24年使ってきた、東洋リビングさんの防湿庫が~。
防湿庫が故障しました、全く通電しないという症状。ところがそれに気が付かないで何度かカメラの出し入れをしていたのですな。ふと、扉についている湿度計を見ると70%を指していました。
ややや、これはおかしいぞと中を覗き込むと、赤い通電ランプが点灯していない。コンセントが抜けてるのかと裏に回って確認してみましたけど異常なし。コントロールダイヤルを回してみたのですけど無反応。ドライユニットの排気口にホコリが溜まっているのかと思って、そ~っと引っ張り出して掃除してみたもののやっぱり動かないという。
とうとう寿命かなぁって、取扱説明書を引っ張り出してきて対処法が出てないか調べたのですけどね。裏に付いてる保証書の日付を見たら1997年に購入してました。24年前ですか、そんなに経ってるとは思いませんでしたな。
思えば、米びつ用タッパに乾燥剤を入れて保管していたのが、機材がどんどん増えていって、それでは追いつかなくなった頃、某量販店で店内改装売りつくしの展示品と遭遇して買ったものでした。とうとうオレも防湿庫を持つようになったのかって、当時思いましたからね。
あれから一日も休み無く働き続けてくれたわけですから、もう壊れても仕方ないかと、当然ながらメーカーにもそんな古いものの補修部品なんて無いと思います。って調べてみたら、さすが防湿庫のパイオニア「東洋リビング」さん、直販サイトのアフターサービスってところの一番下に
「なお生産が中止になった機種(部品保有期間10年を過ぎたもの)に関しても対応できる場合がございます。詳しくはお問合せください。」
って希望を抱かせる文章が。でも24年ですからねぇ、いくらなんでも無理でしょうなぁ。(笑)
ま、ダメだったらお問い合わせ&買い替えも視野に入れつつ、直るものなら直してやろうと、ドライユニットを外しました、これネジ4本緩めると簡単に取り外しできるのですな。故障の際はこれだけ送れば良いわけで。中はとても丁寧な作りでしたな。
さっそくテスター片手にあーだこーだ、おかしそうなところを探りましたよ、で、直っちゃったのですな、回路につながっている電線をテスターで調べたり、ピンセットで触っていたら通電ランプが突然点灯したわけで。
どうやら経年変化でヘタってただけだったようで接触不良だったみたい、さっそく元に戻して、しばらく様子を見ることにしました。まる1日半かかって湿度計が45%のところに、まだじわじわ下がってます。あらまどうやら大丈夫っぽい感じ。(笑)
一応もしもの事を考えて、ネットで防湿庫を色々調べましたけどね、今はメーカーがいっぱいあるのですな、しかもお値段かなり安め。格安メーカーは除湿ユニットにペルチェ素子(熱電素子)を使っていて、東洋リビングさんのような乾燥剤方式じゃないのが違いみたい。
ペルチェ素子方式は除湿が早いけど、消費電力高めで寿命短め、乾燥剤方式は除湿はゆっくりじわじわだけど、消費電力低くて寿命は長いという特徴があるそうで、長寿命なのは24年の使用歴で十分納得できました。
なので、次も東洋リビングさん一択で選びますよ。ただねぇ、もし買い替えたとして、この先20年以上働き続けられても、オジサンの寿命が先に来ている可能性が高いですのでね、どうしたものかと。(笑)
「追記」
2023年7月にとうとう天に召され、新しいのと入れ替えました。その顛末を「東洋リビングさんの防湿庫26年間ありがとう。そして…」という記事にしておりますので、よろしければ読んでやってください。
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