X-S10を使いだして感じたこと。
ようやく使い勝手といいますか、設定のあれこれに慣れてきたX-S10。これ1台とレンズ数本で撮り歩いておりましたが、最近はX-T30と一緒に持ち出してますよ。往年の一眼レフのようなダイヤル操作がメインのX-T30と今時の操作方法になったX-S10、いろいろ感じるところがありました。
まず最初にちょっと違和感だったのが背面のフォーカスレバー。ジョイスティックみたいなやつですな、これはオジサンのカメラの構え方の癖のせいでもあるのですけどね、縦位置に構えたときにグリップが上、つまり右手が上に構えるのと利き目が左目なので、おでこにフォーカスレバーが当たって誤動作するわけで。
知らないうちに長押しになってて、フォーカスレバー設定画面になっちゃったり、フォーカスエリアが勝手に移動したりするという。(笑)X-T30では背面液晶モニタの厚み分出っぱってるのでそんな事にならなかったのですけど、そこがフラットなX-S10では微妙に当たっちゃうのですな。
どうしたものかと思ったのですけど、OFFにすると使い勝手が悪いので、逆手に取って「拡大/縮小」を割り当てました。こうしておくと、クラシックレンズなどマニュアルフォーカスレンズを使う時に、ファインダーを覗きながら、おでこでコンッて押して部分拡大できて便利なのですな、これでシビアなピント合わせができますよ。(笑)
次に露出補正ダイヤル、X-S10ではノッペラボーでくるくる回るリアコマンドダイヤルに割り当てられていて、補正量を液晶モニタやファインダーで見ながらの操作になるので、まどろっこしいという。明るいところでは液晶モニタが見えませんしね。
X-T30ではしっかりカチカチ感のある、見れば分かる単独ダイヤルなので使い勝手はこっちの方が格段にいいですな。電源スイッチもはっきりした感触のX-T30に比べて、X-S10は引っ掛かりが少なくて固い。(笑)
X-S10はバッテリーの持ちが短くなったなって思いましたけど、それ以上にスリープからの復帰が遅い。
シャッター半押しから撮れる状態になるのに、X-T30よりさらにワンテンポ遅れます、まずボディー内手ぶれ補正ユニットが動作している音と振動があってから復帰するので、仕方ないのでしょうけど、とっさにカメラを構えてファインダーを覗いたときに、ブラックアウトからワンテンポ遅れて表示されるのはちょっとイラッときます。(笑)
ま、設定でどうにかなる部分はなんとかしましたけど、レスポンスの部分はどうにもできませんから、慣れるしかないかと。大きなグリップはしっかりホールドできますし、この小型ボディーに手ぶれ補正搭載ですからね、文句ばっかり言っててはイケマセンな。
X-S10にはマニュアルフォーカスのオールドレンズを、X-T30には純正レンズを付けて2台持ちも楽勝ですし、軽さと小ささは 年を取るほど素晴らしく感じているオジサンには、何だかんだ言ってもコスパ最高のカメラですよ。(笑)
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