パソコン通信でつながる、始まりはニフティサーブから。
ニフティさんがサービスを開始してから今年で35周年だそうで、あらためておめでとうございます。よくぞ続けてくださいました。(笑)
つたない記憶をたどって記事を書きますが、思えばオジサンのパソコンライフは、NECの98シリーズが国民機なんて言われていた頃、大阪日本橋のパソコンショップでデモンストレーションを見て、当時まだまだマイノリティだったアップル・コンピューターのMacintosh LCを購入したのが始まりで、パソコン通信に手を染めたのもその頃でした。
まだインターネットなんてものは無くてパソコン通信だった時代、国内ではアスキーネットとPC-VANも有名でしたけど、アメリカのCompuserveの日本版なんて言われてたニフティサーブ(NIFTY-Serve)に入会してデビューしたわけで。導入パックやイントロパックなんて呼ばれてた加入権の冊子がモデムやパソコンにバンドルされてたりしましたな。
パソコン通信は当時ネットコミュニケーションの花形でしたから活用ハウツー本もいっぱい出てましたし「NetWorker」や「パソコン通信」って専門雑誌もありました。ニフティさんも「ONLINE TODAY JAPAN」って会員向け情報誌を発行してましたね、購読方法のお知らせがまだ残ってましたよ。(笑)
今のネットの状況からは想像できないでしょうけど、パソコン通信って黒い画面に白い文字だけがズラズラ表示されるテキストだけの世界、当然画像も動画もありません。だけどそんなニフティサーブにどハマリしたわけで。
ニフティサーブの中に入ると「フォーラム」と呼ばれていたたくさんの部屋のようなジャンル別コミュニティがあって、そこに参加するのが楽しかったのですな。
1テーマ1フォーラムが原則だったので実にたくさんのフォーラムがありました。ひとつのテーマに同好の士が集まり語り合うネット上の秘密基地と言いますか大人のサロンのような感じが好きでねぇ。(笑)
フォーラムにはシスオペ(フォーラムマネージャー/システムオペレーター)と呼ばれる運営責任を担う人がいて、フォーラム内での喧嘩や誹謗中傷などのトラブル対応などをしてくれてました。シスオペがいいと人が集まるってのもありましたな。フォーラムで分からないことを質問すると、すぐ返ってくるレスポンスの良さも魅力でしたよ。
オジサンが主に入り浸っていたのは写真フォーラム。その中にもカメラメーカーごとだったり、たくさんのフォーラムがあって、普段はハンドルネームで呼び合い、文字だけのコミュニケーションのフォーラムメンバーが実際に集まって飲み会などをやる「オフ会」も時々参加してました。
会ってみて初めて女性だと分かったり、若い方だと思ってたのが年配の方だったり。だけど普段やり取りしている仲間でしたからすぐ盛り上がって楽しかったなぁ。(笑)そうそう写真フォーラムメンバーで全国巡回写真展をやったのを思い出しました。神戸で開催の時は設営などでお手伝いさせていただきましたよ。
その後インターネットが主流になってパソコン通信もフォーラムも衰退して行きましたけど、これは時代の流れかと。気が付けば30年近くオジサンのネット環境はずっとニフティさんでしたな、もうなんだかそれが当たり前になってます。なのでこれからもよろしくお願いいたしますよ。
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