食品ロスなんて無かった頃。
ココログさんの「お題の記事を書いてポイントGET」に「【昔の思い出】昔の〇〇は△△だった」ってのが出てたので早速書かせていただきます。(笑)
ま、歳食ってる者ほど有利なお題だなって思いましたけど、古すぎて誰も知らないことを書いたら大ハズレ、共感を呼ぶようなのじゃないと読んでいただけないかと、いろいろ考えましたよ。
で、思ったのが最近よくニュースで見かけるようになった食品ロス。この間もコンビニで買い物してたら、賞味期限が過ぎた菓子パンやスイーツを回収してました、傷んでいるわけじゃないのに期限が来たらゴミ箱行きって、マニュアルに従って仕事してる店員さんが悪いわけじゃないのですけど、その光景に違和感を感じましたな。
オジサンが子供の頃って食品ロスといいますか、食べ物を捨てるなんて有り得ませんでしたからね。食べ残しなんて論外、「お米はお百姓さんが88回も手間をかけて作ってくれるから米って字なんやで」って教えられて育ちましたのでね、お茶碗にご飯一粒でも付いたまま「ごちそうさま」すると平手打ちが飛んで来ましたよ。
調べてみると、廃棄食品を飼料化したり堆肥化したりなんて企業の取り組みも出て来ましたけど、一見有効活用に見えても食べ物を捨ててることに変わりはないわけで。そもそも作り過ぎと賞味期限表示がよくないのじゃないかと思いますね。
オジサンの子供の頃はそんなの無かったですから、牛乳に製造年月日があったぐらい、買い物もスーパーより市場でしたから、豆腐もお店の奥でその日の分だけ作ってたので売り切れたら閉店、玉子だって野菜や魚だって必要なだけ買うのが当たり前でしたな。なので食品ロスなんて無かったわけですよ。「食べ物を粗末にしたらバチが当たるで」が母親の口癖でしたからね。
それに今のように何でもある時代じゃ無かったので、子供たちが飽きないように、ひとつの食材でいろんな料理を作ってくれました、というかそれが母親の当たり前だったわけで。日にちの経った食べ物でも、母親が「どないもない、食べ」って言えば大丈夫、それでお腹を壊したりするなんて無かったですからね。
消費期限や賞味期限が導入されたのは日本の貿易黒字が問題になってた頃に、諸外国からの圧力だったというのが本音だそうで、今その表示に日本人が振り回されていますな。そんなものより自分で見て触って、匂いを嗅いで確かめればって思います、それ以前に食べきれないのに買うのもどうかしてますけどね。
食料自給率4割、6割が輸入に頼って、山ほど捨てているこの国。「いただきますは、お魚やお肉やお野菜の命をもらうから、いただきますやねんでっ」好き嫌いが多くてよく叱られていた昔の思い出は、オジサンの人生の教訓になっていますよ。
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