ニコンZ fcを触って思いついたこと。(笑)
ニコンさんが2022年第1四半期の決算で黒字化、通期見通しも上方修正ってニュースが出てましたな。盛り返しつつあるのはいいことだと思います、キャノンさんの一気巻き返しに比べると、ちょっと元気が感じられなかったというか、影が薄かったですからね。
まだ姿を見せてない「Z9」も東京オリンピックでテスト投入されたようで、目撃情報が写真入りでネットに上がってましたな、もちろんキヤノンさんの「EOS R3」も。
ま、「Z9」のようなフラッグシップ機は、買う人も買える人も限られるでしょうから、そう思うと「Z fc」が今一番買いやすくてニコンらしさをアピールできるカメラだと言えるでしょうね。後はレンズのラインナップかなぁ。(笑)
で、遅ればせながらオジサンもちょこっとだけ触ってきましたよ。ちょこっとだけなのは、たった1台の展示機に、明らかにそれ目当てで来てるお客さんがそこそこ多かったので、あまり占有できなかったのですな。しかもオジサンは富士フィルムユーザーなので元々門外漢ですし。(笑)
いずれも同世代ぐらいのお客さんばかりでしたよ。ネットでよく「ニコ爺」って言われる、ニコンに熱いこだわりを持ったファンやユーザーのようでした。
ネットではカメラメーカー毎に熱いユーザーの呼び名があるようで、キャノンは「キャノ坊」オリンパスは「オリ信者」ペンタックスは「ペンタ教」なんて言うそうですな。他メーカーのユーザーをからかうような場面で使うらしくて、あまりいい意味で使われる言葉じゃないみたい。
そういえば40年ほど前のことですけど、キャノンA-1を三脚に付けて街中で撮ってたとき、つかつかと寄ってきて説教していったお爺さんがいました。
いくらしっかりした三脚を立てても、ニコンのカメラとレンズじゃなきゃ、まともな写真は撮れないって、たらたら説教。ニコン以外はオモチャだからって言ってたの思い出しましたよ。(笑)
「ニコ爺」って呼び方、きっとこういうニコンしか見えてない人が多かったから、言われるようになったのでしょうなぁ。
カメラと言うより、一流職人の道具を語るように、数々のニコン神話は生まれたのでしょうけど、ニコンさんのブランドイメージが、カジュアル方面からどんどん遠ざかっていった一番の原因かと。今時の若い人には、こういうの嫌がられるでしょうからね。
なので「Z fc」で若い人へのアピール頑張り中みたい、カタログ見てもそれがひしひし感じられますな、でもまだちょっとお硬い感がありますけどね。(笑)
で、実機を触ってみて思ったのですけどね、この価格でこのクオリティーならもっと攻めてもいいのにって思いました。なのでいわゆる「ニコ爺」さんたちからブーイングが出るような、若い人や女性限定の「これはやったらアカンでしょう」的な、えげつないキャンペーンをやったらどうかと。
往年のニコンファンから「お前んとこのカメラはもう買わない」とか「激しく失望」なんて言われてもいいじゃないですか、若い人だけ徹底えこひいきキャンペーン。ってオジサン書いててどんどんボルテージ上がり中、怒られますな。
ま、昔からのニコンファンやユーザーに頼ってたらダメってこと、キャノンさんはこの辺り商売上手というかコマーシャル上手ですから、差を感じてしまいます。
触ってみて久々にそそるカメラだった「Z fc」、若い方にぜひ触ってみてほしいですけど、展示機に「ニコ爺」が群がってちゃイケマセン。
なので「ドン・キホーテ」の18禁アダルト商品売場みたいに、入り口に「40歳以上禁」の暖簾が掛かった別部屋を用意して、若い方にはそこで思い存分触り倒して頂くってのはどうでしょうねって、ホント怒られますな。(笑)
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