「一貫楼」って大衆中華料理店の思い出。
神戸には中華料理のお店がたくさんあるのですけど、その中で神戸を中心に各所で見かける大衆中華料理屋さんで「一貫楼」って名前が付いたお店があります。
地名プラス一貫楼って名前の付け方が多くて、三宮センター街西側入口角にある「三宮一貫楼」は有名ですな。子供の頃からあるお店なので、豚まんよく食べましたよ。(笑)
で、なんでこんなに一貫楼が多いのかって、調べてみたのですけどね、本家本元の商標は中央区の三宮近くにある「株式会社一貫楼本店製麺所」ってところが持ってるそうで、各所にあるお店はそこからの暖簾分けだそうですな。なのでチェーン店ではない独立したお店。三宮一貫樓さんは「三宮」の屋号を頂いてお店を展開しているって出てました。
基本的にご夫婦でやってるお店が多くて、オジサンの家の近所にも一軒ありますよ。どのメニューもボリュームがあるので、セットメニューや定食が、だんだんきつくなってきましたけど、安心安定の味わいと言いますか、昔ながらの街中華なので好きですな、なんだかホッとします。
勤めていた頃は職場のすぐ近くにあった「御影一貫楼」に昼飯食いによく行ってましたな。表にアンパンマンやドラえもんのイラストを書いたボードが並べてあって有名だったお店。40年以上やってらして、ご夫婦ともに高齢で閉店されたときに、新聞記事になったのを思い出しましたよ。
もうひとつ元町商店街の真ん中辺りの少し海側にあった「元町一貫楼」もよく食べに行ったなぁ。三宮からウロウロしながら写真撮り歩いて元町まで、遅めのお昼ご飯はここか、高架下の中華料理屋さんか台湾料理屋さんで食べるのが定番でした。お昼時を外した時間なので、お客さん少ないし、のんびり一杯やりながら食べる中華料理はホントうまいのよ。(笑)
元町一貫楼は外のネオンサインがゴージャスだったので、わざわざ夜に三脚担いで撮りに行きましたな、まだフィルムの時代でしたから、ネオンの光り方で露出が変わってもデジカメのように撮って確認ができなくて苦労しました。(笑)
一貫楼って、画一化されたチェーン店と違って、お店によって個性がありましたから、メニューも違いがあって、中華だけでなく、カレーやオムライスがあるお店とか、基本は中華だけど、何でもありな大衆食堂的なところが、中華料理だけの専門店より親しみやすさがありました。
今でも、外でなにか食べようかってなったときに、中華料理を選んでしまうのは、お店がたくさんあるせいだけでなく、どこにでもあって入りやすい「一貫楼」さんのおかげだったのかもしれません。(笑)
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