うまい日本酒との出会いって。(笑)
歳を重ねると、どんどん日本人な部分が出てくるような気がします。物事の好みも「和」が多くなってきているように思いますな。食べ物の好みなんて、一番顕著かと、モンブランも美味しいのですけど、栗羊羹と熱いお茶の方がホッとしますなんての。(笑)
よく行ってたエスニック料理や韓国料理も最近はご無沙汰、嫌いになったわけじゃないのですよ、だけど焼鳥だとか刺身の美味い「和」のお店が優先順位で上に来てますな。これはお酒の好みが日本酒に変わってきたからかもしれません。
今は家飲みでも外で飲む時も、ほとんど日本酒メインで2番手が焼酎、日本酒の味わいが分かる歳になりましたなんて、カッコ付けるつもりはありませんよ、純粋に美味しいと感じるようになっただけ。(笑)
これはお米を主食といいますか、小さな頃から食べてきているからじゃないかと。お米の美味しさって分かるでしょ、コンビニのおにぎりはどこが美味いとか、お米を使ったせんべいや、おかきの味わいの違いも日本人ならほぼみんなね。同じく日本酒にもそれが当てはまると思うわけで。
例えばワインって、オジサンにはさっぱり分かりません。スゴクいいワインだからってすすめられて飲んでも「飲みやすいですね」しか言葉が出てこない。気の利いた言葉を思いつくほどの引き出しも、ものさしも持ってないですから、ワイン通の言葉だって懐疑的、アンタほんとに分かって言ってんのって感じ。(笑)
だけど日本酒だと味わいを語る言葉が頭にいっぱい浮かびますな、美味しかったり気に入ったのはちゃ〜んと覚えてますし、産地の気候風土も国内ですから思い浮かべられます。ワインの産地を語られてもねぇ、「ふ〜ん」としか言えない、地球儀用意して説明してくれますか。(笑)
日本酒の楽しみって、読書に似ているような気がします。活字中毒ぐらい読書好きでも世界中の本どころか、国内の全ての本だって、生きてる間に全部読み尽くすなんて無理でしょ。だけど好きな作家がいたり、話題本を読んでみたら面白かったりつまらなかったり。なんの知識もなく、書店で手に取ったのが当たりだったりって、本好きだからこその出会いってありますよね。
日本酒も山ほどある酒蔵の全てを味わうなんて絶対無理、だけど行きつけの酒場で目に止まったり、いただき物だったり、名前に惹かれて買ってみたりで美味いお酒と巡り合うのが楽しいわけで。ホント出会いって大切。
さらにどんなお酒であっても、飲めば朗らかに酔っ払い、ややこしいウンチクなんて宇宙の彼方に消し飛びます。ここは読書には無いところですな。(笑)まだまだ知らない日本酒は山ほどあります、出会いが忙しすぎて大変ですわ。(笑)
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