こんな事でもなければ…キヤノンオートボーイ3
行きつけの酒場のご主人に「ちょっと見てくれへん?」って渡されたのがキヤノンオートボーイ3クオーツデート。「使いたいのやけど、電池無くて動かんねん。どこに入れるんかも分からんし。」との事。
この時代のコンパクトカメラって、電池交換は販売店にお持ち込みってパターンが多かったのを思い出したので、ネットで調べたところやっぱり。ねじ回しがないと交換はできないので、「新しいのにしときますわ」って一時預かりしてきました。
使われてるのは2CR5リチウム電池。そういえばデジタルカメラは大体専用バッテリーを使いますけど、応急処置的にこれが使える機種もありましたな。専用バッテリーと比べて撮影枚数はガタッと減りますけど、しばらく急場しのぎができるという。(笑)
ちょうど同じ電池を使う機器用にストックしてたのでサクッと交換しました。小さなプラスドライバーさえあれば、誰でもできる難易度なんて無いレベルの作業なのですけど、無いとできないカメラってどうなのって思いましたな。
ま、ファミリーユースのコンパクトカメラを使う頻度を考えると、長持ちするリチウム電池なら交換せずとも十分なのでしょうな。以前持ってたフジTW−3ってハーフサイズカメラも同じくユーザーができない仕組み、やりましたけどね。(笑)オートボーイ3を調べてみると、24枚撮りフィルムを年間10本、内ストロボ使用率30%って使い方で電池寿命は5年という設定になってたみたい。普通のファミリーユースなら確かに十分でしょうなぁ。(笑)
曲面ボディーで注目されたキヤノンT90と同じ年の発売なので、こんな曲面デザインなのかと。プラスチックボディーのコンパクトカメラが、他社からもたくさん発売されていた頃のデザインって感じがぷんぷんします。当時はスタイリッシュで斬新だったみたいですけどね、今見ると笑うなぁ。確か石坂浩二さんをCMキャラクターに起用してましたな、なんと無く思い出しましたよ。(笑)
電池交換後に動作確認、自動巻上げの音は「ギャ〜ア」ってほとんど騒音か絶叫レベルのやかましさでしたな。それからクオーツデートの日付と時刻を合わせて、各部点検清掃で完了。で、ブログのネタ用にブツ撮り。こんなチャンスでもなければ、オートボーイ3が我が家の敷居を跨ぐ事なんてありませんからね。(笑)
眺めてて気になったのが、底部についてる回転式突起。ティルトツマミって名称だそうで、これを回転させるとせり出してくるのですな。その状態でカメラをテーブルなどの上に置くと、最大16.5度上向きにできるので記念撮影などに便利…ってそうは見えないのですけどねぇ。(笑)
ご主人から「使ってもろてもエエよ」って言われましたけど、正直言ってこのカメラに、お高いフィルム入れる気になりませんでしたよ。あ〜撮ってみたいってオーラが全くオジサンには感じられなかったわけで。なので作例なんてありません。こんなカメラがあったのよって紹介だけです。(笑)
| 固定リンク | 1
「 35ミリカメラ」カテゴリの記事
- ペンタックス、ペンタックス、フィルムだよ。(2022.12.24)
- 通り過ぎていったカメラ、キヤノンⅡ D。(2022.02.12)
- ビンテージじゃなくて、ヘリテージカメラ。(2021.03.14)
- フィルムカメラの新しい始まり?(2021.03.04)
- こんな事でもなければ…キヤノンオートボーイ3(2020.11.08)
「 キヤノン」カテゴリの記事
- XF10とIXY DIGITAL L3で街を徘徊。(2024.06.04)
- コンデジを1対2トレード。(笑)(2024.05.25)
- 5台のコンデジに思ったこと、まとめ。(2024.05.19)
- 分解清掃無事?終了(汗)キヤノン IXY 90F(2024.05.12)
- 納得いかないモヤモヤ感、キャノン IXY 90F(2024.05.07)
コメント
特にカメラ好きという訳ではないこういうカメラで必要充分・満足と思っていた人(普通の人とも言いますが)が今は「スマホで充分事足れり」と思っているのでしょうね。デジカメですら右肩下がりになるのは当然ですね。今後どうなることやら?…なんて案じているのはカメラ好きだけでしょうね。
投稿: 超低空飛行 | 2020年11月 8日 (日) 07時01分
超低空飛行様、おはようございます。
この手のカメラが、お手軽、簡単、便利なのは良く分かりましたけど、持ち物としてのオーラが感じられませんでしたね。デジタルカメラ、特にコンパクトデジカメが普及しだして消えて行ったのも良く分かります。そのコンパクトデジカメが、スマホのおかげで今は風前の灯なのも時代かなぁと。(笑)
投稿: よもかめ亭主 | 2020年11月 8日 (日) 08時29分