失敗しなさすぎカメラの時代。
立て続けに買った中華レンズ、TTArtisanの23mm F1.4と40mm F2.8 MACRO、昨年買ったTTArtisan 35mm F1.4の3本でこのところずっと撮ってました。40mmマクロはお家フォト担当なので、他の2本が街撮り担当、ただカメラボディーに付くだけのマニュアルレンズなので、昔の作法が蘇りましたな。
歩きながら街の佇まいに「おっ」と思ったら構図を決めピントを合わせる、露出計で測って絞りとシャッタースピードを決めシャッターを押すという長年やってきた流れそのまま。ただもう歳を食っておりますのでね、スローライフ・スローアクションが基本。頼れるものには頼り、すがれるものにはすがり付く写真ライフ。
で、ぶっちぎりで恩恵にあずかっているのがX-S10の「ボディー内手ぶれ補正」。マニュアルレンズの強い味方、ホントお世話になってます。(笑)
発売からだいぶ経って値段もこなれているだろうから、もう1台買い増しなどと良からぬことを考えて、価格comを見たら売ってないのね。半導体不足?「お取り寄せ」「入荷次第」ばかり。大手中古ショップの在庫も軒並み枯渇「SOLD OUT」の文字がズラリ並んでましたな。(記事執筆時)買いたくても買えないとなると逆に安心ですな。(笑)
ま、マニュアルレンズは撮るのに時間がかかります。ピント合わせはマニュアルフォーカスアシストとピント合わせ用の拡大表示を駆使。よくやるのが開放絞りでしっかりピント合わせをしてから、希望の絞り値まで絞り込んで撮るという手順。
絞り込みをプレビュー機能(被写界深度確認機能)で確認しながらなのでさらにもたもた、これを繰り返し撮り歩いているので街歩きと言うより立ち止まってる方が多いオジサン。カメラ構えてる姿が街の防犯カメラの常連かと。(笑)思えば二眼レフカメラで撮ってた時ってこんな感じで時間をかけてましたな。
で、マニュアルレンズを十分堪能したので、久々にX-S10に純正レンズXF23mm F2 R WRで撮り歩いたわけですけど、立ち止まることなんてほんの一瞬でサクサク撮り歩けました。
カメラが何もかもやってくれる感動と恐ろしさと言いますか、何も考えなくてもちゃんと写ってしまいます。ぶっちゃけ言いますと「考えなアカンのは構図だけ」ですな。あとはカメラが万事ヨロシクやってくれますから、シャッター切るだけ。
ホント失敗するのが難しいぐらい。あらためて今時のカメラとレンズの凄さを再認識しましたよ。こんなのがヨドバシやらで普通に買えるのですから、誰でもフォトグラファーやカメラマンになれますわなぁ。高性能過ぎる失敗しないカメラのおかげで成り立ってる。(笑)
この先まだまだ進化するのでしょうな、AIだとかカメラが勝手に判断してくれることが当たり前になるのでしょうけど、カメラを使いこなしていると言うより、「カメラが撮ってくれた写真」がますます巷に溢れそうでねぇ。
オジサンはヨボヨボになっても、自分で決める楽しさまでカメラ任せにしたくないですなぁ。(笑)
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