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2022年6月

2022年6月30日 (木)

スイカの花、咲く頃。(笑)

すみれの花咲く頃といえば宝塚歌劇団を象徴する曲ですが、最近の我が家はスイカの花咲頃になってます。ところがコレに家内が振り回されて機嫌が良くなったり悪くなったりしてますな。当たり散らされたり塩対応は長年暮らして慣れっこになってますけど、考えてみればスイカのせいで、何で種ならぬ火の粉が飛んで来るのよ、とんだとばっちりですなぁ。(笑)
そもそも少し前からポツポツと花をつけるようになってきたのですけどね、雄花しか咲かなかったり雌花だけだったりで、お揃いで咲いてくれないので人工受粉が出来ないそうなのですな。
一週間ほど前にやっと雄花と雌花が同時に蕾を付けたので、チャンスって待ち構えていたのですけど、明け方の大雨で目が覚めた時にはすでに時遅し、咲いたのに花粉が湿ったのか流れたのかでダメだったみたい。
その日一日中めちゃくちゃ機嫌が悪かったですな。前もって言ってくれてたら起こしてあげるなり、植木鉢を雨のかからない所に移動させるなり出来たのですけどね。言わなくてもそれぐらい気が付けよってことだそうです、ホント悪嫁ハラスメント。
そもそもスイカについては、食べる時にお塩パラパラすると甘みが増すって知識しかないオジサンには、雄花や雌花があるなんて事自体、全然知りませんでしたよ。(笑)

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それから数日、ある日の朝咲きましたけど雄花が3に雌花が1というバランスの悪さ。独身のままで終わる雄花は2つってことですか。とりあえず人工授粉をさせるそうで、それも午前10時ぐらいがベストなのだそう。もうなんだかややこしいですなぁ。
ま、スイカ育てるのに夢中になってる家内に、スイカのことをうかつに聞いたら、待ってましたとばかりに語りあげられますから、興味が無いフリをして写真だけ撮らせてもらって今こうしてネタにして記事書いてます。(笑)
以前ゴーヤを育ててた時も筆を使って人工授粉してましたけど、受粉が上手く行くとみるみる花の根元が膨らんできてゴーヤっぽくなっていきましたから、スイカも同じかと。
雌花って雌しべだけしかないし花の根元が丸いのですけど、よく見るとすでにスイカのシマシマが薄っすらと見えてますな。農家の人が後からひとつひとつ描いてるわけじゃありません、天然物で元々入ってます。

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ま、この先どんなふうに育って実りの日を迎えるのか、それとも育つ前にナメクジや虫の餌食になって終わるのか、オジサンには全く想像がつきませんけどね、最低ひとつぐらいはまともな収穫って言えるレベルのスイカに実っていただきたいなと。
しかしなんですな、八百屋さんで買ったほうがややこしくなくていいですよ。(笑)

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2022年6月28日 (火)

パソコン通信でつながる、始まりはニフティサーブから。

ニフティさんがサービスを開始してから今年で35周年だそうで、あらためておめでとうございます。よくぞ続けてくださいました。(笑)
つたない記憶をたどって記事を書きますが、思えばオジサンのパソコンライフは、NECの98シリーズが国民機なんて言われていた頃、大阪日本橋のパソコンショップでデモンストレーションを見て、当時まだまだマイノリティだったアップル・コンピューターのMacintosh LCを購入したのが始まりで、パソコン通信に手を染めたのもその頃でした。
まだインターネットなんてものは無くてパソコン通信だった時代、国内ではアスキーネットとPC-VANも有名でしたけど、アメリカのCompuserveの日本版なんて言われてたニフティサーブ(NIFTY-Serve)に入会してデビューしたわけで。導入パックやイントロパックなんて呼ばれてた加入権の冊子がモデムやパソコンにバンドルされてたりしましたな。
パソコン通信は当時ネットコミュニケーションの花形でしたから活用ハウツー本もいっぱい出てましたし「NetWorker」や「パソコン通信」って専門雑誌もありました。ニフティさんも「ONLINE TODAY JAPAN」って会員向け情報誌を発行してましたね、購読方法のお知らせがまだ残ってましたよ。(笑)

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今のネットの状況からは想像できないでしょうけど、パソコン通信って黒い画面に白い文字だけがズラズラ表示されるテキストだけの世界、当然画像も動画もありません。だけどそんなニフティサーブにどハマリしたわけで。
ニフティサーブの中に入ると「フォーラム」と呼ばれていたたくさんの部屋のようなジャンル別コミュニティがあって、そこに参加するのが楽しかったのですな。
1テーマ1フォーラムが原則だったので実にたくさんのフォーラムがありました。ひとつのテーマに同好の士が集まり語り合うネット上の秘密基地と言いますか大人のサロンのような感じが好きでねぇ。(笑)
フォーラムにはシスオペ(フォーラムマネージャー/システムオペレーター)と呼ばれる運営責任を担う人がいて、フォーラム内での喧嘩や誹謗中傷などのトラブル対応などをしてくれてました。シスオペがいいと人が集まるってのもありましたな。フォーラムで分からないことを質問すると、すぐ返ってくるレスポンスの良さも魅力でしたよ。
オジサンが主に入り浸っていたのは写真フォーラム。その中にもカメラメーカーごとだったり、たくさんのフォーラムがあって、普段はハンドルネームで呼び合い、文字だけのコミュニケーションのフォーラムメンバーが実際に集まって飲み会などをやる「オフ会」も時々参加してました。
会ってみて初めて女性だと分かったり、若い方だと思ってたのが年配の方だったり。だけど普段やり取りしている仲間でしたからすぐ盛り上がって楽しかったなぁ。(笑)そうそう写真フォーラムメンバーで全国巡回写真展をやったのを思い出しました。神戸で開催の時は設営などでお手伝いさせていただきましたよ。
その後インターネットが主流になってパソコン通信もフォーラムも衰退して行きましたけど、これは時代の流れかと。気が付けば30年近くオジサンのネット環境はずっとニフティさんでしたな、もうなんだかそれが当たり前になってます。なのでこれからもよろしくお願いいたしますよ。

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2022年6月26日 (日)

TTArtisan 40mm F2.8 MACROの活躍の場は?

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現行マニュアルマクロレンズの中では一番安く(記事執筆時)約1.4万円で買える銘匠光学の「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」。
逆光に極めて弱く、開放絞りF2.8での描写の甘さや周辺光量落ちが見られるなど問題有り有りレンズですけど、実写ではどうなのか、普段の街歩き写真とお家フォトで使ってみての印象を書いてみたいなと思います。

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先に結論を書きますけど、お家フォトでは使えますけど、街歩きに持って出るのは場合によるかと。昨日の記事で逆光時のハレーション例を掲載しましたが、頻繁にコレが起こると怖いですからねと言うか撮影にならない。
見方によっては個性的とも言えるひどいレンズですけど、問題点に十分注意すれば普通にマクロレンズです。(笑)ガチで注意が必要なのは逆光シーンだけかと。

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開放絞りの描写の甘さや周辺光量落ちは、花の接写などシーンによってはイイ感じで味わいになりますから使い方次第だと思います、絞り羽根11枚のボケ具合にも期待できそう。
APS-Cで40mmですから35mmフルサイズ換算で約60mm相当で使いやすい焦点距離ですし、料理やスイーツ、アクセサリーなどのテーブルフォトでの活躍を考えればお値段以上かと。

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このレンズ、街歩きでのオジサンの実用的な絞り値はF5.6~F8ですかね、F2.8はちょっと怖くて使えない。(笑)お家で物撮りはF11が基本、意図しない限りはガッツリ絞ります。F16まで絞ると回析現象の影響で描写が甘くなるので実質F11までかなと。なのでマクロレンズなのに絞りがF16までなのは不満で、F22できればF32まで欲しいぐらい。(笑)
ピントリングの回転角は大きいのでグリグリ回して厳密なピント合わせが出来ますし、繰り出す鏡胴に撮影倍率が表示してあるのもマクロレンズ使ってるぜ感があってイイのですけどねぇ。

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普段使っているLAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APOよりも画角がだいぶ広いので、三脚に乗せて構図を決めるのが楽と言いますか、部屋が狭く引き場がなくて四苦八苦してたのが嘘みたいに楽勝でセッティングできます。(笑)その分パースペクティブによる被写体の歪みには気を付けなくてはなりませんけど。

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試しにカメラバッグを撮ってみましたが引き場に余裕がありました。複数のカメラを撮る場面もLAOWA 65mmではギリギリでしたからずいぶんやりやすくなりましたな。料理に寄ったり離れて全体を撮ったりする場面では機動力がありますしね、悪いところばかりじゃないな。(笑)

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まとめとしましては開放絞りF2.8は要注意、ゴースト、フレア、ハレーション、周辺光量落ち、各種収差など悪いところが出やすいと言うか場面によっては確実に出ます。ところがF4まで絞ると一気に改善。安定しているのはF5.6~F11かと。
接写の場合は絞り込んでも被写界深度は浅くて背景はボケますからテーブルフォトや料理を撮るのに向くのかなって気がしましたな。
例えば普段は標準ズームレンズだけで撮ってて、もう少し寄って撮りたいなんて場面で選択肢に入る低価格なマクロレンズではないかと、この値段はたしかに魅力ですからね。色々撮ってみてダメダメなところがよく分かったので、それを踏まえてお家フォトメインで使って行きますよ。(笑)

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2022年6月25日 (土)

TTArtisan 40mm F2.8 MACROのココがアカン。

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キャノンEOSのEF100mmF2.8マクロが一番使ったレンズでした。仕事での商品&調理撮影では100mm前後のマクロってスタンダードレンズ。ただオートフォーカスで画面の思った所にピントはまず来ないと言うか役に立たないので、マニュアルフォーカスに切り替えてピント合わせしてました。
基本マクロレンズはマニュアルフォーカスでってのがオジサンの持論。なので銘匠光学のTTArtisan 40mm F2.8 MACROは、購入時価格税込み13,950円と激安でマクロの世界を楽しめるのに魅力を感じたわけで。
オートフォーカス以前の1970~80年半ばの一眼レフ用中古マクロが1~3万円ぐらい、ミラーレス機用にマウントアダプターの購入も考えればいかに安いかと。ま、マクロレンズ好きってのもありますけどね。(笑)
レビューを見ると絶賛もあれば、使えねぇって酷評も。写真家諏訪浩二さんの動画は参考になりました。なのでダメなところも分かった上で購入、お家フォトメインなら使えるかと。(笑)
ま、色々指摘されているように問題有り有りで、まずビックリするぐらい逆光に弱く、太陽光を画面に入れて絞り開放F2.8で撮ると、信じられないぐらい派手な虹色のゴーストとハレーションが高い頻度で出ます。これは少し前に買ったTTArtisanの23mm F1.4よりも大幅にひどいので、このメーカーの逆光耐性の基準が緩いのか、内面反射に対する技術や設計力が低いのではないかと。
下の写真を見ていただきたいのですが、特殊なフィルターを使ったのか、画像処理で作ったのかって思うぐらいひどく、場合によってはもはや撮影不可能ってぐらい出現します。

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さらに下の写真、街中で撮ってて、画面右上に明るい空が少し入る、やや逆光シーンだったのですけど、その反対側の左下に白くハレーションがでましたな。

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絞りF8では出なかったので絞り込むと消えるのだと思います、でもそういう場合を心配しながら撮らなくてはならないレンズってオカシイですよね。なので木漏れ日だとか、太陽や強い光をを入れた逆光撮影が多い方には全く勧められません、高くても信頼と安心と間違いの無い純正品&日本のマクロレンズを買ってください。(笑)
それとTTArtisan 23mm F1.4で指摘したのと同じく、レンズに表記されている被写界深度目盛りは全く役に立ちません、どう見てもオカシイので単なる飾りと思ったほうが良いですな、コレ使う方はいないでしょうけどね。(笑)

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写りに関してですが、画面中心部と周辺部の絞り値違いによる描写比較を撮りました。

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見ての通り開放絞りF2.8では画面周辺部も中心部もかなり甘い描写、中心部はF4で一気に改善、F5.6~F11が実用範囲でF16になると回析現象の影響でボンヤリします。周辺部はF2.8がF4よりマシに見えますが、これは周辺光量落ちで画面四隅が暗くなった分、良く見えているだけで良いわけではありません。(笑)
周辺部は絞り込んでも全体に甘い感じがします、収差による像の変形や色のにじみもありますな。F8まで絞るとずいぶん良くなりますが、キャノンEF100mmF2.8マクロを使っていた時に感じてたような、カリカリシャープな印象は有りませんでした。カリッとシャープな写りをお求めの方には向きませんが、マクロレンズや接写の入門には面白い存在だと思います。ま、安さが一番のアピールポイントなのですけどね。(笑)

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2022年6月23日 (木)

ギア雲台を導入しようかと思案中。

三脚に付いてる雲台で今時一番良く見かけるのは自由雲台、レバーのロックを緩めると自由な角度や方向にカメラを動かせて締めると固定されるってやつ。
それに対してチルト(上下の垂直の動き)パン(左右移動、回転の動き)スイング(左右の傾きの動き)の3方向を個別に操作できるのが3ウエイ雲台。オジサンの若い頃はコレが主流でした。カメラをきちんと水平にしたり、特定方向にだけ動かす場合には抜群の使い勝手でしたからね。
自由雲台はレバーを緩めると全方向一気にフリー、なのでその都度イチから構図を合わせ直さないといけないので便利なようでそうでもない、重量級やデカイカメラには向きませんし。ただ3ウエイ雲台と比べるとシンプルで、持ち運びがしやすく構造が簡単なのは利点ですけどね。(笑)
取材仕事では3ウエイ雲台のハスキー3段が定番、自由雲台はニーズに合わなくて使いませんでした。施設など建築の撮影で、お客様から「違う方向からも撮っといて」なんて言われた場合に自由雲台はホント使えねぇやつ、3方向個別に動かせる3ウエイ雲台は必要な方向だけを動かせばいいので楽勝でした。(笑)

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で、やっとギア雲台の話。3ウエイ雲台はパン棒と呼ばれるものを握って操作しますけど、ここがギア方式になっていて微調整と言うか微妙な動きができるのがギア雲台。
基本は3ウエイ雲台と同じですが、カメラをほんの少しだけ動かしたい状況で、パン棒ならぬノブを回せば少しずつ動いてくれるので、今までに撮った写真と向きと角度を合わせて撮影なんて場合で活躍。
商品撮影をよくやっているプロカメラマンの方ならギア雲台は必需品、スタジオの装備に必ず有ると思います。これが有ると無いとでは雲泥の差、タイトなスケジュールで大量の物撮りが発生する量販店やカタログの仕事では、効率よく流れ作業的に撮っていかないと納期に間に合いませんからね。(笑)
スタジオではカメラスタンドにギア雲台を付けて使ってました。カメラスタンドって街の写真館で見たことが有る方もいらっしゃるかと思いますが、重くてデカイ台座に太い柱が立っててそれから水平に伸びたアームにカメラを取り付けるという代物。カンボ(CAMBO)やフォーバ(FOBA)といえば分かる人には分かるかと。(笑)
オジサンはマンフロット 809 サロン230ってT字型の台座のやつにギア付きジュニア雲台410を付けて使ってました。独自のカメラプレートはデカイだけで使い勝手がよろしくなかったですけど、EF100mmF2.8マクロ付きEOS 5D MarkIIを乗っけて毎日酷使で13年間、故障知らずで頑張ってくれましたな、今も若いモンに使われていると思います。(笑)
マンフロットの410にせよ、ギア雲台って一般的な雲台ではないので、安くはありません。正直言って無いと写真が撮れないわけじゃないですし、今まで何とかしてきましたし。ただこれを使うと微妙なカメラ位置の調整が格段に楽になるのは十分わかっているので悩み中。なのでただ今レビューや動画などを見て調査中でありますよ、手頃なのが見つかれば良いのですけどね。(笑)

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2022年6月21日 (火)

ファインダーの無いカメラに慣れつつある。

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家内用に買ったXF10を使ってみて一番の変化は、ファインダーの無いカメラを受け入れられるようになったところですかね。今までこのブログではファインダーの重要性について何度か記事にしておりましたけど、どんどん過去のものになっているのも感じていたわけで。
コロナ前ですけど、南京町で観光客の方が写真を撮ってるのを見てても、ファインダーが付いてるカメラなのに背面モニターを見ながら撮ってる場面をよく見かけました。
なんでファインダーを覗いて撮らないのだろうって思ってたのですけど、日常的にスマホで写真を撮ってる世代の方にはファインダーって重要じゃないのでしょうな。
せっかく付いてても使ってないのは必要を感じないからというより、そういう作法より、スマホと同じような作法で撮るほうが自然だからなのかもしれません。カメラの取扱説明書にカメラの構え方について出ていても見てないと思います、取扱説明書ってそういうもん。(笑)女性の場合だとファインダーを覗くと、カメラに鼻の脂やファンデーションが付いちゃったりするのがイヤってのもあるでしょうしねぇ。
オジサンがカメラに目覚めた頃、遠い昔ですけどファインダーが付いてないカメラって無かったですな。コンパクトデジカメが出てきだした頃から新機種が発売されるたびにファインダーが無くなっていったような記憶があります。気がつけばコンパクトデジカメはスマホに置き換わってしまいました。
で、オジサンも遅まきながらファインダーの無いカメラで、背面液晶モニターを見ながらの撮影にまみれてみたわけで。と言うかXF10にはファインダーがハナから無いので、それしかやりようがなかったのが実際のところでしたな。
やってみると最初は手ブレ写真量産、手を伸ばして構えるなんてわざと手ブレしに行っているようなもんですからね。しかも白昼の屋外では表示が全然見えないし、輪をかけて老眼という三重苦。
だけど人間の適応力ってすごいですな、しばらく使ってると慣れてきましたよ。そんなに毛嫌いするほどの大層なことじゃなかったというのに気が付きました。(笑)街中ですと電信柱や塀に寄りかかったり、道端の看板の上にカメラを載せたりして支えれば手ブレなんてありませんからね。ただ見た目が不審者っぽい徘徊オジサンなだけです。(笑)
ま、写真撮ってる時って、周りの視線が気にならないと言いますか、長年街を撮っててそういう風になっちゃってるので全然平気。そうなるとXF10ってコンパクトデジカメですから圧倒的小型軽量、何だかサクサク撮り歩けて思った以上に機動力が高いのもよく分かりましたよ、コレ使えるとなると自分用に欲しくなりますな。
リコーさんのGRがあれだけ人気があるのもうなずけます、なので古いGRを引っ張り出して見ようかと。(笑)

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2022年6月19日 (日)

ハスキー3段という、プロ御用達三脚の活躍。

窓からの自然光での物撮りやテーブルフォトが出来ない夜の時間帯にも撮れるように、押入れの中の物を除けて撮影ブースにしているのですけど、これがなかなか便利で、最近はこっちで撮ることの方が多くなってきてます。大きな物を撮る場面が少ないと言うか、そういうのは基本的に撮らないので、このスペースでも十分まかなえるのですな。
大抵押入れって上下2つに仕切られているので、下の段の奥には使ってないストーブや扇風機など季節物を収納、空いたところに三脚やスタンド類、撮影用品などを入れています。
普通は布団などを収納することが多いと思われる、上の段をガッサリ空けてあってここで撮影するわけですけど、押し入れなのでその高さがやや高いのですな。普通のデスクより高くて測ってみると83cmありました。
撮影するブツを並べたり、支えを入れて立て掛けたりする時に腰が痛くならなくていいのですけど、高いので撮影カメラ位置も高くなってしまいます。当然ファインダーを覗けないので、背面のチルト液晶モニターを起こしてそれを見ながら撮影、チルト液晶って実に便利ですなぁ。(笑)
カメラはOKなのですけど問題は三脚。普段使っているのは中華機材メーカー「NEEWER」の中型4段三脚で、センターポールが90度横倒しにできて俯瞰撮影が楽という仕掛け付きのもの。
目一杯伸ばせば高さは何とかなるのですけど、4段の一番先端の脚はすごく細くて全段伸ばした状態だとしっかり感が無い。こういう中型4段三脚って4段目まで使うのは緊急の時だけって割り切って、伸ばすのは3段目までで使う方がいいのですな。しかも軽いので足が当たっただけでカンタンに動きますし揺れます。(笑)
決してこの三脚が悪いとか中華機材だからダメって話じゃないですよ、使用状況が三脚の想定範囲を超えてるわけです。で、こういう場面では頼りになる三脚「ハスキー3段」に選手交代、仕事でも同じものをずっと使っていたので操作に関しては体が覚えてます、なのでチャチャッと無駄のない動きでセッティングできますよ。(笑)

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このハスキー3段、プロカメラマン御用達でデカイ重い丈夫な三脚の代名詞みたいなやつですから安定感抜群でビクともしない、足が当たってもこっちが痛さでうずくまりますからね、足の小指押さえて歯を食いしばって涙目。(笑)
高さも申し分なしですし、ありがたいのがセンターポールがクランクハンドルによるエレベーター式になっているところ。カメラの高さをクランク回すだけですぐ変えられるのは楽。雲台も3ウエイなので操作はしやすいですし、緩めるとスッと動いて締めるとピタッと止まります。こういう当たり前のことがちゃんと出来る雲台ってホント少ないですからね。(笑)
重量3.7kgも若い頃は平気でしたな、大きなカメラバッグと一緒に持ち歩いてました、今はベランダに持ち出すのもイヤです。そんなハスキー3段が思わぬところで活躍するとは思っても見ませんでしたな。

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2022年6月18日 (土)

次は、TTArtisan 40mm F2.8 MACROを買った件。

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先月5月31日に行われた富士フィルム「X Summit OMIYA 2022」で「30mmF2.8 Macro」がロードマップに登場してましたな。マクロレンズ好きオジサンには30mmとはなんとも悩ましいわけで。一番好きな焦点距離の範囲内ですけど高かったら手が出ませんなって、開発予定レンズにアレコレ言ってもしょうがないので現実的なマクロレンズの話をします。(笑)
過去に何度か書きましたけど、交換レンズ2本目はマクロレンズをオススメがオジサンの持論。普段見慣れているものも目一杯近寄って撮ってみると新鮮な発見がありますし、接写だけでなく日常やポートレイト、風景も全然OKな守備範囲の広さがマクロレンズ。
特に中望遠や標準ぐらいの焦点距離のものが使い勝手がよくて色々なシーンで活躍できます。なのでオジサンにとってマクロレンズは、漫才コンビ「ミルクボーイ」風に言うと「こんなん、なんぼあってもイイですからね。」なレンズ。だからといってなかなか手を出しづらいレンズですけど。(笑)
オジサンも富士フィルム純正は高くて手が出なかったので手持ちの「FD50mmF3.5マクロ」というキャノンのオールドレンズをマウントアダプターで使っていたのですけど、2年前に「LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APO」って中華マクロレンズを買って気に入ってからお家フォトはもっぱらこのレンズばかり。
35mm換算で100mmぐらいに相当し使い勝手も良いのですけど、ちょっと大きなものを撮る際には引き場が無くて。これはズバリ部屋が狭いからなのですけど、もう少し焦点距離の短いマクロがあったらなって思ってたら昨年の秋、銘匠光学さんから「TTArtisan 40mm F2.8 MACRO」が発売されたわけで。
レビューが上がるまで様子見してたり、入院してたりで時期を逃しようやく最近買いました。デザインはあまり好きではありませんが、作りは良く金属鏡胴でずっしり感があります、レンズキャップも金属製のねじ込み式。
もっぱらブツ撮りやテーブルフォトがメインになりますけど、35mm換算60mm相当でコンパクトなので街撮りでも面白いかも。絞り羽根11枚なのでボケが美しそうですからね。

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ただ絞りはF16までしかなく、しかも等間隔じゃありません。さらにピントリングを回すとレンズ先端がニューっと伸びるタイプ、レンズは内筒の奥まった所あるのでフードはありません。この辺りフィルム一眼レフ全盛期時代のマクロレンズを思わせて、ちょっと古臭さを感じますな。(笑)

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等倍撮影時、最大に繰り出した状態ではレンズ先端から被写体まで約4cmほどしかないので、近すぎて被写体がカメラの影になったりする場面があるかもしれません。マニュアルフォーカスレンズなのでピントリングは約250度の回転角で、ねっとりした重みがあります。ただ滑り止めパターンの感触があまり好みじゃないですけどね。(笑)
マクロレンズにオートフォーカスが必要とは思っていないオジサンは、マニュアルレンズとはいえ手頃な価格でマクロレンズを楽しめるのは大歓迎ですよ。ちなみに焦点工房さんでの購入時価格は税込み13,950円でした、マクロレンズがこのお値段って有り得ませんからね。とりあえず箱から出しただけのレビューでしたけど、このレンズも実は問題有り有りで…、その辺りは別記事で。(笑)

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2022年6月16日 (木)

TTArtisan 23mm F1.4はホントにアカンのか。

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ガッツリ使い出す以前に色々問題があって、ブログネタに事欠かない中華レンズ「TTArtisan 23mm F1.4」。
良く言えば、個性的で癖を楽しめるF1.4の大口径レンズ。悪く言えば、お隣の国のおおらかさと言いましょうか、雑で詰めの甘いところがモロに感じられるレンズ、金属鏡胴の作りも、見た目もとてもいいのですけどねぇ。(笑)
だけど約15,000円でこれだけ楽しめるレンズは他に無いでしょうな、絞りの効果やレンズのことを実体験で理解するのに最適な教材になりますよ。で、さっそく街中を撮り歩いてみました。

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結果は分かりきってますし比べるのが無謀ではありますけど、同じ設定と露出で富士フィルム純正XF23mm F2と撮り比べ。あらためて思いましたけど国産レンズって呆れるぐらい優秀ですなぁ、失敗する方が難しいですからね。(笑)
同じ23mmですけどTTArtisan 23mm F1.4の方がほんの少し画角が狭いですな、ファインダーを覗いた時にすぐ感じました。色合い違いは大きな差がなく、TTArtisan 23mm F1.4は微妙に発色が地味めな感じ。色合いで一番差を感じたのは舗装道路の色で、XF23mm F2 R WRの方が実際の色合いでした。ま、何だかんだ言っても現代のレンズですから極端な差は出ないのかもしれませんな。

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一番ハッキリと差が出たのは画質。特にシャープさに関しては開放絞りF2でも「何でここまでハッキリ写るの」なXF23mm F2 R WRに対して、開放絞りF1.4だと「オレちゃんとピント合わせたよな?」って不安を感じてしまうのがTTArtisan 23mm F1.4。(笑)
F2とF1.4ですから根本的に違いますけどF1.4は想像以上にボケますな、さらに画面中心部分以外はダメダメで、周辺部分はまともに解像しておらず、流れたようになってたり減光もひどいので余計そう感じてしまいます。
この辺りがクラシックレンズを使っているような印象を持ったところかと。だけど今時の若い方には反対にウケるのかもね、こういうのをエモいなんて言うんでしょ。(笑)
ところがですなF2でグッと良くなってF2.8で目を覚まし、F5.6とF8で全く別物のイイ写りに、絞り値の変化でこれだけ印象がガラガラ変わると逆に面白くなってきますよ。

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オジサンは時々F1.4の個性を楽しみつつ、普段はパンフォーカス撮影でサクサク撮るのがこのレンズの楽しみ方じゃないかと思いました。例えば距離4mでF5.6に絞ると約2.3m〜20mに、F8に絞ると1.8m〜無限遠(∞)にピントが合うので、街歩きではピント合わせの必要無しに撮り歩けますからね。

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で、食べ物屋さんで出てきたものを撮るなんて場面ではわざとF1.4でボケ感を楽しむわけですな。広角レンズとは言え寄ればかなりボケます、背景との距離も関係しますけど、ラーメンのネギにピントを合わせて撮ると丼鉢の向こう側がボンヤリするぐらいのボケ方なので、こういう場所では活躍すると思います。(笑)

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最後にまとめとしてTTArtisan 23mm F1.4はアカンわけじゃなく、F5.6かF8に絞れば十分シャープで問題ない写りだけど、開放絞りF1.4はそれとは真逆の写り。なのでまるで性格違いの2本のレンズを楽しんでる感じがします。これでお値段約15,000円ですからね、買ってみますか?パスしますか?(笑)

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2022年6月14日 (火)

筋肉は焼き肉で作られる?(笑)

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同世代やそれより上の方とおしゃべりをしていると、食べ物のことがよく話題に上がります。
アレが旨いコレが美味しいなんてグルメな話題も当然ありますけど、その反対のアレが食べられなくなったコレがもう無理っていうような、若い頃と明らかに食の傾向が変わってる部分が、話題になることのほうが多かったりしますな。
で、その中で一番多いのが焼き肉が食べられなくなった問題。(笑)お金が無くてお肉が買えないというのじゃないですよ、美味しいのは分かってるけど量が食べられなくなってるわけですな。
「もう全然食べられへんわ、エエお肉ちょこっとでエエねん、二切れか三切れで十分やわ」なんてやつね。グルメ系番組で美味しそうなお肉やステーキが出てくると「旨そう」って思うのですけど、現実はそんなに食べられなくなってます。
なのにお医者さんからは、年配の人ほど筋肉を付けるためにお肉を食べたほうがいいなんて言われるわけで。若い頃は健康診断でコレステロール値が引っかかると野菜と魚中心の食事にしなさいなんて言われてたのにね、年食うと真逆のこと言われてますな。(笑)
ま、日本人もお肉を当たり前に食べるようになったおかげで血管が強くなって、そっち方面の病気にかかる率が下がってるなんてのも聞いたことがありますし、筋力、体力維持のためにはベストな食材なのでしょう。
だけど友人知人と外で会食や、家内と食事にでかけても焼肉屋さんって候補に上がらなくなりましたな。和食のお店でほっこりか馴染みの中華料理屋さん、しかも量より質重視になってます。
勤めていた頃は若いモンと食べに行くとなると真っ先に「焼き肉食べた〜い」って声が上がりました。
で、オジサンは生ビール片手にキムチなんぞをつまみつつ、時々お肉も頂くぐらいで十分なのですけど、若いモンはビールだけじゃなく白いご飯も頼んで、お肉でワシワシ食べてましたよ、食べっぷりがいいと見ていて気持ちがいいですな、パワーを貰えますからね。
で、こういう場合食べる勢いを止めてはイケマセン「遠慮せんと、どんどん食え」ってのが上のモンの配慮といいますかルールですからね。(笑)
オジサンの場合、脚とお尻の筋肉を付けなくてはいけないので、努めてお肉を食べるようにしてますけど脂身はもういりませんな、胃がもたれますから赤身ばっかり、それも国産じゃなくて輸入のお肉です。
神戸に住んでるからって、神戸ビーフを日常的に食べてるなんて思わないでくださいよ。アレは観光客用のお高いお肉ですからね、写真ではよくお目にかかりますけど、口にしたのは数えるほどしかありませんな。
そもそも神戸ビーフじゃないと筋肉が付かないような高級でセレブな身体じゃないですから、オジサンの筋肉は100%輸入肉で出来てます。タスマニア(オーストラリア)ビーフが多いかも。でも圧倒的に食卓に上がる率が高いのは鶏肉と豚肉なのですけどね。(笑)

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2022年6月12日 (日)

TTArtisan 23mm F1.4の使えない被写界深度目盛り。

ホント笑えない話で、このレンズを手にしていじくり回していたときに「ん?」と思ったところなのですけどね。マニュアルでピント合わせをするレンズなので、国産オートフォーカスレンズでは絶滅してしまったと言っていい「被写界深度目盛り」が表記されてます。
ところがこれがまるで信用できないただの飾りだという。(笑)眺めていた時にコレ絶対おかしいって気が付いちゃったのですな。被写界深度目盛りを使ってたり、ご存じの方なら一目見ただけでオカシイって絶対気が付くと思います。
APS-Cで23mm、35mm換算35mmという焦点距離のレンズからすると明らかに深すぎるわけで。下の写真を見てもらえればわかると思いますけど、ピントを1mに合わせてF8に絞ったら50cmから無限遠(∞)までピントが合うというのが読み取れますけど、絶対ありえませんよ。(笑)

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そういうのを計算できるアプリやサイト複数で調べたところ、この場合は約75cmから1.5mの範囲にピントが来ます。50cmから無限遠(∞)までピントが来るようにするにはF32まで絞らないといけない計算になりますな。実際の撮影現場を考えて、絞りF8で現実的なパンフォーカス撮影をするとしたら4mにピントリングを合わせれば約1.8mから無限遠まで合うのでこれがベストかと。
古いライカマウントレンズなど、マニュアルフォーカスのオールド広角レンズを愛用し、パンフォーカスでスナップ写真を撮られているような、話の通じる方なら分かっていただけるかと。(笑)
不安になったので距離目盛りも正しいのか巻き尺使って調べました、さすがにコレは合ってましたって、これ問題になったらマズイし笑えねぇ。
銘匠光学さん、お国柄と言いますか大陸的と言いますか、いくらなんでも雑すぎませんか?使い物にならない被写界深度目盛りが表記されてるレンズなんて前代未聞、さすが大国。この目盛りを信じて撮ったらピンボケだらけなんて、レンズの性能以前の話ではないかと。
試しに1mにピントリングを合わせて絞りF8で撮ってみたら、計算結果と同じで遠距離が何だかボンヤリな写りでしたってますます笑えねぇ。(笑)さらに不安になったので、昨年買ったTTArtisan 35mm F1.4の被写界深度目盛りも調べてみたところ同じくグダグダでしたって、こうなると笑えねぇ通り越してガハハと大笑いするしかないですなぁ。(笑)
実証例としてピント位置を1mの場合と4mの場合で絞りF8で撮ってみたものを載せておきます。手前約1.5mの近距離の柵と50m先の門扉の部分拡大したものを見ていただければご理解いただけるかと。4mでF8だとほぼどちらもピントが来てますな、計算通りってこと。

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まぁ今のオートフォーカスレンズにはほとんど表記されてない「被写界深度目盛り」ですから知らない方のほうが多いでしょうし、例外的に表記がちゃんとされている富士フィルムXマウント初期の一部レンズもありますけど、それを使って撮影している方がどれだけいるのかって思うと、もはや過去のものなのかと。
わざわざオジサンが取り上げても響かないでしょうし、ほぼ影響無しだと思います。なのでこのレンズで撮る時は、カメラの被写界深度確認機能や目で確認して、マニュアルフォーカスアシストを使って確実なピント合わせをしてくださいとしか言えません。(笑)
ちなみにipadでいつも使ってるのが「DoF Table」って被写界深度計算アプリ、iPhoneもOK。分かりやすくて使い勝手もいいのでおすすめします。無料版でも十分ですけど、記事執筆時に調べたところ250円でPro版に出来ますな。
今時の被写界深度目盛りの無いレンズを使う時に併用すると、レンズごとの絞りとピントの関係の理解が深まると思いますよ。

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2022年6月11日 (土)

TTArtisan 23mm F1.4は、落差を楽しめないと無理。

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開放絞りF1.4でお値段約1.5万円の格安中華レンズ「TTArtisan 23mm F1.4」。購入前にレビューを色々見ましたけど、写真家の諏訪浩二さん塙真一さんの動画が役に立ちましたな。第一線で活躍する写真家のレビューですから信頼できますし、内容もツボを押さえてるなって思います。
その中で指摘されてた画面に太陽を入れた場面で発生するゴーストと周辺光量落ち、試してみたところまさしくその通りになりました。(笑)
ナニコレって感じのゴースト、まるで太陽の周りにまつ毛が生えたように出ましたな、画面内の太陽の位置によって出る場所が変わりますが下の写真のようにハッキリクッキリ出ます。

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ところがこれはF1.4だけ、絞ったとたんにスッと消えちゃうのですな。きっと内面反射のせいだと思うのですけどねぇ。こういうのに対しておおらかすぎるところがお隣の国かと、国産メーカーだったら即行クレームですからね。
そういえば昔キャノンさんでEF24-105mmF4L IS USMの初期ロットがゴースト発生、無償修理になったことがありましたな。オジサン太陽を入れるような極端な撮影は、ほぼしないので気にしませんけどね。(笑)

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上の周辺光量落ちの作例はポートライナーから港を開放絞りF1.4で撮ったものです。ご覧の通りガッツリ画面の4隅が暗くなってるのがお分かりかと、F2でかなり改善、あとは絞るごとに良くなっていきますけど完全に無くなりません。絞り違いによる描写の比較も、画面中心部と周辺部を拡大したものを載せておきますのでどうぞ。

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見ての通り画面中心部分は大きな差を感じませんけど、画面周辺部分は絞りごとの落差が大きすぎて笑いました、とても現代のレンズって感じじゃない。以前、60年ほど前のハーフサイズカメラ「リコーキャディ」「オリンパスペンS」のレンズをXマウント用に改造しましたが、それの方が描写は遥かに優秀でしたなって、オールドレンズに負けたらアカンがな。(笑)
画質がベストな絞り値はF5.6とF8だと思いました。F16まで絞ると光の回析現象でボケます、なのでF11の表示とクリックが省略されているのがつくづく惜しまれますな。
なおピントリングの無限遠(∞)表示はオーバーインフなので、これを信用すると確実にピンボケになります、遠景にピントを合わすときには必ず目で確認が必要、カメラのフォーカスアシスト機能をフル活用した方がいいかと。さらに被写界深度目盛りも表示されているだけでまるで当てになりません。これに関しては別記事に書きます。
で、まとめといいますか、このレンズの印象や写りについて。まず画質はカリカリシャープって感じはしませんでした、絞り込んでもその感じは変わらず。特に開放絞りF1.4はホント柔らかい感じですし、さらに画面中央部と周辺の落差がすごいので、まさしくオールドでクラシックなレンズで撮ってるような感じです、樽型の収差もありますしね。

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今時の国産優秀レンズとは真逆の個性といいますか、クセのある描写をどこまで楽しめるか、許容できるかが評価の分かれ目かと。だけど開放絞りF1.4なので背景をぼかしたSNSウケする写真を撮るのには面白いかも。(笑)
23mmの画角が好みのオジサンは持ってて損はないなと思ったので買いましたけど、昨年買った同じTTArtisanの35mm F1.4と比べると操作感、価格、大きさ重さ、描写までも落差がありすぎて見劣りしてしまいましたので、オススメしたいけどオススメしにくいってのが本音です。F1.4の明るい大口径レンズがこの価格はありがたいのですけどねぇ。
なので広い心を持った太っ腹な方、山ほどレンズを持ってて欲しいレンズが無い方限定でオススメってことにしておきましょうか。(笑)

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2022年6月 9日 (木)

神戸どうぶつ王国は、望遠ズーム1本で。

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コロナが少し落ち着いてきたせいでしょうか、家内が休日のお出かけ先を調べまくってましたな。どうやら淡路島の観光施設をアレコレ調べてたようで、オジサンには嫌な予感しかなかったのですけど、思っていたより大したことない施設だったようで却下になった模様。
不機嫌なまま施設の動画を見せてくれましたけどホント大したことないわ、これじゃホームセンターのほうがマシと思いましたな、何て観光施設かは書きませんけどね。(笑)
「淡路まで高い交通費出して、このショボさやったら、近場のどうぶつ王国行った方が値打あるんちゃうん」ってうっかり口走ってしまったので、お出かけ先が急遽「神戸どうぶつ王国」に決定してしまいました。(笑)元々は「神戸花鳥園」って花を愛でて鳥と戯れる施設だったのですけど、リニューアルして飛べない動物もいっぱいやってきて「神戸どうぶつ王国」になったわけで。
動物と触れ合えたり、園内で放し飼いになってたりする、危ない動物以外は結構自由にのびのびやってる動物園。(笑)三宮からポートライナーで14分ほど、スーパーコンピューター富岳のある「計算科学センター(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)」って駅の階段を降りたら目の前が入り口です。
出かけたのは平日でしたけど結構人が入ってましたな、遠足で来ていた小学生もいましたしね。で、まずは入り口すぐにあった「ピョンタッチ」ってブースで、アンゴラウサギを触りました。モッフモフの感触に家内の機嫌も良くなりましたな。(笑)

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神戸どうぶつ王国のホームページには、この時期にどの動物と触れ合えるかが出ています、体調管理や繁殖期で公開していない動物もいますけど、餌やり体験だとか、時期によっては動物の赤ちゃんを見れたりします。動物との距離が近いのがここの売りと言いますか、普通の動物園とは違うところ。

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で、ここの一番人気といえば「ハシビロコウ」。動かない鳥なんて言われてますけど結構動くし、しかもデカくて顔がいかついので人が集まってましたな。園内は「アフリカの湿地」や「アジアの森」などのエリアに分かれていて見どころは多いかと。

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通路を歩いていると頭上でレッサーパンダが寝てたり、ワオキツネザルの集団が歩いてきたりします。水鳥がいっぱいいるエリアでは餌を求めて寄って来るので、家内が餌を買いに走って餌やりを楽しんでましたよ、餌代100円なり。(笑)

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久々のお出かけだったので、オジサンもカメラ2台体制で撮りましたけど、小型の動物が多いので普段使うことが少ない望遠ズームレンズXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIばかり使ってました、と言うかこれじゃないとアップが撮れないのよ。なので広角系レンズはあまり出番が無かったですな。(笑)
三宮から近いのでガッツリ動物写真を撮りにお出かけするのも楽しいかと、キャノンの白レンズでガンガン撮ってる方も数名見かけましたし、気合の入った装備の方も見かけました。普通の動物園のようにオリの金網越しじゃないのがいいのですな。
ちなみにペリカンが飛ぶ「ペリカンフライト」ってショーは全くまともに撮れませんでした。オートフォーカスは優秀で追従するのですけど、それ以前にオジサンの体がペリカンのスピードに全くついて行けなかったという、トホホな結果でした。(笑)

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2022年6月 7日 (火)

立ち飲み百景62 ピンピンコロリ希望。(笑)

行きつけの酒場は、オジサンと同じ年配の方や高齢の方が多いので、終活が会話のネタになることがあります。皆さん酒飲みですから、いったいいつまで、こうして楽しく飲みに来られるかってところが話題の中心になるわけで。(笑)
今までですと、時々お見かけしていた方が、急に来られなくなったりすると「もっとエエ店見つけて、そっち行っとんちゃうか?」なんて言ってたのが、最近は「入院しとんやて」だとか「亡くなられてはった」何てのもチラホラ。
長年常連で何度もお見かけしていたとはいえ、実はどんな人なのか名前も知らないなんて方もいるので、そうなると見かけなくなったら完全に消息不明。安否確認さえできません。お店としては、新しく若いお客さんも増えているわけですから、賑わいは変わらないのですけど、長くお見かけしていた方が、歯抜けのようにじわじわと戦線離脱していくのは寂しいものがありますなぁ。
いずれ自分もその順番が来るわけですから、これからは一杯一杯に感謝をしつつ、味わって飲まなくてはなりませんな、お酒に失礼があっては酒飲み失格、バチが当たります。(笑)
ま、酒場で一杯やりながらの終活話って、一生お酒のやめられない常連といいますか、ダメダメな方ばかり集っているわけですから、飲んじゃうと調子が出ていつも通り、いかにして「ピンピンコロリ」で終われるかなんてので盛り上がってますな。(笑)
ご存知かと思いますが「ピンピンコロリ」って、病気に苦しむことなく、元気に長生きして、寝たきりになったりせずに、コロリと最後を迎えることで、誰しもが頭に描いている、出来ればこんな風に死にたいって理想の形を表している言葉、略して「PPK」なんて言うそうですけどね、オジサンの祖父がそうでしたよ。
前日まで散歩したりいつも通りだったのですけどね、翌朝祖母が起こしに行ったら亡くなってたという。寝てる間に自然死したようで、かかりつけのお医者さんも「見事な大往生ですな」って言ってたのを覚えています、死んでるようには見えませんでしたからね。きっと、こういうのは稀というか、望んでもなかなか思い通りには行かないと思います。
ところが往生際の悪い酒飲み連中は、自分の酒飲み人生で迷惑をかけてきたことなんか棚に上げて、美しいくたばり方に憧れるという。(笑)「絶対無いわ、アンタら全員地獄に直行やで」って、他のお客さんや大将ににツッコミ入れられて、くたばり順まで決められても、それを肴にまだ飲んでるんですから、まだピンピンコロリどころか、あの世も迷惑がってお迎えが来るには早いようで。(笑)

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2022年6月 5日 (日)

TTArtisan 23mm F1.4ってニューフェースレンズ。

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新しいレンズってワクワクしますな。レビューをいくら見ても自分で撮ってみないことにはフィーリングなど分かりませんからね。で、今年のはじめに気になる中華レンズって記事を書いてた「TTArtisan 23mm F1.4」をやっと買いました。
TTArtisanは中国深センの光学メーカー「銘匠光学」のブランドで、以前TTArtisan 35mm F1.4って1万円でお釣りが来る激安レンズを購入、お値段以上のクオリティですっかり気に入ってしまったので、このTTArtisan 23mm F1.4が発表になったときから注目してたのですな。
APS-Cで23mmですから35mm換算で35mm相当、オジサンが一番気に入っているXF23mm F2と同じ焦点距離。記事執筆時の焦点工房オンラインストアで税込み14,310円でした。
ブラックとシルバーが選べるのですけど迷わずシルバーを。ちょっとレトロな雰囲気の、しましまシルバーのピントリングがカッコよくてね、こういうのはゼブラ柄レンズなんて呼ばれてましたな。昔のローデンシュトックの引き伸ばし用レンズや、ツァイスイエナのレンズを思い出させます。
レンズキャップもオールドレンズのような被せるタイプ、この辺りの遊び心やデザインの面白さ、国産メーカーじゃ出さないようなレンズを次々格安価格で発表してくるのが今時の中華レンズの勢いなのでしょうなぁ。(笑)
ただしオートフォーカスではなく、単にボディーに付くだけのマニュアルレンズなので、ピント合わせは自分でやらなくてはなりません。
スマホのカメラも含めてオートフォーカスしか知らない方には、ココ敷居の高いところかもしれませんけど、昔はオートフォーカスなんて無かったですし、ピント合わせは写真の基本中の基本でしたから、オジサンには当たり前の作法、若い頃に戻ったような楽しさで撮れますね。

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愛用のXF23mm F2と比べると全長は短いけど重さは224g(キャップ無しレンズのみの実測値)と64g重いので小さくても金属のずっしり感がありますな。レンズ構成はLD異常低分散レンズ1枚、高屈折低分散レンズ3枚も使った6群8枚、絞り羽根は10枚でF1.4~F16まで。

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絞りリングはレンズ先端にあって、回すとクリックがあり感触はコトコトって感じで軽め。F1.4からF4までは中間絞りのクリックがありますが、F5.6からF16までは一段ごと、これあかんがなって思ったのがF11は表示もクリックも省略されてるってところ。なのでどうしてもF11で撮りたいときは、指先の感覚を頼りにF8とF16の中間にセットするしかないかと。(笑)

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古いタイプのレンズで見かける等間隔じゃない絞りだから表示もクリックも出来なかったのでしょうね、対してピントリングはネットリ感のあるやや重めで、最短から無限遠まで約100度ぐらいの回転角、最短撮影距離は20cm。ピントリングと絞りリングは手にした時、指先の感触が全く違うので間違えることはありませんでした。

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専用の角型メタルレンズフード「T43LH B」も発売されているのですけど、付けた姿がオジサンの好みじゃないので買いませんでした、手持ちのフードを使います。ま、ざっくりですけど見た目はこんな感じのレンズです。ただ箱から出しただけのレビューですけど。(笑)
印象としてはオールドレンズっぽい雰囲気を感じました、このビルドクオリティでF1.4の明るさにこの価格ですから納得かと。ただたくさんの方のレビューで指摘されてる、逆光時のゴーストやフレア凄すぎ問題があって、これが気になってます。その辺りも含めてただ今鋭意テスト撮影中。

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2022年6月 4日 (土)

レンズデザインも時代とともに色々あります。(笑)

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交換レンズのデザインにも時代が表れますな、中でも一眼レフカメラがオートフォーカスになった頃の、普及価格帯のレンズは一番ひどかったんじゃないかと。
絞りリングはボディーからコントロールするようになって無くなり、被写界深度目盛りはおまけ程度、ピントリングはないがしろにされてましたからね。幅が狭くて回そうにも何の重みも無いスカスカのただの輪っか、とりあえず用意しておきましたって感じ。鏡胴もプラスチックで安っぽかったですしねぇ。(笑)
オジサンはずっとキヤノンを使っていたので、EOSシリーズを使いだした頃、オモチャみたいなレンズにがっかりした覚えがあります。Lレンズとのクオリティーの落差がすごくてね、初代EF24mmF2.8なんてひどかったなぁ。(笑)
オジサンの持ってるレンズでオールド感のあるのはペンFの交換レンズ、古いニッコールや昔のペンタックスタクマーと同様の凹凸のはっきりしたピントリングでカメラを構えた時しっかりした感触があります、ゴムの滑り止めを巻きつけてるタイプじゃなく金属削り出し。
一番お世話になったキヤノンNewFDレンズは格子状の滑り止め、この頃よく見かけたデザインでしたな。旧FDレンズはマウント部に銀色の締め付けリングが付いてて、レンズ交換もしにくくちょっと古臭い感じでした。(笑)
最近のミラーレス一眼とともに出てきたレンズは、ピントリングのデザインが細かなストライプ形状が多くて、どれも個性が無いような気がします。今時のデザインなのでしょうけど、パッと見た目がどこのメーカか分からないぐらい似通ってる気がするのはオジサンだけでしょうか。
よく似たピントリング形状ですけど60年代のトプコンレンズはシルバー鏡胴に黒いピントリングがカッコよくてねぇ、若い頃カメラ雑誌の連載エッセイで見て一目惚れ、RE58mmF1.4とRE20mmF4を持っていますが、今でも美しいなぁと思うレンズですよ。(笑)
見た目を語るとお隣の中華レンズの方が個性的かもしれませんな。特にオートフォーカスもボディーとのやり取りも無い、ただボディーに付くだけのマニュアルレンズは種類も多くてしかも安い。ちょっと遊んでみようかって感じで買えますからね。
中でもTTArtisan 35mm F1.4Cはホントいい買い物でしたよ、このビルドクオリティーで購入価格8,910円って有り得ない。ボディーに付けた感じもいいですし、使い勝手も写りも。すっかりオジサンお気に入りの1本になってます。(笑)
ミラーレス一眼のいいところは、マウントアダプターでたくさんのレンズが付けられるところ。オールドレンズに目を向ければ、好みのレンズを見つける幅がさらに広がります、カメラとの釣り合いもありますけど楽しんでみるのもいかがでしょうか。

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2022年6月 2日 (木)

日本酒の悪〜いイメージって?

昔のテレビドラマや邦画でよく見かけましたな、女性に振られただの、何かの事情で自暴自棄になった主人公がやけ酒飲んでるなんてシーン。居酒屋のカウンターにお銚子がいくつも転がってて、すっかり酔い潰れて突っ伏してるなんての。(笑)
それから昼間っから一升瓶片手に、手酌酒を茶碗で呑んで酔い潰れてるなんてのもありました。荒んだ生活の状況説明と言いますか、演出に日本酒が使われてましたな、何だか日本酒ってそんなイメージしかないの?特に一升瓶って部屋の隅に転がってるだけで悪キャラ。いいイメージで登場したのを、見た試しが一度も無いのですが、なぜでしょう。(笑)
ところが洋画は、カッコいいシーンでカクテルや、ブランデーやウイスキーを手にした主人公登場、なぜか美女と一緒だったりします、007シリーズでは定番のシーンですな。あ、ドライマティーニをステアで。(笑)ってこの差はなんでしょうね。そんなに日本酒ダメなの?(笑)
ま、こんな偽りと偏見と歪曲だらけの、日本酒のイメージを見て育ったと言いますか、刷り込まれたところもあって、カッコいいという印象は全く持ちませんでした、ど演歌の世界やお年寄りの飲むお酒みたいな。
なのでお酒をたしなみ出した頃は、日本酒ってほとんど飲まなかったわけで。ビールがメインで洋酒ばかりでした。特にコップ酒は、飲んでる姿に人生終わってる感があってキライでしたなぁ。(笑)
そもそもコップ酒にいい印象を持ってないのは、子供の頃よく見かけた、市場の外れの立ち飲みで昼間から飲んでる大人たちがルーツ。「勉強せえへんかったら、大人になって、あんな風になるねんで」ってのが母親の教えでしたな。
今思えば隠居して悠々自適のお年寄りが飲んでたのだと思うのですけど、母親の目には、働きもせずに昼間からお酒を飲んでる人種イコールダメ人間。子供にその姿を見せて「あんな風」にならないようにって戒めだったようなのですけどね。
戒めって役に立ちませんなぁ、気がつけば筋金入りの「あんな風」になりましたよ。なので飲んでるのはほぼコップ酒。
これに表面張力ギリギリまで注いだのを、オットットって口を近付けて飲むのがイイのですな。ってコレ若い頃一番キライだったヤツね、いかにもオッサンってところが、当時はみっともなくてイラッときてました。すっかりオジサンになった今はこれがデフォルト、一口目を日本一美味そうに飲んで見せる自信はありますな。(笑)
最近は日本酒をワイングラスで出してくれたり、おしゃれな方向に変わりつつあるように思います。コップ酒も、いかにもって感じのコップから、切り子のカットグラスで「グラス酒」に出世してたりして見た目もカッコいい。
問題は一升瓶じゃないかと、あのデカイ瓶ね。お店で注がれると、そうは見えないのに、お家で一升瓶から直に注ぐと、大酒飲みみたいでねぇ。「まだ、飲むん?」って家内の声も、そんなに飲んでないのに一升瓶からだと印象まで悪くなりますな。
なので紙パック酒は正義、大きくないので目立たないし、中身の減り具合も見えないし、まさしく「神パック」。でも映画やドラマでは紙パックじゃ絵になりませんしねぇ、やっぱり悪役は一升瓶しかダメなのかもね。(笑)

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