撮影用ライトボックスを格安自作だ。1
前回の「LEDビデオライトは一癖ありそう。(笑)」って記事で、光を柔らかく拡散させて、面光源へと持っていかなくてはならないことを書きましたけど、そこで掲載した冷凍ギフト用の発泡スチロールケースを流用したライトボックスが使えたので、これの大型のものを作って、2灯ライティングしてやれば、お家フォトに役立つのではないかと考えたのですな。
いわゆる「ソフトボックス」や「バンク」なんて呼ばれている撮影機材をヒントにしたわけで。スタジオではコメットのバンクを使ってました。発光面の大きさが750×1000mmあって、組み立て式でコンパクトになるので、「モノブロック」という発光部と電源が一体になったライトとセットで、出張撮影では重宝しましたよ。
これのミニチュア版を作ってやろうというのが今回のミッション。(笑)で、さっそく材料調達。発泡スチロールケースは近所の市場で貰ってこようかと、買い物ついでに物色したのですけどね、あまりにもデカイ。部屋の中で間違いなく邪魔になる大きさなのと、キレイなのが無かったので断念、魚屋さんのは洗っても臭いますしねぇ。(笑)
ネットで専門業者を探すと色々なサイズが出て来ましたけど、ケース自体は安くても送料がバカ高いのでこれも却下、目的としては単純な箱を作ればいいので、ダイソーで売ってる工作用発泡スチロールパネルで作ることにしました。
工夫が必要なのが前面を覆うデュフューザーフィルム。スタジオで使ってたのと同じものがいいのですけど、個人で買うものではありませんからね。アートレやユポがよく知られてますけど、使ってたのはスーペリアの幅1.25m×5mのロールで1万円ぐらい。出入りの業者さんからだったのでもっと安かったですけど、必要なのは50cm角ほどの大きさなので、こんなの買えません。(笑)
なので値段の安いトレーシングペーパーしかないかなって思ったのですけど、実家に行った時アッと閃いたのが和室の障子。これ使えるかもって調べてみたところ、プロカメラマンが比較検証している動画なども出て来てガン見してしまいましたよ。(笑)
で、ペンキでおなじみアサヒペンから「プラスチック障子紙」なるものが販売されているのを見つけて、これなら代用にできそうってことで購入。型番6801 大きさ94cm×1.8mの障子1枚用で無地のものが、原稿執筆時Amazonで839円でした。ライトボックス用に使った残りは、窓から吊るして自然光で撮影する際のデュフューザーとしても使えますし、この値段なら納得かと。
届いた現物を見たところなかなか良さそう。ただしトレーシングペーパーと同じく、紙の目があるのでそこは注意。要するに和紙の風合いと言いますか、繊維のザラザラ感が反射率の高い物の撮影で、写り込んでしまうのですな、例えば貴金属や鏡面仕上げの製品を撮る時ね。
とはいえ光を拡散させるって意味では十分使えそう。他にはボックスの内側に貼る予定のアルミホイル、ライトの固定に使えるのじゃないかとベルクロテープも用意、それから外側に貼る黒紙、これで準備OK、次回からは製作の様子などを記事にしますね。
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