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2021年6月12日 (土)

食わずぎライカ?(笑)

最初の印象が悪くて、食わず嫌いになる物事ってありますな。食べ物だったりスポーツだったり色々、小さな子供がピーマン嫌いってのもそうかと。
オジサンの場合はカメラでそういうのがありますな、舶来御三家のライカ、ローライ、ハッセルブラッド。(笑)持ってませんし、使った事もありません、ちょこっと触ったぐらいの経験値しかありませんけどね、その時に自分が使うカメラじゃないなって思った気持ちのまま、今日に至っておりますよ。(笑)
ま、昔からカメラ界隈では、ライカは一番目につくと言いますか、いろんな所で目立っておりました。今は亡きアサヒカメラや、日本カメラの巻末に載ってたカメラ屋さんの広告なんて、国産カメラと扱いが違ってましたからね。ライカだけ文字が大きかったり写真入りだったり。うるさそうなライカ専門店もありましたな。(笑)
街のカメラ屋さんでも同じ、ショーウインドーの特等席で、レッドカーペット(緋毛氈)にスポットライト浴びて鎮座してるのが御ライカ様。なんで日本のカメラ屋さんなのに、キヤノンやニコンを目立たせないのかって、若かったオジサンはいつも思ってました。
そうそうライカ記事や、ライカ本でご飯食べてた、作家や写真家や教祖様もいましたな、ライカファンの芸能人や俳優さんが、カメラ持って雑誌に出てたりも見た事ありますよ。(笑)
お金持ってて、社会的地位もある人の持ち物のひとつってのが、なんとなくその頃のオジサンの思うライカでした。もうね、偏見レッドゾーン。(笑)
そういえばパソコン通信時代の写真フォーラムのオフ会で、ライカ命な方の熱いうんちくを延々聞かされて、うんざりした事もありましたなぁ。
好きなカメラがあって、そのメーカーまで好きになってしまう事って良くある事ですが、それがどんどん宗教がかってきて、盲目のライカ愛になってる方が多かったような。愛を語る割には、見せてくれた写真に愛は感じなかったですけどね。(笑)
今でも「ライカでしか撮れない写真がある」なんて言わせる方々を生み出しているライカって、スゴイカメラなんだろうなって思います、カメラとしてのスペック以外のところはすべて伝説と哲学なところがね。
試しに「ライカ嫌い」って検索しても、ライカ大好き系ばかり出てきますな、何で?(笑)スペックや使い勝手、撮る時の手間だとか不便なところは、大好きな人にとっては全部裏返し、そんなライカだから許される感が門外漢には理解できないところなのでありますよ。
ま、オジサンは国産カメラが一番って思ってる人なので、一生理解できないと言いますか、このまま食わず嫌いでいます。(笑)

1935_blog
1957_blog

古い写真雑誌を調べてたら1935年の「CAMERA」誌の月刊ライカって広告や、1957年の「寫眞サロン」のライカ記事が出てきました。ライカ愛ってスゴイですなぁ。

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