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2022年9月

2022年9月29日 (木)

キャンペーンで貰った、フジクロームグッズ

あれだけリバーサルフィルムを使いまくって来たのに、この件に関しては曖昧な記憶しかないという。
富士フィルム系列のプロラボ「クリエイト」だけでやってたのでしょうか、1990年代頃、リバーサルフィルムの購入数に応じたポイントだったかを集めると景品がもらえるってキャンペーン。「フジクロームキャンペーン」だったか正確な名前すら思い出せないのですけど、年に2回ぐらいやってて、景品に3つぐらいコースがあったような記憶があります。
ネットで散々調べたのですけどね、まるで情報が出て来ませんでしたな。景品には必ず「FUJICHROME professional」って文字やタグが付いてたのでリバーサルフィルムだけのキャンペーンだったと思います。
お高そうな景品は、それなりの点数を集めないといけなかったので、大量にフィルムを使うプロ向けだったのかと。ウインドブレーカーやキャップ、ショルダーバッグにポーチなどや、レジャーシートなどのアウトドア系景品もあったような記憶があるのですけどよく思い出せない。(笑)
だけどそれでもらった景品が手元にまだあるといいますか、普段も使っているのでキャンペーンがあったことは間違いありません。
持ってるのは手提げケース入り折りたたみ傘、手提げケースを広げるとナップサックになるという便利グッズ。傘の持ち手に付いてた紐はちぎれてどこかに行ってしまいましたけど、傘は丈夫でまだ使ってます。

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それとウエストポーチ、若い頃青春18きっぷで撮影旅をしてたときにはいつも着けてましたよ。なのですでにクタクタ、古くてエンブレムの文字も色あせてます。
このウエストポーチ、富士フィルムさんならではって景品で、バッグ上面にペン差しの付いた小さなフタが付いていて、それをめくると小さなファスナーが現れ、バッグを開けずに撮影済みフィルムをそこから入れられるようになっているのですな。小さなことなのですけどアイデアだなぁと、撮影済みフィルムを他のカメラバッグと完全に分けておけるのがイイところ。

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35mmフィルムって、先端を少し出した「ベロ出し状態」で巻き取ると、撮影済みなのか、まだなのか後で分からなくなりますからね、完全に分けておけるのが安心安全でしたな。
財布と撮影記録を付けるメモ帳も一緒に入れてペン差しには多色ボールペンと油性マジックって出で立ちがその時のデフォルトでした、見ようによってはどこかのスタジオアシスタントみたいかと。(笑)
折りたたみ傘もウエストポーチも思えば30年ぐらい経ってるわけで、こんなのまだ持ってる人なんていないでしょうな。丈夫で長持ち過ぎて、こうなるともはや景品じゃありませんよ。

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2022年9月27日 (火)

YouTuberを間近に見た件。(笑)

街中で写真を撮りながら徘徊していると、時々自撮り棒みたいなのやジンバルの先に、スマホやGoProなどのアクションカメラを付けて撮りながら歩いている人を見かけますな、1人でしゃべりもやってたりします。明らかにYouTuberだと思いますけど何の動画なのでしょうね。(笑)

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少し前ですけど、地元の行きつけの立ち飲みに寄ったところ、数人の常連さんと見慣れない男性客がお一人。目の前にはミニ三脚やジンバルが置いてあったので、すぐそっち方面の人だなって分かりました。
「お兄さんYouTuber?取材しにきたん?」って聞いたらうなずいてましたな、もう撮影は終わってて、そのままお店のお母さんや常連さんと世間話をしているところへオジサンは来ちゃったみたい。
「チャンネル名何なん?見てみるわ」って言ったらQRコードの入った名刺をくれました、常連さんはさっそくスマホで見てはりましたな。どうやら立ち飲み酒場やちょっとディープな酒場をネットで見つけては訪問して動画を撮ってるみたい。何という名前かは書きませんけど、かなりの数の動画が上がってました。
オジサンが以前よく行ってた元職場近くの酒場も網羅されてましたな。(笑)動画の流れは、お店の外観と中の雰囲気とメニューを撮って、注文したものを食べながら飲んでる自分の姿を写してるってやつ。
一本の動画で3軒ぐらい紹介しているので結構な量を飲み食いしてるわけで、それをさらに結構な本数アップしていたので、きっと悠々自適な独身貴族だろうなって聞いてみたら案の定でしたな。嫁はんや子供がいたら休日の度に動画撮りながら飲み歩いて遊んでるなんて、ボコボコにしばき回されますよ。(笑)
人当たりがよくて明るい若い感じの方でしたけど、「見た目よりオッサンなんですわ」って言ってましたな、40代後半だって、常連さんは高齢者ばかりな店なので色々突っ込まれてましたよ。(笑)
オジサン的には実際どんなふうに撮ってるのか興味があったので聞いてみたのですけど、スマホだけだそうで歩く時はジンバルに乗せて、お店の中では折りたたみのスタンドというかミニ三脚で、胸元に小さなマイクを付けて喋ってるそう。スマホなら今時誰でも持ってるので、撮ってても返って目立たないのでしょうなぁ。
お店に出向いたら撮影許可をもらうそうですけどNGなお店もあるそうで、だからでしょうかね、酒場探訪系動画って、同じお店が違うYouTuberの動画で取り上げられてたりしますな、取材OKなお店に集中するのでしょうか。皆で示し合わせて訪問してたりして。(笑)
この方の動画を何本か見させていただきましたけど、オジサンが絶対行くことのないエリアの酒場の動画なんて興味ありませんし、同じパターンの動画なので正直言って飽きました。ご本人は感じの良い方でしたし、訪問して撮るのが楽しいのだと思いますけど、続けて見るのはちょっとツライですわ。(笑)

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2022年9月25日 (日)

2013年はまだRAWでしたわ。(笑)

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富士フィルムさんのミラーレス一眼を使いだしたのが2018年の春、フィルムシミュレーションの発色の良さに感動して、どんどんのめり込みました。
それまではメインはキヤノンさんのカメラばかりと言いますか、ほぼ一筋って感じで使っていたのですけど、どんどん富士フィルムさんのレンズやカメラ購入に手放して行って、あっという間にEOS関連のデジタル一眼レフやレンズは無くなりましたな。EOSより昔のFDマウント時代の古い一眼レフとそのレンズは残しましたけどね、レンズはマウントアダプターで使えますから。(笑)
だけど長年お世話になったキヤノンさんとお別れするとは思ってませんでしたな。富士フィルムさんのカメラと出会わなかったら、今でもキヤノンを使っていたでしょうね。
ま、それだけフィルムシミュレーションが衝撃的と言うか感動的だったわけで、JPG撮って出しの完成度が高く、すごくフィルム感があってRAWで撮らなくなったのもこの頃からです。
過去に書いた記事を調べてみると、RAWで撮るべきかJPGなのかって話題を何度か取り上げてますな。一番古いのが2013年4月 9日 の「RAWかJPGか」って記事、今と全く真逆な考え方だったのが、読み返してみて大爆笑してしまいました。人の心とテクノロジーの進歩は移り変わりますからね。(笑)
この記事を読んでて思い出しましたけど、2003年にデジタル一眼レフのEOS10Dを使いだしてから、ずっと不満だったのが空の色と緑の色合いがくすんだように写るところでした。
リバーサルフィルムの発色とは雲泥の差で、他社のカメラも似たような感じだったので、デジタルとはこういうものかって思いと諦めがありましたな。で、それを何とかするのにRAWで撮って、カメラ付属のソフトで現像処理って流れになったのは自然な成り行きかと。(笑)
その後AdobeからLightroomというソフトが発売になってこれを使い出して撮ってからの作業の流れが完成しました。あの頃は必ずRAWで撮るのがデフォルトでしたけど、その流れをガラガラと崩壊させたのが富士フィルムさんのデジタルカメラだったわけで。
プロアマ問わず色が美しいって声や、ネットで見かける作例で気になっていたのですけど、いざ使ってみたらその通り、こんなに色合いが違うのかって思いましたからね、リバーサルフィルムの雰囲気がデジタルで再現できてるって感動、これならもう十分ってことでRAWで撮らなくなりましたな。リバーサルの感じに近づけるために後から現像処理をするのがバカバカしくなってきましてねぇ。(笑)
読み返してみたあの記事の最後に「RAWからJPGに書き出せるが、その逆は出来ないのでね。」って書いてますけど、今見るとなんだか負け惜しみっぽい書き方に見えますなぁ。(笑)

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2022年9月24日 (土)

身の丈に合ったカメラは、道具から相棒になる。2

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写真に興味を持って、カメラを手にしてもそれが続かない方っていますな。写真に興味が無くなったら当然カメラなんて持たないでしょうし、今どきならスマホで済みますからそっちに流れると思います。なのでカメラで写真を撮らなくなる原因は様々だと思いますけど、身の丈に合ったカメラと出逢えてなかったのもあるかと。
オジサンはカメラを手にして約45年ほどになりますが、思い返せばこんなに長く写真が続いた、続けられたのは身の丈に合ったカメラのおかげってところもあったなぁと。(笑)若い時にお金が無かったのも幸いしましたよ、高いカメラなんて買えませんから、自ずと身の丈に合ったカメラしか選べない。
で、社会人になって最初のボーナスつぎ込んで買ったのがキヤノンA-1。これしかないので使い倒してボロボロ、その数年後にキヤノンT90。使いやすくコスパ最高で一番良く使ったカメラでした。
当時のフラッグシップ機キヤノンNewF-1には憧れましたけど、身の丈に合ってるかというと、背伸びし過ぎのカメラでしたからね、フラッグシップ機なんてまだまだって感じでしたからT90が身の丈に合ってました、結局A-1を処分して買い増し、2台持ちで使ってたなぁ。(笑)
その後オートフォーカス一眼レフの時代になり、オジサンも写真とのお付き合いがそこそこ長くなってきて、初めて買ったフラッグシップ機がEOS-1N、A-1から15年経ってやっとフラッグシップ機ですよ。
使いだしてフラッグシップ機の耐久性や信頼感というものがよく分かりましたな。なのでT90を1台処分してもう1台買い増ししてデジタルの時代になるまで長く使いました。
フィルム時代の一眼レフはデジタルに比べて製品寿命も長かったですから気に入ったのは2台体制で使ってましたけど、2台同じカメラを持つのはそれだけの量を撮るようになったのと、違う機種を持つと使い勝手や使い方が変わるのが嫌だったからなのですな。当時若造だったオジサンは純粋に写真を撮るのに集中したかったのだと思います。(笑)
現在T90は1台動態保存してますけど、この先使うことはあるかどうか分かりません。
だけどT90にせよEOS-1Nにせよ道具を通り超えて相棒でしたから今でも手が感触を覚えてますよ。シャッターのフィーリングや電子ダイヤルのカチカチ感、グリップの握り具合やファインダーの見え具合なんかね。リアルに思い出せますな、それだけ使ってきたから思い出せるのだと思います。
オジサンがカメラは構えた時や持った時のしっくり感を重視して選んでって過去記事で何度か書いてるのは、水準以上の性能が当たり前が揃う国産カメラのスペック競争などに振り回されずに、このカメラなら楽しく写真が撮れそうってお相手を選んでほしいから。
道具じゃなくて相棒にふさわしそうなカメラってことですな。いくら高性能でも大きくて重かったり、デザインや持った感じが好きになれないカメラとはいい関係を築けませんからね。(笑)

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2022年9月22日 (木)

立飲み百景66 自爆飲みは身を滅ぼす。

飲んでて話が盛り上がり、杯を重ねすぎて大失敗ってのは酒飲みあるあるかと。胸に手を当てて思い出せば一つや二つどころか、10や20はすぐ出てくるでしょうな。オジサンも数え切れないほどの失敗をやらかして今ここにいます。
ヘタしたら死んでたかもしれないヤバイ失敗もありますし、救急車で運ばれたこともありますな、自慢になどなりませんよ。楽しくお酒を飲んじゃった分、その反動と言いますか、周りへの迷惑のかけ方も大きいわけで、調子こいてるとろくなことがないってのを思い知りますからね。
で、もうお酒止めますってことにはならないのが酒飲みの意地汚さ。ほとぼりが冷めるとまた飲んじゃって失敗をやらかすという。
だけど歳食うとだんだん失敗もなくなりますな、飲む量が減りますから失敗するほどもう飲めないのよ。(笑)さらに酒場に出向く頻度もめっきり減りますしねぇ。
勤めていた頃は毎日のように仕事帰りに一杯だったのですけど、今はどこに出かけるにも交通費がかかります、そう思えば通勤定期って偉大でしたな。飲みすぎてスッカラカンになってもお家まで辿り着けましたからね。
行きつけの立飲み酒場のご常連、遠方からの通勤なので、退職して通勤定期が無くなったらもう飲みに来れないって嘆いてましたな、立飲み一回分より交通費のほうが高く付いたらさすがに来れませんよ。(笑)
で、飲んで失敗の話ですけどね、後で笑い話になるような失敗ならまだ許せますけど、シャレにならない身を滅ぼす場合もあるわけで。お酒の力を借りて鬱憤晴らしするタイプの方の飲み方は、いわゆる自爆飲みなので、同じ失敗でも危険度レベルが高くて危なっかしいのですな。
人間生きてりゃ色々ありますし、それがストレスになったりは当たり前にあることだと思います、そんなのと折り合いをつけながら日々暮らしているわけですけど、それを抱え込んじゃうタイプの方って、自分ではどうしようも出来ないことや、うまく立ち回れなかったこと、思い通りに出来なかったことが鬱憤になってお酒の力で噴出しちゃうのが危険なのですな。
そういうタイプの方は見てるとすぐ分かります。まずお酒を飲むのは現実逃避ですから酔ってからが長い、十分酔ってるのにこの楽しさを少しでも長引かせたくて、切り上げること無く延々飲み続けますな。
今日はこれぐらいにすればってお店の方に促されても、最後にもう一杯だけってお代わり催促を数回。とにかく何もかも忘れたくて飲んでますから、妙に朗らかで愛想良く、誰の話にも首を突っ込んできます。
で、だいぶ酔いが回って上機嫌、テンションアゲアゲ状態から急転落するわけで、グチをこぼしたり泣き出したりは序の口、酔うと別の人格が出現したり、酔った勢いでお店を出た後もひとりではしご酒をして、どこかでケガをしたのでしょうね、しばらくすると包帯巻いて登場だったり、路上で寝てしまったのか、お家に帰れなかったようで翌日同じ服で現れたり。
そういうお客さんはお店の方も一定量以上飲まさないように警戒してたりします、常習犯ですし何かあってからでは遅いですからね。でも酒場で飲まさないようにって商売になりませんから迷惑な話ですな。
今まで色々な酒場で、自爆飲みが過ぎて出入り禁止になった方を何人も見ていますよ、本人は人間崩壊、周りは迷惑な誰も楽しくない飲み方ですから、いつかそうなるのは当然の成り行きかと。酔った勢いで命を落とされた方もいましたな。後日酒場で訃報を聞かされて驚いたのを思い出しましたよ。

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2022年9月20日 (火)

親知らず、痛さに悶絶、バシッと抜歯。(泣)

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歯の痛みってどうにもこうにもガマンできないものですな。しかもそれが医者の開いていない時間帯だと翌日までなんとか耐えるしかありませんからね。
ある日のことでした、朝から何となく右奥歯が浮いたような感じだったのですな。一年に一度ぐらいの頻度で腫れて少し痛んだりする場所なのですけど、今回は今までとは感じが違ってて、何となく気持ちが悪いなぁと思いつつ、明後日にかかりつけの歯医者さんの定期検診の予約を取ってたので、それまでなんとか持たせるかって考えたのが間違いの元。
夜になってガンガン痛みだしたのですな。もう歯医者さんは終わってる時間だし、とりあえずすぐにバッファリンを探したけど無かったので、ロキソニンを飲みました、効能に歯痛って書いてあったのでね。だけどここまで痛みがひどくなると全然効かないのよ。
結局夜中中痛みを我慢しながら過ごしましたけど、全く寝られませんでしたな。翌朝即行で歯医者さんに電話、カクカクシカジカでって話たら、すぐに来なさいと。今までで一番速い杖歩行で飛んでいきました。
レントゲンの結果を見ながら説明してくれましたけど、典型的な親知らずだと言われましたな。親知らずの言葉の由来は諸説あるそうですが、オジサンが聞いたことがあるのは、小さな頃母親に「あ~んしなさい」って言われて虫歯や発育状態をチェックされたと思うのですけど、そういうのをしなくなる年齢ぐらいに生えてくるから、親知らずって呼んだって説。
歯の一番奥に生える永久歯で正式名称は第三大臼歯、智歯(ちし)とも呼ばれるそうですなって、説明している間も痛いので、先生何とかしてください。(泣)
で、いきなり抜きましょうかと。虫歯になっているわけでもないのですけど、年齢を考えると残しておいても、また腫れと痛みを繰り返すだけですよって言われました。なので覚悟を決めてバシッと抜歯。
歯を抜くなんて20年ぶりぐらい、針の先が曲がってるあの麻酔注射が迫ってくると、思わず体に力が入りましたな、こればっかりは何歳になっても恐怖でしか無い。
で、チクチク何ヶ所も刺されて、麻酔が効いてきた頃合いを見計らって、ヤットコや釘抜きみたいなやつでゴキッ!…ハイ抜けましたよで終わりました。抜いた歯を見せてもらいましたけど、見るからに根性がひん曲がった生え方をしていたのがハッキリ分かるカタチでしたな。(笑)
抜けたところを舌で触ると大穴が、歯茎が盛り上がってくるまで年寄りは時間がかかるよって言われました。
とりあえず麻酔が効いてる間は何だかしびれたような感じが残ります。しかもまだ痛いし、その日はお酒も飲んじゃダメって言われたので、薬をもらってとっとと帰って寝ましたよ。親知らずが残ってる方はいつ暴れ出すか分かりませんから気を付けてくださいね。
で、まだ口の中がおかしいので、その日の晩ごはんは「飲み物」ってリクエストしたらつゆだくの麻婆豆腐丼でした。たしかに噛まずに飲めるわ。(笑)

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2022年9月18日 (日)

62年前の神レンズ、ペンSのD.Zuiko 3cm F2.8。

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最近改めてその実力を再認識したのが「D.Zuiko 3cm F2.8」レンズ。ハーフサイズカメラ「オリンパスペン」の二代目、1960年発売の「ペンS」に搭載されていたレンズです。
3年前に不調のカメラボディーから取り出しマウントアダプターに組み込んで、フジXマウントで使えるように改造したものですけど、とてもオールドレンズとは思えない写りに驚きましたな。(笑)
なんで再認識したかというと、今年6月に買った中華レンズ「TTArtisan 23mm F1.4」を使っている時に、ペンSのレンズの方がイイ写りだったよな〜って思い出してしまったわけで。なので久々に引っ張り出して撮ってみたところ、やっぱりこのレンズすごいわって改めて思っちゃったのですな。

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小さなハーフサイズカメラに付いていた、小さなレンズなので、マウントアダプターに組み込むとアダプターの方がデカく見えてしまいましたけど、それでもコンパクト。
TTArtisan 23mm F1.4が現代のレンズなのにクセが強くて、写りの良し悪しの落差がスゴイのに対し、ペンSのD.Zuiko 3cm F2.8は62年前のレンズなのに、間違いのないしっかりした安心安定の写り具合。特に画面中心部分は開放絞りから十分過ぎる描写でしたな、周辺部分もTTArtisan 23mm F1.4よりも遥かに上ですよ。

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ペンSはピント合わせが目測のカメラだったので、初心者が撮ってもピンボケ写真にならないように、レンズに工夫がされてました。ピントリングの2mと5mの文字だけ赤くなっていて、その位置がクリックストップになってます。
つまり回すとその位置でカチッと止まるわけで、初心者でもピント合わせを迷わないように、近距離の人物撮影などは2m、遠くの景色まで入れた記念撮影などでは5mにカチッと合わせ、F5.6以上に絞ればればピントの合った写真が撮れますよってことで、目測式カメラでよく見られた仕組みでした。

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それに習ってオジサンも基本を5mに合わせ、近距離だけ2mに合わせて、F8まで絞り込んで撮り歩いてみましたけど、パンフォーカス撮影ですからピント合わせは要りませんし、X-S10に付けるとボディー内手ぶれ補正も効いて、最強のスナップカメラになりましたよ。
軽いので注意すれば片手ホールドでも撮れますし、パンケーキレンズと言っていいぐらい出っ張りも少ないので、首から下げてもお辞儀しませんな、杖歩行でも持ち歩きが楽でしたよ。
撮った写真はシャープそのもの、2600万画素のデジタルカメラの画像で見ても十分すぎるぐらいでしたから、当時のフィルムから手札プリントなら全く不満の出ない性能だったと思いますな。まさしく62年前の神レンズ「D.Zuiko 3cm F2.8」に、今更ながら恐れ入りましたですよ。(笑)
さらにもう一本同じ頃のレンズでリコーキャディというハーフサイズカメラに搭載されていたのもXマウント用に改造してあるのですけど、これも近々持ち出して再確認してやろうかと思っています。(笑)

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2022年9月17日 (土)

撮るか撮らないかの、選択しながら歩いてる。

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カメラを持っての街歩きって観察と発見の繰り返しですけど、同時にそれを撮るか撮らないかの選択の連続でもありますな。
フィルムの時はその辺りがシビアでした「36枚撮り」なんて箱に表記してあって、撮れる枚数がフィルムの制約を受けましたからね。ガッツリ撮る時はそれだけの数のフィルムを持ち歩かなくてはなりませんでした。
例えば6×6の正方形フォーマットの中判カメラだと120フィルムでたった12枚しか撮れません。なのでしっかり被写体を観察し、撮るか撮らないかを吟味して決めなくては、フィルムがいくらあっても足りなくなりますから、一枚一枚じっくり丁寧に撮ってましたな、そんなのが中判カメラを使う醍醐味でした。(笑)
時代がデジタルカメラになってからは、切手ほどの大きさのメモリーカードにバカみたいに、たくさん撮れるようになりました。
物理的に一回こっきりのフィルムと、中身を消して何度でも使えるメモリーカードとでは、まるっきり性質が違いますけど、撮る時の観察と発見や、撮る撮らないの選択は同じ作法ですから変わりはありませんでしたな。
ただ迷ったら押さえておくと言いますか、とりあえず撮っておくのが当たり前って流れに変わってしまいました。その場で確認できることも大きかったと思います。
仕事で撮ってた時も、すぐ確認してもらえることが仇になって、次から次から要望が、結局山ほど撮らされたことがありましたよ。数が多いと後の画像処理が大変なんですからね。(笑)
ま、そんなデジタルの時代、おかげで撮る量とバリエーションは増えましたけど、決め手に乏しいダメ写真も増えましたな。何を思って撮ったのか後で自問自答しても、よく分からないで撮ってたとしか言えない写真が、メモリーカードの肥やしになってたりしました。
そんな膨大な量からOKカットだけ選択していくと大して残りませんな。結局撮る時にじっくり考えて撮った方がOK率は高いですよホント。(笑)フィルムで撮ってた時と同じで、デジタルでたくさん撮れるようになろうが、撮る人間の頭の中が変わってないのですからね。
フィルムの時なら撮らない選択をしたであろう景色を、デジタルになってからはとりあえず撮って、捨てるか残すかの判断が後から出来るようになっただけで本質は変わりません。
迷ったらとりあえずシャッター押しちゃえ病という、デジタルならではの悪い作法に毒されてしまってますな。
なので撮影現場でじっくり吟味していた頃を思い出しながら街歩き。撮るか撮らないかの選択は現場の空気感が教えてくれますよ。(笑)

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2022年9月15日 (木)

物事は好きでやらなきゃ、ただの労働。(笑)

甥っ子が小さな頃、電車、特に新幹線が好きで、ドクターイエローだとかよく言ってましたな。車両の種類も一度見たらすぐ覚えちゃうので子供ってスゴイね〜なんて言ってましたけど、子供か大人なんて関係なく好きなことって、なぜか努力しなくても自然に頭に入ってきます。
反対に学校の勉強が頭に入ってこないのは、面白くないから興味も沸かないので、好きになれないからだと思います。なので興味のある教科だけ成績が良いなんてのは、好きになれるかなれないかの明暗クッキリな証明になってるのかと。(笑)
ある程度やってみないと好きにならない物事もありますね。スポーツはそういうのが多い気がします。初心者の内はまともに何も出来なかったのが、少し上達すると急に面白くなって上を目指そうかって色気が出てくるなんての。
ゴルフをやり初めて、打ちっぱなしで空振り連発だったのが、思った方向にきれいな放物線を描いて飛ばせるようになると、皆さんコースに出てみたいなんて言い出すんでしょ、そういうやつね。(笑)
仕事も好きになれるか、そうでないかで随分変わって、人生にも影響する部分がありますな、上から言われるがままに日々仕事をこなしているだけですと、働いている感はとりあえずそれなりにあるのでしょうけど、やらされているだけの強制労働でしかありません。
もう一歩踏み込んでどうすればもっと良くなるか、考えたり工夫して自分の仕事スタイルといいますか、エリアに持ち込んでホームゲームにしないと、気持ちがアウエイのままでは仕事は面白みも出てきませんし、楽しくも好きにもなりませんからね。
そんな状態で仕事を辞めちゃうと、面白みも楽しさも知らないまま嫌いになって、不平不満だけが記憶になって残るわけで。なので勤めてた会社はブラックでしたなんて書き込みの、一体どれだけが真実なのか分かりませんよ、出来なかった自分を棚に上げた、ただの腹いせ書き込みかもしれませんからね。(笑)
仕事だけでなく人間は日々やらなくてはならない様々な物事を片付けながら生きてるわけですから面白く楽しくする方法を考えたり、そういう努力や工夫は必要だと思います、じゃないと好きになれませんし、好きが続かないと思うのですな。
オジサンの場合、写真とカメラは一生好きですから今更言うことはありません、体の動く限り撮りますよ、撮るのが辛いなんてことにはならないと思います。
ブログも長く続けて来て書くのが好きになりましたから、書ける内は好きが続くかなって思ってます。ネタが思いつかない、もう書けないって思ったりしながらも書いてましたからなんとかなるだろうって感じ。(笑)
料理もそうですな、元々何か作ってるのが好きなので工作も、プラモも、料理も、作るということでは同等って意識、やってみると面白いですしね。
なので料理を作る時はオジサン好みのものを作ります、じゃないと作る意味がないですから。家内に文句を言われても「食べたかったのはコレなんで、イヤなら食べんとって」で終り。(笑)
いついつまでにこれをやるとか、何歳までに達成するぞ的なスローガンや目標もお断り、自分の首を絞めるだけって分かってますからね、そんなのがあった方が張り合いになる方もいらっしゃるでしょうがオジサンは無理ですなぁ。
好きでやらないと、ただしんどいだけですからねぇ。(笑)

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2022年9月13日 (火)

280blockerで、ipadが快適&バッテリー節約。

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iPhoneやipadでネットを見ていると、やたら広告が出てきます。目的の記事を見るのに、出てくる広告をスクロールして行かなければ辿り着けないという経験は、どなたもあるのではないでしょうか。
デスクトップパソコンのブラウザは、広告をブロックする機能拡張を入れているのでかなりマシなのですけど、ipadは広告出放題が迷惑で、何とかしたいと常々思ってたわけで。
で、ネットの記事でたまたま見つけた「280blocker」というアプリ、広告ブロック、コンテンツブロッカーってジャンルのアプリらしいのですけど、良さそうだったので入れてみたところ効果てきめんだったというお話です。(笑)
「280blocker」はこの記事を書いてる時点で税込み500円の買い切りアプリで、純国産なので日本語でサポートされているところもオジサンにはありがたいのですな。それに頻繁に更新されてますし、この価格なら安いと思いますよ。
アップル純正のブラウザ「Safari」の機能拡張として動作するものだそうで、Chromeなど他のブラウザでは効果がありません、なのでSafariをお使いの方のみ。
購入してダウンロードし、起動すると出てくる最初の画面の「広告をブロック」「SNSアイコンを非表示」「最新の広告への対応」をオンにするだけでOK。この手の知識のまるで無いオジサンでもスグ設定できました。
公式ブログに使い方も出ていますし、ニュースサイトやIT関連サイトにも導入レビュー記事が転がっているので、それを参考にすればすぐに使えますな。
で、さっそくSafariを立ち上げ直していつも巡回しているニュース系サイトを開いたところ見事に広告が無くなってましたよ。美少女エロゲーのくだらない広告や、いかがわしいサプリの広告と永遠にサヨナラって、コレなかなかイイかも。(笑)って笑いしか出ませんな、ほんとスッキリ消えましたからね。
で、iPodを持ち出さないときに変わりに持って出る2015年発売の第6世代iPod touch、もうバッテリーがヘタっていて1日持たないのですな、満充電して持って出ても、外でFree Wi-Fiを使ったりするとすぐにバッテリーが無くなってしまうという状態、ゲームアプリの動画広告など興味も無ければ見たくもないものがやたら出てきますからね。
ところが「280blocker」を入れてからは余計な通信量が激減したからでしょうか、バッテリーが1日以上持つのよ。(笑)レビュー記事を見てみると1/4ぐらいに通信量が減るようで、iPad miniでもマイネオの通信量がかなり押さえられてましたし、その影響でしょうかバッテリーの持ちも良くなってますな。
イヤイヤ、こういうアプリって専門知識がないと使えないのじゃないかって思ってたのですけど、簡単便利で効果絶大でした。これでワンコインなら文句も出ませんな、良いアプリだと思いましたよ。(笑)

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2022年9月11日 (日)

あまり魅力が無かった、X Summit NYC 2022。

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富士フィルムさんのイベント「X Summit NYC 2022」が日本時間で9月9日の朝の3時、つまり真夜中に配信があったそうで。
デジカメWatchで予告ニュースは見ていたのですけど、夜中の3時スタートだしニューヨークですから当然しゃべりは英語、外国語なんて分からないオジサンは「ああ、これもう見てもつまんないやつ」ってすぐ感じたので見ませんでした。(笑)
年寄りは早寝早起き、夜中まで遊んでちゃいけません。こういうのは若い方におまかせしておけば、翌日のデジカメ系ニュースサイトやブログで記事にしてくれますから、日本語で詳しく、分かりやすく端的なニュースをじっくり拝見、それで十分ですよ。
ま、正直なところ、富士フィルムさんが5月のX Summitで開発発表、9月にお披露目って予告していた「X-H2」が目玉と言いますかメインなのは分かってましたし、オジサンのそそるものではなかったので、どうしても見たいって感じじゃなかったのですな。
ただ開催ギリギリになってXシリーズの1桁番台機種「X-T4」が、某大手ネットショップで販売完了になってるとか、次期機種「X-T5」の発表があるだとかの噂が出てきたので、ひょっとしたら「こんなん出ましたけど」ってサプライズがあるのかなって小さな期待をしたわけで。結局チラ見せも無くなんにも出ませんでしたけどね、予想通りの結末でした。
ま、今回のメイン「X-H2」の詳細を見てから、すでに発売中の「X-H2S」とどっちにするか買い控えていた方もいるでしょうから、冷静に考えると「X-T5」はこの時点で発表はしないと考えるのが自然かと。(笑)
新機種「X-H2」は4000万画素、ボディ価格約26万円前後になるみたいで9月29日発売、APS-Cでは超高解像度のカメラということで待ちわびていた方も多いと思いますね。富士フィルムさんとしても半導体不足などの厳しい時節柄、まずはヨドバシ、ビッグ、マップ、キタムラの予約枠を先に埋めませんと。(笑)
で、予約が予想より多くて供給が遅れるかもってお詫び告知を打っておいてから、やおら「X-T5」発表、発売は来年の3月ぐらいってスケジュールなんじゃないでしょうか。(笑)
いずれにせよ、オジサンが興味があるのはその後に出るかもしれない、小型のXシリーズ2桁番台機種。現在使っているX-T30とX-S10のミニマム感が丁度いいので、もう重たいデカイカメラはそれだけで悪、持ち歩きたいと思いませんからね。
さらに高級コンパクトのXF10を使ってみて、こんなのもいいなぁって思ったので、リコーさんの「GRシリーズ」を超えるところまでさらにブラッシュアップして発売してくれないかと。
ヨボヨボになっても持ち歩けるカメラを、何回か先のX Summitでいいので、ぜひお願いしますよ。(笑)

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2022年9月10日 (土)

画像処理って本当に写真を良くしてるの?

フィルムを知らない、使ったことがない、見たことがない人の方が多くなってるご時世。知らないのですから、フィルム時代のしきたりなんてものも通用するわけもなく、その辺りデジタルとのスタンスの違いに違和感を感じることが多くなっています。
フィルムは撮影現場での判断が全て結果に直結でしたから、撮った後で画像処理なんて考えがそもそもありませんでした。さらにリバーサルフィルムを使っていると痛感しましたけど、失敗写真は現場での判断ミスの証、なので撮る時には良い意味で緊張感がありましたね。
それがオジサンの長年やってきた写真作法だったので、後からの画像処理有りきのデジタル写真の、過剰なレタッチと言いますか、やり過ぎのあの不自然さがどうしても馴染めませんでねぇ。

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ネットを見てると、デジタル写真は思い描くイメージに近づけるよう、撮影後の画像加工やレタッチをして初めて完成するとか、写真表現の一つなんて言ってるフォトグラファーもいましたな、撮った人が画像加工をやれるところがメリットだという考え方も。
ま、分からなくはないですし、間違いではないのですけど、なんだかやり過ぎなのが目に付きましてねぇ、彩度とコントラスト強めの、SNSでいいねがいっぱい付く写真と大して変わらないようなのばかりで、過ぎたるは及ばざるが如しだなって思っちゃうのですな。
CGやVFX使いまくりの映画みたいに実によく出来てて、リアル感もあるのですけど、どこかウソっぽいという。写真というよりよく描けた絵画に近い感じ、アニメの背景画みたいなやつね。(笑)

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画像処理の技を公開しているフォトグラファーもいますな、だけど処理前と処理後の写真を見て、ここまでいじくり回したものを、まだ写真と呼ぶのかって違和感を覚えましたよ、コレって撮る時に撮影現場でどれぐらい考えて撮ってるのかなって疑いの眼差しも。RAWで撮るのは写真風画像を作るための素材撮影じゃないでしょうし。(笑)
撮る時の判断やスキルより、後の画像処理技術で完成させたものを、今は写真と呼ばなくてはいけないわけで。
厳密に言うとデジタルカメラで写真を撮ってる時点で、カメラ内部の画像エンジンによる画像処理はされていますから、何も無しはあり得ません。そこを後から自由自在に加工できるRAWデータで撮影できるということは、自由過ぎて何でもありってことですけど、加工し過ぎ写真があふれかえる原因でもあったかと思いますね。
ま、RAWで撮ることすら違和感を感じ始めてる、レトロ頑固なヘンコオジサンとは対極の考え方が今のデフォルトですから、そんな写真に「いいね」って思いませんけど、時代もこんなオジサンにいいねって思わないでしょうな。(笑)

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2022年9月 8日 (木)

デジカメセミナーの思い出、「たくさん撮って」。(笑)

デジカメセミナーの講師をやってもらえませんかって依頼が時々ありました、現役の頃の話ですけどね。お客様である企業の広報担当者向けの研修的なのが一番多かったのですけど、一般の方向けにも何度かやりましたよ。
そういう依頼が来たときってみんな逃げちゃうので「お前しゃべりが上手いやろ」ってオジサンに白羽の矢が。(笑)最初はスゴク緊張しましたけど慣れるものですな、関西人ですからね、ウケると調子に乗ってしまって、気が付けば20回ぐらいやったかなぁ。
広報担当者向けというのは、カメラマンを呼ぶほどでもないようなイベントなどで担当者自ら写真を撮らなくちゃいけない場合、ポイントを押さえて使える写真を撮るにはどうしたらいいのってやつね。広報に長く居てそれなりのスキルのあるカメラ好きな方から、配属されてきて右も左も分からないどころか、スマホでしか写真を撮ったことがない方まで様々でしたな。
なので難しい理屈を言ったところで全く響きません。専門用語は使わずに、簡潔に誰でも出来るポイントを喋ってました。しかもたくさんポイントを言っても覚えてもらえませんからね、「やって欲しいことは3つだけです」って最初に言っとくと、それだけでいいのかって敷居が低くなりますから、食いつきも良くなりましたよ。(笑)
3つだけって実は簡単なことばかりで「たくさん撮って」「縦と横と両方撮って」「ちょっと広めに撮って」の3つ。いずれも写真のバリエーションを増やして選択肢を多くするってことなのですな。

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料理屋さんや居酒屋さんで、メニューがたくさんある方が選ぶ楽しみが増えますけど、それとはちょっと違います。たくさん撮っておくのは10枚撮った中から1枚選ぶのと、100枚撮った中から1枚選ぶのとでは意味が違うから。使える写真の率は撮った数が多いほど増えますからね。
縦横両方撮っておくのも同じことですけど、最終的にどんなレイアウトに写真が掲載されるのか分からないので保険の意味もあってバリエーションを撮っておくわけです、カメラの構え方を変えるだけで撮れますし。
広めに撮っておくのは、写真はたいていトリミングされて使われるので、それを見越してやや広めに撮っておけば、使いやすい写真になりますよってこと。
な〜んだカンタンって思ってもらえればOK、専門的や技術的なことは一切言ってないので、すぐ出来ることばかりなのですけどね、ところがコレが結構難しくて、出来そうで出来ないのですな。
撮ってる時はそこまで気が回らないといいますか、日常的に写真を撮ってない方に、これはすぐには無理だと思います。だけど専門的な話をしたらもっと無理どころか誰も聞いてくれませんからね、一番できそうなことをしゃべってました。
そんなにたくさん撮る必要があるのかって言ってくる方もいましたけど、その際は人物写真の例を上げて、目つぶりや変な顔で写った写真しかなかったら使えませんから、いい表情が撮れるまでシャッター切りますって答えたら納得してくれましたな。実例を上げて説明したり、実際の写真を見せると「お〜」って分かってもらえるのが楽しかったですよ。(笑)

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2022年9月 6日 (火)

立飲み百景65 オレ、あいつ嫌いやねん。(笑)

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立飲みってそのお店に集う人たちで出来上がっているコミュニティの部分がありますな。特に常連率の高いお店ではそのお店の雰囲気と言いますか、居心地はそういう方たちで出来ているところがあります。それにプラスしてお店の方の人柄や、お酒の種類、料理のレパートリーや美味しさが渾然一体となってお店の個性になっているかと。
今まで通ってきたそんな立飲み酒場に集う方々を、ウォッチングして書かせていただいているのがこの立飲み百景シリーズなので、お客さんの個性はそのままブログの優良ネタ、飲んだ次の日に忘れてしまってるなんてもったいなくてできません、なのでメモ。(笑)
見ているとホント様々な方がおられて楽しすぎますよ。長年お顔はお見かけしてますけど一切誰ともしゃべらず、ひたすらスマホに集中して画面を肴に飲んでる、オレに話しかけるなバリアがすごい孤独のグルメオジサン。
会話はいつも下ネタばかりでヒンシュク買うのを逆に楽しんでいるデリカシーの無いオヤジ。
女性客を見ると話しかけると言うか、いつの間にか横に立ってちょっかい出してる迷惑エロジジイ、当然お店の大将からイエローカードが出てますな、繰り返せばレッドカードで出入り禁止です。
滞在時間10分でいつものお酒を一杯飲んだらサヨナラしちゃう、いつ来ていつ帰ったのか分からない印象薄い方もいます。
物知りで会話の引き出しが半端ない横丁のご隠居さんのような方もいれば、酒が入ると仕事の自慢話が鬱陶しい職人さんも、しゃべる声がデカイのよ。(笑)
選りすぐったわけじゃないのに、なぜか集うダメダメキャラの濃い面々。ところがこういう場で皆から良く思われない方っていますな。嫌われ者ってほどじゃないですし、普段の会話は極めて普通の世間話ばかりですし、特に問題があるわけじゃないのですけどね、今までおしゃべりで盛り上がってた相手が帰った途端に「オレ、あいつ嫌いやねん」って言う人。
その方の性格なのかもしれませんな。例えばお見えじゃない常連さんが話題に上がることはよくあることですし、しばらくお見えじゃない方を心配したりはありがちなのですけど、その本人がいない場面でも「オレ、あいつ嫌いやねん」て必ず言うわけで。
誰それが嫌いと思うのは個人の自由ですけど、わざわざ口に出して言う必要なんて無いでしょうってのが周りの反応。それを言わなければイイ人なのにって思いますけど、口に出していうのですな。
そうなると今飲んでる人たちも帰った途端に「オレ、あいつ嫌いやねん」って言われてるのだろうなって勘ぐっちゃうようになりますし、他の店でも「オレ、あの店嫌いやねん」って言ってるのだろうなと思います。なのでだんだん周りの人が「あの人、嫌いやねん」になるわけですな。(笑)
言えば言うほど自分の首を絞める言葉ですから、気まずくなってだんだん来なくなりますけど、きっとまたどこか別のお店で同じこと繰り返してると思いますよ。できればそういう方はコロナに関係なく、お家で一人飲みしててほしいですな。

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2022年9月 4日 (日)

身の丈に合ったカメラは、道具から相棒になる。

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最近見た若い方の写真ブログで、カメラをAPS-C機に変えたら写真が上達したという内容の記事を見ました。
それ以前に使っていたフルサイズ機は大きくて重く、休日にしか持ち出さなかったのが、小型軽量なAPS-C機にしてから毎日持ち出すようになり、そうするとカメラが身近になって自然と撮る量も増え、たくさん撮ることで上達したそうです。
ホントこれは写真が楽しくなる、正しいステップアップの仕方だと思いましたよ。カメラってカメラを持つことが楽しいのじゃなくて、写真を撮ることが楽しいってのがまず初めに来なくてはなりません。
そのために身の丈に合ったカメラを使うことで、カメラは道具から相棒になりますからね、そうすると持ち出し率もアップ、頻繁に写真を撮るようになってどんどんカメラが手に馴染み、さらに撮るようになるという好循環。
それに比例して写真の楽しさと腕前も上昇するというわけですな。カメラなんてね、撮るのが楽しくなってから必要なのを増やせばいいんですから。と言うか写真を続けてたら勝手に増えてくれますよ。(笑)
「身の丈」を辞書で調べると「身長」と共に「自分にふさわしく十分な程度」を意味する言葉と出てきます。
ユーザーの身の丈に合わないカメラとは、言ってみればその方の撮るものには「ふさわしくなく不十分」なモノってことになるわけですけど、カメラの性能が劣っている、機能が足りなくて撮れないと言うより、大抵の場合その逆で、必要もないオーバースペックのカメラを持ちたがるユーザーの心構えそのものが身の丈に合ってないことを指します。
「ふさわしくなく、そのカメラを持つにはあなたの腕前が不十分」というのが正しい言い方かと。ぶっちゃけ「アンタのしょぼい写真に、そんなええカメラいらんがな」と言うことですね。(笑)
写真上達には最初からフラッグシップ機を使うのが近道って主張しているプロカメラマンもいますが、確かに高機能、高性能、高耐久性のフラッグシップ機はあらゆる場面で期待以上の結果を残してくれるのでしょう、だけどカメラがやってくれると言うか、カメラの性能におんぶにだっこの写真になりそうで、それは上達とは違う気がするのですけどねぇ。(笑)
オジサンはオールド&クラシックカメラもたくさん使って来ましたので、カメラってシャッターと絞りが基本といいますか、これだけでちゃんと撮れるものって認識。なので昔は無かった夢のような最新機能は、それが本当に本当に(笑)必要な人だけ使えばいいと思っています。オジサンの撮る写真にはあまり必要ないなぁ。(笑)
スマホで十分なこのご時世にカメラを選ぶのなら、持ったときの手触りや感触、スイッチ類の位置や操作のしやすさを第一に選んだらって思います。高画質で性能も高い次元で横並びなのが今のカメラメーカーですから基本性能は問題無いわけで、そうなると毎日写真が撮りたくなる大きさ重さ感触重視で選ぶのが正解かと。
いつもカバンに入っているのが理想のカメラ、そんなカメラと巡り会えたら写真を撮るのが楽しくなって、さらに自分の日常になりますからね。
メーカーさんにリクエストしたいのは、デジタルカメラもこれだけ熟成しながら、スマホにどんどん追い詰められているのですから、写真機の原点と言いますか、カメラという持ち物のポジションをもう一度気付かせてくれるような、撫で回していたくなるカメラを出していただけないものかってことですかね。(笑)

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2022年9月 3日 (土)

レンズを変えれば気分も変わるかも…

と思ってやってみたのですけどね。どうもしっくり行きませんでしたな。(笑)
撮るものがいつも同じ、飽きもせず長年街の写真ばかり撮っているので、使うレンズといいますか好みの焦点距離って決まっています。EOSを使っていた頃はズームレンズをよく使ってましたけど、富士フィルムさんのXシリーズに乗り換えてからは単焦点レンズに原点回帰、写真に目覚めた頃に戻った気持ちで楽しんでいるので、広角~標準域の単焦点レンズばかりを持ち出しています。

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圧倒的持ち出し率はXF23mm F2、XF27mm F2.8、XF35mm F2。さらにそれと同じか近い焦点距離のオールド&クラシックレンズや中華レンズなどなど。
だけどちょいとばかりマンネリなので、思いきって普段持ち出すことのほとんど無いレンズにチェンジしてみたら、何か面白い事が起こるかもって考えたのですけど、正直言ってそんなに楽しくもなかったという結末。(笑)

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持ち出したのは「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」。ダブルズームキットになっている廉価版の望遠ズームレンズ。
富士フィルムさんに乗り換えてレンズを揃えていった時に、望遠側をカバーするレンズも欲しいけど、頻繁に使うことはないのでお金はかけたくないってことで押さえで買ったもの。
正直なところ手持ちの富士純正レンズの中で一番出番が少ないレンズです。ただお値段以上の写りですし、マウントまでプラスチックなので軽い、焦点距離を考えるとコンパクトですし優秀なレンズですよ。なのでこれ一本だけで街歩きしてみたわけで。

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もうね慣れない焦点距離ですし、ズームレンズってことで最初はグダグダでしたな。ズームレンズなのを忘れて50mm側でばかり撮ってしまったり、230mm側にすると思った以上にデカくて画面からはみ出まくりだったり、普段使わない画角なのでスタンスの取り方に苦労するという始末、ズームするとレンズ先端もビロ~ンて伸びますしね。

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だけどX-S10ボディーに付けたので、ボディー内手ぶれ補正とレンズの手ぶれ補正が連動してさらに強力になるそうで、富士フィルムさんのサイトにも「すでに発売しているXシリーズ用交換レンズ(XF/XCレンズ)のうち、20機種で6.0段を実現。」って書いてある通りしっかり止まりましたな、拡大してみてもぶれなど無く実にシャープでした。(笑)

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同じクラスのレンズと比べると軽量コンパクトとは言え望遠ズームですからね、単焦点レンズと比べるとデカイし目立ちます、フードを付けているとなおさら。首から提げているとデカいレンズがダラ~ンとなって歩きづらいですしね。
なので歩き回った割にはレンズに振り回された感じで収穫の少ない一日でしたよ。しかもバッテリーの減り方もいつもより速い、手ぶれ補正は電気を食いますな。(笑)
掲載写真はすべてXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIで撮ったものです。街の一部分を切り撮るって感じで、いつもと違う視点で撮ってみましたけどねぇ。(笑)

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2022年9月 1日 (木)

プラスチックマウントを破損した件。

プラスチック製レンズマウントがダメだって話じゃないですよ、金属製マウントと比べると、かけたり割れたりする可能性は高いかもしれませんが、通常のまともな使い方では、破損するようなことはまずありません。
オジサンが持ってるXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZはプラスチックマウントのレンズ、元々X-T30のレンズキットで買ったもの、もちろん単品でも販売しています。初めてレンズ交換の出来るミラーレスカメラを持つ方に最適ってポジションの標準ズームレンズなのですな。
マウントも含め色んなところがプラスチック製なので高級感はありませんが写りには定評があります、オジサンも撮ってみて写りの良さに驚きましたからね、しかも手ブレ補正内蔵。ただズームがパワーズームという電動ズームなので使い出すと慣れるまで戸惑いますな。(笑)
で、このレンズの最大の利点は15mm始まりなところ、35mm換算で約23mmですからね、しっかり広角感がありますよ。なので標準域までズームも出来る広角レンズだと思えば実に便利。しかもコンパクトで軽量なのでカバンに忍ばせてても負担にならないわけで。おかげでXF16mm F2.8の出番が減ってますよ。(笑)
使用頻度は高くないとはいえ微妙に便利なXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ、ある日不注意でバランスを崩してカバンを落下、杖歩行で結構スタスタ歩けるようになって、調子に乗ってたらこういうことになるわけで、アホに天罰が下りましたな。カバンには薄いクッション材が入っていたとは言え当たりどころが悪かったのでしょう、プラスチックマウントを破損してしまいました。
帰ってカメラを出そうとして様子がおかしいのに気が付いたという。レンズが妙にグラグラするので恐る恐る外したところ、プラスチックマウントの爪が2ヶ所欠けてました。
幸い欠けたままの場所でとどまっていたため、かけらでセンサーに傷がいったりは無く、仔細に調べましたが、カメラそのものはなんともなかったのでホッとしました、どうやら落下のショックをプラスチックマウントが全て受け止めて破損したようでさっそく修理開始。直してから破損状態の写真を撮り忘れたのに気付いたので写真はありません。(笑)
修理をするにあたって、この機会にプラスチックマウントを金属マウントに換装出来ないかと考えたのですけどね、プラスチックマウントのネジを外して観察してみたところ電子接点も一体構造、レンズ後玉はリングでマウントに固定した上から接着剤で止めてあって、きれいにバラすのにはかなり工作が必要どころかちょっと無理な感じでした。
なので欠けた爪をエポキシ系接着剤でくっつけて様子見するしかないなと、さっそく接着し24時間置いてからカメラに装着してテスト撮影。AFやパワーズームも動作は全く問題ありませんでした。光学系にダメージが無いかは、撮影データをパソコンで拡大して調べてみましたけど、とりあえずおかしなところは無かったですな。

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そんなによく使うわけではないレンズですし、新たに買い直すほどでもないのでこのまま使います。今回の件でプラスチックマウントの耐久性がよく分かりましたな、ただこれが金属マウントのレンズだったら、欠けるなんてことはないですから、カメラにダメージがあったかもしれません。

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