« ファッション都市神戸で、ファッション音痴。(笑) | トップページ | じっくり「お家フォト」で見えてくること。 »

2021年3月20日 (土)

TTArtisan 35mm F1.4Cで思い出したあの頃。

_t309289_blog

普段使いのレンズは純正単焦点レンズがメイン、それにプラスしてオールドレンズや自作改造レンズを使っています。ズームレンズはほとんど使ってません。(笑)
単焦点レンズしか持ってなかった若い頃は、それでなんでも撮ってたわけですから、いわば原点回帰なオジサン、エッ退行だって?そうかもしれませんねぇ。(笑)
1970〜80年代の国産一眼レフレンズを楽しんでる、若い方のブログなど拝見しますと、ソフトだとか、柔らかな描写なんてよく書いてます。「イヤそれちょっと違うんですけど」ってツッコミたくなりますな。当時はそれで十分シャープだったのよ、オジサンはそんなレンズで撮りまくっていたわけですからね。
高画素センサー&ボディー内の画像処理が当たり前なデジカメ、純正レンズってボディーと通信して、レンズ情報に合わせて画像エンジンがヨロシクやってくれる仕組みになってるんでしょ。写真を始めた時から、これが当たり前の世代には、オールドレンズに対するモノサシが違うのは当然かと。
オジサンにとっては、あの頃使っていたレンズですからね、フィルムの粒状性を超える高画素のセンサーで撮られて、パソコン画面で拡大されればボ〜ッとして見えますよ。デジタル専用設計のレンズとは明らかに違います。
で、そんな単焦点ラインナップに、昨年と今年2本、中華レンズが加わりました。「LAOWA 65mm F2.8 2x Ultra Macro APO」と「TTArtisan 35mm F1.4C」。
LAOWAのマクロレンズはブツ撮りメインなので三脚立ててじっくり。さすが人気のマクロレンズのシリーズだけありますな、専用フードがゆるい以外は、何の不満もございません、写り最高!(笑)
もう一本、最近買ったTTArtisanの標準レンズは街歩きのお供に。どちらも現代設計の完全マニュアルレンズ。電子接点もAFも手ぶれ補正も何〜も無い、ただカメラに付けられるだけ、あとはユーザー任せってところが楽しいわけで。
TTArtisan 35mm F1.4Cはそのコンパクトさもあって常時リュックにイン、サクッと街を撮り歩いてますよ。で、同じ焦点距離のXF35mm F2 R WRと同じものを撮り比べたりしてみて、改めて感じたのが、若い頃に街歩きをして撮ってた時のような感覚。
いちいちピント合わせして、絞りを決めて、だけじゃ無い何か。マウントアダプターで繋げて使うオールドレンズとは違う、最新レンズなのに、何だかその感じがしないという感覚と、撮る時のリズム。そうだオジサンこうやっていつも撮ってたなぁってのがすごくします。
で失敗の量産もあの頃と同じ(笑)って笑えませんよ、ピント合わせは実にシビアです。オジサンの目の老化も上乗せですからね、この距離でなんでピント外すのって10メートル超えたあたりから無限遠で外すという。
このレンズ、オーバーインフなせいもあって、無限遠でもシビアに合わせないとダメなのですな。XF35mm F2 R WRはAFでホント腹立つぐらいピシピシなピントなので、余計差が出るわけで。
じっくり丁寧にピント合わせしたのは、ちゃんと撮れてます、なのでレンズのせいじゃ無いのは明らか、時間はかかりますけど、なんだかそれを楽しんでみたくなるレンズと言っときましょうか。(笑)
でもまさか1万円でお釣りが来る中華レンズに、プライスレスがあるとは思いませんでしたな。

L42226_blog

掲載した街の写真はすべてTTArtisan 35mm F1.4で撮りました。元町の老舗喫茶エビアンのウィンドウを外から、お店のロゴにピントを合わせて絞りは開放F1.4。

L42226_blog_20210226133601
L42226_blog_20210226133602

画面中心部分と左側周辺部分の拡大写真も載せておきます。ロゴと同じぐらいの距離にある、ENJOY LIFEってポスターは、はっきりしてますけど、手前のコーヒー豆瓶のラベルはボケてます。背景もボケますけど、手前のボケも結構あるので、マニュアルでピント合わせしてると、合ってるようにも、合ってないようにも見えて迷いやすいのですな。(笑)

L42264_blog

老舗ドイツ料理レストランの街灯を絞り開放F1.4で。こういう景色を切り撮るのには向くのかなって思います。ピント合わせもしやすい距離といいますか、外しませんな。

L42294_blog

商店街のブティックのウィンドウ、いつも撮ってる美人マネキンが、春の装いに衣替えしてたのでパチリ。絞りは開放F1.4で右側マネキンの目にピントを合わせました。

L42309_blog

元船長さんがやってるバーの看板。船員のフィギュアの目にピント合わせました。最短撮影距離に近い30cmぐらいだったので、絞り開放ではボケボケすぎでしたな。なのでこれだけF4まで絞りました。不安定な姿勢で撮ってたのでピンぼけより手ブレが多かったですな。(笑)って笑えねぇ、ボディー内手ブレ補正のX-S10 欲しいゾ。

| |

« ファッション都市神戸で、ファッション音痴。(笑) | トップページ | じっくり「お家フォト」で見えてくること。 »

レンズのこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ファッション都市神戸で、ファッション音痴。(笑) | トップページ | じっくり「お家フォト」で見えてくること。 »