街を撮るのが楽しいわけ。(笑)
街歩きをしながら、面白いものを見つけて撮るのは楽しいですな。これだけ長く続けていても、飽きる事がありませんからね。
写真って撮る方の面白がってる物事がそのまま写ります、自分の興味に感度の高いアンテナが立ってるわけで。自然風景やネイチャーフォトを撮る方なら、四季の移ろいや、一日の中でも時間とともに変化する景色に敏感でしょうし、スポーツを撮る方なら一瞬のシャッターチャンスを逃さないアンテナが養われていると思います。
子供やペットの可愛らしい表情や仕草を撮るなんてのも、そういうところに惹かれるアンテナが立っているからでしょうね。
で、オジサンの場合は街のあれこれにアンテナが立ってる人。(笑)人の作り出した街の中に転がる、面白おかしい物件や、マヌケな所を撮り歩いているわけですけど、そんな写真ばかり撮ってると、目が養われるといいますか、そういうのが自然に目に入ってきますな。
あっ面白いって思って撮って、通り過ぎて振り返ってみると、違う表情があってそれも撮ってしまうという。写真家の森山大道さんが、商店街を端から端まで撮り歩いたら、逆戻りしながらまた撮ると言ってたのを何かの本で読んだ覚えがあるのですけど、それはすごく分かります。街歩きは行きつ戻りつしながら撮るのが醍醐味ですからね。
なので街歩きなんていいながら、そんなにたくさん歩いてませんな。ボチボチ散歩やウロウロ徘徊が言葉としては適切かもしれません。(笑)
いつも同じところを撮り歩いてて、撮るものなんてあるの?って思われるかもしれませんけどね、オジサン的には毎回新鮮で、撮るものが無いなんてことはありません。街の景色って時代の移り変わりが一番良く分かりますから、店頭に飾られてるものひとつとっても、その時の流行や時代背景がうかがえます。
コロナ禍でマネキンにもマスクが付けられてたり、そのマスクの柄が人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公の着物柄だったり、休業や閉店が目につくのも、この状況ならではの景色ですからね。
なじみの商店街を長く撮り続けるなんてのも面白いですな。同じ界隈を何年も撮ることに意味があるわけで。
携帯電話ショップばかり増えた時代だったり、ドラッグストアばかりが目立った頃とか、ブームが去ると跡形もなく消え去っていったお店だとか、長く見ているからこその変化が写真に残せるわけで。
コロナ禍で生活様式が様変わりしたことによって、街の変化にも加速度が付いているような気がします。閉店ばかりでなく、こんな時代でも新しいお店が次々出現していますし、出歩く頻度が減っているので、たまに出歩くと違ってる部分が目につくのかもしれません。
街がある限り、一生続けられる街歩きの写真、アンテナの感度は変わらず歩きたいですな。(笑)
掲載写真は元町商店街にあったヤマハミュージック神戸店。2016年に95年の歴史に幕を下ろし、三宮へ移転する数日前に撮ったもの。この後ツルハドラッグって薬局になりましたけど、コロナでインバウンド需要が減って昨年閉店。今はシャッター閉まったままになってます。敷地面積が広いので、それなりの規模のお店じゃないと無理でしょうなぁ。
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