X-S10で使ってみたかった、カラークロームブルー。
X-S10の購入動機の一番は、ボディー内手ぶれ補正でした。手ぶれ補正の無いレンズを付けた場面でも、手ぶれが有効になりますからね。クラシックレンズを楽しむ上でぜひとも欲しかった機能だったのですな。
しかも上位機種のデカイボディーじゃなくて、コンパクトボディーに搭載ってところが重要だったわけで。おかげでその恩恵に預かりつつ写真ライフを楽しんでおりますよ。
で、実はもうひとつそそられた機能がありました。ひょっとして新しいフィルムシミュレーションの「クラシックネガ」でしょって思った方、残念でした。(笑)
確かに気にはなっていましたけどね、順位としては下の方。オジサンフィルムカメラでは、ネガフィルムよりリバーサルフィルムを圧倒的に使ってきたので、ネガフィルム系フィルムシミュレーションには、そそられ感が鈍いのですな。嫌いじゃないですけどね、やっぱりリバーサルが一番で、モノクロームが二番なのは変えられませんよ。(笑)
購入動機になったもうひとつの機能は「カラークロームブルー」。
前機種X-T30では「カラークロームエフェクト」って機能が搭載されていて、赤、緑、黄色といった彩度が高くなると飽和しやすい色の階調を豊かにするというシロモノなのですけど、これのブルー版がX-S10には搭載されてます。青系の色の階調を豊かにするというもの。
階調を豊かになんて、どうにも漠然とした書き方ですけど、取扱説明書の言い回しがこうなってるので、右に習えで書きました。要するに色の彩度が上がると質感が損なわれて、ノッペラボーな塗り絵のような写真になるのを緩和しまっせって機能。
センサーサイズが小さくて画素数も少なかった時代のコンパクトデジカメやガラケー、初期のスマホの写真によく見られましたな、原色部分がペンキ塗ったような写り方になるやつ、あれをちゃんと質感出してくれるわけで。
見た目は色が濃くなったように見えますけど、しっかり階調が出てます。で、このカラークロームブルー、富士フィルムさんのサイトや、ユーザーのレビュー記事で作例を見て、これだって思ったわけで。
リバーサフフィルムファン、しかも銘柄は「Velvia」が一番好きなオジサンは、若かりし頃、このフィルムとPLフィルター、さらにアンダー目の露出で、ガッツリ濃い目の写真を撮るのが大好きだったのですな。特に空の色が濃い目ってのが好みだったわけで。
カラークロームブルーを「強」に設定して撮ると、まさしくこのテイストが再現できます、これをやりたかったのよ。(笑)さっそく試してみましたけどね、もうねフィルム時代のテイストそのままで撮れるのに感動しましたよ。
JPG撮って出しにフィルムシミュレーション、カラークロームブルーで、デジタルなのにどんどんVelviaを使っていたフィルム時代に逆行しています。(笑)
| 固定リンク | 0
「 富士フィルム」カテゴリの記事
- オートホワイトバランスが迷う場面。(2023.11.26)
- フィルムスキャナを手本にデジタイズ。(2023.11.19)
- 廃墟にはクラシッククロームがよく似合う。(笑)(2023.10.22)
- フィルムカメラ気分をフジのカメラとあのレンズで。(2023.10.14)
- 誰が買うの?何を撮るの?(2023.09.14)
コメント