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2021年4月

2021年4月29日 (木)

24年使ってきた、東洋リビングさんの防湿庫が~。

防湿庫が故障しました、全く通電しないという症状。ところがそれに気が付かないで何度かカメラの出し入れをしていたのですな。ふと、扉についている湿度計を見ると70%を指していました。
ややや、これはおかしいぞと中を覗き込むと、赤い通電ランプが点灯していない。コンセントが抜けてるのかと裏に回って確認してみましたけど異常なし。コントロールダイヤルを回してみたのですけど無反応。ドライユニットの排気口にホコリが溜まっているのかと思って、そ~っと引っ張り出して掃除してみたもののやっぱり動かないという。
とうとう寿命かなぁって、取扱説明書を引っ張り出してきて対処法が出てないか調べたのですけどね。裏に付いてる保証書の日付を見たら1997年に購入してました。24年前ですか、そんなに経ってるとは思いませんでしたな。
思えば、米びつ用タッパに乾燥剤を入れて保管していたのが、機材がどんどん増えていって、それでは追いつかなくなった頃、某量販店で店内改装売りつくしの展示品と遭遇して買ったものでした。とうとうオレも防湿庫を持つようになったのかって、当時思いましたからね。
あれから一日も休み無く働き続けてくれたわけですから、もう壊れても仕方ないかと、当然ながらメーカーにもそんな古いものの補修部品なんて無いと思います。って調べてみたら、さすが防湿庫のパイオニア「東洋リビング」さん、直販サイトのアフターサービスってところの一番下に
「なお生産が中止になった機種(部品保有期間10年を過ぎたもの)に関しても対応できる場合がございます。詳しくはお問合せください。」
って希望を抱かせる文章が。でも24年ですからねぇ、いくらなんでも無理でしょうなぁ。(笑)
ま、ダメだったらお問い合わせ&買い替えも視野に入れつつ、直るものなら直してやろうと、ドライユニットを外しました、これネジ4本緩めると簡単に取り外しできるのですな。故障の際はこれだけ送れば良いわけで。中はとても丁寧な作りでしたな。
さっそくテスター片手にあーだこーだ、おかしそうなところを探りましたよ、で、直っちゃったのですな、回路につながっている電線をテスターで調べたり、ピンセットで触っていたら通電ランプが突然点灯したわけで。

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どうやら経年変化でヘタってただけだったようで接触不良だったみたい、さっそく元に戻して、しばらく様子を見ることにしました。まる1日半かかって湿度計が45%のところに、まだじわじわ下がってます。あらまどうやら大丈夫っぽい感じ。(笑)
一応もしもの事を考えて、ネットで防湿庫を色々調べましたけどね、今はメーカーがいっぱいあるのですな、しかもお値段かなり安め。格安メーカーは除湿ユニットにペルチェ素子(熱電素子)を使っていて、東洋リビングさんのような乾燥剤方式じゃないのが違いみたい。
ペルチェ素子方式は除湿が早いけど、消費電力高めで寿命短め、乾燥剤方式は除湿はゆっくりじわじわだけど、消費電力低くて寿命は長いという特徴があるそうで、長寿命なのは24年の使用歴で十分納得できました。
なので、次も東洋リビングさん一択で選びますよ。ただねぇ、もし買い替えたとして、この先20年以上働き続けられても、オジサンの寿命が先に来ている可能性が高いですのでね、どうしたものかと。(笑)

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2021年4月27日 (火)

花の写真って、まともに撮れたためしがないわ。(笑)

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写真家の荒木経惟さんの花の写真集「花曲」が我が家にあります、家内が気に入って買ったもの。たかが花の写真なのに、アラーキーワールド満載の一冊ですよ。美しい花の写真とは対局の、花の毒々しさが漂ってくるような写真集ですな。
なんでしょうね、写真家のみならず、アマチュアカメラマンであっても、年齢が行くと花の写真を撮る人が多い気がしますな。有名なところでは女性専科の異名を持ってた写真家の秋山庄太郎さんも、後年は花がライフワークになってましたし。
花の魅力ってどこにあるのでしょうか、きれいなのですけど、それを写真に収めようとすると全く思い通りにならないところでしょうか。
我が家も室内各所に花が飾ってあります。家内が好きなのもあって、花が全く無いというのは、今まで一度もありませんでしたな。ところがオジサンはそういうのに無関心だったので気が付いて無かったわけで。時間と余裕が出来て気が付きましたよ。
で、さっそくLAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APOの作例とばかりに、撮ってみたりしているわけですけどね、全くまともに撮れませんな。街歩きの写真とは別物ですよ。目で見てきれいって思っても、レンズを通すとそうはならないのですな。
なんとか撮ってみるのですけどね、パソコンの画面で見て「あ~」な結末。全然納得行かない仕上がりと言いますか、なんじゃこれなヘタクソ写真のオンパレードに、やけ酒でも飲まないとやってられませんよ。(笑)見た目と写真のギャップがありすぎるのよ。ホントまともに撮れないわ。
我が家の横にある広い空き地は、お隣のおばちゃんの家庭菜園になっているのですけど、野菜だけでなく花もたくさん植えてらっしゃるのですな。
家内の草木染めの材料になる葉っぱをよく分けてくれるのですけど、それで染めた糸で織ったものを差し上げたようで、気に入ってくださったのか、菜園の手入れで木や花を刈り取るときには、声を掛けてくれます。
おかげで花屋で買わなくても家中花だらけ。被写体としては十分すぎるぐらいありますよ。なのでお家でゴソゴソ三脚立ててレフ板片手に花の美しさを写真で追求中。(笑)でもまともに撮れませんな。
春先に枝払いしたミモザをたくさん頂いたのですけどね、離れたところから全体を撮ったり、マクロで寄ってみたり、色々チャレンジしてみたのですけど、何だか中途半端感がありますな、よし決まったってのがない、寄りの写真はどこにピントを合わせるかも重要ですしね。
室内で撮ってるので、花が風で揺れたりしない利点はありますけど、ホントうまく撮れませんな。

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2021年4月25日 (日)

あ〜っと驚く、アートな街角。(笑)

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街中で見かけるアートな世界って、壁画が一番多いかもしれませんな。工事現場の囲いに書かれたイラストなんてのはよく見かけるのじゃないかと。きっと工事の完成予想図と「工事中、ご迷惑をおかけいたします」って、頭を下げてるヘルメットに作業服姿のお詫びだけじゃ殺風景って事もあるのでしょうね。
デザイン学校や美術科の生徒さんのイラストで飾ってたりします。ただどれも、そんなに上手じゃないなって思うのは、オジサンの心が汚れているからでしょうか。(笑)一生懸命描いた生徒さんに、飛び蹴り喰らいますな、宝くじは当たらないけど、バチが当たるオジサン。(笑)

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街の彩りと言いますか、景観を考えて描かれているものは良いのですけどね、そうじゃ無くて描いてはいけない所に描いてるのはイケマセンな、この場合は壁画じゃなくて落書きですけどね。
コインパーキングのブロック塀や、雑居ビルの間の壁などにスプレー缶のペンキで描かれてるアレですよ。お店や会社のシャッターに落書きされてるのもよく見かけますな。なんであんな事するのでしょうね、今時は監視カメラが至る所にあるので、以前に比べたら減ってるようには思いますけど、それでもまだまだ目の届かない所で見かけたりします。

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面白半分でやってるのでしょうか、それとも自己顕示?ま、いずれにしても迷惑ですし、街が汚れますから止めていただきたいですな。スプレー缶のペンキ買うのだって、お金がかかると思うのですけどねぇ。お金使って、見つからないように神経使っても、誰からも喜ばれないただの迷惑行為でしか無いのにね。そこまでしても落書きしたいってのはどういう神経かと思うわけで。
落書きや迷惑行為の域を超えるぐらい、アートとしての存在感や、ブッチギリな美的センスがあるのなら、また話は別ですよ。それぐらい凄すぎたら逆に仕事が来ます。どれもこれも中途半端だから汚らしいだけなわけで。やっぱり落書きはアートにならないってのをわざわざ証明してますよ。

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街歩きでそういう物件に遭遇すると写真に撮りますな。汚らしくても、今の街の景色ですからね。ただ時々、これどうやって描いたのかって場所に描かれてるのを発見したりしますな。梯子車でもなければ届かないような高い所だったり、不法侵入しなきゃ無理ってなビルの屋上だったり。
そこまでの情熱があるのなら、真面目にアートに取り組んだらソコソコいい線いけるかもって思いますけどね。ひょっとしたら、あ〜っと驚くアートになるかもしれませんよ。(笑)

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2021年4月24日 (土)

X-S10で使ってみたかった、カラークロームブルー。

X-S10の購入動機の一番は、ボディー内手ぶれ補正でした。手ぶれ補正の無いレンズを付けた場面でも、手ぶれが有効になりますからね。クラシックレンズを楽しむ上でぜひとも欲しかった機能だったのですな。
しかも上位機種のデカイボディーじゃなくて、コンパクトボディーに搭載ってところが重要だったわけで。おかげでその恩恵に預かりつつ写真ライフを楽しんでおりますよ。
で、実はもうひとつそそられた機能がありました。ひょっとして新しいフィルムシミュレーションの「クラシックネガ」でしょって思った方、残念でした。(笑)
確かに気にはなっていましたけどね、順位としては下の方。オジサンフィルムカメラでは、ネガフィルムよりリバーサルフィルムを圧倒的に使ってきたので、ネガフィルム系フィルムシミュレーションには、そそられ感が鈍いのですな。嫌いじゃないですけどね、やっぱりリバーサルが一番で、モノクロームが二番なのは変えられませんよ。(笑)

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購入動機になったもうひとつの機能は「カラークロームブルー」。
前機種X-T30では「カラークロームエフェクト」って機能が搭載されていて、赤、緑、黄色といった彩度が高くなると飽和しやすい色の階調を豊かにするというシロモノなのですけど、これのブルー版がX-S10には搭載されてます。青系の色の階調を豊かにするというもの。
階調を豊かになんて、どうにも漠然とした書き方ですけど、取扱説明書の言い回しがこうなってるので、右に習えで書きました。要するに色の彩度が上がると質感が損なわれて、ノッペラボーな塗り絵のような写真になるのを緩和しまっせって機能。
センサーサイズが小さくて画素数も少なかった時代のコンパクトデジカメやガラケー、初期のスマホの写真によく見られましたな、原色部分がペンキ塗ったような写り方になるやつ、あれをちゃんと質感出してくれるわけで。
見た目は色が濃くなったように見えますけど、しっかり階調が出てます。で、このカラークロームブルー、富士フィルムさんのサイトや、ユーザーのレビュー記事で作例を見て、これだって思ったわけで。

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リバーサフフィルムファン、しかも銘柄は「Velvia」が一番好きなオジサンは、若かりし頃、このフィルムとPLフィルター、さらにアンダー目の露出で、ガッツリ濃い目の写真を撮るのが大好きだったのですな。特に空の色が濃い目ってのが好みだったわけで。
カラークロームブルーを「強」に設定して撮ると、まさしくこのテイストが再現できます、これをやりたかったのよ。(笑)さっそく試してみましたけどね、もうねフィルム時代のテイストそのままで撮れるのに感動しましたよ。
JPG撮って出しにフィルムシミュレーション、カラークロームブルーで、デジタルなのにどんどんVelviaを使っていたフィルム時代に逆行しています。(笑)

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2021年4月22日 (木)

自称収納上手オジサンの小型カメラリュック。

機材の重量で、撮る意欲と行動力がガラリと変わってしまうお年頃のオジサン。若い頃は肩にズシリとくる機材の重さって、名作が撮れそうな予感の象徴だったのですけどねぇ。
名作なんてモノを撮れるような才能が、DNAのどこにも無い事に気が付いてから、どんどん持ち出す機材が減っていきましたな。(笑)今はカメラ1台にレンズ1本でも十分、かえってその方が名作が撮れますよ。って撮った事はまだ無いですけどね。(笑)
つまるところ細く長く写真ライフを続けようと思ったら、無理、負担、ストレスのない機材チョイスが必要って事。どんなに高性能で素晴らしいカメラでも、重いデカイはすでに悪。
なのでフルサイズなんて要りませんよ。EOS 5D MarkIIと共に卒業、身の丈にあったAPS-Cがベストマッチだと思ってます。機材がミニマムになると当然その入れ物も小型化するわけで。カメラバッグやリュックも、すご〜く小さいのに変わりましたな。
今使ってるのは、ラムダのミニカメラザック(ヨドバシオリジナルモデル)エレコムのオフトコってシリーズのカメラバックパックミニというリュック。特にオフトコは買ってから(過去記事)通勤用にほぼ毎日使いましたけど、馴染んでくると実に便利でしたよ。
財布に老眼鏡に診察券や薬、弁当にメモ帳とペンにお買い物袋、iPad miniとモバイルキーボード、iPod touchとイヤホン、それとレンズを付けたX-T30と予備バッテリーが通勤スタイル。プラスお菓子やカップ麺が入ってる事もありましたな。(笑)
ちっちゃいのですけどね、上手く収納すれば十分入りますよ。休日は弁当の代わりに、レンズ付きX-T30ボディーがもう一台とレンズ1本、露出計とPLフィルターにチェンジして街を徘徊してました。

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このオフトコ、クッション材で出来たインナーケースが、リュックの両サイドから出し入れできるのがアイデアなのですけどね。このインナーケース、ちょっと過保護というか分厚いので、使わない方が自由度と収納力が増しますな。無くても十分クッション効いてますしね。なのでオジサン取っ払ってました。
毎日使っていると見えてきたのは、一応表面は撥水加工されてるのですけど、そんなに持ちませんな。染み込みやすい生地なので、にわか雨ぐらいならなんとかなるでしょうけど、本格的な雨降りのときは使わないほうが良いかと。
なので雨の日はラムダのリュックにチェンジしてました。山岳写真家向けリュックのメーカーですからね、その辺はパソコン周辺機器のメーカーよりも遥かにヘビーデューティー。(笑)
どちらも同じ量の機材その他諸々が入ります、なのでどちらを選んでも、持ち出すものに制限はありませんな、コツはカメラを過保護にしない事。大切に使うのと過保護は別ですからね。(笑)

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2021年4月20日 (火)

日本カメラの休刊に思ったこと。

昨年アサヒカメラの休刊について記事を書いたのですけど、とうとう日本カメラも本日4月20日発売の5月号で休刊、会社も解散するそうですな。オジサンにとって馴染みのあった「アサヒカメラ」「日本カメラ」「月刊カメラマン」の三大カメラ雑誌がこれで消えてしまったわけで。「毎日カメラ」というのもあったのですけど、あまり読んでなかったので印象が薄くて。
デジタルカメラの不振による広告収入の減少と、コロナ禍が影響したようですけど、オジサン長年印刷業界で働いておりましたのでね、紙媒体の印刷物が今の時代にいかにレスポンスが悪いかは、よ~く分かっておりますよ。
なのでこれはどうすることも出来なかったと思いますね。スピード感も情報量も、すでにネットに太刀打ちできないことは分かっていたと思います。それでも紙の雑誌にこだわり続けて発刊してくれたのはありがたいことですけど、もう限界だったのかと。
デジタルカメラなんてまだ世の中に登場してなかった頃から続いている、紙媒体の写真雑誌ってあと幾つあるのでしょうね、CAPA、コマーシャルフォト、フォトテクニックデジタル、フォトコン、風景写真、写真ライフしかオジサンには思いつきませんな。
デジタルカメラが普及してから創刊された写真雑誌も含めると、まだそれなりの数の雑誌があるわけですけど、その全てを置いている書店がすでに少なくなってます、大型書店じゃないと全てを見ることが出来ませんからね。しかも書店に行くこと自体が激減しているので、立ち読みすらしていないという有様。
あの頃雑誌の発売日に、走って本屋さんに買いに行ってたのが遠い思い出、真っ先に見てたのは、新製品やそのレビュー記事でしたな。
巻頭グラビアなんて後回し、月例コンテストなんて、出したことも興味もなかったのでページを飛ばしてほとんど見てませんでした、新製品の記事とカメラ店の広告と特集ページだけしか見てなかったような。(笑)
結局欲しかったのはそういう情報だったので、ネットで簡単に調べられるようになって、写真雑誌のみならず紙の雑誌は、だんだん買わなくなってしまったのですな。

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随分前ですけど、古書店で見つけてきた1950~70年代の古いカメラ雑誌を、ガッサリ電子書籍化しました。クラシックカメラを調べる時にその方が便利というのもありまして。ipadに全部入れておりますけど、日本カメラも何冊かあります。一番古いのが1954年5月号、掲載されているカメラの広告を見てみると、二眼レフとスプリングカメラに混じって、35ミリカメラがじわじわ存在を主張していましたな、そういう時代だったわけで。

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内容は巻頭グラビア1ページだけがカラー写真で他は白黒ページ、撮影テクニックの特集に、新製品ニュース、新しいカメラとレンズによる作例、月例コンテスト、読者ページという構成、67年前も今の誌面も、ほとんど構成内容が変わってませんよ。

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つまるところ写真雑誌衰退の原因は、ここだったのでしょうね。変わらないことが、時代の空気と合わなくなっていって、いつ見ても代わり映えのしない誌面、それを変えることが出来なかったのが原因かと。

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そうそう誌面を眺めていて気がついたのですけど、「ポンカメ」って愛称は、読者がそう呼び出したのがきっかけだと思っていたのですな、ところが巻末にポンカメ・セレクションって編集部のページが出てきました。ポンカメクイズやポンカメテレビ(写真界通信)、ポンカメ日記なんてコーナーも。編集部内でそう呼んでたのね、これは意外な発見でした。

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2021年4月18日 (日)

X-S10のボディー内手ぶれ補正のありがたみ。

X-S10を買った途端、X-T30後継機の試作モデル(X-T40?)にはボディー内手ぶれ補正が搭載されているって噂が出ましたな。
ま、デジタルカメラは短い周期で、より新しく魅力的な機種が次から次へと出てくるので、待ってるより買える時にさっさと買って、どんどん使うのが正解だと思ってますのでね。先々の事はその時に考えればいいかと。(笑)
でX-S10、X-T30と比べて、大幅な使い勝手の変更に戸惑いつつも、いろいろ試しつつ、ようやく慣れてきましたよ。習うより慣れろとはよく言ったもので、使ってみれば分かりますからね。
基本的にオジサンの中では、デジタルカメラってややこしいものって位置付けになってます。フィルムカメラと比べたら、写真を撮るまでに設定しなくてはならない事が、格段に多いカメラって認識。
一番最初に買ったEOS10D(2003年)からその印象は変わりません。なのでそんなのも楽しみつつ、X-S10をほぼ毎日持ち出して撮ってますよ。
で、その時付けてるレンズなのですけどね。純正レンズよりクラシックレンズや改造レンズ、中華レンズが圧倒的になってます。もちろん純正レンズも持って出るのですけど出番がない。(笑)
もうね、ボディー内手ぶれ補正は正義ですな、どんなレンズを付けても手ぶれ補正の恩恵に預かれますからね。オールドレンズが息を吹き返しましたよ。
X-S10を買ってしまった一番の理由がココ、小型ボディーに手ぶれ補正内蔵ってところだったので、その効果のありがたみを実感しまくり中。(笑)
本来は手ぶれ補正を内蔵した純正レンズと組み合わせた時に、最高のパフォーマンスを発揮するのは分かってますし、実際にXC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIや、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを試して、ファインダー像が見事なぐらいピタリと止まるのも実感、たしかにスゴイわって思いました。
クラシックレンズや手ぶれ補正無しのレンズでは、そこまでは行きませんけど、それでも筋力の無いヘタレオジサンには効果絶大。手ぶれによる失敗率が大幅に激減しましたからね。
ただちょっと面倒くさいのが、付けるレンズの焦点距離を設定してやらないといけないところ。メニューの手ぶれ補正の設定画面下にマウントアダプター使用時は「マウントアダプター設定」で焦点距離を設定してくださいって表示が出ます。
どうやらこれをやらないと装着したレンズに効果的な手ぶれにならないみたい。試しにトプコンRE58mmF1.4ってクラシックレンズを付けて、焦点距離設定を24mm、58mm、300mmでそれぞれファインダーを覗いてみたところ、明らかに手ぶれ補正の効き方が違ってましたな。
焦点距離設定は1~6まで登録できますし、合わせてレンズ名を編集できるので、よく使うレンズを登録しておくのもアリかと。これをやっておくと、Lightroomなどのソフトでレンズ名と焦点距離が表示されますから、写真整理には便利ですしね。
オジサンの場合レンズが多すぎて6つの登録じゃ足りてませんけど。(笑)X-S10のボディー内手ぶれ補正のおかげで、レンズの出場率が変わりそうな予感。何だか楽しくなってきましたな。

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実際の効き具合はこんな感じ、中華レンズで試しました。一枚目は薄暗い路地に捨てられてた額縁を撮ったもの。レンズはTTArtisan 35mm F1.4、部分を拡大したのが右側、文字もぶれてませんな、ハッキリ読めます。二枚目は今年のお花見で撮ったもの。ほぼ無風&晴天でラッキーでした。レンズはLAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APOってマクロレンズ。35ミリ換算で約100ミリの中望遠になりますし、寄れる分手ぶれ&被写体ぶれに注意の場面、下の部分拡大したものを見ていただければ、ボディー内手ぶれ補正の効果が絶大なのがお分かりいただけるかと。(笑)
さらにおバカな実験、80年代たくさんあったレンズ専業メーカーのひとつ小堀製作所のテフノン75~300mm F5.6ズームレンズを付けてみました。

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望遠側は450mm相当になります。なのでしっかり構えてもプルプル震えてましたな。(笑)ほぼ最短撮影距離で手ぶれ補正OFFとONで撮ったものを部分拡大してみました、こんな感じで効果が効いてます、これ結構スゴイかも。

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2021年4月17日 (土)

カメラやレンズをキレイに撮るためにやっている事。

元々カメラやレンズって被写体としては撮りにくくてね、ボディーはブラックやシルバーがほとんどなので、明暗差があり過ぎるのですな。おまけに背景の色がシルバー部分に色被りしたりで厄介。さらにレンズは、反射&周りの景色が映り込みますな、撮ったのを拡大すると、カメラを覗いてる自分の姿が写ってたり。(笑)
3月に「ブツ撮りをグレードアップしませんか。」って記事で、ズームを望遠側にして離れたところから撮ると、物の形が歪まず自然に撮れますって書きました、これは基本中の基本なのでキチンと守りつつ、さらに100円均一で買えるものを創意工夫で使って、カメラとレンズをモデルにして渋く撮ってみようかと。
普段のデスクの上で、窓からの自然光とレフ板で撮る、一番安上がりなブツ撮りです。(笑)雑貨やアクセサリーを撮るときにも応用できますので、よろしければどうぞ。フリマサイトに出て来る残念な写真(笑)よりは、ずいぶん良くなると思いますよ。
ではさっそくスタート。撮る場所は普段作業しているパソコンデスクの上、すぐ左側に窓がある間取りです、撮影用ライトはこの自然光のみで、レフ板を補助光用に使うわけですな。
まず撮りたいカメラやレンズを選んだら、じっくり撫で回して、どの角度がカッコイイか探します。次にダイヤルやピントリング、ズームリング、各種スイッチ類を魅せたい位置に。オジサンの場合、レンズはピントリングを∞、絞りリングは開放かF8の位置が多いかなぁ。明るい大口径ってのをアピールする時は開放絞りで。ボディーはシャッターダイヤルを1/250や、露出補正ダイヤルを±0にしたり。
次に掃除、ホコリや指紋をハケやクリーニングクロス、ブロアーで徹底的に除去。それから背景選びも重要ですな、黒背景に黒ボディーが浮かび上がるように撮るとかっこいいですからね。黒や濃い木目調だと重厚感が出ますし。オジサンも良く選びます。便利なのが100円均一で売ってる壁紙、木目や大理石風など色々、工作用の発泡スチロールボードに貼っておくと使い勝手がイイですな。
で、今回は黒画用紙の背景でキヤノンNewF-1をモデルにして撮ってみました。小型三脚で固定して希望のカッコイイ位置にセッティング、撮る側のカメラは三脚立てて構図を決めておきます。で、楽しくなって来るのはココから。(笑)

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まずそのまま撮ってみて、液晶モニターで拡大して確認。適切な絞りで、思ったところがピント範囲内になってるか確認、ついでにホコリが残ってないかも。

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OKだったら被写体に対して窓と反対側にレフ板を立てて、近づけたり離したりしながら、どこがどれぐらい明るくなるか見るわけで、必要なら手前にもレフ板を立てます。ダイヤルの文字が光って見えづらくないかも確認。部分的に強く光らせたい場合はスタンド付き手鏡を使う事もありますよ。要するにメインライトの窓からの自然光は、スタジオのライトのように移動やコントロールができないので、レフ板の使い方で光をコントロールするわけですな。

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今回はレフ板立ててみると、ブラックボディーのペンタ部分が白く光ってしまって、意図している重厚な感じにならなかったので、レフ板をやめて黒いボードを立てて反射を消しました。

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次にレンズに写り込む周りの景色を、書類を挟み込む用に売ってる、半透明のクリアフォルダーや、半透明の工作用プラ板をかざして消します。スタジオで使うデュフューザー代わりにするわけですな。

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こうやって光を回しつつ試し撮りを重ねて、これで決定ってなったら、最後にもう一度、ハケやブロアーでホコリを除きます。ハケは100円均一で売ってるファンデーション用化粧小物。(笑)

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次にボディーの向かって右側が暗くて細部が分かりづらいので、手前にレフ板を置いてやや明るく。さらにシルバーのシャッターボタンや、ホットシューの接点が、背景の写り込みで暗くつぶれているので、上面後ろからレフ板を手持ちで差し込み明るくします。画面に入らないようにレフ板の位置を決めて、最終カットを撮影して完成、お疲れ様でした。(笑)
ちなみに今回使った撮影用品は全てダイソーで見つけたもの、テーブルフォトに100円均一ショップは頼もしい味方、創意工夫で役に立つものばかりですからね。

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同じセットでフジペット35という子供向けカメラも撮ってみました。消しゴムを積み木のように積んだものの上にカメラをセット、こうしてかさ上げするとカメラの影が背景にクッキリ出ないのですな。あとはシルバーの部分がキレイに見えるようにレフ板で囲みまくって、最後にレンズとファインダーに天井が写り込んでいるのを、レフ板をかざして光らせて完成。こんな感じです。今回撮影状況写真も撮りたかったので、18-55mmの標準ズームレンズで望遠側でブツ撮り、そのまま広角にズームして状況写真を撮りました。だいたいいつもこんな感じで撮ってます、参考になりましたでしょうか。(笑)

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2021年4月15日 (木)

TTArtisan 35mm F1.4Cの、シルバー出ました.

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手頃なクラシックレンズを、中古カメラ屋さんで探すぐらいのお値段で買えてしまう「TTArtisan 35mm F1.4」。「銘匠光学」ってメーカーなので中華レンズなのですけど、きっとここ最近のレンズの中じゃ、ぶっちぎりのコストパフォーマンスなレンズかと。
マニュアルフォーカスとはいえ開放絞りF1.4の単焦点レンズが1万円しないのですからね。オジサンが買った時の値段は8,910円でした、何だかもうあり得ない。(笑)
有名なYouTuberジェットダイスケさんも「急いでスグ買って!」って動画を上げてますし、発売後すぐに売り切れ続出したことから、いかに人気だったかと。オジサンも買ってから撮るのが楽しくなってしまって、4本も記事を上げてしまったという。(笑)
で、このTTArtisan 35mm F1.4C、ブラック鏡胴だけだったのですけど、シルバー鏡胴バージョンが出ましたな。TTArtisan のHPやツイッターでニュースが流れてます。これを書いてる時点では、まだ国内取り扱いは始まってないみたいですけど、すぐ焦点工房さんが取り扱いするでしょうな。(って書いた途端、予約販売開始だって。希望小売価格税込み1万1千円、4月中の発売だそう。)

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製品写真を見る限りでは、シルバーバージョンもなかなか美しいたたずまいなレンズかと。シルバーレンズ好きとしては気にはなりましたけどね、ブラックバージョンだけどもう持ってるし、同じレンズを色違いでってのもなぁって気持ちがありますので、買いませんけど、狙っている方にはオススメします。ボディーに合わせてコーディネートなんてのも楽しみ方のひとつかと。
ま、予想以上に売れちゃったのでシルバーバージョンを出してきたのでしょうけど、レンズそのものは安っぽさもありませんし、ビルドクオリティーは高いですよ、絞りリングがレンズ先端にあるので、ピントリングと間違えて回してしまったりは最初ありました、でもすぐ慣れます。
ピントリングは重くもなく、軽くもなく、適度なネットリ感があって回しやすいですし、何より小さい軽い。これで開放F値1.4ですからね、背景ぼかしもやりやすいですな。
そそられた方のために、こんな写り具合ですってのを載せときます。

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ついでに関連記事のリンクも、興味がある方はゼヒどうぞ。

TTArtisan 35mm F1.4Cって8,910円の中華レンズ。

TTArtisan 35mm F1.4Cに、お値段以上ニタリ(笑)

レンズ撮物帖3 TTArtisan 35mm F1.4C

TTArtisan 35mm F1.4Cで思い出したあの頃。

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2021年4月13日 (火)

そういえば、ニコンのカメラを見かけないな。

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オジサンが普段ウロウロする元町界隈には、観光スポットの南京町があるのでコロナ禍以前、休日は観光客でごった返してました。って過去形で書かなくてはいけないところが悲しいですけどね。
極彩色の街並みなので、レンズのテストなどで撮りながら通り抜けるのですけど、その時に観光客の持ってるカメラをウォッチングするのも楽しかったのですな。(笑)
で、あくまでもオジサンの印象ですけど、10年ぐらい前まではキヤノンかニコンがほとんどでしたな。雰囲気的にはややキヤノンのほうが多く感じましたね。
ところが「SONY α7」が登場したぐらいから、どんどんソニーを見かけるようになってきて、勢力地図にミラーレス一眼が食い込んできているのを感じました。
その後キヤノンよりもソニーをよく見かけるようになって、ニコンは減ったなって感じがしましたね、いないわけではないのですけどね、何だか見かける率が低くなってるなって思いました。
今はソニーが一番多いかも、ペンタックスやオリンパスはほとんど見かけませんねぇ。えこひいきするわけじゃないですけど、オジサンが大好きな富士フィルムはたま~に見かけるから、徐々に時々見かけるになってきて、着実に増えてるのかなぁって思いました。(笑)
先月のニュースでも、2021年2月のミラーレスカメラの販売台数で、富士フイルムが3位に浮上って出てましたな。
全国の家電量販店やECサイトのPOSデータ集計による「BCNランキング」ってのがあるそうで、上位10位までのランキングが出てたのでみましたけど、1、5,7,10位がソニーで、2、4位がキヤノン、3、6,9位は富士フィルム。
この3社でほぼ独占、あとOMデジタルソリューションズが8位に入ってました。勢いのあるメーカー順に順位がついているのがよく分かる結果かと。で、お察しの通り悲しいかなニコンは入ってません、エッいくらなんでもって思いましたけど、実際どこにもいない。
今年1月の経済ニュースでニコンの巨額赤字ってのを見ましたけど、オリンパスの次にやばいのはニコンって噂が駆け巡って悪い印象を抱かせてしまったのかと。
実際オジサンも、知り合いからカメラ購入相談をされたとき「このままニコンで大丈夫?全部売ってソニーに乗り換えたほうがエエ?」って聞かれましたからね、長年のニコンファンの方が不安になってるってイケマセンな。
「Z9」の開発発表やレンズの充実もするみたいですし、経営黒字化についてのトップのインタビュー記事も出てましたから大丈夫だと思いますけどね。
写真はスマホが普通になって、カメラ離れが予想以上で各社苦戦の中、コロナ禍の追い打ちって弱り目にたたり目。キヤノン、ニコンの両横綱が業界を牽引していた時代が昔話になるなんて思いませんでしたな。
今はトップを走るソニーと、後発でスタートして、一気にシェア奪還が得意なキヤノンの猛攻って図式になってますからね。
写真は元町商店街の老舗カメラ屋さん「カツミ堂」さんのニコン看板と回転するニコンF2フォトミックのオブジェ。ここではしっかりニコンを見かけます。(笑)ネット販売や量販店が幅を利かせる中、こういうカメラ屋さんの存在は貴重ですよ。行きつけの酒場の近くなので、ちょくちょく覗いてます。

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2021年4月11日 (日)

X-S10、意外と慣れます、この操作感。(笑)

戸惑いましたよ、すんなり行きましたなんて、とてもじゃないですけどね、オジサンには言えない。(笑)それぐらいX-T30から使い勝手が変わりましたな。ですけどね、意外と慣れるのも早かったかと、って言うほどまだ触ってませんけどね。
ま、ざっくりとこんなカメラってのが見えてきたので、さほどオタオタせずに実戦投入して慣れていっているところですよ。

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最初はトップカバー左右にある、なんの表記もないダイヤルに「コレどうすんの?」って感じでしたけど、同梱されている取扱説明書は、7カ国共通の簡易版で詳しい説明皆無、なので富士フィルムさんのHPで提供されている、PDF版取扱説明書に目を通しながら操作してみると、内容が掴めてきました。
X-T30ではこうだったのがX-S10ではこうなるのねって、メモしながら理解していったわけで。
X-T30で前面にあったAF、MF切り替えレバーが無くなったのも、ファンクションダイヤルに割り当てておけば、操作感はさほど変わりなく使えるなとか。ドライブダイヤルは、ゴミ箱と共通の背面左ボタンに変わってるので注意とか。X-T30の露出補正ダイヤルとリアコマンドダイヤルが合体したのがX-S10のリアコマンドダイヤルって思えば分かりやすいとか。(笑)
ま、そんな使い勝手の違いがあちこちにあるので戸惑ったわけで。一番最初のカメラがX-S10って方には、迷いもなくすんなり入ってくると思います。オジサンの場合は、まずX-S10の使い勝手を徹底解明してから、コレを基準にして、X-T30の設定を近くなるように変更してやろうかと思っておりますよ。
ま、細かな設定は置いといて、いざ持って出てみての印象ですけどね、やはりこのデカイグリップが効きますな、小さなボディーに不釣り合いなぐらい主張してますからね。おかげでホールディングは実によろしいかと。
ただ高さがないので、小指が余ってしまいます。アルカスイス互換のクイックリリースプレートを付けて、高さ増し増しという手もありますけど、慣れちゃったのでこのままでもイイかな。(笑)
ボディーカラーは現時点ではブラックのみですけど、このカメラに関しては、ブラックの方が似合ってるような気がオジサンはしました。
それからネットで色々突っ込まれている、バリアングル液晶モニター。撮ったのをいちいち確認しないオジサンは、裏返して閉じておけるのが便利って思ったのですけどね、設定を変えるときには見なくてはいけないので、便利なのか不便なのかどうなのってところですな。(笑)
で、オジサンの一番の関心事、ボディー内手ぶれ補正がどれぐらい有効かって部分ですけどね。しっかり効果ありましたって、まずはお伝えしておこうかと。この件については別に記事を書きたいので、まずはサラッと印象だけ。
オールドレンズと中華レンズの、純正じゃないレンズで撮ってみましたけどね、ファインダー像、ホント止まるわ。なので今後、失敗写真は老眼オジサンのピンぼけのみが原因ってことになろうかと。(笑)
ちょうど桜が満開だったので、マニュアルフォーカスのマクロレンズLAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APOを付けて試し撮りしてみましたけどね、手ぶれ補正無しではまともな写真1枚も撮れなかったでしょうな。
いやもうすっかり気に入りましたよ。これで写真ライフの寿命が伸びましたからね。(笑)

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2021年4月10日 (土)

このWebアプリに、もはや感謝しかない。

富士フィルムファン&ユーザーの方に、ぜひとも使って頂きたいアプリを見つけたので、ご紹介したいなと。まずその前に、このWebアプリを作って下さったジョイ様に感謝申し上げます。
で、どういうWebアプリかと言いますと「Photo info Viewer」という、富士フィルムさんのカメラで撮った写真の画質設定を一覧できるという優れもの。
富士フィルムファン&ユーザーの方なら、こんな経験あるあるだと思いますけどね、楽しく写真を撮った後で「はて?どのフィルムシミュレーションで撮ったっけ?」とか「これハイライトなんぼじゃ」とか思い出せないという。「イイ写真撮れたから、まっいいか」で終わらせるわけには行かない、感動が残らずにモヤモヤが残る場面ですな。
そもそも他社が真似できない富士フィルムさんのアドバンテージって、画質設定のきめ細やかさだと思いますし、その中でもフィルムシミュレーションは唯一無二でダントツ一番の求心力かと。しかも新機種ほどその種類も増えています。なのに撮った写真のそこが、手軽に確認できないのはどういう事なのって疑問は、正直以前からありました。
仕方がないのでオジサンは、ブラケティング撮影にフィルムシミュレーションを割り当てて、今日はこの3種類のフィルムシミュレーションだけって決めて撮ってから、Lightroomで写真を選んでフィルムシミュレーション名のキーワード付けたりして、後で分かるように創意工夫しておりましたよ。(笑)

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ところがどっこい、この神アプリのおかげで、もうその必要が無くなったわけで。途中でなんぼ設定を変えても大丈夫、それをきれいさっぱり忘れてしまっててもOK牧場なんて、なんと素晴らしいアプリなのでしょう。これで撮影帰りに記憶がなくなるまで飲めますな。(笑)
でもコレ本来なら富士フィルムさんが、きちんと提供すべきアプリだと思いますね、そそるフィルムシミュレーションや画質設定で、たくさんの人を転落させてるのですから、このようなアプリは最初から用意すべきではないかと。
ま、たらたら文句言ってみても仕方がありませんからね、感謝しつつ使わせていただきましょう。使い方はいたってシンプルっていうか、「ファイルを選択」ボタン押しで写真を選んでから、その下の「View Photoinfo」ってボタンを押すだけなので説明の必要もありませんな。(笑)

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で、こんな感じで設定したものがズラリ出てきます。この桜の写真、X-S10のテストを兼ねて純正レンズに中華レンズ、さらにオールドレンズまでリュックいっぱい持ち出して、取っ替え引っ替えしながら撮ったものの中の一枚。
当然ながら帰ってきてどのレンズでどう設定して撮ったか「全く記憶にございません」(笑)いえね、記憶はありましたよ、だけど全部覚えてられませんでしたな。メモもしましたけど、撮るのに熱中してて書き忘れ頻発でしたからね。
で、こんなときには奥さん「Photo info Viewer」でスッキリ解決!って製薬会社のコマーシャルみたいになってますけどね、効果絶大、こんな困ったに、とってもよく効きます。(笑)
もうね、ホント助かりましたよ。なので、すべての「富士の病」ユーザーに強力オススメいたします。

ジョイ様のブログ記事はこちら、

「富士フイルムの画像の画質設定を一覧できるWEBアプリを作りました」

「富士フイルムのカメラで撮影した画像のフィルムシミュレーションを自動で判別、表示するWEBアプリを作ったよ」

面白い記事満載ですので他の記事もぜひご覧ください。

Webアプリはこちらです

「Photo info Viewer」

ぜひ皆さん使ってみてください。ジョイ様、作ってくださりありがとうございます。

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2021年4月 8日 (木)

次のブームは…、栗と芋?(笑)

こういうのはどこかに仕掛け人といいますか、プロデュースする人がいるのでしょうな。そうでなければ説明が付きませんよ、何かがブームになれば、同じような業態やお店が一気に増える今時のこの現象。
きっとマーケティングリサーチだとかの調査結果を踏まえて出店したり、事業を始めたりするのでしょうけどね、そんな調査で、街の呼吸が分かれば苦労はありませんよ。
街と人の関係はもっと複雑です、十人十色なのがいいところなのでね、ブームとやらで、いらぬ方向性を押し付けるようなのはもうやめませんか。(笑)
ブームが去ったらサヨウナラの、出来ては潰れの繰り返しばかり目にすると、もう飽きましたな、というより正直疲れました。写真に撮るのにはイイですけどね、コロコロ入れ替わってくれたほうが、撮るものに事欠きませんから。
だけどねぇホント日持ちしないのよ、鮮度がイイのは開店後しばらくの話題になってる間だけ、その後が続きませんな。色んなものがブームになっては消えていきましたけどね、タピオカドリンクはその中で一番短命だったかもしれませんな。(笑)
そういえば、あれだけ話題になったロールケーキも舌を巻いて逃げちゃいましたし、揚げないドーナツはハートに穴が開いて撤退ですか。パンケーキなんてのもブームになりましたな、ホットケーキミックスでお家で作れるもんに行列できてました。(笑)
高級食パンも同じ運命をたどると思いますよ。「恒久食パン」にはなれないでしょうな。何しろタピオカ屋を超える勢いで、お店増殖中ですからね、こんなありえない出店にリバウンドは絶対来ます。
で、最近ジワジワ目にするようになってるのが栗と芋。どうやら次はコレをブームにしたいみたい。(笑)最初に見かけたのが南京町、確か以前はタピオカ屋さんだったような。中華街でスイーツ?って思いましたけどね、人気になったのかSNSで拡散したのか、いつ見ても行列ができてますな。
それを見てイケるって思ったのでしょうか、元町商店街にも和栗モンブラン専門店が出店、オープン前からどこかで予告してたのでしょうかね、いきなり人だかりができてましたな。
買ったその場でお店をバックにスマホで写真撮ってるお客さんも見かけましたよ。SNSにアップするのでしょうか、お店はイベントでやってるんじゃないですから、話のネタだけで終わりにしないで、美味しかったら何度もリピートしてあげてくださいよ。(笑)
どうやら三宮にももう一軒同じようなお店があるみたい。さらに元町駅前にも一軒、栗と芋のお店がオープンするようですな。焼き芋や大学芋は、子供の頃の定番おやつでしたのでね、ブームって言われてもなぁ。(笑)

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オジサンの馴染みのある栗って、和菓子の栗まんじゅうと栗ようかん、それから天津甘栗かな。元町商店街のサンワフルーツさんでいつも売ってるやつ。子供の頃からのお馴染みの味わい。
昔話ですけど、商店街の今はベトナム料理屋さんになってる所にあった中華料理屋さんのメニューに、天津甘栗のチャーハンってのがあったのですな、甘栗なのですけど、やっぱりチャーハン。チャーハンだと思って食べると甘栗感があるという。不思議な味わいでした、美味しかったですよ、栗ご飯の中華料理版。(笑)あの頃栗がブームになってたら一番話題になったと思いますね。

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2021年4月 6日 (火)

卒業よもやま話。

おぼろげな記憶ですけど、小学校の卒業式は、その当時マンモス校なんて呼ばれてた、生徒数が非常に多い学校だったので、校長先生から卒業証書をもらう順番が回ってくるのに、すごい時間がかかった覚えがあります。卒業式を行った講堂も、生徒と親たちだけでいっぱいという有様。
何しろ時代は高度成長期、住んでいたのが、当時神戸市の最初のベッドタウンとして開けた街だったので、人口増加も半端じゃなかったのですな。あちこちに団地や社宅が立ち並んでいった時代。
そんな街ですから、元々ある学校は、新入生が入学してくるたびに、生徒数が膨れ上がり、あげく教室が足りなくなって、運動場を削って急場しのぎのプレハブ校舎が立ち並んでました。夏は暑く、冬は寒いひどい教室でしたよ。(笑)
ま、ガッサリ卒業しても、その何日か後には、それより多い新入生が入学してくるのですから、人数が減らないまさしくマンモス校。(笑)なので卒業式も、あまりにも生徒数が多すぎて、流れ作業のセレモニーみたいで印象が薄かったのかもしれません。
ただ後でもらった紅白饅頭は、なぜかハッキリ覚えてますよ、「祝」の文字と校章の焼印が押されたものでした。母親が赤飯を作ってくれていたのも覚えてます。これは中学校の卒業式でも同じでしたな。
神戸市の一部の学校では、洋菓子の街のアピールもあってか、紅白饅頭の代わりにスイーツを配る所もあるそうで、以前新聞で見たことがあります。
高校はツッパリ君だらけの、世間の高校生より少しばかり血の気が多いと言いますか、やんちゃな生徒が集まる工業高校だったので、卒業式に親が来るなんてのは、決して級友に見られてはいけないことでしたな。
何しろ早く大人に見られたくて、ツッパってるようなのばかりでしたから、高校生にもなって親が付いてくるなんてのは、あってはならないことだったわけで。特に母親に来られたらもうアウト、友人に間違いなく、からかわれますからね。(笑)
ところが一番やんちゃだった友人、卒業式当日、めかしこんだ母親さっそうと登場。「オカン来んなや、ゆうたやんけ!」「そんなもん、お母はんの勝手じゃボケ!」いきなり親子喧嘩、やんちゃな友人を生んだ人ですからね、ひるみもしなければ、ビクともしませんでしたな。みんなで爆笑しましたよ。
工業高校でしたから、卒業後は社会に出るものがほとんどでしたけど、不思議なもので、卒業も危ういぐらいやんちゃだった奴の方が、その後が立派だったりしましたな、会社の偉いさんになった奴、自分で会社を興した奴などなど、結局子供から早く卒業したかったのだと思います。
人生最後の卒業式、帰るとやっぱり赤飯がありました、手作りではなかったですけどね。(笑)

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2021年4月 4日 (日)

フジカラーに移そっ♪…で、X-S10がやってきた。(笑)

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富士フィルムさんのお正月のコマーシャルでおなじみ「フジカラーで写そっ♪」。
オジサンの場合、カメラの断捨離で、キヤノンさんのEOSシリーズから一気に乗り換えてしまったので「フジカラーに移そっ」になってしまいました。(笑)
で、一番最初に買ったX-T20と、後で買い増しした2台のX-T30の合計3台体制だったのですけどね、EOSを処分した軍資金にプラスX-T20を放出して、X-S10を買ってしまいました。
X-S10に関しては、以前記事にも書きましたけど、X-T30のような見れば分かるアナログなダイヤル操作から、ガラリと今時のインターフェイスにチェンジしちゃったので、オジサンが期待していたのとはチョット違ってて、二の足踏み踏み状態だったのですけど、ボディー内手ぶれ補正内蔵に心がぶれてしまったという。
ま、それ以前に軍資金が調達できなくてはどうにもなりませんのでね、気になってても極力見ないようにしていたのですけど、EOSまるごと断捨離で夢が近づいちゃったのですな。(笑)
もうね、その日以来、価格comで値段の推移を見まくってましたよ。だけど超人気機種だけあって、発売から約半年経ってもどこも強気の値段設定で、値動きが鈍いのですな。どこかで手を打たないと、軍資金を飲んじゃう恐れが大アリなオジサンはひたすら我慢の日々。(笑)ところがどっこい、ネットショップだけが安いわけじゃなかったという。
灯台下暗しとはこのことでしたな、地元元町商店街の老舗カメラ屋さん「カツミ堂」さんで3月31日までカメラショー大商談会ってのをやってて、冷やかしで、お値段いかほどになるのか聞いてみたところ、かなり魅力的なお値段設定。
価格comの最安値までは行きませんでしたけど、購入特典で予備バッテリーとSDカード、オリジナル記念品が付くという。その値段を差っ引いて考えると、かなりお値打ち価格なのが判明。
オジサン心が動きました、で、気がつくとX-S10の箱がなぜかお家に。(汗)大手量販店やネットショップ以外でカメラを買うのは、ホント久しぶりでしたけど、良いお買い物ができましたよ。
ちなみに予備バッテリーは富士フィルム純正品でした。SDカードはキオクシア(旧東芝メモリ)の16GB。オリジナル記念品は、富士フィルムXマウントのロゴの入った、キャンバス素材のしっかりした黒のトートバッグでしたな。
16GBのSDカードなんて容量が少ないって思うかもしれませんけどね、動画は撮らないし、写真もJPG撮って出しのオジサンには持て余すぐらいの容量ですからね十分ですよ。
箱から出してまずは物撮り。今後X-S10ネタの記事が増えるでしょうから、それを見越して色んな角度から撮っておきました。(笑)なのでまだ全然触れてません、その辺りはこれからじわじわと。

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2021年4月 3日 (土)

人生最高だった、ふたつのお花見。

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30年ほど前ですが、尾道の坂道がすっかり気に入ってしまい、時間を作っては何度も出かけて写真を撮っていたことがありました。
神戸に住んでいるからでしょうか、長崎もそうですけど、振り返るたびに景色の変わる坂道の街って、何だか惹かれるものがあるのですな。
まだデジタルカメラなんてなかった頃ですからね、お金はフィルム代に回すため、新幹線なんて贅沢はできません、在来線の始発で出かけて乗り継ぎながら尾道まで旅をしてました。
いつも行く食堂で馴染みになって、商人宿を紹介してもらってからは、泊まりで出かけることも多くなりましたな。おかげで帰りの電車を気にすることなく夜景を撮ったり、早朝の尾道水道を撮ったり、自由気ままに坂の街をさまよってましたよ。(笑)
結婚してからは出かけることが無くなってしまっていた尾道、ある時家内の「今まで行ったことのない花見に行きたい」ってリクエストに尾道を思い出したのですな。思い立ったら吉日、さっそく尾道にゴー。
いつもの食堂で熱燗を水筒に入れてもらい、いなり寿司や巻き寿司をパックに詰めてもらって坂道を千光寺公園まで登りました。細くて急な坂道や階段ばかりなのに、地元の方たちはビールケースを担いでホイホイ登っていくのに驚きましたな。お花見のためならビールも軽いってことでしょうか。(笑)
千光寺公園の桜には、ぼんぼりが飾り付けられて、夜桜を楽しむ準備OK。すでにあちこちで宴会が始まっている中、なんとか場所を確保して桜と尾道の夜景を肴に一杯。(笑)

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翌日も朝早くに坂道を登り、上から見下ろす桜のお花見を楽しんだことはいうまでもありません。その後何度か尾道には出かけましたけど、桜の季節に訪れるチャンスに恵まれず、思い出の桜になってしまいましたな。
もうひとつ、最高だった桜は車の中からのお花見。以前、年に数回仕事で豊岡まで出かけてたのですな。早朝に神戸を出て片道約2時間半、担当営業と二人「やっぱ、遠いなぁ」って言いながらのドライブ。(笑)
何年か続いた仕事だったのですけど、たった一度だけスケジュールが桜の季節にドンピシャだったことがありました。近畿自動車道を走りながら、助手席の窓越しに見える、あぜ道の桜並木は延々と続き、終りがないのじゃないかと言うぐらい壮観でしたな。
うまい具合に仕事が早く片付いて、帰る時間はまだ明るかったので、普段撮らない動画をipadで撮影しましたよ。場所は丹波市氷上町、道路と並行して加古川が流れているところ。

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車の中からなので映えるムービーとはなりませんでしたけど、帰宅後に家内に見せると延々と続く桜並木に、最初は感動してくれてたのですけどね、あまりにも長すぎて途中で風呂に入ってしまいましたな。(笑)
それぐらい桜並木が続いていたってこと、さすがにオジサンも撮ってる時に腕が疲れましたからね、だけど終りが見えなくて撮影が止められなかったという。(笑)
写真は動画からのキャプチャなので美しくはないのですけど、雰囲気はこんな感じでした。仕事帰りの車の中とはいえ感動したのを思い出しましたよ。

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2021年4月 1日 (木)

手ぶれ補正の思い出。(笑)

一番最初の手ぶれ補正体験は、キヤノンEOS用の交換レンズ「EF75-300mmF4-5.6IS USM」でした。一眼レフ用交換レンズでは世界初ってキャノンさんのカメラミュージアムサイトに出てますな。それによると1995年9月発売で88,000円だったそう。
オジサンすぐ買いました、あの頃はまだオジサンじゃなかったし、独身でお金も持ってましたからね、躊躇も迷いも無かったですな。(笑)EOS用の長いレンズを持ってなかったのもあって、手ぶれ補正が効くならいいかもって思って購入。
レンズの描写自体は、シャープな感じもあまりありませんでしたし、どちらかといえば平凡。手ブレ補正機構が搭載されてなければ買うことは無かったかもしれませんな。テレ側300ミリまである望遠レンズですけど、開放F値がそんなに明るくないのでコンパクトではありました。
鏡胴がプラ製のレンズなので、高級感なんてのは皆無、イメージスタビライザーって書いてある銘板が手ブレ補正を主張している以外は取り柄はなかったような記憶があります。(笑)
その手ブレ補正ですけどね、今思えばなんとものんびりした動作でしたな。ヌルヌルって感じのオートフォーカスは遅かったですし、今時の6段分の手ぶれ補正なんかと比べられない、それなり補正って感じ。
それでも当時は感動しましたよ、手に伝わってくるジャイロの振動も覚えてますな。ファインダーを覗きながらカメラを振ると、必死で補正しようとするので酔いそうな感じがしました。

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その次がEOS Kiss X2の標準ズーム、キットレンズで販売されていたものでしたけど、ファミリー向けの一眼レフに手ぶれ補正は正解だなって思いました、意識することなく効果があって、普通に便利でしたからね。
そうそう船の上からの撮影を頼まれた事があって、その時に使ったのがEF70-200mm F4L IS USM、これは効果絶大でしたな。船といっても小さな漁船で海苔の養殖場を回りながら、収穫風景を撮るという。
もう揺れまくりで、同行者は船酔いで早々にダウンしてしまった横で、オジサン平気でガンガン撮ってましたよ。(笑)船が揺れてもファインダーの中はピタリと止まったままでびくともしないのに感動したのを覚えています。手ぶれ補正もここまで進歩したのかって思いましたからね。
そのおかげなのか、全く船酔いしませんでしたな。
技術の進歩で、もう当たり前になってきている手ぶれ補正、オジサンにはこの先一番頼らなくてはならないテクノロジーかと。(笑)

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