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2021年11月 4日 (木)

無くなって、惜しいと思えるお店が少ない。

閉店の噂が広がると、惜しむ声があちこちから出て来ますけどね、だったら普段からもっと利用してあげればって声も、当然出て来ますな。ところが事はそれほど簡単じゃなかったりします。お店の方の高齢化や、継ぐ人がいない場合だとか、建物そのものの老朽化で閉店を決めたお店もありました。
知り合いの中華料理店は、1年後の建物取壊しを家主から言われて、Xデーまでカウントダウンしながら開けてましたけどね、高齢なのもあってよそに移転はせず廃業してしまいましたな。今はボランティア活動しているそう、「子ども食堂で料理作っとるで」って言ってました。
他にも業種自体が無くなって時代の流れとともに役目を終えるお店もありますし、単に「閉店」の一言では片付けられない事情やドラマがそれぞれに有りますからね。
特にコロナ禍以降、たくさんのお店が無くなりました。ただし減ってしまったわけじゃなくて、こんな時代に対応した新しいお店も同じぐらい出来ていますな。生活様式が様変わりしたおかげで、お店の立ち位置も変化してしまったわけで。デリバリー専門に業態替えした飲食店や、今までやってなかったことにチャレンジしてるお店もあります。このご時世をあえてチャンスと捉える方もしっかりいますな。
そもそも、ひと所に長く暮らしていると、お店とのお別れに遭遇する機会も多くなるわけで、日々の生活がそのまま定点観測になってたりします。
通勤で毎日通っていた所は、そういうのもよく分かりましたな、ひっきりなしにお店が入れ替わる、何をやっても長続きしない場所があったり、出来た当初、そんなに長持ちしそうにないなって思ってたお店が、今でも元気で営業してたり。
オープンしたては話題性もあるので賑わってますけど、それが一段落してからが勝負といいますか、認知度とリピート率は比例しませんから、また来たくなるかどうかは結局お店の方の腕次第かと。
ハナからブームを追いかけてるだけのお店は論外、見てても続いた試しはありませんな、ブームって所詮一過性のものですからね、飛びついてくれる方限定の商売って気がします。(笑)
今時は話題性はあっても個性的なお店が少なくなったと思いますね。むしろその方面はネットが担っている時代、検索ひとつで望みの品が出てきます。画面を眺めながら面白そうなものを見つけるのって、お店の売り場を徘徊してる感じに似ていますからね。
そういえば昨年末、惜しまれつつ閉店した東急ハンズ三宮店がオープンした当初(1988年)は画期的でした。普通じゃお目にかかれないような材料や道具が所狭しとならんでましたからね。工作材料を買いに、よく入り浸ってましたな、実に個性的なお店でした。
ただちょっと場所が悪かった、神戸で一番大きな歓楽街「東門筋」の入口横にありましたからね。その昔「新世紀」ってグランドキャバレーのあった跡地って、こんなの知ってる人も、もう少ないでしょうなぁ。(笑)
他にも個性的なお店がありました、トアロードの「ビレッジバンガード」もよく行ったなぁ。もっと古いところでは、元町商店街の「紀伊国屋」「明治屋」もよく行きました。思い出をたぐっていくといくらでも出て来るのは、それだけよく行っていたという証。無くなって惜しいと思えるお店の少ない今時とは違ってましたな。

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