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2021年6月13日 (日)

遊べるおもしろレンズ、4種4話。

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過去にも何度か書いておりますけど、福沢諭吉一枚でお釣りが来る交換レンズで写真ライフを楽しくしていただこうってオハナシ。レンズのカテゴリー的にはトイレンズの範疇かと思いますけど、ガラッと印象の変わる写真が撮れるのがこの手のレンズなのですな。
要するにハッキリと効果が分かりやすいわけで。オーディオの世界で、スピーカーを変えると、いつも聴いてる曲も印象がガラリと変わるのと近いかと。値段やブランドじゃなく面白い写真が撮れるってところにフォーカスしてご紹介。
オジサンの場合は富士フィルムさんのミラーレス機に乗り換えた当初、純正レンズが買えなかったので最初に手を出したのがこの手のレンズだったのですけど、純粋に面白いなって思いました。
最初に買ったのが富士フィルムさんがコレで遊んでねって出してる「XM-FL」。レンズの素性がそのまま型番になってますな、Xマウントのフィルターレンズの頭文字とっただけ。(笑)
焦点距離24mm、35mm換算37mm、絞りF8固定、ピントも固定で1m~∞、面白いのがレンズ横のダイヤルを回すと普通の写りと、ソフトフォーカスフィルターで紗がかかった写りと、イルミネーションなどの光にスジが出るクロスフィルターの写りの3パターンを切り替えられるところ。
Xマウントカメラをお使いの方には全力でオススメ。レンズにウンチクやこだわりが必要な、小うるさい方にはオススメしません。子供のような純真な心で撮った写真を面白がれる人向けかと。(笑)こんな感じで撮れます、最初のがソフトフォーカスフィルター、次がクロスフィルター、過去記事にもイイ事書いてますのでどうぞ。「最初に買った単焦点レンズがコレって、XM-FL。(笑)」

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次がギズモショップが販売している「写ルンです」のレンズで作った交換レンズ。3種類出ていて「Utulens」は焦点距離32mm、35mm換算47mm、絞りF16固定、ピントも固定で1m~∞。
このレンズを2枚貼り合わせて広角にした「Wtulens」は焦点距離17mm、35mm換算25.5mm、絞りF16固定、ピントも固定で0.5m~∞。
一時期発売されていた「写ルンですAPS」のレンズを使った「Utulens-APS」は焦点距離24mm、35mm換算36mm、絞りF16固定、ピントも固定で1m~∞。
3種類とも写ルンですのレンズをまんま再利用しているので、あの独特の写り具合をデジタルで楽しめます。Xマウントカメラの新しい機種をお使いなら、フィルムシミュレーションをクラシックネガに設定して撮ってみるとイイですな、もうがっつり写ルンですワールドを楽しめますよ。こんな感じです。

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Utulensで撮ってみたもの、イメージサークルは35mmフルサイズをカバーしているのでAPSサイズセンサーのXマウントで使うとレンズ中心部分を味わうことになって意外と良く写ります。(笑)

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Wtulensは2枚のレンズを対称に配置したため広角感が味わえて周辺光量低下などもより強調されます、これもなかなか面白いかと。

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Utulens-APSはXマウントとの相性は一番かも。どちらもAPSフォーマットですからね、一番らしさを味わえると思いましたな。
注意しなくてはならないのは、特定のフィルムシミュレーションと相性が悪く、撮った写真全体に赤味がかるところ、試してみたところVelvia、PROVIAがよくなりますね。クラシックネガ、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、ETERNAではほとんどならないという結果。

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レンズそのものの構造や、画像処理エンジンとの相性などがあるのかも。フジXマウントしか持ってないので、他社のカメラではどういう写りになるのかは分かりません。4本の遊べるレンズ、使うときはカメラの設定で「レンズ無しレリーズ」をONにすることを忘れずにね、じゃないとシャッター切れません。

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