フィルムを使わなくなっても手放せないカメラたち。
クラシックカメラの楽しさに目覚めて、どんどん深みにハマって行ってた頃、休日になると写真を撮りに出かけた後、中古カメラ屋さん巡りをしてました。デパートで開催される中古カメラ市には開店時間前から駆けつけ、ジャンクカメラを漁ったりしてましたな。
デジタルカメラがじわじわと勢力を拡大していましたが、まだまだフィルムカメラにオーラがあった時代なので、中古カメラ屋さんも活気がありました。いろんなカメラと巡り合うのが楽しくて、防湿庫に入り切らないカメラが本棚にもズラリ並んでました。文字通り部屋の中はカメラだらけだったわけで。
それだけ大量のカメラが有ると、当然ながらよく使うものとそうじゃないものが出てきます。なのでもうこの先使うかどうかを考えて、徐々に減らしていきました。
クラシックカメラへの興味が薄れたのではなく、使ってやれないのはカメラにとって幸せかどうかってところを考えて、使いたいと手を挙げてくれた方や、フィルムカメラに興味のある若い方に譲ったりしたわけで。随分減りましたよ、防湿庫に収まる台数にまで減らしましたからね。(笑)
状況の変化もありましたな、年齢とともにたくさんのカメラを持ち出せなくなったのもありますし、フィルムの値上がり、馴染みの現像所の廃業など。
中でもオジサンのカメラライフの一番のゲームチェンジャーだったのは、富士フィルムさんのミラーレスカメラを使い出したことだったかと。デジタルカメラを使ってる感じがしませんでしたからね、長年フィルムを使ってきたオジサンも納得のデジタルカメラでした。マウントアダプターで今までのレンズが活かせるのも大きかったですな。
そんなわけでフィルムを使わなくなってしまっているわけですけど、だからといって完全にサヨナラはできないという。フィルムがこの世から無くなれば、使えなくなりますけど、高いとはいえまだ楽しめますからね。
それに気に入っているカメラや、長年写真ライフを支えてくれたカメラは、手放せないという気持ちもあります。そんな一軍カメラは防湿庫の中で動態保存中、いつでも出場できる状態でメンテナンス&保管、レンズ交換できるカメラはボディーを休ませて、レンズはマウントアダプターで使っています。
この先フィルム事情はどうなっていくのか分かりませんし、どれだけ使うかも分かりません。ド〜ンと宝くじでも当たれば別ですけど、今も残したフィルムカメラは、このまま手放すことはないでしょう。なので最近はお家フォトの際に、モデルになってもらうことの方が多いですなぁ。
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