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2022年1月16日 (日)

新しいチェキinstax mini Evoに思う、今時の写真。

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撮ったその場で写真が出てくる、インスタントカメラと呼ばれるジャンルのカメラで、子供の頃写真を撮ってもらった記憶があります。父親が仕事の書類に添付する工事写真を撮るために持っていたものでした。
カメラ名は覚えてないのですが、ピールアパート方式と呼ばれる上の紙を剥がすタイプのが最初で、次がポラロイド社のSX-70、富士フィルムさんのフォトラマも持ってましたよ。フィルムが高かったので、1枚か2枚ぐらいしか撮ってもらえませんでしたけどね。(笑)
そういえば元同僚がジャズバーを始めたとき、チェキでお客さんを撮って店の壁や天井に貼りまくりたいって言ってたのを思い出しました。ミュージシャンや音楽関係者が集まるお店だったので、コミュニケーションツールとしてチェキを使うなんて面白いんじゃないかなって思いましたな。
インスタント写真の世界では、今やチェキ用のフィルムが事実上のスタンダード、互換性のあるカメラは富士フィルムさん以外にもロモグラフィーから何機種か、玩具メーカーのタカラトミーからもピックトスってのが出てますな。生産終了しましたけど、ライカもゾフォートってのを出してました、専用アルバムは100均でも買えますしね。
インスタントカメラの代名詞にもなったポラロイドも「Polaroid Originals」って名前で復活してますけど、チェキに比べるとフィルムがかなりお高くて、どこでも買えないのが難点。チェキのフィルムは写真屋さんや大手量販店だけでなく、コンビニやホームセンターでも置いてますからね。フィルムカメラは使いたいときにフィルムがどこでも買えるってのが重要かと。(笑)
なので、オジサンもチェキは1台欲しいなって長年思っていたのですけど、新機種が出てもカメラのデザインが垢抜けなくてねぇ。(笑)好みの問題なのですけど、オモチャっぽいのがどうにもそそらなかったのですな。
シート状フィルムの入ったカートリッジを装填するという構造上、図体がデカくなるのは仕方ないとして、それとバランスを取ろうとしたのでしょうかね、レンズの鏡胴までデカイ。それがヌーって出てくるのがなんだか笑います、さらに撮ってる姿もマヌケで、カメラとしてのオーラが乏しくてねぇ。(笑)主なターゲットは若い方でしょうから、オジサン黙っててって言われたらそれまでですけどね、口にチャック。(笑)
で、昨年の12月に発売になった「ハイブリッドインスタントカメラチェキ instax mini Evo」はなんだかスッキリ、オジサンがぶら下げてても違和感がない感じになりましたな。
しかも今時の写真の楽しみ方を網羅といいますか、てんこ盛りした仕様で登場しました。まず撮ってもすぐにフィルムが出てきません、本体にデータとして保存されて、背面の液晶で写真を選んで巻上げレバーそっくりなプリントレバーを操作しないとプリントされないのですな。
要するにコンパクトデジカメとプリンターが合体したと考えれば分かりやすいかと。今まで通り撮ったらすぐ出てくるインスタントカメラが好きって方には違和感かもしれませんけどね。
なのでスマホ写真をチェキに転送してプリントしたり、チェキで撮ってスマホに転送なんてのも出来るわけで。ハイブリッドインスタントカメラって謳ってるのはそのあたりを含めたカメラですよってことでしょうな。
いろいろな楽しみ方が出来るように、レンズエフェクトとフィルムエフェクトがそれぞれ10種類ずつ、組み合わせると100通りものバリエーション、更にプリント時に画質を2種類から選べるのも面白いかと。
全部盛りなのでお値段も高めですけど、面白い写真が撮れるのがカメラの役目って、今時の楽しみ方を考えるとツボにはまったカメラなのかもしれません。ちょっと欲しくなってきましたよ。(笑)

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