レンズをキレイに撮りたいので、フラッグフレーム自作。
激安中華LEDビデオライトの光量不足を補おうと、ライトボックスを工作して、楽にブツ撮りができるようにしたのですけど、その直後に買った、これまた激安の中華クリップオンストロボが意外に便利すぎて、なんだかライトボックスの出番が減ってしまっているという、せっかく作ったのにアカンがな。(笑)
LEDは定常光で撮れるのが便利なのですけどね、発光面の小ささが撮るものを選ぶといいますか、広く全体を照らすことができないので、ミニマムなブツ撮りが限界かと。
交換レンズを撮るときのように、表面に周りの景色が写り込むようなブツを撮ろうとすると、発光面の端っこが写り込んで、面積不足を痛感するという。結局大きなプラスチック障子紙をデュフューザー代わりにして、背後からストロボを光らせたほうが手っ取り早くキレイに撮れましたってコレ仕事の時にやってたのと同じセッティングですがなって結末。(笑)
仕事ではもっと出力の大きなライトや、モノブロックを使ってましたけど、クリップオンストロボでも同じことができます。撮影台の後ろから手前上に来るように斜めにデュフューザーフィルムを仕掛けて、その背後からライトを当てるわけで。このデュフューザーを「天トレ」って呼びます。
スタジオで撮るときは、ロールのものをスタンドに仕掛けて組んでたので、大そうだったのですけど、飲食店の出張撮影ではこんなデカイのを持って行けません。お店の中はそんなに広くない所ばかりでしたし、カウンターだけのお店もありました。しかもランチタイム後、夕方までのお客さんの少ない時間帯に撮りに来てねなんてのがほとんど。手早くセットしてサッサと撮ってサヨナラが基本。
なので天トレを組み立て式のフレームに取り付けられるように工作、大抵カメラマンってこういうものを自作してるわけで。「フラッグフレーム」と呼ばれる機材の自作版みたいなの。
フラッグフレームって金属パイプでできた四角い枠に、スタンドに取り付けられる棒が付いたもので「マシューズ」や「アベンジャー」の既製品もあるのですけど、スタンドに取り付ける棒がなければ、ただの四角い枠だけなので自作もしやすいのですな。
なので、ホームセンターで買ってきた水道管用の塩ビパイプで組み立て式のを作ってました。1m角の大きさで分解すればスタンドのキャリングバッグに収納できるという便利グッズ。(笑)省スペースで設置や撤収も素早くできましたよ。
で、ネットで見つけたのがフォトグラファーの新藤修一さんって方が、フラッグフレームをアルミパイプで自作している動画。こちらとこちらです。手順やコツを公開してくれているので、さっそく手本にして作ってみました。近所のホームセンターで材料は全て揃ったので工作はスムーズに完了。
さっそく使って、今回掲載するためのレンズの写真を、クリップオンストロボ1灯とレフ板だけのシンプルなセットで撮ってみました、こんな感じです。オジサン的には結構いいんじゃないかと。(笑)
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