身体障害者手帳で得すること。
医者の勧めで申請した、身体障害者手帳を持つようになって半年ほどになりました。最初はこういう物を持たなくてはならないのかって気持ちの方が強かったですな。
実際足が悪くなってるのは事実ですし、緩やかに劣化進行中なのも分かってますけどね、カメラをぶら下げて街歩きも、長時間長距離は無理とはいえ出来てますし、立ち飲みではちゃんと立ってられますし、本人的にはまだまだ大丈夫って感覚でいるのですな。
だけどどうやら他人からはそうは見えてないみたい、明らかに歩き方がスタスタじゃない、引きずるような傾いた歩き方なのでそう見えるのでしょうか。
少し前、リュックにエコバック提げて階段を降りていたら、学校帰りの中学生グループに「大丈夫ですか?荷物持ちましょうか?」って声をかけられましたよ。手すりの無い階段だったので、横の壁に手を付きながら、えっちらおっちら降りていた姿にヤバイと思ったのでしょうなぁ。
今時こんな親切な子達がいるのは嬉しかったですけどね、ショックでしたな「そうか、この子たちの目には歩けない人に映っているのか」って。スムーズさもスタスタ感もありませんけどね、自分ではなんとかなってるつもりだったので、しばらく外に出るのが億劫になりましたよ。(泣)
こんな状態で街歩きをしていますと、バリアフリーって言葉だけのものってのを感じます。全然バリアフリー感がありませんからね。
いつも利用するJR元町駅も大きくて十分な広さがあるにも関わらず、頑なにバリアフリー化してくれませんな。エスカレーター皆無、エレベーターは西口にしかありません、車椅子の方だと大丸のある繁華街に面した東口まですごい遠回りしなくてはなりません。
なんで東口にエレベーターを付けなかったのかは、西口には県庁があるからだって聞いたことがありますよ、役所の利便性を優先したそうで。本当かどうか分かりませんけど「ああそういうことね」って民より官が大事なのだと思いましたな。
ま、そんなこんなでバリアフリーじゃ無い街に出かける際にも、障害者手帳は持ち歩いておりますけど、せっかく持ってるのなら、その恩恵にあずかろうかと。調べると「障害者手帳で行こう!」ってサイトに受けられるサービスが県別で掲載されてるのを見つけました。
美術館や博物館が無料になったり、映画館が割引になったり色々出てましたけどね、行かないしなぁ。(笑)頻繁に利用するものでメリットがあるのはやっぱり交通機関でしょうか。私鉄の地元路線バスや市バス、タクシーの割引はホントありがたいですよ。
だけどJRは走行距離が100キロまでではダメとか、障害の等級だとかの制約が多くて、ほとんどメリットが無いって、やっぱり元国鉄ですからねぇ。(笑)
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