価値観の違いを言うよりも。(笑)
クラシックカメラの沼にハマって、中古カメラ屋さんの巡回をしては、カメラを買いまくっていた頃、一度家内に激怒されたことがありました。その時は魅力的な出物が多くてチョイとばかり買い過ぎといいますか、急にカメラが増えてるし、使った金額もバレちゃったわけで。家計に穴を開けたわけでもなく、自分の手持ちの軍資金内で買っていたので文句は出るまいと思ってたのですけど、怒られちゃいましたな。(笑)
オジサンはギャンブルも女遊びも全く興味がないので、そういう方面で家族に迷惑をかけたり女房を泣かすなんて、昔の映画や演歌の世界のようなのは皆無。大好きなお酒も、高級クラブで豪遊なんてのはドラマでしか見たことがありませんので、いつも安い立飲みばかり、カメラと写真と家内への愛だけで生きてきたつもりなのですけど、カメラへの愛がちょっと強すぎたようで、それに家内がブチ切れました。
カメラ大好きってのは結婚前から分かってたとはいえ「価値観の違いすぎる人とは暮らしていかれへん」って切れられましたな。ここでオジサンも素直に頭を垂れておけばいいものを「アンタが服や靴をいっぱい持ってるのんと一緒じゃ」って言わなくてもいいことを言って火に油、なのでしばらく部屋に閉じこもってカメラ磨いてました。(笑)
そもそも価値観って一体何でしょうね、ネットで調べてみたところ、物事に対する基本的な考え方や判断基準だそうで、そうだとすると価値観なんて地球上の人間の数だけあると思いますな。同じ親から生まれて、同じ家に育った兄弟でも、食べ物や着るものの好みが違ったりするわけですからね。
結婚相手に求める条件で「価値観が近いこと」ってのは、常に上位に入るそうですけど、そんな人いないと思いますよ、男女差ですでに違ってくるでしょうし、仮に同じ趣味や同じスポーツをやってるなんてのは共通、共用出来ることが多いかと思いますけど、それって価値観とは違うしなぁ。
そもそも価値観がピッタリなんてお相手と、一緒に暮らしてて楽しいのでしょうかね、むしろ喧嘩が絶えないような気がしますが。オジサンも家内と価値観が一緒だったらもう死んでると思います。つまるところ合う合わないより、相手に対する許容範囲のハナシなのじゃないかと。
それに長く暮らしていると、慣れちゃうところってありますからね。家内は部屋のあちこちを色々飾るのが好きな人なので置物だったり、タペストリーだったり、チョコチョコあるのが最初の頃イラッとしてました、今は何も思わなくなりましたな、片付けても他のもの飾られますからね。むしろ飾らないと気が済まない人って思えば、飾る場所や方法を変えてもらうように言えば納得してもらえましたし。
ま、価値観なんて言ってる内は仲良くもなれませんし、うまくも行かないのじゃないかと思う今日このごろ、根本的なところでぶつかっても、お互い得るものはありませんからね。(笑)
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