ミラーレス一眼で、オールドレンズを楽しむメリット。
職場の女性スタッフが、ソニーのα7をメルカリで買ったそうで、レンズの事を聞いてきたので話してたのですけどね、今時ってなんでもメルカリですな、オジサンのよく分からん世界が、世の中の当たり前になっているのがすでに分からないという。(笑)
買ったのはレンズキットだったそうで、付いてた標準ズームレンズしか持ってないとの事。どんなレンズがいいのか分からなかったので、レンタルで50ミリレンズを借りてみたって言ってましたな。
きっとメーカーのショールームでレンタルしたのだと思うのですけど、単焦点レンズをチョイスしたところに、オジサンピピッと反応してしまったのですな。日頃から単焦点レンズを使いましょうねって、口が酸っぱくなるぐらい書いてるオジサンとしては、これは脈ありかと。(笑)
単焦点レンズを選んだのは、どうやら開放絞りでのボケ感が気に入ってるみたい。中望遠の85ミリ辺りの明るいレンズはもっとボケますけど、お値段高いしちょっと長いので、オールラウンドに使えるって事を考えると、明るいレンズでも値段の安い50ミリ標準レンズってベストチョイスだと思うのですな。広角っぽくも望遠ぽくも撮れますしね。これと28ミリか24ミリぐらいの広角単焦点レンズがあれば、日常の大抵のものは撮れますよ。
資金的に厳しいっていうのなら、マウントアダプターとオールドレンズってのが一番お安く楽しめるかと。オートフォーカスも無いので、ピント合わせから自分でやらなくてはなりません、だけどカメラ搭載のマニュアルフォーカスアシスト機能を使えば問題ないですな。
フィルム一眼レフ全盛期の頃の標準レンズなんて、数千円から買えますよ、何しろ玉数が多いですからね。さらにαシリーズはマウントアダプターも一番たくさん種類があるので色々選べます。お値段も2,500円ぐらいから出てますな。
1万円以内でオールドレンズを楽しみつつ、単焦点レンズで写真のアレコレが勉強できるという素晴らしさ。今時の写りすぎるぐらい良く写るレンズとは真逆の味わいを楽しめるってなんて贅沢なのでしょう。(笑)
単焦点レンズを使いこなすと、写真は確実に上手くなりますしね。撮る時もズームレンズのズームリングぐるりでお手軽ってわけにはいきません。自分が前後に動かないと思った構図にならないですから、自然と画角が体で覚えられますよ。この場所からだとこの範囲が写るってのが、自分の目が距離計になって覚えちゃうのですな。
ピント合わせも同じ、最初は時間がかかるかもしれませんけどね、ピントリングを回しながら見つめていると、自分が本当にピントを合わせて撮りたかったものが明確になりますよ。カメラ任せのオートフォーカスがココだろうって測距点を光らせてくれるのとは違います。
なので最初は絞り開放で試してみるといいですな。背景がボケるって、撮りたいものとの距離や背景との距離で、全然別物になるってのが良く理解できますからね。で、そういうのは全部撮っとくわけですな。撮った時の事を思い出しながら写真を見ればより理解が深まるかと。
オールドレンズとマウントアダプターだけで、こう撮ればこんな風に写るってのを色々試せます。きっと今より写真撮るのが楽しくなると思いますな。で、分からない事はこのブログの過去記事を参考にどうぞ。(笑)
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