国産レンズの風が吹き始めたのかも。(笑)
レンズ専業メーカーさんが、どのマウントのレンズを発売してるかで、カメラを作ってるメーカーの人気度合いが分かりますな。メーカー側が仕様を公開してるかどうかってところもありますけど、今はぶっちぎりでソニーさんでしょうね。
新しいレンズはまずEマウントが発売されることからも分かりますよ、マウントアダプターもそう。以前はキャノンさんやニコンさんのが当たり前だったのですけどね。
フィルム時代の一眼レフなんてそうでしたな、レンズとボディーが機械的に繋がってた時代には、タムロンさんのアダプトールなんてマウントアダプターで各社の一眼レフ対応なんてのもありました。オジサンも父親がペンタックスMEに付けてたタムロンレンズを、アタプターだけ買ってキヤノンA-1に付けて時々使わせてもらってましたからね。
キヤノンEOSシリーズの登場で、その辺りがガラリと変わりましたな。機械的な連動が無くなって電子接点がマウント基部にずらり、レンズの情報やオートフォーカスなどなど、レンズとボディーは電気仕掛けで通信するようになったわけで。
レンズ専業メーカーは、もはやコンピューターと言ってもいい、ブラックボックス化したボディーから、仕様を独自解析して互換レンズを発売するようになりました。
カメラメーカーにとっては自社のレンズを使ってもらいたいですし、レンズ専業メーカーのレンズを付けて、カメラにトラブルがあったりしては困るので仕様公開なんてしませんでしたからね。
ところがソニーさんはライセンス契約を締結したレンズ専業メーカーさんに、基本仕様の無償開示しちゃったわけで。オープン規格のフォーサーズシステムへの対抗や、付けられるレンズのバリエーションを増やして、ミラーレス一眼でシェアを伸ばしたいって思惑があったのでしょうなぁ、シェアの拡大とともに気がつけばEマウントだらけ。(笑)
富士フィルムさんも同じように仕様公開しているみたいで、昨年12月にトキナーさんからatx-m 23mm F1.4 Xとatx-m 33mm F1.4 Xの明るい単焦点レンズが発売、今年8月にはatx-m 56mm F1.4 Xと合計3本も。
さらにコシナさんがVoigtlandarブランドでNOKTON 35mm F1.2 X-mountを同じく8月発売だそうで、写真見ましたけどねカッコいいなぁ。コシナさんはそそるレンズをいっぱい作ってるので、それがフジXマウントで出てくるってだけでワクワクします。ま、買えるかどうかは別ですけどね。(笑)
タムロンさんは望みが薄そうって思ってたらXマウントへの参加表明のニュースが飛び込んできましたね。18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Model B061)ってお家芸の高倍率ズーム、富士フィルムさんから仕様公開してもらえたそうで、他にも企画しているレンズがある模様。
そうなるとシグマさんも黙ってはいないでしょうからなにか出てきそう。国内レンズ専業メーカーの、中華レンズや他国のレンズに好き勝手させないぜって感が、何だか楽しくなりそうな予感がしますな。国内外問わず交換レンズが賑やかになるのは正直嬉しいですよ。
レンズ交換式のカメラでレンズを楽しまないなんて、旅先でご当地グルメを食べずに、どこにでもあるファーストフード店で食事するようなもんですからね。色々味わえるって幸せですな。(笑)
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