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2022年5月

2022年5月31日 (火)

ワークマンで今度はウエストバッグを衝動買い。

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少し前にワークマンで買ったコーデュラ小物ケース、その買い物の際に横に掛かっていたコーデュラウエストバッグがなかなか良さげで気になってたので、また近くに寄った際に買ってしまいました、お値段税込み1,500円なり、色はカーキを選びました。もっと小型のウエストポーチは持っているのですけど、それよりはかなり大きめ。
いつも使っているリュックタイプのバッグは、暑くなってくると背中が蒸れるのですな、ただでさえ速度の遅い杖歩行ですから、なおさら汗だくになるわけで。
これからの季節ウエストバッグなら背中が空くのでいいかもって思いました、ベルトを長くして肩から斜めがけすればスリングバッグみたいに使えますしね。
調べてみるとアウトドアやカメラバッグメーカーのものは5千円から1万円前後で色々あります、だけどどれもピンとこないと言いますかクッション材やら仕切りやらが付いてて過保護で大げさでデカイ。そんな本格的で大層なのは求めてません。
体格のガッチリした方なら大きなウエストバッグも似合いますけど、オジサンのヨボヨボ体型には不釣り合いなだけ。ワークマンのは丁度いい感じでしたし安いので衝動買いしました。(笑)
見た目は写真のとおり、前面にポケットが3つ付いてます。真ん中のポケットのフタとベルトの付け根部分には、車のヘッドライトなどに反射するプリント柄が印刷されてます。
体にフィットするように作られているので、メインのバッグ部分に厚みというかマチはほぼありません、なのでレンズ付きミラーレス一眼カメラを入れるのはかなり無理矢理でオススメできませんな。
保護クッションもありませんからカメラを入れて使うつもりの方は自己責任で。使用上の注意にもタブレットやノートパソコン、カメラの収納で破損や故障しても責任は負いかねますって書いてありますからね。

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試しにiPad miniとXF23mm F2 R WRレンズ付きX-T30を入れてみましたけどキツイわ。ま、入るぐらいの大きさはあるよって認識でヨロシク。
便利そうって思ったのは上面についてるメシュポケット。500mlのペットボトルが入ります。写真でお分かりかと思いますが、ペットボトルのキャップの向こう側に見えてる調節できるゴムの輪っかで固定するとペットボトルがずり落ちたりしないそう。ツユで濡れる冷たい飲み物を外に固定できるのはアイデアだなと思いましたな。

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レビュー動画を見てると釣り道具を入れるのに使ってる方もいました。オジサンは露出計を入れておくのに便利かと、卓上三脚を挟んでおくのも良いかもね。
まだ買ったばかりなので、使い込んでみると言いたいことも出てくるかと思いますけど、このお値段ですからねぇ、文句も出ないでしょうなぁ。(笑)

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2022年5月29日 (日)

シャッター切った回数って、気になる方?

カメラのシャッター耐久回数というのは、プロ用フラッグシップ機とファミリー向け機種では違います。当然ながらプロの現場でガンガン使われることを想定しているフラッグシップ機は耐久性が高いわけで。
仕事で使っていたデジタル一眼レフEOS 5D MarkIIは仕様によると15万回となってましたが、大体4〜5年ぐらいで動かなくなって、シャッターユニット交換をしましたな、修理票に記載されてたシャッター回数は15万回をかなり超えてた記憶があるので仕様よりは長持ちすると思います。
耐久回数を気にされる方もいるようですけど、アマチュアで相当な数を撮る方でもプロの撮影量の比ではないと思いますね。しかも新機種が出るとすぐ買い替えちゃうのもアマチュアですから、シャッターユニットが壊れるまで使う前に手放しちゃうのがほとんどかと。
仕事のカメラの場合、そんな頻繁に買い換え買い増しは出来ません。道具は長く使って経費を減らし、撮影で収益を得なくてはいけませんから、よく言われる経費で落とせるなんてのは出来そうで出来ないわけで。印刷会社内のスタジオ部署でしたから、稟議書書いたり上への根回しも必要でしたしね。(笑)
EOS 5D MarkIIも発売時に購入してもらい13年間使いました。その間シャッターユニット交換は2回、丈夫でよく働いてくれたカメラでしたよ。
そもそも昔はシャッターを切った回数ってのは、サービスセンターに持ち込んで見てもらった時に分かるようなものでしたけど、デジタルカメラが普及してからは、カメラ固有の裏ワザで確認できたり、アプリで調べたりできるようですな。
中古でカメラを購入される方にとっては、前ユーザーがどれくらい使い込んだのかが分かる判断材料になるのでしょうけど、きちんとした大手中古カメラ取扱店なら、その辺りはちゃんと見て値付けをしてるのじゃないかと思うのですけどね、どうなんでしょ。
ハイアマチュアぐらいの使い方なら、今時のカメラは十分過ぎる耐久力があるって思ってるオジサンは、あまり神経質になるものではないと思っていますよ。(笑)
で、最近知ったのがシャッターを切った回数を知りたいって方が自分で調べることができる「ショット数.com」ってサイト。どうやら個人の方が善意で公開してくれてるようで、ややこしい操作が一切不要、デジタルカメラで撮ったJPEG画像を送信フォームにドラッグドロップすれば、そのカメラで撮ったシャッターの回数が分かるというもの。

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ちょっと面白そうなので試しにオジサンの持ってる2台のX-T30とX-S10を調べてみました。正直そんなに撮ってませんな、コロナで出歩けなかったり色々ありましたからね。一番古いX-T30が最高で22,000ショットほど、X-T30をもう一台買い増ししてから併用、1台持ち出しのときは新しい方を持って出てたので、途中からショット数が伸びなくなってたのでしょう。さらにX-S10を購入してからコチラを一番良く使ってますし。(笑)
ま、カメラ好きオジサンの趣味の範囲って感じが、ほのぼのしたショット数に表れてますな。全てのカメラに対応してくれてるわけじゃないですけど、興味のある方はぜひどうぞ。

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2022年5月28日 (土)

XF23mmレンズは、F1.4よりF2だと負け惜しみ。

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フジXマウントで使えるレンズを数えたら、純正にオールドレンズに改造したのまで含めて29本。なので防湿庫は「Xマウントと愉快な仲間たち」状態。(笑)
その中で頂点に立つのがXF23mm F2。35mm換算の焦点距離は35mm、画角63.4度で画質もいいし、カメラとのバランスや使い勝手などオジサンの街歩きにピッタリ、ダントツの持ち出し率なのでコレが一番なのですな。

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この23mm、Xマウントのサイトには開放絞りF1.4の新旧2本とF2の合計3本が掲載(記事執筆時)、旧タイプは終売なのでいずれ削除かと、新タイプは今年2月24日発売なのでこれからのF1.4を担うレンズ、防塵防滴など今時仕様になってますな。
だけどオジサンの中でナンバーワンはF2のやつ。(笑)F1.4が買えないわけじゃ…と言いたいところですけどキッパリ「買えません!」価格comで価格差2倍以上、10万円超えなんて買えるわけ無いですよ。さらにデカくて重さも2倍以上だってさ。

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ここからの文章は単なる負け惜しみになりそうですけど、F1.4なところ以外デカくて重くて高いだけのレンズと言ってしまいたいですな。(笑)だけどこういうレンズが売れて、もてはやされたりするのがレンズの世界。
自分の撮影スタイルに本当に必要なのかって迷いを撹乱するレビュー記事なんてのがいっぱい。(笑)そもそもF1.4じゃないとダメなのか、ただ情報に踊らされてるだけではって思います。
例えばF1.4の開放絞りでしか撮れないシーンが万に1つあったとして、そのためだけにF1.4のレンズを用意するのはプロなら当然、機材が無くて仕事を逃すなんてことがあってはなりませんから。だけど趣味で写真を楽しんでる方が同じものを欲しがるのは、ただの自己満足ですからねぇ。(笑)

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オジサンの独断と偏見ですけど、23mmってやや広角ですからそんなに背景ボケないですし、ボカしたいのなら被写体と背景までの距離や撮影位置を考えなくてはなりません。F1.4開放の中途半端なボケはゴチャゴチャした背景がうるさいだけなので求めてないのですな。
それよりも広角レンズって自分が動くことで構図の変化が大きいので機動力を最重視。F2でもその分軽くて小さいのが正義だと思ってます。実際はF8に絞り込んで撮ることが多いですしね。あからさまにボカしたいのならもっと長焦点レンズのほうが手っ取り早いと思いますよ。

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オジサンが大好きなXF23mm F2は小型のX-T30やX-S10に付けるとバランス良く、撮りながら何だか前へ前へと歩いていける感のあるレンズなのですな。特にX-S10と組み合わせると、デカいグリップとボディー内手ぶれ補正のおかげで片手で撮影できます。
これが強力で、左手に杖で歩行しているオジサンにはホントありがたい。今のところ手ブレ写真はありませんよ、手ぶれ補正は強力だしレンズもボディーも軽量なので片手でも負担がないですからね。

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さらに画角のしっくり感ですな、このぐらいの位置でカメラを構えたら、これぐらいの範囲が写るってのが読みやすいのですな。なので構図を決めるために前進後退が少なくて立ち止まって構えればピタリと収まる快感、単焦点レンズを楽しむ上ですごく重要なポイント。
オジサンの撮り方と撮るものを考えるとXF23mm F2はベストチョイスでした。明るいレンズをありがたがるのは分からなくもないですけど、自分の写真ライフに本当に必要かってところを考えて選択するのが「撮ること」を楽しくすると思うのですけどねぇ。

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2022年5月26日 (木)

フィルム現像はプロラボだった頃。

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フィルムカメラが主流だった頃は、どのフィルムで撮るかってのはとても大事でしたし悩みどころでもありましたな。フィルムそれぞれに個性がありましたし、若い頃はお金が無かったのでお財布事情も考えないといけないわけで、昼飯食うかフィルム買うかって切実な問題もちょいちょいありましたよ。(笑)
さらにどこでも買えるってのも大事でした。フジ、コダック、コニカ(旧サクラ)のカラーネガフィルムは、土産物屋さんなど写真屋さんじゃなくても売ってましたね。
商店街の中にあるちょっと立派な写真&カメラ屋さん、オジサンと同じ世代の神戸っ子ならご存知のコヤマカメラやヒラマツカメラね。(笑)
ま、そういう大きなお店に行くと、リバーサルフィルムやモノクロフィルムも揃ってましたし、アグファやイルフォードなど海外フィルムも売ってました。
オジサンはリバーサルフィルムファンなので最短2時間で仕上げてくれるし、朝の通勤時にポストに放り込めば昼休みに取りに行けた富士フィルム系プロラボ「クリエイト」によく行ってたのですけど、フィルムの特徴を知ってもらうためのPR用小冊子やパンフレット類が片隅のスタンドに置いてありましたよ。
モノクロフィルムは自家現像する方のために詳細な現像用データシートが置いてあったり、リバーサルフィルムの銘柄ごとの特性や傾向などをまとめたもの、フィルターワークのガイドブックもあったなぁ。いっぱい貰ってたのに捨てずに置いときゃよかった。(笑)
プロラボならではだったのが、化粧品やブランド衣料の商品撮影など、仕上がりの色にシビアな撮影ををしているカメラマンのために、エマルジョン情報というフィルムのロット(乳剤番号)による色の偏りや露出の補正データシートが配布、掲示してあったこと。
「+0.5M」なんて書いてありましたな。マゼンタ(赤系)のフィルターでちょい補正してねってこと。
そんな普通の写真屋さんでは出回らない情報が得られるのがプロラボの良さ、フィルム新製品の発売情報も速かった記憶があります、キャンペーンもね。
プロカメラマンって意外と保守的で曲げない、コレって決めたフィルム銘柄をそうそう簡単には変えないのですな。なので新製品にすぐに飛び付いたりしません、何本もテストしてから小さな仕事で投入。ルーチンワーク的にずっと継続している仕事には使いませんな、以前撮ったのと色味やテイストが変わると大問題ですからね。
なのでそんなカメラマンに使ってもらうためのプロモーションと言いますか、イチオシ新製品はプロラボでも気合が入ってました、発売記念キャンペーン価格だとかグッズが貰えるなんてのもありましたなぁ。
ダーマトのシャープペン貰いましたよ。ダーマトってもう通じないか、仕上がりフィルムのOKカットに印を付けたりトリミング範囲を書き込むための「ダーマトグラフ」ってワックスで出来た色鉛筆、クレヨンみたいなののもっと細いやつね。スタジオでは必需品だったのでプロラボならではのグッズでしたなぁ。
かつては大きな都市にはちゃんとあったプロラボ。「クリエイト」は東京だけ「堀内カラー」は東京と大阪だけになって、もう懐かしい思い出になってしまいましたな。

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2022年5月24日 (火)

買い直したBluetoothモバイルキーボード

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昨年の11月に壊れました記事を書いた、iClever さんの「IC-BK03」ってBluetooth接続の折りたたみ式モバイルキーボード。分解してみましたけどそれだけで終わってしまいました、修理できなかったわけですよ。十分過ぎるぐらい使い倒して故障&終了ですから、元は取りました。
で「IC-BK11」ってさらに小さな折りたたみキーボードでしのいでいたわけで、入院中はこれとiPad miniの組み合わせで記事を書いたりメールを打ってました。

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ちょっと小さすぎる感があって、買ったもののあまり使ってなかったのですけど、これしか無いとなると慣れますな。タイプミスも激減、普通に使えてました。なので退院して自宅パソコンのフルキーボードを使ったらキーが遠いわ。(笑)
IC-BK11が十分使えるのは分かったのですけど、使い勝手と観音開きの折りたたみが気に入っているIC-BK03はやっぱり押さえておかないとってことで再購入しようと思ったのですけどね。Amazonのセールになかなか出てこなかったのですよ。
たま〜に出てくるのは後継機種らしい、型番の末尾に「SE」が付いたモデル。2.4GHz USBレシーバーが付いてるそうで、パソコンとの接続も楽みたいですけど、我が家のデスクトップパソコンはテンキー付きフルキーボードで快適にしてあるので、全く求めてないですし、パソコン用として使うつもりはありません。
ipadと一緒に持って出て、出先や実家で記事がサクサク書けるってのが目的と言いますか、それだけを求めてます。(笑)なので余計なUSBレシーバーが付いて値段が4,500円超えてしまうのはチョットねぇ。
壊れたIC-BK03はあの時一体いくらで買ってたのだろうって注文履歴を見てみると3,980円でした、セールとか関係なしに飛びついてたみたい。2018年の暮れに「モバイルキーボードでポメラDM100を卒業?」って記事にも顛末を書いていましたな。その頃使ってたキングジムの「ポメラDM100」が不調になっての購入でしたよ。(笑)
そんなこんなのIC-BK03、新型のIC-BK26ってのもチョット良さげだったのですけど踏み切れず、急ぐ物でもないしセールにも出てこないしって感じで、欲しい物リストに入れたまま忘却の彼方。
ある日たまたま思い出して見てみたらタイムセールで15%OFFの2,958円になってたのでさっそくポチりました。届いたのは外箱と取扱説明書が変わっただけのおなじみのIC-BK03。(笑)
後から気が付いたのですけど、一部のデバイスと相性が良くないってAmazonの商品説明に書いてありました。接続・動作エラーが起こる可能性のあるデバイスにオジサンの使っているiPad mini 第5世代も載っていたわけで。不安になったのでさっそくBluetooth接続してUpNoteで記事を書いてみましたけど、今のところ問題は起きてません。普通に快適に使えてます。
画面に出てくるソフトウエアキーボードにどうしても馴染めないオジサンにとって、ちゃんと打てるキーボードは必需品、軽量で折りたためばコンパクトになるモバイルキーボードってまさしく正義ですな。

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2022年5月22日 (日)

近江ベルベットのハイミロン黒は撮影背景にオススメ。

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商品撮影、いわゆるブツ撮りで、黒いものを黒背景で渋く撮るなんて場面では背景は出来る限り真っ黒がいいわけですな。
だけどホームセンターや100均ショップで売ってる黒い紙や表面が黒のデコラ板、スチレンボードも意外と光ります、ライトの影響を受けない後ろの方にセットする手もありますけど、大きさが必要だし狭い場所じゃ無理。
なので登場するのが植毛布、一般的にベルベット、ベッチン、ベロア、ビロードなんて呼ばれている布で、時代によって呼び方が変わってましたな。(笑)
今回ご紹介するのは「近江ベルベット株式会社」の製品なので、ベルベットで統一させていただきます。(笑)正式名称は「全面植毛 ハイミロン (ニューハイベルソフト)」。
どんなものかと言うと、色付きのものは宝石店のディスプレイなどで見かけたことがあるかもしれませんが、黒はカメラファンの方には馴染みのある素材で、レンズフードの内側やカメラボディー内の内面反射を防ぐのに使われたりします。
随分前ですけどジャンクカメラのレンズを取り出すのに分解したところレンズ取り付け部分の周囲に巻きつけてありましたな。この場合は遮光も兼ねていたのかもしれません。スタジオ撮影でも背景用としてだけでなく、遮光のために使うこともありますからね。
で、ネットで調べてみると「光陽オリエントジャパン」という世界一黒い「真・黒色無双」って水性アクリル塗料を発売している会社があるのですけど、どうやら反射防止素材のメーカーのようで、ここが出してる布地「特級無反射植毛布 太黒門(たいこくもん)」というのはさらにスゴイというのが出てきました。
ただし商品の供給が追いついてないのかずっと品切れ、さらにベルベット生地の3倍以上のお値段。一瞬良さそうって思いましたけど買えないんじゃ仕方ありませんし、どうしてもコレが必要というわけでもないですし、やっぱりお高いのはちょっと。
それに対して近江ベルベットのハイミロンは手芸材料屋さんで普通に買えます。なので家内がユザワヤさんに行った時に買ってきてもらいました。92cm幅なので長さ1mもあれば十分、それで2,000円ちょいぐらいって言ってましたな。(笑)
で、さっそく使って撮ってみました、スタジオでも使われるものですから十分すぎ、ホコリが付きやすいところが難点ですけどね。色も何種類かありますからアクセサリーやジュエリーを撮るのにもいいかと。仕事の宝飾撮影ではドレープを付けたベルベットやサテン生地の上にガラス板を浮かせて配置、その上に宝石を並べて撮ってましたよ。

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2022年5月21日 (土)

撮れなかった写真たちへ。

今どきの若いモンが付けそうなポエムチックなタイトルになっちゃいましたけどね、ブログやSNSでよく見かける、写真への想いと言いますか言い訳を、行間空けた断片的な文章でタラタラ綴ってるようなやつ。(笑)
オジサンの場合はそんなグズグズしたもんはありませんな、調子が出なかったり、気分が乗らなかったりって言い方をすればカッコ良く聞こえるかもしれませんけど、言ってみればスーパーの買い物帰りに荷物いっぱい持ってて、カメラが構えられなかったから撮りませんでした、もしくは撮れませんでしたなんて写真の話ですよ。
ま、いつも通る道だと次来た時に撮ればいいかって思って通り過ぎるわけですけど、その時その瞬間を逃すと次のチャンスは無いのですな、シャッターチャンスは一期一会ですからね、たとえば毎日通って見慣れた景色だって、昨日と同じ今日はありません、明日はもっと分からない。
なので荷物を持ってて手がふさがっていようが、人混みで通行のじゃまになろうが、その時に「あっ」と感じたシーンは撮らなかったら終わりと言うより、始まることすらも無いのが写真の醍醐味。これは子供の写真だろうが花の写真だろうがジャンルに関係なく共通ですよ。
オジサンは街を徘徊して写真を撮ってるので、そういう場面には頻繁に遭遇して来ました。例えば古い建物が取り壊されて更地になった場所って、建物で隠れてた部分が見えてたりするのでそそるのですな、カッコ付けて「街の断面が露出している場所」とでも言っておきましょうか。(笑)
で、その時は天気や日差しがイマイチだったとしても撮らなかったらアウト。次に通りかかったらもう新しい建物の足場に防音シートで何も見えないなんてのはザラ。見えないどころかお先真っ暗、撮れなかった写真への後悔しか残らないわけで。
でも運悪くカメラを持ってない時に限って、なぜかシャッターチャンスに遭遇するのはカメラあるあるですけどね。(笑)
ま、これ以上「撮れなかった写真」を増やしたくないですし、年齢とともに撮れなくなるんじゃないか、撮る気力が無くなったらどうしようって恐怖があるので、カメラはいつも持って出ます。必ず撮るというわけじゃないので撮らない日はただの荷物ですけど、持って出ることが大切なわけですな。
足の手術をしてからはずっと杖歩行の生活ですけど、オジサンにとってカメラは心の杖、家内より付き合いが長いですし、街の写真って「歩けなかった」が「撮れなかった」と同意ですからカメラはやっぱり杖なのよ。(笑)

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2022年5月19日 (木)

神戸本、昔の景色が知りたくて2。

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2019年10月8日に「神戸本、昔の景色が知りたくて。」という記事を書いてます。西東三鬼著「神戸・続神戸」って本を取り上げて、オジサンが生まれるず〜っと前の神戸の景色知ることができたのを書いてました。
で、そのときに確か昔の神戸の写真集を持ってたはずだけどって思い出したのですな。我が家に無いので、多分実家のどこかにあるだろうから、そのうち探そうって思いながら忘れてしまっていたという。で、見つけました。「昭和の神戸 昭和10〜50年代」高村推古書院 2014年刊って本。
著者といいますか撮影したのは飯塚富朗さんというアマチュア写真家の方、日本の写真史に必ず登場する、写真家のハナヤ勘兵衛氏の写真も十六点掲載って書いてありますな。内容はタイトル通り、昔の神戸の景色がたくさんのモノクロ写真で浮かび上がってくるというもの。
この手の写真集の魅力って、構図やシャッターチャンスなど、作品としての写真というより、もう撮ることができないあの頃を思い出させてくれる、記録としての写真の力だと思うのですな。「へぇ〜昔はこんなやったんや」って思わず見てしまう部分ね。オジサンも子供の頃の記憶にある街の景色の写真では思わず「そうそう、この隣に〇〇あったわ」って見入ってしまいましたからね。
まだアーケードがなかった頃の商店街だとか、今は当たり前に神戸のランドマークになっている建物が、まだ建ってなかったり建築中だったりなんて写真。反対に震災や老朽化ですでに無くなってしまった、立派な建物が堂々と建っていた頃の写真も。建物好きのオジサンはそういうのにもそそられるのですな。

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この写真集も同じ魅力がありました。ただちょっとまとまりが付いてない感じもしましたけど、貴重な一冊だと思いましたよ。オジサンも長年街を徘徊して写真を撮っているので、もし同じ場面に遭遇したら絶対撮ってしまうなって写真に共感しましたし、新聞社や職業カメラマンなら撮れない、もしくは撮らないだろうなって写真がたくさん載っていたのが良かったですよ。
なのでオジサンが若い頃に撮ってた神戸の写真も、今見ると下手くそすぎて直視できませんけどね、ただもうこの景色はフィルムの中にしか残ってないのですな、下手くそでもこの先もしかしたら貴重な記録になるのかもしれません。(笑)
そう思うと地元をもっと撮らないとって気分になりましたよ。地元というより、自分の暮らしている足元の景色ですな。何気ない普通の景色を撮った写真も、50年、100年経てば違うメッセージを発するわけですからね。ホント写真って楽しいですな。

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2022年5月17日 (火)

ipodがとうとう終了だそうで。

5月11日に、Appleがipod touchを在庫が無くなり次第販売終了と発表、音楽プレーヤーとして20年の歴史に幕というニュースが流れました。iPhoneやスマホの普及でその役目を終えたってことでしょうな。
思えば音楽はステレオやラジカセで聴くものだったのを、歩きながらや電車の中でも聴けるようにしたのはソニーのウオークマン、オジサンも初代を持ってました。
すごく人気で、あの頃の若者はみんなヘッドフォンを付けて歩いてましたな。大正時代生まれの祖母はウオークマンが分からなくて「最近の若い人は、みんな補聴器付けて歩いてはる」って言ってましたよ。(笑)
ウオークマンはカセットテープ、その後CDのものも出てきましたけど、いずれも音楽の入ったメディアを持ち歩かなくてはなりませんから、自分で編集して気に入った曲ばかり入ったテープを、カバンの中にしこたま入れて持ち歩いてました。
ヘッドフォンから漏れるシャカシャカ音が電車の中で迷惑なんて言われてましたな、オジサンは電車の中では聴きませんでしたけど、確かにあれは迷惑です。結局ウオークマンは荷物になるので持ち歩かなくなって、最終的にヘッドフォンが壊れてそれっきりになりました。
そんな音楽プレーヤーのゲームチェンジャーだったのがAppleのipod。初代はハードディスク搭載で1000曲入れて持ち歩けるのが画期的でしたけど手を出しませんでした。

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オジサンが最初に買ったのは初代iPod shuffle(2005年)という使い捨てライターほどの大きさのやつ、チューインガムサイズなんて言われてて、ストレージにフラッシュメモリを採用した最初のものでした。シャッフルって名前の通り、曲がランダムに再生されるのがウリで、次にどんな曲がかかるか分からないってのが新鮮でしたなぁ、ほんと良く使いましたよ。(笑)
オジサン思うにiPodのすごさって、それと連動していたiTunesってアプリの出来の良さだったのじゃないかと。音楽をたっぷり溜め込んでおけて、データベースとしての機能もあって、自在に選曲してiPodに転送出来ましたからね。当時MacのiTunesに手持ちのCD全部、さらにレンタル屋さんで山のようにCD借りてきてじゃんじゃん放り込んで聴いてましたな。(笑)
次に買ったのが第3世代のiPod nano(2007年)で家内へのプレゼント用、動画再生が出来る最初の機種だったと思います、今はipadとBluetoothスピーカーで音楽を聞いているので使ってないみたい。
そうそう初代iPod touch(2007年)も持ってました、友人から譲り受けたもの。これは音楽プレーヤーだけでなく写真や映像も扱えて、ネットもメールも出来たので「電話のかけられないiPhone」と言ったほうが分かりやすいかと。(笑)
これは使い倒してタッチパネルが反応しなくなって終りました、touchじゃ無くなったわけで。(笑)で、無くなってしまうと不便になって買ったのが第6世代のiPod touch(2015年)これは今でも使っています。ただ音楽聴くより買い物メモや電卓代わり、もう最新のiOSにアップできないし、使えないアプリも増えてます。
お世話になったiPodシリーズ、手元にある3台がいつまで使えるか分かりませんけど温存しておこうかと。(笑)

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2022年5月15日 (日)

すっかり出番が無くなっている写真用品アレコレ。

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デジタルになって露出計、ストロボ、三脚を使わなくなったり、使用頻度が減っていることを少し前に書きましたけど、フィルム時代には当たり前だった写真用品も絶滅危惧種になってますな。
何しろフィルムが高くなって手が出ませんからね、当然ながらフィルムでしか使わない写真用品も出番が無くなるわけで。ライトボックス、フィルムピッカー、ルーペ、手袋なんてのがそう。
ライトボックスはリバーサルフィルムファンのオジサンには必需品、昔はプロラボに行くと壁面カウンターにいくつも並んでいて、仕上がりのチェックをしているカメラマンがよくいました。
プロカメラマンとアマチュアはすぐ見分けが付きましたな、アマチュアで自宅にライトボックス持ってない方は時間が長い、ルーペ片手にじっくり確認してますからね、プロはスタジオにライトボックスが無いなんて方はいませんから、サラッと確認したらサヨナラでした。(笑)
フィルムピッカーってのは何かというと、全部巻き込んじゃった35mmフィルムの先っちょを引っ張り出す道具。
写真屋さんや現像所の人がよく使っていた道具で、お客さんからお預かりしたフィルムを現像機に仕掛ける際に、先っちょを引っ掛ける必要があって使ってるのを、行きつけの写真屋さんでよく見かけました。「お世話になっている写真用品」って過去記事に書いてます。
オジサンが持ってるのはかなり古いタイプ、CAPAってカメラ雑誌に自作する記事が載ってましたな、懐かしい思い出です。
ルーペもデジタルになって出番が無くなったもののひとつ、ピーク(東海産業)のものが有名ですけど、昔はニコンやライカ、ローデンシュトックなんてお高いのもありましたなぁ。心斎橋のカメラのナニワにはルーペだけズラッと展示してあるコーナーがありましたよ。
オジサンはピークの倍率10倍と15倍を今でも使っています。一度買ったら一生使えますからね、かれこれ45年ぐらい使ってますな。(笑)
手袋はフィルムを扱う際に必需品、フィルム全盛期にいっぱいあった1時間プリントや0円プリントのお店では素手でフィルムを扱うところもあって、そういうお店には出したくなかったのを思い出しました、指紋付いたらどうすんのって不安になりましたからね。
オジサンが使ってるのはレンズ拭きに使われてるトレシーって生地でできたもの、もうボロボロですけど毛羽立たないので手放せません、普通の白手袋よりかなりお高めでしたな、だけどこれに代わるものはないと思っています。それぐらいフィルムの扱いには慎重だったわけで。
ゴムだったかシリコンだったか、粘着性のあるローラーでフィルムを挟んでホコリを吸着する便利グッズなんてのもありました。(笑)
こういう写真用品もこの先どんどん消えていくのでしょうけど、長年フィルムを使ってきたオジサンの記憶からは消えませんよ。

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2022年5月14日 (土)

持続可能な写真ライフ。

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極端な言い方ですけど、デジカメってセンサーサイズはデカイほどイイ世界。画素数の多さだけじゃ無いのですな、土台となるセンサーの大きさって実は肝心なわけで、階調表現の豊かさにハッキリ差が出ます。なので軍資金など諸事情の許す限り、センサーの大きなカメラを狙うのが基本かと。(笑)
ま、今時ですとフルサイズが一番人気でしょうな。オジサンも仕事で「EOS 5D MarkII」を使ってましたのでフルサイズの良さは身に染みて分かってます。
様々な使われ方をする商業写真では、仕事の依頼時にフルサイズ以上のカメラって、機材スペックまで指示されるクライアントもいましたから、センサーサイズに関しては大は小を兼ねると言い切って良いかと。お仕事写真はお金で解決出来るところは潰しておかなくてはなりません、設備や機材がショボくて仕事が頂けないなんて恥ずかしいですからね。(笑)
ただねぇ、楽しみで撮ってるプライベート写真には、そこまで必要ないなって思っています。そんな気持ちになったのが2013年発売の「EOS Kiss X7」でした。センサーサイズはフルサイズより小さいAPS-Cサイズ。ファミリー向けのホント小ちゃくて軽い一眼レフでしたから、歩き回ってナンボの街歩き写真では機動力抜群でねぇ、ペースを落とさず一日中撮り歩けるので、さらに楽しくなりましたな。
反対にEOS 5D MarkIIにLズームの組み合わせは、画質は最高だけどそれ以外はデカくて重くて全部しんどいだけ、仕事以外では触りたく無くなって、持ち出し頻度が完全に逆転してしまったわけで。さらにセンサーの進化は日進月歩ですから、その後サイズに関係なくどんどん良くなりましたし、画素数も2000万画素超えが当たり前になって、もう十分って思いました。
丁度富士フィルムさんのミラーレス一眼「X-T20」と出会ったのも大きかったですな。APS-Cセンサーのこの小さなカメラで、不満どころか楽しさ倍増しましたからね。後継機のX-T30が出たときあっさり乗り換えちゃいましたけど。(笑)
画質の点ではフルサイズに勝てないAPS-Cサイズ、だけどフルサイズじゃなければ絶対にダメだなんて名作を撮ってるわけじゃないし、デカい重いカメラをヒイヒイ言いながら持ち歩くのが写真の楽しさだなんて思ってませんし、要するに自分の写真ライフにおけるバランスの取り方ですな。どこに重点を置くかってこと。
街歩き写真がメインのオジサンは、機材の重さや量が苦にならなかった若い頃とは、考え方を変えなくてはなりません。加齢や体力視力が低下しても細く長く続けられる「持続可能な写真ライフ」じゃないと持たないですからね。(笑)

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2022年5月12日 (木)

家内が、スイカを植えまして。

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家内がスイカの苗を植えてました。なんでスイカ?って感じなのですけど、どうやらテレビの園芸番組で見たようで、興味を持ったら即やらなくては我慢が出来ないって人なので、テレビ見終わった途端にホームセンターに自転車すっ飛ばして出かけてましたな。
こういうときの行動力と言いますか、瞬発力にはつくづく感心してしまいます。石橋を叩いてばかりで渡らないオジサンとは真逆な人。(笑)
しばらくすると苗と植木鉢やら一式買い込んで帰ってきましたな、そのまま植え込み作業をしてたようで玄関脇に出来上がってましたよ。
ま、スイカと言っても小玉スイカってやつ、小さな家庭菜園、植木鉢やプランターでも育てられるように品種改良されたものみたい。
これからの季節、虫食い被害さえ無ければすくすく育つでしょうから、テレビでやってた手順通り間違いなくやればそれなりの結果といいますか、文字通り実がなるのじゃないかと。
数年前でしたか、緑のカーテンなんて言ってゴーヤが流行ったときも植えてましたけど小さなのがひとつ実っただけでしたな、そういえばパッションフルーツも育ててました、トケイソウが好きなのでその親戚筋ってことでパッションフルーツ。このときは二つ出来ました。(笑)
どうやら果実が出来る植物が好きみたい、果たしてスイカは希望通りに実るのか。ってこの場合オジサンは傍観者、余計なことを言ったり手伝おうとしたら機嫌を損ねられます。納得するまで自分自身でやるというのがアチラのスタンスですからね。「エエ感じで育ってるやん」って声がけぐらいにしておくのが一番ですな。
だけど家内の場合物事の興味に火がつくのも速いのですけど、興味を失うのも同様に速いわけで、持続してくれれば良いのですけどねぇ、スイカにうまく花が咲かなかったりするとそこでゲームオーバーの可能性もあります。
どうやら雄花と雌花が咲いて人工受粉しなくてはいけないみたいですな。他にも親ツルの摘芯だの色々やらなくてはならない作業があるみたい。これからどんどん暑くなってきて、そういうのが面倒になったら終わっちゃうかもしれませんな。(笑)
スイカにはなんの罪もないのですけど、植えた後は放ったらかしでも、それなりにちゃんと形になる育ち方をする植物が向いている人なので、スイカの未来が明るいとはオジサンには言えませんよ。
もしもスゴクうまく行って、それなりに収穫があったりしたら、来年はもっと大掛かりになる可能性もありますし、どっちに転んでもヤヤコシイことになりそうな我が家の春の園芸事情、スイカ頑張れ!ただし程々にね。(笑)

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2022年5月10日 (火)

JR貨物コンテナ弁当は、弁当箱目当てかな。(笑)

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神戸っ子なら誰でも知ってる駅弁の「淡路屋」さん。ホームページを見ると元々は大阪曽根崎新地の「淡字」って料亭だったそうですな。2代目が駅弁に参入したそうで。明治時代の話なのでオジサンはさっぱり分かりませんけどね。(笑)
よく知られてるのは神戸産ワインの小瓶が付いた「神戸ワイン弁当」や「ひっぱりだこ飯」ってたこ壺を模した容器に入った明石たこ飯のお弁当かと。
「ひっぱりだこ飯」って「横川駅の峠の釜めし」と並んで、容器が立派なのでついつい持って帰っちゃうのですけどね、使い道が無くて最終的に植木鉢になってしまうという。路地の民家の軒先でサボテン植えられてる姿を見たことがありますな。(笑)
で、その淡路屋さんが今年の1月1日に売り出したのが「JR貨物コンテナ弁当 神戸のすきやき編」という貨物コンテナの形をした弁当箱に入った駅弁。

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容器のクオリティーが半端なかったせいで発売された途端に人気商品に、生産体制を強化したものの3月9日から販売を一時休止、販売再開は4月1日だそうで、理由は「深刻なコンテナ不足のため」(笑)って書いてありましたな。
普段ならただのニュースって感じで、それ以上気に留めることはなかったのですけどね、地元駅のコンコース、改札の目の前の空き店舗に持ち帰り専門の寿司屋さんと淡路屋さんが最近オープンしたのですな。
お出かけついでに前を通りかかったら、長らく売り切れだった「JR貨物コンテナ弁当」を運良く発見。税込み1,420円と安くはありませんけど、話のネタと言いますかブログネタに買ってみました。(笑)

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ま、容器がJRコンテナの形って話題性重視、中身はご飯にすき焼きが乗った弁当なので華やかな見た目ではありませんな。味付けは少し濃い甘めでした。美味しく頂いた後は容器で遊ぼうかと。(笑)
卓上に散らばったものを入れたり、充電器とケーブル入れに良さそう。コンテナだけに物を入れるのが役目ですから、色々利用方法はありそうですな。積み重ねもできるみたいですけど、このお値段を考えると何個も買えません。
ちなみに外寸は横幅135mm×奥行き89mm×高さ93mm(突起部含む)、内寸は横幅131mm×奥行き83mm×深さ83mmでした。

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試しにX-T30にパンケーキレンズXF27mm F2.8(フード無し)を付けて入れてみたらストンと入りましたな、フタは出来ませんけどねっておバカなことをやってます。(笑)ま、これぐらいの大きさってのがお分かり頂けるかと。
JR貨物のロゴの下に「19D-42387」ってプリントしてあるので、モデルにしたのは両側面が開く「19D形式コンテナ」でしょうな。計算してみると縮尺スケールはおおよそ1/27でしたって、どうでもいい情報でしたか。(笑)
ホームページによると「神戸のすきやき編」が第一弾とのことですから、第二弾は神戸ステーキやローストビーフ丼が発売されるのでしょうか。できればコンテナの色違いで発売してほしいですな。

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2022年5月 8日 (日)

デジタルになって使わなくなったもの。

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普段お世話になっている写真用品についての記事は過去にいくつか書いておりますけど、フィルムからデジタルになって出番が無くなってしまったものって結構ありますな。
特にデジタルカメラが高性能、高機能になってその必要性や使用頻度が減って、持たなくなったモノって多くなったような気がします。
本気で写真を始めるのなら当然持っておくべきものが様変わりしてしまったわけで、露出計なんてその代表じゃないかと。カメラマンの動画を見てても使ってる場面を見かけませんな、カメラがよろしくやってくれるのでその存在自体を知らない人もいるみたい。カメラマンが持っておくべき機材を紹介しているブログや動画でも露出計はまず出てきませんからね。(笑)
オジサンも富士フィルムさんのミラーレス機を使いだして、露出のブレが無いのに驚きました、シャッター押せばまず間違いのない写真が撮れるので、露出補正ダイヤルだけでも十分まかなえます。
だけどどれぐらい補正をかければ自分の思う写真になるのかは、長年露出計を使ってマニュアル露出で撮ってきた下地があるからだと思っています。なのでオールドフィルムカメラも楽しむ方には、持ってて損はない機材だと思っているのですけど全く響きませんなぁ。(笑)
ストロボもデジタルになって高感度撮影が当たり前にできるので、出番が少なくなってしまった機材かと。
オジサンも自宅でテーブルフォトの際は窓からの自然光で撮ってました、職場が写真スタジオだったので、自宅にまで機材揃えてストロボライティングやるかよって気分もありましたな、やりだすと凝りだしてきりがない世界ですから、そこまで入れ込む気はなかったわけで。
なので定年になって必要最低限のライトを激安中華機材で揃えてお家フォトを楽しんでます。(笑)
同じく三脚も必需品ではなくなっていますな。高感度撮影と手ブレ補正機能のおかげで使わなくなっているのでしょうかね。
カメラマンの物撮り動画でも使わず手持ちで撮影なんてのが結構出てきます、ちゃんと撮れてればOKな世界ですから、撮る側の判断ですけど、オジサンには信じられない世界ですなぁ。
仕事頼んでも大丈夫?って不安を感じてしまうのは、古い写真作法の常識しかないオジサンだからでしょうか、いややっぱり三脚は必需品だと思いますな、使わなくなってはイケマセンよ。
露出計、ストロボ、三脚、デジタルだから必要無いのじゃなくて、使ったことが無いから知らないってのも多いのかと。カメラが高性能になって何でも撮れるとはいえ、撮影の幅を広げる道具なのですけどねぇ。
三種の神器とまでは言いませんけど、写真&カメラと向き合いたいのならぜひとも揃えていただきたいですな。

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2022年5月 7日 (土)

写真は嘘つき。(笑)

スタジオで仕事で撮ってた写真は食品関係がほとんどで、その商品撮影と調理イメージ撮影が一番メインでした。商品を使った調理例だったり、野菜などの食材の場合はそれを使って、こんなのが作れますよって献立のバリエーションなんかも撮ってましたな。
商品を買ってくださるお客様が、チラシやカタログ、販売サイトなどに掲載されている写真を見た時に、特徴やアピールポイント、出来上がりのボリューム感が分かるように、なおかつ美味しそうでそそる、買ってみようかなって気持ちになる写真を撮影するというのが大前提なお仕事でした。(笑)
この「美味しそうでそそる」を「シズル(Sizzle)」と広告業界では言います。
日本語っぽいですけど英語で、元々お肉などが鉄板の上でジュージューしてる感じを表す言葉、お鍋のグツグツ感、ホットケーキから垂れるメープルシロップ、新鮮野菜をちぎった時のシャキシャキ感なんてやつも含めて、見た瞬間美味そうでたまらんって気持ちになるのを表す言葉、シズル感を出すなんて言い方をします。(笑)
お得意先の担当者で、やたら使いたがる人っていましたなぁ「もっとシズル感出して」とか「もうちょいシズルが欲しい」なんてね。業界っぽい言葉遣いをしたかったのでしょうなぁ、実際の現場ではそんなに飛び交う言葉では無かったですよ。普通に「美味しそうに」って言ってましたな。(笑)
そうそう食べ物屋さんの食品サンプルって、ある意味シズルを立体で表現しているかと、すごくリアルだったり、躍動感のある食品サンプルってそそりますからね。ま、そんなのに目が行くのはオジサンだけかもしれませんが。(笑)

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で、このシズル写真ってやつのために、調理イメージ撮影って色々な演出をします。要するに美味しそうを、いかにもっともらしく見せるかの、ウソにまみれた世界なわけで。(笑)
例えば炒飯をレンゲですくった写真で入ってる全ての具材が、すくった中に満遍なく見えてるなんての。
麺類のお箸持ち上げ写真も同じ、不自然なぐらいまっすぐな麺に有り得ないバランスで具が絡んでたりしますな、ハンバーグのカット断面から、そんなに出るはずのない肉汁がジュワーなんてのも、カレーライスをすくったスプーンの裏がピカピカで汚れてないのも、あんぱんやお饅頭を割った写真で、あんこがなぜかキレイに真ん中にあるのも、ぜ〜んぶよく見せるための演出。(笑)
そもそも熱々のシーンだって、実際は全然熱く無かったり、キンキン冷え冷えシーンも常温で撮影してたりします。その温度にしたからってキレイに撮れるわけじゃないですし、かえって不自然だったりするのですな。
よく知られているところでは、冷たい飲み物のグラスについた水滴なんてのも、カー用品店で売ってるフロントガラスの曇り止め剤をグラスに塗っておいて、その上から霧吹きで水を吹き付けたほうが自然に見えるのが作れます。キンキンに冷やしたからって都合よくいきませんからね。
ビールの泡も炭酸飲料のシュワシュワも広告で見るのは有り得ないぐらいキレイです、つまりありとあらゆる調理イメージ撮影に、美味しそうに見せる技と工夫が隠れてると思っていただければいいかと。
ガチな調理に、より良く見せる演出を施して写しているので、真実でもあり嘘でもありな世界。だけど美味しそうに撮れてたら一発OK、それが正解、それが真実でしたな。(笑)

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2022年5月 5日 (木)

初ワークマンは、コーデュラ小物ケース980円。

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ワークマンの公式サイトには「働く人のためのコンビニエンスストアを目指しています」って書いてありますな。
様々な現場で働く人のための作業着などがメインのようですけど、プロ向けだけでなくカジュアルウエアやアウトドア系も充実しているようでワークマン女子なんて店舗も立ち上げて、もはやガチな作業服だけじゃないお店になってます。
元々が作業服専門ですからヘビーデューティーさは折り紙付きですし、何よりそのクオリティーに対して価格がどれも安い、これは買って見ようかなって気分になりますな。(笑)
そもそも何でワークマンなハナシなのですけどね、ちょっとそこまでって時に、財布とコンデジXF10だけ持って出かけるにはリュックは大げさ、しかもこれから暑くなるとリュックは背中が蒸れますから、ズボンに付けられるベルトポーチがあれば良いかもって探してたらヒットしたのですな。
写真用品メーカーからも色々出てますけど、どうやらコンデジとメモリーカードや予備バッテリーを入れるのが前提の商品ばかり、老眼鏡はどう見ても入りそうになさそうだったりで、ピンとこない割に良いお値段でしたからワークマンのが良さげに見えたわけで、お値段も980円とお安い。
幸いなことにお出かけ予定のすぐ近くにお店があるのが分かったので行ってみました。お店の雰囲気はアウトドア系ショップと職人の作業服屋さんを足して2で割ったような感じ。割とごちゃごちゃしてましたけど見やすかったですな。
お目当ての商品「CORDURA(コーデュラ) 小物ケース ネイビー」はすぐ見つかりました。ちょっと大きめかなって思いましたけど便利そう。
さっそく使ってますけど、マチがそんなにないので老眼鏡と財布とコンデジXF10入れて丁度ぐらい。付属のカラビナで吊るすとブラブラしますけど、背面のベルト通しを使って提げるとならないのでこっちのほうが良いかな。ただどっちの付け方でもトイレでしゃがむ時は外したほうが良いでしょうな。(笑)

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前面ポケットのフタには、車のヘッドライトなどに反射するプリント柄が印刷されてて、夜の杖歩行には安心かと。外側向かって左には、ペンなどの細い物を差しておけるタブのようなのも付いてます。内側は明るいブルーで入れたものが識別しやすいですな。

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ワークマン謹製ですから当然ながら作りはしっかりしてますし、余計なものが何もないシンプルさなので、自由度が高く使い勝手の可能性が広がりそう。
こういうのでいいんですよ、こういうので。過保護なだけの余計なクッション材やら、ここはメモリーカード、こっちは予備バッテリー入れてね、なんてチマチマ小分けしたポケット類が付いてても便利そうで使い勝手を悪くしてるだけですからね、そこんとこ写真用品メーカーさんは気付いてくれないですなぁ。(笑)
「丈夫に作っておきましたんで、使い方は皆さんでご自由にヨロシク」ってスタンスがワークマンなのかと使ってみて思いましたよ。

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2022年5月 3日 (火)

杖をついて歩こう。(笑)

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坂本九さんの名曲に「上を向いて歩こう」というのがありますが、今のオジサンは「杖をついて歩こう」。上を向いて歩いたら間違いなくコケてしまいます。それぐらい足元を見て歩かなくてはならないわけで。
手術を受ける前は、街中で写真を撮り歩くのに杖は邪魔になるだろうから、順調に回復して筋力が付いたら杖無しで大丈夫になるかもって思ってたのですけどね、そうは簡単に行きませんな、文字通り転ばぬ先の杖として持って歩きなさいって、お医者様&理学療法士の先生から言われましたし、杖をついているのが周りに分かれば、避けてくれたりするので持ってたほうがイイって説明されました、なので杖歩行現在進行形。
手術後リハビリが本格的に始まると、自分用の杖を購入するのですけど、山ほどカタログ見せられて、こんなに種類があるとは思いませんでしたよ。お値段もピンキリ、数千円から数万円まであります。ダイソーでも売ってるそうですけど、やはり介護用品の専門メーカーのものじゃないと不安です。(笑)そういうメーカーのは基準をクリアした上で色々揃ってますからね。
そうなると高いから良いわけじゃなく、デザインや色柄などの好みの問題ですな、蒔絵風の渋い花柄なんてのはお高い。オジサンはシンプルなのが良いのでブルーメタリックのアルミ製、取っ手の握り安さで選んだ4,000円のもの、肉厚のあるパイプなので丈夫ですな。
で、杖や松葉杖って悪い方の足と反対側の手で持つのが基本、両足が悪いオジサンの場合、まず手術をした左足の反対の右手で持って歩くわけで、体重のかけ方や足の踏み出し方の訓練をします。
ところが徐々に左足が回復してきて動きが良くなってくると、手術がまだの右足より良くなってきて、杖を持つ手を左手にチェンジして訓練になりました、とにかくしっかりと安定した歩行が優先なのでね。(笑)
実際外を歩いてみるとなかなかスムーズとは言えませんな、道は凸凹ですし障害物が多くてね、側溝の穴あき蓋や犬の糞、歩道に乗り上げて停めてる車にはみ出た自転車などなど、スマホしながら歩いてる人も向かってくると怖いですからね、街は危険でいっぱい、全体がハザードマップですよ。(笑)

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杖だけでなく靴も重要です。リハビリの際には運動靴じゃないとダメなので、フィットネスシューズを持って行ってました、SKECHERSの型落ちモデルが安かったので入院用に買ったわけで。
これが実に良くて退院してから別モデルをもう1足買いましたよ。他のメーカーのもあったのですけど、オジサンにはSKECHERSのが軽くて、底の厚みやフィット感、柔らかさが丁度良かったのですな。今まで履いてたボロいオジサン靴とは雲泥の差、足が軽いって歩こうって気持ちになりますからね。(笑)

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2022年5月 1日 (日)

カメラマン、フォトグラファーってそんな仕事なの?

写真&カメラのことを解説しているブログや動画に、間違いが多くて嘆いていることを以前書きましたけど、高性能過ぎてブラックボックス化したデジタルカメラやレンズのおかげで、お手軽簡単に誰でも失敗無く、きれいな写真が撮れる時代ならではって気がします。
この傾向はプロカメラマンやフォトグラファーの世界も同じになってますな。仕事に就くための敷居が低くなったと言いますか、もはや誰でもなれるますよって感じ。
技術的な部分や、場数を踏んで体得しなくてはいけなかった技を、今のカメラは全てやってくれますからね。例えばポートレイト撮影なんて、瞳AFが勝手にピント合わせ続けてくれるのでプロカメラマンいりませんな。
オジサンお仕事の人物撮影で全体の構図に注意しながら表情を追いかけ、目にピントを合わせていたのが何だったのかと。(笑)

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なので今時は「失敗しないカメラ」有りきで成り立つプロカメラマンやフォトグラファーばかり、一番必要なのは行動力と言いますか発信力。SNSなどを活用してアピールやセールスを、どれだけ目を引くようにできるかってところが重要なのでしょうね。
なので皆さんこぞってカメラマンやってます、フォトグラファー始めましたって手を挙げられるのかと。見てるとたまたま撮った写真が喜ばれたのがきっかけで志したなんて方が多いみたい、「自分の写真で人を笑顔にしたい」的な謳い文句が書いてありますからね。
だけど別の仕事と兼業カメラマンだとか、ママ(主婦)フォトグラファー、休日カメラマンや、時々フォトグラファーなんて何なんですか、さらに副業にカメラマンをすすめる本や講座まであるのね。
何だか誰でもできる軽い職業といいますか、片手間仕事感がありますなぁ、言っちゃなんですけどそんな簡単な仕事じゃないのですけどねぇ。
ま、言った者勝ちといいますか、どんな仕事をやっているのかは置いといて、カメラマンやフォトグラファーを名乗るのは自由ですから、オジサンが口を出すことじゃないですけど、インスタに上げてる作例写真を見ても「はぁ〜」って感じで、カメラが撮ってくれた感しか見えない写真にプロフェッショナルは感じませんでしたな。
使ってる機材を見ても、物撮りや料理の撮影もしますって言いながらマクロレンズ持ってないなんてのも。ま、ズームレンズだけで仕事はできますけどねぇ、露出計はすでに死語と言うか絶滅機材、三脚持ってない方、ストロボを最近使い出しましたって書いてる方もいました、本格的な撮影はよそでって書いてるのも。おいおい、お代を頂くプロとしてそれってどうなの、おかしくないですか。(笑)
オジサンの思うカメラマンやフォトグラファーとはもはや別の仕事みたい、写真の仕事だけで食べていこうというより、そこまでは求めてないけど写真の仕事に関わりたいぐらいの職業意識なのかなと思いました。
誰でも簡単になれるとはいえ撮ったものが全てな世界ですから、写真を見ればどれぐらいのスキルかは分かりますけどね。
カメラがデジタルになってカメラマン、フォトグラファー、写真家を名乗る人は一気に増えましたけど、それに伴うクオリティーの写真が巷にあふれているかって言われたら……言葉に詰まるオジサンがいます。(笑)

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