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2021年7月11日 (日)

広角レンズの思い出。

街歩きの写真で広角レンズは必需品、若い頃はもうこればっかりって感じで24ミリレンズを使ってましたな。
一眼レフは50ミリ標準レンズ付きで買うのが当たり前、2本目のレンズに広角レンズをチョイスするときは、28ミリが王道で定番だった時代でしたから、カタログでも24ミリレンズは超広角レンズのカテゴリー、言って見れば特殊レンズのジャンルでした。たった4ミリの差ですけどね、広角レンズの世界では数ミリで全然違うワイド感があるのですな。
古い長屋が立ち並ぶ路地で撮るなんて場面ではこの差が効いてきたわけで。一番よく使ったお気に入りのレンズと言いますか焦点距離と言いますか画角でしたよ。(笑)
年齢とともに標準域のレンズを使う頻度が増えてきて焦点距離年齢説を地で行っておりますけど、最近昔撮った写真に触発されて、地元を徘徊してみて、まだまだ変わらずに残っている路地や街並みを発見したのですな。
さっそくカメラを構えましたけどね、標準域のレンズじゃどうにもなりませんでした。使い勝手を検証してやろうと、たまたま持って出ていたキットレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZにチェンジ、APS-Cで15ミリ始まりのズームですから35ミリ換算で約23ミリになります。
ファインダーを覗いて見て実にしっくりきましたよ、ああこの感じって思えましたからね。若造の頃24ミリレンズばかりだったオジサン、あの頃それなりに考えて撮っていたようで、どうやらアホではなかったみたいですな。(笑)
EOSシリーズを使うようになっても24ミリを使っていました、ただあの頃の単焦点EFレンズってプラスチックな安っぽい作りにピントリングはスカスカの輪っか、写りは良かったですけど、道具としてのオーラは微塵も無かったですな、EOS用交換レンズ群に間に合わせの、枯れ木も山の賑わい的レンズって感じがしました。Lレンズとズームレンズに力を入れているのがあからさまに感じられましたからね。
その頃からズームレンズを使うようになってEF17-35mmF2.8L USMを買いました、のちにEF16-35mmF2.8L USMにモデルチェンジしたので買い替え、お高いだけあっていいレンズでしたよ、デカかったですけどね。(笑)24ミリを使い慣れていて、いきなり16ミリですからね、ワイド感半端じゃ無かったですな。ちょっと下に向けて構えると自分の靴先が写りますからね。(笑)
公私共によく使いましたけどタフでいい写りでしたなぁ。入社式の集合写真撮影の仕事では必需品、100人近くいた年もありましたからね。これだけワイドなズームレンズだと余裕、画面いっぱいに撮ると、端っこに広角の歪みが出るので、ちょっと余裕を見てひと回り広く写してトリミング、フルサイズで2000万画素越えのEOS 5D MarkIIでは十分な写りでしたな。
ピントリング、ズームリングの滑り止め部分が白く粉を吹いたみたいになるまで使い倒して手放しましたけど、腐っても鯛ならぬLレンズ、しっかり欲しかったレンズの軍資金になってくれましたよ。(笑)

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写真を探していたらFD20-35mmF3.5Lってレンズで撮ったのが出てきました。FDマウント時代に買った広角ズームレンズ、すっかり忘れてましたよ。(笑)Lレンズだけあっていいレンズだったのですけど、短期間で手放してましたな、上の2枚がそうです。気に入らなかったのかEOSの軍資金になったのか記憶が定かでないですけど持ってました。
次の2枚はEF17-35mmF2.8L USMで撮ったもの。EOS-1Nと一緒によく使ったレンズでした。ズームレンズメインでもいいかなって思ったのは、このレンズからだったような。お値段だけのことはありましたからね。(笑)

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