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2020年10月17日 (土)

秋は、PLフィルター日和。

空を見ると季節を感じますな。秋ってスカッと抜けた青空が、なんだか高く遠くに感じるのはオジサンだけでしょうか。(笑)
リバーサルフィルムファンのオジサンは、富士フィルムさんから1990年にVelviaが発売された時、試しに使ってみて青空の色がすごくキレイだったのにビックリ、それまで使ってきたフィルムの中でダントツ一番の美しさだったのですな。
鮮やかで抜けが良く、オジサンが思う青空がそこにありました。ライトボックスの上で現像上がりを眺めていても飽きませんでしたからね。なので常用フィルムを即、Velviaに乗り換えましたよ。以来VelviaとPROVIAが主力、デジタルになっても富士フィルムさんのフィルムシミュレーションでVelviaとPROVIAが主力になってます。(笑)
オジサン実は、空の青がしっかりくっきりってのが好きなのですな。濃い青空の色が好きなわけで。若い頃は24ミリの広角レンズで、空もガッツリ入れて街の写真を撮ってました。それをもっと濃く撮りたくてPLフィルターを使うようになったのですけどね、その頃人気のあった風景写真家の、竹内敏信さんのテクニック記事を見て、真似をしたのがきっかけだったと思います。
晴れた日に太陽を背にした順光で、PLフィルターをグリグリ回していくと、あるところでストンと色が濃くなるのですな。青空ですと青を通り越して、新品のジーンズのインディゴブルーぐらい濃くなります。

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PLフィルターって偏光サングラスと同じで、光の波長を一定方向に制限する効果があるのですなってムズカシイ説明はしませんよ。見た目はフィルターを2枚重ねたような二重構造になってて、回転する前枠を回しながら効果を確かめつつ使うフィルター。なのでレンズ前面に付けて、ファインダーを見ながら指先でグリグリ回してやれば効果のほどが一目瞭然。
空気中の水分などに、太陽光が当たって乱反射しているのをカットする効果があるので、太陽を背にしてカメラを斜め上向きに構えて、前枠をグリグリ回すとビックリするぐらい青空が濃くなります。
特定の角度じゃないと効果が出ないのと、反射が消えた分画面が暗くなるので、シャッターを遅くするか、絞りを開くかして1.5〜2段分ほど余分に露出をかけないといけません。露出オートなら問題ないですけど、予想以上にシャッタースピードが遅くなってたりするので、手振れには要注意ですな。
PLフィルターって空だけでなくショーウインドーや水面の反射を消したり軽減するのにも効果があります。例えばおしゃれなお店のウインドディスプレイを撮ろうとしたら、向かいの居酒屋の看板がガラスにモロに映り込んでるなんて場面で威力発揮します。試しに撮ってみたのが下の写真。カフェのドアに向かいの景色が写ってるのが見事に消えました。

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もう一つが食堂の食品サンプル。反射してるわ、居酒屋の提灯写ってるわの最悪条件が見事にスッキリ解決。(笑)

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ちょいとお高いフィルターですけど、一つあれば何かと便利。秋はまさしくPLフィルター日和かと。(笑)

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