点では血圧測定や心電図の機械に点滴や排尿の管など身体中にいろんなものを付けられて動けないのですけど、飯食って大丈夫そうってなったらそういうのを外されて訓練病棟へ移されます。
で、すぐに歩行訓練、歩行器を使って自力でトイレに行く訓練がOKだったら排尿の管を抜いてもらえるのですな。オジサンこの管が慣れなくてホント嫌いでねぇ、なんだか気持ち悪いのよ。なのでコレが無くなっただけでホッとしました。(笑)
翌日の点滴が終わったらもう体に装着するものは無くなります。すぐに理学療法室で1日2回のリハビリ開始。退院できるかどうかはこれ次第、だけどこれも勝手が分かっています。なので通常のリハビリだけでなく、自主トレもやりまくりました。おかげでドクターの評価も良くて前回より12日も早く退院できましたよ。(^_^)v
これからの自主トレは街中徘徊と立ち飲みで熱燗、これもがんばらなくては社会復帰はおぼつきませんからね。(笑)

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2022年10月29日 (土)

フィルム時代の名機「ペンF」のレンズ。

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現代のデジタルカメラのペンFではありません、フィルム時代のハーフサイズ一眼レフカメラ「オリンパスペンF」シリーズ。
実に美しいデザインのカメラで、オジサンの持ってるのは1966年発売の2代目「ペンFT」。初代にTTL露出計とセルフタイマーを内蔵し、フィルム巻き上げが1回のレバー操作で出来るように進化した機種です。
ハーフサイズカメラ唯一のシステム一眼レフでしたから、交換レンズやアクセサリー類も充実していました。ハーフサイズカメラにどっぷり肩まで浸かっていた頃に出会って、レンズを探し回ったのも懐かしい思い出です。一番ポピュラーな標準レンズはたくさん販売されたので、程度の良いものが安く見つかりましたしね。

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持っているのは「G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5」「E.Zuiko Auto-W 25mm F4」「F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8」「E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5」の4本。明るい大口径やパンケーキレンズ、マクロレンズは当時からマニアやコレクター向け価格で手が出ないし、見つからないということで、比較的見つけやすいものばかりです。

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本来のペンFボディーより、今はマウントアダプターでX-T30やX-S10で使っていますよ。なぜかというと、フィルム代が高くなったのもありますが、ミラーレスカメラで使う方がペンFボディーで使うよりも遥かに使い勝手が良くなるのですな。
ペンFシリーズを使ったことがある方ならお分かりかと思いますが、そもそも独創性の塊みたいなペンFは、ファインダー構造も独特で、縦置きのミラーが捉えた像をプリズムで光路を曲げて導く仕組み、メーカーサイトには「ポロプリズムファインダー」って出てますけどね、覗くとホント暗いのよ。
特にTTL露出計内臓のペンFTは暗かったなぁ、開放F値の暗いレンズを付けてると、夕方になるとファインダーが暗くてピントのヤマが掴めないという。さらに老眼が進行してからはお手上げでしたな、全然見えなくてカメラの持ち出し率も低下、明るい屋外専用機でした。(笑)

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ところがこれをミラーレス一眼で使うとそんな欠点は関係なし、EVFは捉えた像を明るく表示してくれますからね、ピントのヤマもしっかり分かりますし、マニュアルフォーカスアシスト機能でさらにピント合わせが楽。
ま、60年代と現代ではカメラそのものが大きく変わりましたから、最新テクノロジーでオールド&クラシックレンズが息を吹き返すなんてのはミラーレスならではの楽しみ方といえますな。しかもペンFのレンズって付けてみるとカッコいいのよ。特にX-T30とは相性ピッタリだなって思います。

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唯一残念なのは、その当時の技術的なところで広角側のレンズラインナップが弱いところ、35mm換算で約28mmの「G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5」が一番広角なんて今時の目で見ると広角って感じじゃないですな。(笑)
今でも中古カメラ屋さんでペンFが並んでいると一緒にレンズの出物はないかなって探してしまいますよ。あるところにはあるみたいですけどねぇ。(掲載した街の写真はG.Zuiko Auto-W 20mm F3.5で撮影しました。)

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2022年10月27日 (木)

なぜF2レンズが用意されているのか。

富士フィルムさんのXマウントレンズが10周年ということで、新レンズだけでなく初期の古いレンズのリニューアルも進んでます、18mm、23mm、33mmでしたか全て開放F1.4の大口径レンズですな。
これからの高画素化と動画にも対応できる大口径の高性能レンズのようですが、その分デカくなって重くなって、お値段もお高〜くなってしまいましたなぁ。(笑)
こういうレンズって発売されるとレビューがすぐ登場しますな。そうそう簡単に買えないお高いレンズを、発売と同時に手にしたオレってスゴイだろ自慢なのですかね。そのレンズで写真を撮る撮らないは別にして、買ったことがイベントだったり、持ってることがステイタスになってる人、なんか腹立つ。(笑)
富士フィルムさんのレンズラインナップを見ていると同じ焦点距離で開放F値違いが用意されているレンズは5本あります。(原稿執筆時)F1.4とF2が用意されているのは18mm、23mm、35mm。F1.4とF2.8が用意されているのは16mm。F1.0とF2が用意されているのは50mm。当然ながら明るいレンズのほうがお高いわけで。
何で開放F値違いをわざわざ用意してくれているのかと言うと、オジサンのような貧乏人でも写真を楽しんでいただきたいという富士フィルムさんの優しい心遣いなのですなって…ウソですよ。でも50mmレンズのF1.0とF2は価格.comで4倍近い価格差なのを見てしまうと本当かもって考え込んでしまいますな。ウソウソ(笑)
実際のところは用途によって使い分けられるように用意されているわけで。開放絞り値だけがレンズの魅力ではありません。レンズ構成や絞り羽根の枚数、大きさ重さなど色々ありますからね。
なので明るいレンズばかりがもてはやされるのはいかがなものかと、使いこなしの難しい大口径レンズをやたら開放で、何でもかんでもボケてればイケてる写真って今時の風潮もやめてほしいですな。(笑)

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オジサンはF2のレンズを使っています、F1.4のレンズが買えなかったのかと問われれば「そのと〜り」としか言えません、実際高くて買えませんでしたからね。(笑)ただ現役の頃、大口径レンズを開放で使う場面てまずありませんでしたし、プライベートでも絞り開放ってお遊びで撮る場面ぐらい。
ボケ具合なんてのはレンズの画角、被写体と背景前景との距離、それをどれぐらいの位置から撮るかで変わってきます。どんな背景かによっても変わりますからねぇ。
どれだけボケてほしいかってのは明確な意図があってのことだと思うので、大口径レンズの方がその幅が広がるのは分かりますけど、それがどれだけ必要かってところや撮影頻度を天秤にかけてみれば、お高い大口径レンズが本当に必要かってことでF2レンズで十分だと判断しました。
小さく軽いですから機動力もアップ、軽快に持ち歩けて負担にならないレンズこそ神レンズ、撮るのが楽しくなりますからね。
なので富士フィルムさんがF2レンズを用意してくれているのは、単焦点レンズに力を入れている現れと言いますか、レンズを使う楽しさ、選ぶ楽しさを分かってくれているからだと思いますな。(笑)

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2022年10月25日 (火)

ジャンクカメラも少なくなったけど。

フィルムカメラがまだまだ元気だった頃、中古カメラ屋さんに並ぶ程度や状態の良いクラシック&オールドカメラはまだ値打ちがありましたから、なかなか買えませんでしたな。なのでジャンクカメラを探すのが楽しみでした。あの頃はジャンクと言いながらきちんと清掃するだけで使えるものも多かったですからね。
デパートで中古カメラ市が開催された時は、ジャンクワゴンセールに走って駆けつけたりしてましたなぁ。まとめてたくさんのジャンクカメラが手に入りましたから争奪戦でしたよ。もちろんジャンク以外のちゃんとしたカメラも時々買いましたよ。(笑)

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今はジャンクどころかフィルムカメラ自体がどんどんお隠れになって、中古カメラ屋さんもデジタルカメラと、お金になるライカ様ばかりで楽しくなくなりましたな。
ただそういうお店から無くなったとは言え、大衆向けカメラのジャンクはリサイクル系のショップで格安で見つかったりします。ネットで検索をしてみるとハードオフなどで見つけてきているのが多いですな。オジサンもバスで行けるところにハードオフがあるので、お出かけついでに掘り出し物探しをしますよ。
ただそのお店はあまりカメラ関係は多くないので「やったぜラッキー」なものとは出会えたことが無いのですけどね。そう思うと東京は人口も店も多いですから掘り出し物も多いようで、地方にいると羨ましいですな。(笑)
ま、ハードオフでジャンクカメラを探すにしても、直して使うにはフィルム代が高くなりましたから、ボディーがダメになったカメラからレンズを取り出して、ミラーレス用に改造、レンズだけデジタルで延命してもらう形の改造になるかと。大衆向けカメラでもレンズが素晴らしいカメラってたくさんありましたからね。
なのでネットで修理やレンズの改造をしている動画やブログを見ていると触発されるものがありますな。同じように動画を撮って、オジサンもYouTuberの仲間入りしようって意味では無いですよ、工作魂の方ね。(笑)
だけどこの手の動画って見てると危なっかしいどころか、思わず画面に向かって「やめなさい」って言いたくなるような、カメラ修理でやってはいけないことを平気でやってるのもありますな。
「ネジが固着して動きません」っていきなりCRC556をプシュ~なんてのや、モルトプレーン(遮光スポンジ)の貼替えで劣化したモルトをマイナスドライバーでガリガリ擦り落として塗装はハゲハゲ、地金も傷だらけにしてたり、ネジ山なめて潰してたり、カニ目レンチで傷だらけなどなど、書き出すとキリがないですよ。
さらになんでも接着剤やグルーガンでくっつけて修理や改造してしまう処置方法もどうかと思いますねぇ。で、上手くいったぜってドヤ顔してたりするわけで。チャレンジ精神は買いますけど「良い子の皆さんは真似しないでください」ってテロップ入れて欲しいですな。
できることなら古いカメラのために、最低限の修理分解作法をプロの修理人の方が動画にして後世に残してくれればって思います。(笑)

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2022年10月23日 (日)

センサーがプルプル動いてるのが不安。

カメラの機能の進化って、失敗しがちなところや初心者には敷居の高い部分を、いかに自動化するかだったと思います、オジサンがカメラを始めた頃は自動露出を各社競い合ってた時代でしたなぁ、いろんな呼び名の測光方式がカタログでセールスポイントになってたりしましたけど、露出計を使ってる身にはただややこしいだけだったような。(笑)
世界初のオートフォーカス一眼レフシステム「ミノルタα7000」が登場した時も画期的でした。正直言ってまだまだ使えねぇって印象で、こんな遅いオートフォーカスなら手でピント合わせをした方が速いって思いましたからね。(笑)
だいたい最新テクノロジーって出てきた当初は話題になっても良く言われないのよ。ところが手ぶれ補正内蔵のレンズが登場したときは、ファインダーを覗いた瞬間スゴイって思いましたな。キャノンEOS用の交換レンズ「EF75-300mmF4-5.6IS USM」でした、スグ買いましたよ。
今思えば何とものどかな手ぶれ補正でしたけど、シャッター半押しするとジャイロの振動が手に伝わってきて、ファインダー像が必死で止まろうとするので船酔いみたいな感覚でしたな。
手ぶれ補正搭載レンズは画期的でしたが、デジタル一眼レフでボディー側に手ぶれ補正を搭載したのは「コニカミノルタ α-7 DIGITAL」が最初だったそうで、その後ソニーになっても受け継がれていきましたな。
キヤノンはレンズ内手ぶれ補正にこだわっていたのか、オジサンがEOSを使っていた頃にはボディー内手ぶれ補正の機種は無く、恩恵には預かれませんでした。
その後富士フィルムに乗り換えてボディー内手ぶれ補正を搭載したX-S10を買ってしまったわけですけど、オールド&クラシックレンズでも手ぶれ補正が有効になるのは画期的でしたよ。
持ってる中で一番望遠な1980年代のレンズ「テフノン75~300mm F5.6」はAPS-Cカメラに付けると焦点距離が112~450mmになるのですけど、しっかり補正してくれましたな。(笑)

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ただ不安もあって、ボディー内手ぶれ補正ってセンサーを動かして補正をするので、宙に浮いたような状態で取り付けられているのですな。レンズを外して覗き込みながらボディーを振るとプルプル揺れているわけで、電源を入れると止まります。
なのでセンサークリーニングは電源を入れた状態でやらないといけないのですかね、なんだか怖いのでサービスセンターでやってもらうほうが良さそうですな。
さらに耐久性の問題も。バッグにしまって歩いているときもずっとセンサーが揺れているのって大丈夫なのかと思うわけで。その辺りクリアして製品化しているはずなので問題は無いでしょうし、ネットで調べても故障事例は出てこなかったので大丈夫とは思いますけど、プルプル揺れてるセンサーを見てしまってからプチ不安になっています。(笑)

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2022年10月22日 (土)

レンズ改造へのアプローチ。

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そもそもレンズ改造を思いついたのは、富士フィルムさんのミラーレス一眼X-T20を使いだしてからでした。
ミラーレスカメラの利点としてフランジバックと呼ばれる「マウント面から撮像面までの距離」の短さがあります。そのおかげでレンズマウントを変換するマウントアダプターを使えばオールド&クラシックレンズや他社製レンズも付けて楽しむことが出来るわけですな。
主要なレンズはほぼマウントアダプターが発売されていると言っていいぐらい、とても全容を把握できないぐらい多種多様なマウントアダプターがあります。オジサンも手持ちレンズ用のアダプターを揃えまくりましたからね。おかげで若い頃に使っていたレンズも全て使えますよ。
ただしレンズ交換できない組み込みタイプのカメラですと、分解し取り出して改造するしかありません。元々安いジャンクカメラを探してきては直して楽しんでいたので、分解工作には抵抗がありません、なのでレンズを改造してミラーレス機で使えたらって考えたのは自然な成り行きかと。(笑)
レンズはきれいなのにボディーが不調で使えないものも持ってましたので、そのレンズをなんとか出来ないかと思って、一番最初に改造したのがハーフサイズカメラ「リコーキャディ」に付いてたレンズ。
レンズの改造というと、ボディーキャップに穴を開けて組み込む方法が一番コストも掛からずやり易い方法だと思います。材質はプラスチックと言いますか硬質ビニールなので穴あけも簡単ですしね。
オジサンも最初その方法でアプローチするつもりだったのですけど、ボディーキャップですからロックがかからない、カチッと止まらないわけで。簡単に外れることはないとは思いましたけど、たまたま手持ちのマウントアダプターを眺めていて、これに組み込めたらもっとしっかりしたものが出来るのではって思って作戦変更。
ボディーキャップに組み込むにせよ、無限遠(∞)が出る位置にレンズを取り付けなくてはならないのは同じですから、ライカL39マウントをフジXマウントにするアダプターに組み込んだほうが見た目もイイですし丈夫、ジャンクで探してきたとは言え、きれいなレンズは長く使えるようにしたいですからね。

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初めてのレンズ改造でしたけど、思ったよりもうまく行ったのに味をしめて、その後ボディー不調カメラのレンズを取り出していくつか改造しました。
そんな改造レンズを使ってみて感じたのは、思った以上に素晴らしい写り具合のレンズだということ。改造して現代のデジタルカメラで撮ってみなければその事実は分からなかったことですから、カメラボディーやフィルムの性能がまだまだのせいで、本来の力を発揮できてなかったレンズもたくさんあったのだと思います。
反対に言えばそれだけすごいレンズが当たり前に付いてたってことでもありますから、レンズを取り出し最新のミラーレス機で使えるようにすることは意味があるなと。
防湿庫にはハーフサイズカメラの不調ボディーから取り出して改造待ちのレンズがいくつかあります。いつ工作にかかれるかは分かりませんけど、きっといい写りだろうなって想像してますよ。(笑)

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2022年10月20日 (木)

立ち飲み百景68 百の景色までは、まだまだ。(笑)

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このブログを読んでくださる方々からよく「あの立ち飲みの話のシリーズのやつ、オモロイね」とお褒めいただくのですけど、いや〜あの〜基本的に写真とカメラのブログなんで、どっちかというと、そちらに力を入れているつもりなのですけど〜、なんで「立ち飲み百景」なのでしょうかね。(笑)って笑ってる場合じゃないですな。
ま、「立ち飲み百景」を面白がってくれるのは、行きつけの立ち飲みで会う方がほとんどなのでそうなっちゃうのかもしれません、これが行きつけの写真屋さんだったら、もっと写真やカメラの記事を面白がってくれるのかもしれませんけどねぇ。(笑)
で、大好きな立ち飲み、現役の頃は仕事帰りに必ず立ち寄ってました、ほぼ皆勤賞でしたよ。週に何日かは休肝日って方もおられましたけど、オジサンは毎日飲んじゃってました。なのでお店の定休日が休肝日。(笑)
若い頃は数軒はしごしたり、何軒かの行きつけのお店があったのでまんべんなく寄り道してましたけど、長年飲んでますとだんだん的が絞られると言いますか、例えば同じ立ち飲み酒場でも一人で行くのが楽しいお店と、連れがいる方が楽しいお店なんて違いがあって、年齢とともにお一人様が楽しくなって足が遠のいたお店もありました。
よく行ってた料理のクオリティーがスゴイ立ち飲みは、一人で行くと色々食べられないので全然楽しめません。ところが連れがいるとアレコレ注文できるしお酒も進みます。なので酒場のコンセプトと言いますか、立ち位置に合わせたメンツを揃えて行かないと、楽しめないのが面倒くさくなって足が遠のきました。(笑)
そういうお店はどちらかと言うと新しいタイプの立ち飲みでしたな、立ち飲みと言うより料理自慢の居酒屋の椅子無しバージョンという感じ。なので一人客より2〜3人連れが多くて、お隣のお客さんと意気投合なんてのはまずありません。
対して昔ながらの角打ちと言いますか立ち飲みは、お一人様が多くと言うかほとんどなので、連れ立って入ってくるお客さんはほぼいませんし、お店によっては断られます。
基本的に誰にもじゃまされず一人でお酒を楽しむのがコンセプト、なのでいつもお見かけする常連さんと、何かのきっかけで世間話が弾むなんてのはありがちな景色なのですな。
その辺りが心地よいと感じるかどうかが、楽しさの分岐点なのですけど、オジサンはそれこそが立ち飲みの醍醐味だと思っています、なんだかそんなのが肌に合うなぁ。(笑)
最近は立ち飲み以外で人に合うことが無くなってますから、そこでの世間話が「立ち飲み百景」のネタになってます。よく行くのは2軒だけ、どちらもお一人様がほとんどの立ち飲み酒場なのでネタの宝庫。立ち飲み百景ですから百の景色を記事に書きませんと、なので今から取材に行ってきます。(笑)

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2022年10月18日 (火)

オートフォーカスじゃなければ、レンズは小型軽量。

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国産、海外メーカーを問わず、交換レンズ方面のニュースはにぎやかな気がしますな。それを牽引しているのは次々レンズを出してくる中華メーカーではないかと。
レンズ交換の出来るカメラにレンズの選択肢が増えるのは大歓迎「こんなん、ナンボあってもエエですからね。」(笑)そんな話題のレンズ、買う買わないは別にして、もし自分が使うとしたらってところを基準にして眺めていると楽しいですな。
レンズ選びってその辺りがユーザーのこだわりが反映される部分でもありますからね。レンズの性能やスペックだけではない部分と言いましょうか、撮影スタイルを考えたトータルなバランスの部分ですな。
レンズ好きって優柔不断なところがありますから、最新の高性能なレンズには辛口の評価や採点をするのに、オールド&クラシックレンズには欠点も味わいなんて許してしまうところがあります。(笑)
オジサンも純正レンズの間違いのない写りに、もうこれだけで十分って思いながらも、激安中華レンズに手を染めてしまったり、マウントアダプターでオールドレンズを引っ張り出してきたりしてますからね。
その辺りのこだわりは写真&カメラに目覚めた時期も影響するかもしれませんな。オジサンが写真を始めた頃はオートフォーカスなんて無かったですから、それが絶対必要とは思わないのですな、さらに普段撮ってるのが街の写真なので絞り込んだり、パンフォーカスで撮ったりすることが多いせいもあります。なのでレンズを選ぶ場合もその辺りを考えたチョイスになってしまいますね。
まず歩き回るので軽量コンパクトは重要な要素、それと街歩きの際の視野に合った焦点距離と言いますか画角のレンズ。ズームレンズは便利ですけど自分が動かず、ズームリングを回して構図を決めてしまいがちなのが安易な気がしてねぇ。主に広角〜標準系レンズを使うことが多いので、気に入った画角の単焦点レンズの方が撮ってる楽しさがあるわけで。
ただ、今年に入って相次いで発売&リニューアルされた富士フィルムさんの単焦点レンズはどれもデカイですなぁ。サードパーティーから出ている各社マウント対応のオートフォーカス単焦点レンズも、明るく高性能だけど大きなのが増えているように思います。
それに対してオートフォーカスじゃなければ小型ですな。中古カメラ屋さんに並んでいるライカマウントのオールドレンズって小さなのが多いでしょ、あれでフルサイズをカバーできてるわけですからね。それと比べるとコンパクトと言ってもオートフォーカスレンズはそれなりの大きさ、モーターや電子回路を入れなくてはなりませんからねぇ。(笑)
昔はピント合わせはカメラ作法の基本でしたから、オートフォーカスに頼らず、あえて自分でピント合わせするのはいかがですか。ミラーレス一眼もファインダーのクオリティーが上がって十分ピント合わせに使えますし、アシスト機能もありますからね。オートフォーカスでなければ小さくて個性的なレンズがいっぱいありますよ。

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2022年10月16日 (日)

61年前の実力者、リコーキャディのレンズ。

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フィルムファンの方ならハーフサイズカメラって聞いたことがあると思います。35mmフルサイズの半分のサイズで撮影するのでハーフサイズ。
1959年発売の「オリンパスペン」の人気により、カメラメーカー各社が参入してハーフサイズカメラブームが起こりました。その頃発売されたカメラは個性的なのが多かったですな。オジサンもたくさん持ってましたよ。
ジャンク品を激安で買ってきて、自分で直して撮って楽しんでましたな。(笑)直したとは言え素人修理ですから、動かなくなるものもありました。
富士フィルムさんのミラーレス一眼を使いだして、マウントアダプターで手持ちの古いレンズが使えるのに味をしめて、動かなくなったジャンクカメラからレンズを取り出して改造したのが始まり、今までに5本改造しました。
少し前に書いた「62年前の神レンズ、ペンSのD.Zuiko 3cm F2.8。」って記事で書きましたが、改めてオールドレンズの実力を再認識したわけで。なので記事の中で告知した「リコーキャディ」というハーフサイズカメラに搭載されていたレンズをXマウント用に改造したのを今回持ち出して撮ってみました。

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「リコーキャディー」は1961年発売、翌1962年に発売され未来的なデザインで人気になったリコーオートハーフとは対極の地味カメラ、ハーフサイズブームに乗り遅れまいと慌てて出した感ありありのカメラでしたけど、レンズが素晴らしかったのですな。
焦点距離は25ミリ(35ミリ換算で約36ミリ)でオジサンの好きな「XF23mm F2 R WR」に近くて実にシャープ。ペンSのレンズと同じく、距離リングには2mと5mにクリックストップがあって人物を撮る時は2mに、スナップや風景を撮るときは5mに合わせて、絞りをF5.6かF8ぐらいに絞ればピンぼけにならずに撮れるという仕組み。

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オジサンの街歩きなら2mに合わせておけば路地ではピント合わせは要りませんでした。広い商店街などでは5mに合わせておけばOK、パンフォーカス撮影ですからピント合わせなんて無いわけで当然AFよりも速い。(笑)
ミラーレス一眼に付けられるように改造しているので、元の「リコーキャディ」に付いていた時には出来なかった、絞りを開放F2.8で背景をぼかした撮影も出来ます。だけど絞り形状は四角形、絞り羽根4枚ですから当然ですが美しいボケなんて期待できません、やらないほうがいいですな。しっかり絞り込んで隅々までシャープでピントもバッチリってのがこのレンズの持ち味かと。(笑)

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で、さっそく街歩きしてみました。口径も小さく、パンケーキレンズのように出っ張りも少ないこのレンズでサクサク撮ってると、デカイ重いレンズはただの体力消耗品だなって思いますな。まるでコンパクトデジカメで撮ってるような感覚といいますか、バツグンの機動力でしたからね。(笑)

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2022年10月15日 (土)

お仕事用レンズは意外と少ない。

現役の頃、仕事で使っていたレンズはそんなに多くありませんでした。100mm F2.8マクロと24mm、45mm、90mmのアオリレンズを商品撮影やイメージ撮影メインで。16-35mm F2.8、24-70mm F2.8、24-105mm F4、70-200mm F4のズームレンズは取材の際によく使ってましたね。
圧倒的に使用率が高かったのが100mm F2.8マクロ、カメラメーカーのカタログに出てくるような花や昆虫の作例写真のような使用場面は仕事ではまずありません、チラシやカタログに掲載される商品の撮影、いわゆるブツ撮りには欠かせないレンズとして使ってました。
自然なパースペクティブと適度な遠近感で歪み無く撮れるところと、ガッツリ寄れるのが物撮りに適しているのですな。衣料品の生地モコモコ感をアップで撮ったり、サプリメントの錠剤なんて小さなものから、調理器具のセットをズラリ並べた集合写真まで、スタジオ業務には一番必要&活躍してくれたレンズでした。開放絞りF2.8で使うことなんてほぼ無し、F16以上にガッツリ絞り込んでましたな。(笑)
アオリレンズはピント位置のコントロールが必要な場面で出番が多かったレンズでした。テーブルにたくさん並んだ料理を手前から奥までピントが合った状態で撮るとか、ソースやシロップをかけてる部分だけピントが来てるなんてシーンを撮るのに活躍してましたよ。
ズームレンズをスタジオ内の撮影で使う頻度は低かったですけど、お店でのメニュー撮影などにマクロレンズと共に持っていってましたな。引き場の無い所で活躍してました。(笑)
よく言われる「大三元」なんて広角、標準、望遠域までカバーする、開放絞りF2.8通しのズームレンズ3本の組み合わせがありますな。有名写真家のセンセイなんぞが、それで撮った写真を載せてる「見たらヤバイ」サイトや動画もたくさんあります。
そういうのを見て物欲に火がつくのでしょうか、アマチュアでも持ってる方多いみたい。そこまでのレンズが必要かというより、その装備を持ってる安心感も購入動機なのかと。
明るいだとか大口径って言葉はレンズ好きにとっては聞きたくないそそるキャッチコピーなのはオジサンもよ〜く分かりますよ、ですけど実際の現場ではF2.8で使うことなんてまずありませんでしたな、たいてい少し絞り込んで撮ってました。広報関係の仕事ですと状況が分かるようなのを求められる事が多かったですから、背景ボケボケが喜ばれるってわけじゃない。(笑)
なのでそれよりも暗いF4通しだけど、その分小型軽量なレンズの方が取り回しは楽で機動力がありました。なにしろカメラバッグ担いで両肩にレンズ付きボディーを提げて走り回らなくてはなりませんでしたからね。
知り合いのカメラマンも大体同じような装備、使ってるカメラのメーカーが違えど、同じ焦点距離やスペックのレンズが仕事の現場では求められてたのですな、なのですごく地味。純粋に写真を楽しんでいるアマチュアの方のほうが個性的なレンズをたくさん持ってると思いますね。(笑)

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2022年10月13日 (木)

写真&カメラの作法って十人十色。

写真の撮り方やカメラの扱いについて、押し付けがましく指南してくる人が昔は多かったような気がします。
いずれも若い頃の話ですが、街中で三脚立てて撮ってたら話しかけてきたお年寄り、使ってたキヤノンのカメラを、そんなオモチャじゃ写真は撮れないからニコンにしなさいだって。(笑)写真展をやった時「習作まがいの写真を撮ってる君が心配だ」って説教して帰っていったおっさん、ホント大きなお世話でした。(笑)
今時はそういうお節介な写真&カメラ愛好家はもう居ないでしょうけど「こうあらねばならない」ってのを自信を持って押し付けてくるのは迷惑以外のナニモノでもありませんな。とはいえオジサンも知らず知らずの内に押し付けているかもしれません、ややこしいジジイにならないように気を付けなければ。(笑)
ま、オジサンが写真&カメラに関して長年やってること、習慣になってることって何かなと考えてみるとそれなりにありそうですよ。まずレンズに保護フィルターを全く付けません、昔ある写真家が保護フィルターとはいえ、余計なガラス越しに撮ってることになるって言ってたのを見て「その通〜り」って思ってからフィルター無し、それで傷がいったりしたことは一度もありませんよ。
その代わりレンズフードはしっかり装着、有害光線のカットだけじゃなくレンズ保護にもなりますからね。連結して延長できるメタルフードや、折り畳めるラバーフードは、専用フードがまず見つからないクラシックレンズのお供として手放せませんな。そもそも機材を過保護に扱うのが嫌いなので専用ケースなども使いませんし、カメラバッグのクッション材も最小限にして使ってました。(笑)
フィルムはリバーサルがメインだったので、仕上がりをチェックしてOKカットをマウント、それ以外は潔く捨ててました。
失敗カットもちゃんと置いておくべきって意見の友人と論争になりましたけど、失敗したダメカットを置いていても見ないし、そんなのは振り返りにも勉強にもならないって考え方なのですな、同じシャッターチャンスなんて無いですから、その現場でちゃんと撮れなかったのはそこで終わりってこと、これはデジタルになっても同じです。(笑)
デジタルになって一番の利点はその場で確認できることですけど、それもやりませんな、いちいち背面液晶モニター見ない。撮るたびに確認してたらリズムが狂います。ミラーレスを使うようになって、ファインダーに露出やホワイトバランスを反映した表示ができるようになってますから撮る瞬間に確認、撮ったら見ないで次の撮影ってテンポで撮り歩いてます。
で、その時に目を引いた景色や、感動したものが希望通り撮れたらもうそれで本日終了、いつもの立飲みで祝杯って流れ。ただ納得するまでその場で撮ってます。構図違いで同じものばかりいっぱい写ってることも多いですな。
何しろシャッターチャンスは一度きり、目の前のシーンは今しか撮れないし、それに感動したのなら徹底的に納得するまで撮るべきかと、そこで燃え尽きたらいい写真日和だったと思えますからね。で、後の一杯が旨いのよ。(笑)

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2022年10月11日 (火)

LightroomとPhotoshopが重いけど。

普段画像の管理と処理に使っているのはLightroomというソフト。Adobe Creative CloudのフォトプランなのでLightroomだけでなくPhotoshopも使えるというのがイイところ。
キャノンさんのEOSを使っていたときはRAWで撮って現像処理って流れだったので、両方使えるのにすごく値打ちを感じていましたな。もちろんEOSシリーズに付いてくるキャノン純正ソフトも併用してました、これは仕事の現場でも同じで、撮影後のデータを納品データにするために毎日ガッツリ使ってましたよ。(笑)
EOSデジタルを使いだして一番の不満が空や緑の色合いでした、リバーサルフィルムの感じとは程遠くてガッカリだったのでRAWで撮ってLightroomで処理するようになったわけで、最終的にPhotoshopで仕上げるという流れに落ち着いたのですな。そのために軍資金の許す限り爆速のパソコンを自作しましたし、それはそれで楽しかったですよ。(笑)
で、その時爆速だった自作パソコン2号機も気が付けば8年目突入、マザーボードの故障で載せ替えをしましたけどCPUは変わってないので能力的には同じまま。Windows11のスペックは満たしてませんし、いつまで使えるかは分かりません。なのでその影響がじわじわ出てきてます。
ま、使ってらっしゃる方なら身にしみてご存知だとは思いますけど、Adobeのソフトってどれもこれもデカイ重いのばかり。高スペックのパソコンではサクサク動きますけど、そうじゃないパソコンでは一気にもっさり、さらにバージョンアップの度にどんどん重たくなっていく印象がありますな。ソフトの起動ですら遅くてイライラしますからね。
オジサンの場合Photoshopがそう、最新バージョンは立ち上がりますけど写真を開くと必ずフリーズもしくは落ちます。なので安定していたPhotoshop2021に戻しました、オープニング画面がフラミンゴのやつね。(笑)さらに最新版に勝手にバージョンアップする設定もOFF、これで安心かと。(笑)

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Lightroomはまだ快適に使えてます、これはオジサンの写真ライフの変化もあったかと。まず大きいのが富士フィルムさんに乗り換えてからはJPGがすごく綺麗なので、RAWで撮らなくなってJPG撮って出しがデフォルトになったこと。
なので負担のかかる現像処理が皆無、さらに色調や明るさなども全然いじらなくなったので、画像処理って言葉が死語になりつつあるという。そうなるとPhotoshopも使わなくなってますな、長らく立ち上げてない。
Lightroomは現在5万6千点の写真が入ってますけどJPGデータだと遅くはないですな、起動に少し時間がかかるようになったぐらいで、ブログ掲載写真を選ぶのもサクサクですからね。じわじわ非力になりつつある自作パソコンでも、重たい処理が無いと遅さを感じないわけで。これならまだ当分大丈夫って感じで使ってます。(笑)

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2022年10月 9日 (日)

フィルムシミュレーションがある限り。

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アナログなダイヤル操作が心地よくて、オジサンのようなオールドカメラファンには一番しっくり来る「X-T30」、それとは正反対の今時の使い勝手とデザインで操作を楽しむというより、ガンガン写真を撮る道具って感じの「X-S10」、画質もレンズも抜群、コンパクトカメラって見た目とは裏腹な実力でお手軽撮影が楽しい「XF10」と、3種類の富士フィルムさんのカメラを使ってみて思ったのですけどね。
はっきり言って性格もテイストもバラバラ、操作に関するメニュー項目は同じだったりするところが結構ありますし、その操作も同じなのですけど、カメラそのもののダイヤルやボタンのデザインやレイアウト、役割の違いががそのまま使い勝手の違いに現れてますな。
なので使っていると戸惑うところやうろたえるところが結構あります。このあたりデジタルになって操作がややこしくなった部分なのですけど、慣れるしかありません。
この感覚ってEOSを使っていたときにはあまり感じなかった部分。キャノンさんってフィルム時代から操作に統一感があったと言いますか、キャノンを使ってきた人には、初めて手にした機種でも何となく分かるという感じがありました。ま、オジサンも若かったので頭が柔軟だったのかもしれませんけどね。(笑)
で、そんなこんなでテイストの違う富士フィルムさんのカメラの最大の特徴、デジタルカメラの画作りを担う「フィルムシミュレーション」は、カメラの発売時期によって搭載されている種類の違いはありますけど、ある意味統一感がありますな。富士フィルムファンになるかどうかって、結局フィルムシミュレーションの出来がイイからじゃないかといつも思うわけで。
機種は違えどオジサンのデフォルト設定はVelvia一択。長年メインで使ってきたリバーサルフィルムですからね、コレ以外の選択肢はありませんよ。ケミカルなフィルムとそれをデジタルでシミュレートしたものですから完全に一致するわけではありません、過去に比較撮影を記事にもしましたけど、方向性と言いますか、テイスト的にはとても良く出来ていると思っています。
なのでどんどん値上がりしていくフィルムにおいそれと手が出なくなっているオジサンには、フィルムのテイストをフィルムシミュレーションで楽しむのが今時といいますかもうそれしかできそうにない。
温存しているフィルムカメラを数えてみるとまだ十数台ありました、これ全部にフィルム入れて日常的に使うのは、現役の頃なら出来たでしょうけど今はもう無理。
レンズ交換式のカメラはマウントアダプターを介してレンズだけデジタルデビュー、オールドカメラから摘出したレンズを改造自作したレンズもいくつかあります。フィルム時代のオールドレンズとフィルムシミュレーションで「あの頃」を楽しむ方向にシフトしてますな。

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2022年10月 8日 (土)

どれだけ撮っても上手にならない。(笑)

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カメラと写真は大好きですから長年続いておりますし、普通の人よりはカメラを持ち歩く頻度も高く、カメラで撮ることがほぼ100%なのですけど、撮る量と撮るもののバラエティーさを見てみると、スマホを持ち歩いている人の方が、圧倒的に色々なものをたくさん撮っているでしょうな。
何しろいつでもどこでも、お手軽簡単に、思った以上のきれいな写真が撮れるのですから、スマホで撮るのが今時の日常、カメラで撮るのは特別なことになっています。(笑)
街中でも買ったものを片手に持って、お店をバックにスマホで撮ってたり、飲食店では食べる前にスマホで撮るのが儀式みたいになってる方が必ずいますしね。イベントではスマホを持った観衆の手がニョキニョキ立ってますな。(笑)
これカメラだったら撮らないと思います、スマホだから気兼ねなく撮れるわけで。本来はカメラの役目だったはずですけどねぇ。カメラメーカーの考える手軽なカメラと、写真が撮りたいだけの人の望んでいたカメラとのギャップがカメラとスマホの勢力地図に現れてます。世界中で撮られている写真を調べるとスマホ写真が1位だそうで、いまさら聞かされなくても世の中見れば分かりますよ。(笑)
オジサンはスマホは持ってませんし、それと似たipod touchやipadで撮ることもありません、カメラが持ち込めないなどの緊急事態の場合は仕方ないですけどね、なので入院中はカメラ触れなくてストレスでしたな。(笑)
カメラとは長年のお付き合いなので、写真はカメラで撮る、もしくは撮りたいというのがオジサンにとっては日常、出かける時はカメラを持って出ることが当たり前ですし、撮るのならイイ写真を撮りたいって思いはいつもありますよ。ところがどれだけ撮っても写真って上手になりませんなぁ。最近つくづくそう思います。(笑)
撮ってきた写真を見ても、納得いかないのを除けていくと大して残りませんからね、ヒット率は低いかと。長くやってるからそれなりの数は残りましたけど、若い頃の写真を見返すと下手くそすぎて笑ってしまいますな、今も上手なわけじゃないですけどね。
写真ってある程度の物量を撮らないと見えてこないところと言いますか、分からない部分ってあると思います。たくさん撮るというのは写真を理解する方法として、昔から言われてきたことですけど、たしかにそうだと思いますね。
納得の1枚はどれだけの写真を撮ってのこの1枚だったのかってこと。10枚撮った中の1枚と1000枚撮った中の1枚では意味も質も違いますから。そう思うと残したい写真のヒット率が低いのは、まだまだ撮れってことなのかと思っています。(笑)

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2022年10月 6日 (木)

動画はやっぱり興味が無いなぁ。(笑)

新しいカメラが発表になると、専門サイトで前機種や他社の機種とのスペック比較なんて記事が上がりますな。見ててスチル写真に関するスペックは頭に入ってくるのですけど、動画に関するものは知識が無いので全然入ってこなくて分かりません。(笑)
そもそも興味が無いから知識も無いわけで、動画も撮れるようになった方がいいのかなって、プロの動画クリエーターが優しく解説してくれているのを見たりはしたのですけどねぇ、覚えているのはその時だけ、すぐ忘れちゃうという。
デジタルカメラでちゃんとした動画を撮ったのは一体いつだったかと記憶をたどると、大学生の甥っ子がまだ幼稚園の時の誕生日の動画が出てきました、じいじとばあばに囲まれてごちそう食べてるやつねって何年前やねん。(笑)まともなのは唯一それだけでしたな。
富士フィルムさんのミラーレス機に乗り換えたときに、試しに公園の桜を撮った記憶はあるのですけど、動画が残ってないところを見ると、つまらなかったので消したのでしょうなぁ。(笑)
動画は動画でももっと古い8mmフィルムが実家から出てきました。子供の頃父親が撮ってくれたやつ。父親は写真より8mmムービーが好きだったみたい、だけど8mmカメラと映写機が見当たりませんな、どこかにあると思うのですけど。

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動画を見るのは好きなのに、じゃあ撮ってみようかって気持ちにならないのはなぜでしょうね。やっぱり1枚の写真に魅力を感じるし、好きだからってところもあるかと。いいシーンに出くわして、写真は撮っておきたいって気持ちにはなるというか、とっさにカメラを構えるのに、それを動画でも撮っておこうって気持ちが全然わかないという。
根本的に興味が無いと言いますか、面白さを感じないからやらないのでしょうな。動画ってどこにピントを合わせたらいいのかよく分かりませんし、全体の構成が頭の中に出来てないと、カメラもうまく動かせないでしょうしってそんなレベルの知識しかないのでビビってるだけかもしれませんな。(笑)
プロカメラマンの動画配信やブログを見ていると、最近は写真だけじゃなく動画も撮れなきゃダメなようで、それに適した機材のレビューなどがよく上がってます。カメラだけでなく、LED定常光ライトや、ジンバル、三脚などスチル写真とは違う機材が必要になってきますからね。
仕事で引き受ける以上中途半端なことは出来ませんから、カメラマンのセンスだけでなく知識も必要でしょうし、道具にもお金がかかるでしょうから大変ですなぁ。4Kや8Kなんてのを撮るにはメモリーカードもそれ対応じゃないとダメだそうですな。JPG写真しか撮らないオジサンは完全に蚊帳の外。(笑)
そうそう、コマ送り動画みたいなピコピコ動くのがありますよね、一定間隔で撮影された静止画をつなぎ合わせた「タイムラプス」とかいうやつ、オジサン今までずっとタイム「プラス」だと思いこんでました。時間(time)の経過(lapse)だからタイム「ラプス」なのね。この記事を書くのに調べてて分かりましたよ。(笑)
ホントこの程度の知識ですから動画はやめといた方がいいみたいですなぁ。

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2022年10月 4日 (火)

立飲み百景67 楽しいと、はしゃぐこととは別物。(笑)

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立飲みならではの暗黙のルールって、多かれ少なかれどのお店にもありますな。お一人様のお客さんが多く、座席で区切られた居酒屋とは違って、隣の方との距離が近い酒場ならではのルールですな。
基本として両隣への配慮は当然ですし、飲み過ぎたり迷惑かけたりせず、楽しいお酒にするための努力を惜しんではなりません。皆がそういう気持ちで飲んでいるので、あの空間と言いますか、コミュニティーが保たれるわけですからね。
ところがその辺りの暗黙のルールを知らない立飲み歴の浅いビギナーの方がいます。偉そうに上から目線で批判しようってのじゃないですよ、だけどちょいとばかり困ったちゃんなのですな。(笑)
一番多いのが立飲み酒場の面白さを何かのきっかけで知ってしまって、通うのが楽しくなり毎日のように現れてすっかり常連なのですけど、立飲みルールをまだ把握してないビギナーのまま、はしゃいじゃってるタイプの方。
ま、毎日通うとたくさんの方とお友達になれますし、そういうのが楽しくてしょうがないのは分かりますけどね。顔見知りになった常連さんの間を、グラス片手にちょこまかウロウロするのはご法度。
立飲み酒場はその日空いてた場所が、自分のポールポジション、好きな方や話の合う方の隣に立てるかどうかは運次第なのが醍醐味でもありますから、狭いお店の中を行ったり来たりされるのは、周りの方も落ち着いて飲めませんからやってはいけません。大抵お店の主人に叱られますけどね。(笑)
お酒を奢るのや奢られるのもバツ、自分の適量を分かってそれを超えない飲み方をされているエキスパートが多いですから、競馬やパチンコで取ったからと言って酒を奢るのは相手のペースを乱すのでやってはいけません。
気前よく奢ったつもりでも、奢られた方によっては、次に奢り返さないといけないって思う場合もありますからね。そういう余計な気遣いをさせる行為は基本禁止事項。
よく似ている行為で柿の種やポテトチップなどをおすそ分けする方。自分が気に入ってるので他の方にもって心遣いなのでしょうけど、人によっては食べかけをよこしやがったって良く思わない方もいます、実際揉めた現場を見たことありますよ。食べ物を勧めるのはお酒との相性もありますし、押し付けになりがちなのでやめたほうがいいですな。
立飲み歴の長いベテランの方は、その辺りのスタンスとバランス感覚が素晴らしいですよ。反対にビギナーって常連さんとお友達になると、何をやってもいいと勘違いする人が多くてね、大体はしゃぎ過ぎてトラブルを起こしますな。
楽しいと、はしゃぐこととは別物ってのが分かるにはしばらくかかりそう、一生分からないままの方もいますしね。(笑)

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2022年10月 2日 (日)

右肩下がりの写真。

右肩下がりだからと言って、会社で言うところの業績悪化のように、写真が撮れなくなってきたというのではありません。撮った写真がやや傾いているのですな。
つまりカメラの構え方が悪くて、右肩が下がった状態で撮ってるから傾いた写真が増えてしまっているわけで。それをファインダーを見てても、目が悪くて気が付かないから量産してしまうという結果。
もうね上半身の筋力が無くなってるわ、老眼で目も見えてないわで、想像以上にヨボヨボなのをさらけ出し中。足のリハビリとトレーニングはやっているのですけど、腕は何もやってませんからねぇ、劣化がススム君。(笑)

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X-T30とX-S10ですよ、こんな小型軽量カメラにコンパクトで軽い単焦点レンズを付けて撮っててこのザマですからね、情けないですけど意識して、注意しながら撮るしか無いですから、只今撮影フォーム修正強化期間中。(笑)
フィルム時代に使っていた一眼レフは買ったままだとマイクロスプリットイメージのスクリーンが付いてました。ファインダーを覗くと真ん中にピント合わせ用の2重の丸が見えているやつ。目も良かったしそういうのが邪魔だったので、全面マットのスクリーンに付け替えていたのですな。
とにかく構図を決めるのに目障りなものは極力排除、さらに24mmの広角レンズがメインだったのですごくワイドで遠近感があります。なのでカメラの構え方が少しでも傾くと見れたもんじゃない写真になってしまうわけで。
そんなカメラの扱いが訓練と言いますか、自然とカメラをきちんと構えるように鍛えられたので水平にきちんと構えるのには自信がありました。ところがその辺りが崩れだしたわけで、自分ではちゃんと構えているつもりなのですけどねぇ。(笑)
ミラーレス一眼を使いだして、ファインダー内に表示させられる情報がすごく増えました、その辺り必要なものとそうでないものをカスタマイズできるのも電子ファインダーの利点だと思います。
で、電子水準器の表示をONにしていたのですな。建物を真正面から撮る際などには実に便利に使っていたわけで。常時ONにしていたのですけど、これを一度やめてみたらどうかって設定をOFFにして撮り歩いてみました。ついでに無くても困らない表示も一掃してスッキリしたファインダーにしてみたのですけど、なんだかこの方がカメラの構え方がまともになったという。(笑)
電子水準器をONにしてるとそれに頼ると言いますか、ついつい見ながら構えてしまうようになっていたわけで、無ければ景色をちゃんと見て構えるので失敗率が減ったという結果に笑ってしまいましたな。
この電子水準器、意外と微妙な傾きでも水平の表示になります。つまり結構雑な仕様だという。ブツ撮りの際、ファインダーの電子水準器の表示は水平になってるのに、アクリルブロックに液体の入ったアナログの水準器を当ててみると傾いてましたからね。
思わぬところで解決してしまった右肩下がりの写真、これでスッキリ右肩上がりになりましたよ。(笑)

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2022年10月 1日 (土)

国産レンズと中華レンズ、一番の違いは?

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気が付けば手持ちの中華レンズも4本に増えました。LAOWAのマクロ1本とTTArtisanの広角・標準・マクロの3本。
面白そうなので試してみようかって気持ちになるのは、国内メーカーがやらないようなスペックのレンズや、同じ焦点距離、絞りのレンズでも激安だったりするところかと。安くても全く使い物にならないシロモノなら、これだけ話題にもならないでしょうし、代理店や量販店での扱いも無いでしょうからね。
で、手にすると結構イイのよ。実際4本とも安物感は全くありませんし、どうしてこの値段で作れるの?ホントに儲け出てるの?って心配になるぐらいの高いビルドクオリティーでしたよ。その辺りのレビューはレンズカテゴリーの過去記事を見ていただければと。(笑)
オジサン元々単焦点レンズとマクロレンズ好きですし、オートフォーカスなんてものがまだ無かったず〜っと前から写真を撮ってましたのでね、ピント合わせに何の抵抗もないどころか長年の作法が染み付いてて自然体で操作できます。なのでマニュアルフォーカスだけど、手頃な価格で買える中華レンズは面白くて写真の楽しみ方を広げたと思っています。
最近はオートフォーカスレンズも出てきてますけど、それでも同スペックの国産レンズより安いですし、何より次から次へと出てくる新製品を目にすると勢いを感じますな。
で、使ってみて感じた国産レンズと中華レンズ、一番の違いは何かというと、買ったときの安心感といいますかスタートの違いだと思います。国産レンズはこのレンズでいい写真が撮れそうって真っ先に思えるのですけど、中華レンズは使ってみなけりゃ分からないって気持ちが先に来るわけで。
いかなる撮影条件でも安心と安定の国産レンズとは明らかに違います。条件によってはとんでもないダメっぷりだったりするところですな。良く言えば個性的、そこが低価格で楽しめると思えば納得は出来ますけどね。
過去に国産オールドカメラから取り出したレンズをXマウント用にいくつか改造しましたが、正直なところそっちのレンズの方が優秀だと感じました。いずれも半世紀以上前のレンズですけど、国産レンズの優秀さをあらためて感じたわけで、特にオリンパスペンSのレンズ「D.Zuiko 30mm F2.8」は写りがスゴかったなぁ。(笑)
長年の実績で高性能が当たり前になっている「ジャパンクオリティー」なレンズと比べるのは酷ですけど勢いがありますからね、この先どうなるかは分かりませんよ、国産レンズもうかうかしていられないと思います。いずれにせよ面白いレンズがどんどん出てくるのは大歓迎ですね。(笑)

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