クラシックネガはハマる人多いやろな。(笑)
新しく買ったX-S10、フィルムシミュレーションにクラシックネガが増えています。オジサンはリバーサルフィルムファンなので、そんなにそそらなかったのですけど、どうやら人気があるみたいで、ユーザーの方のレビューや作例が、検索かけるとたくさん出て来ますな。
見てると若い方、それもフィルムでも写真を撮ってる方の支持が高いみたい。なのでどんな写り具合のものなのか、フィルムシミュレーションをブラケティング撮影に設定して、オジサンのデフォルトなVelviaと撮り比べてみました。
結論から言いますとですね、実にいい感じで古いカラーネガフィルムのテイストを再現しているなと思いました。子供の頃、父親に撮ってもらった写真が並ぶ、昔のアルバムを見ているような感じとでも言いましょうか。サービス判やキャビネサイズにプリントされた写真のような雰囲気。
その写り具合から感じる空気感は、あからさまではないのですけど、あの頃のカラーネガフィルムの感じがありますな。Velviaと撮り比べるとその差が歴然ですけど、どちらもいい味出してますのでね、比べるなんて無粋な事をしてはいけません。(笑)
いやもうコレ、富士フィルムさん、若いフィルムカメラファンをターゲットにしたと言いますか、狙ったんじゃないかと勘ぐりたくなるいい出来。
ファームアップで、使えるようになる旧機種もあるはずですけどね、そういうアナウンスはありませんな、あえてやらないのは、このフィルムシミュレーション目当てで新しいカメラを買っていただこうって戦略でしょうかね、何だかマーケティングのからくりが、チラチラ見え隠れするように思うのはオジサンだけでしょうか。(笑)
ネットで検索するとフィルムカメラを楽しむ方や、フィルムでしか撮らないなんて作家もおられますけどね、世の中の流れを見ておりますと、フィルムは作り続けて儲けが出るほどの消費量は、もはや無くなっているのが現実かと。富士フィルムさんの白黒フィルム「ACROS Ⅱ」もMADE IN UKですし、徐々に作り続ける事が難しくなっていくでしょうな。
もしフィルムが完全に無くなったら、このテイストを楽しめるのは、富士フィルムさんのフィルムシミュレーションだけって事になってしまうかもしれません。出来のいいフィルムシミュレーションでガッチリハートを掴んでいるのは、次のステップを見据えての事なのでしょうか。
ともあれオジサンはフィルムだからこそも、デジタルだからこそもありませんのでね、このフィルムシミュレーションでフィルムのテイストを楽しめるのなら十分ですよ。(笑)
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