夜の望遠ズーム、XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II。
いつもリュックに忍ばせている、XF27mm F2.8パンケーキレンズを付けたX-T30。オジサンの街歩き最小最軽量の組み合わせ。夜の街で撮りたいシーンはほぼこのレンズで撮れますよ。画質も使い勝手も不満はありませんし、サクサク撮れて嬉しくなりますな。
ところが夜の街を徘徊していると、ココはこんな風に撮りたいけど、広角レンズじゃどうにもならないなって場面に遭遇します。夜のお店がいっぱい入居している雑居ビル壁面に、ズラリと取り付けられたお店の看板の群集を、ギュッと詰まった感じで撮りたいなんて場面、ど演歌カラオケの歌詞ビデオに出てくるネオン街みたいなやつですな。(笑)
他にも高い所や遠い所にある、ネオンやオブジェなどのディスプレイだとか、店先の飾りだけを背景ぼかしてどアップでとか、望遠系レンズで遠近感を詰めた撮り方じゃないと、どうにもならないなって場面。
夜の街ってネオンで明るい所と、闇の部分の両極端なので、広角レンズでググっと寄るのはイイ感じで撮れるのですけどね、全体を撮ろうとして、闇の部分が画面の面積の大部分を占めるような構図だと、散漫と言いますか、間延びしたと言いますか、何が撮りたかったのか分からないゴミ写真になりがちなのですな。
で、だんだんその辺りが望み通り撮れないストレスが溜まってきたわけで、これはレンズをチェンジするしか解決策はありません。そういうわけでチョイスしたのは望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」。選んだ理由はただ一つ、これしか持ってない。(笑)
夜景撮影ですからね、手ぶれ補正の付いてない望遠レンズで撮り歩くなんてただのおバカ、手振れしまくりの使えね〜写真がメモリカードの肥やしになるだけですよ。なのでオジサン手持ちのレンズの中では、これしか選択の余地無しっていうか一択。(笑)
名前にXCって付いているので、廉価版といいますか、お手頃価格で使いやすいシリーズのレンズ、ダブルズームレンズキットの望遠ズームです。
実力を一言で表すと「想像してたよりも、はるかに良く写るし、使いやすいわコレ」な優等生、プラスチック使いまくりなので高級感はありませんけどね、レンズは結局写りと使い勝手のバランスですよ。
そりゃもっと明るくて高性能な望遠ズームはありますよ、でもねその分デカくて重いわけで。持ち出すのをためらってしまうようでは意味がありません。
今日はチョット望遠レンズでも撮るかもしれないなって微妙な時に、いつものリュックの隙間に、負担にならず放り込んで行けるようなのがベストレンズかと。なので実に重宝してます。
35ミリ換算で76〜350ミリ相当なので十分に望遠効果を楽しめますしね。開放F値は暗いですけど、オジサンの撮る街の写真では気になりませんな、明るい望遠レンズの開放絞りで撮ったような、背景が何だか分からないぐらいぼかして撮りたいっって場面が無いのでね。
それよりも機動力ですよ、サクサク撮り歩ける350ミリってところがスゴイのですな。へたれオジサンの身の丈にあった、使い勝手の良いレンズだなって思いますよ。(笑)
写真は写してこそナンボの世界。高性能だけどデカくて重くてお高いレンズで、宝の持ち腐れって言葉がお似合いの写真ばかり撮ってるより、XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIのような、お手頃価格でもバランスのとれたレンズで、ガンガン撮りまくった方が撮影も写真も楽しくなると思いますよ。
で、そんなこんなで撮ったのが今回の掲載写真です。このレンズのファーストインプレッション記事も書いてました、夜景ばかりですけどね。(笑)コチラです。
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