今年の秋、酒飲みにはつまらない秋。
毎年恒例と言いますか、毎年高齢が進むオジサンの秋の衣替え。服などのファッションの話じゃ無いですよ、「命の水」お酒の話。(笑)
夏場の冷酒と冷や奴から、常温の日本酒と小鉢物のアテへ、さらに寒くなれば熱燗におでんという、酒場のカウンターの前に広がる景色が、季節に応じて衣替えしていくのは楽しいですからね。
季節は変われど、実は同じグラスを使ったコップ酒なので、横に並ぶアテが変わらないと、季節の変化が分からないという、年間通して代わり映えのない景色なのですけどね。(笑)
で、秋ですよ。灘五郷も、ちょうど10月から11月にかけては酒蔵の蔵開きラッシュになります。調べたら昨年の同じ頃に、同じような記事書いてましたな。毎週休日にどこかの蔵で、何かイベントが行われますからね。
駅に置いてるパンフレットもらってきて作戦立てなくてはなりません、今からワクワクしますな…ってはずだったのですけどね、例のバイキン、コロナの影響で軒並み中止ですわ、トホホ。
予想どおりと言いますか、どう考えても今年は絶対無理って思ってましたけどね、酒造メーカーのHPに中止のお知らせがずらり並ぶと、やはり悲しくなりますなぁ。「開催延期、日時未定」なんて、期待を持たせるような書き方してあるところも見かけましたけど、絶対無理でしょうなぁ。
お酒のメーカーばかりですから、技術転用でアルコール消毒液はいくらで作れると思うのですけどねぇ、それだけで防げるモノでもないですし、イベント開催しつつ、お酒を提供しつつ、感染防止対策もしなければならないとなると、社員さん総出でも対応できないと思います。
もしも感染者が出ちゃったりクラスターなんて事になったら、お酒の売り上げだけでなく、ブランドイメージにも影響が出るでしょうから、ココは止めといた方がいいですな。オジサンは酒蔵の味方です。
そんなこんなで、令和二年秋の蔵開きは、開く事無くマボロシになってしまいました。(笑)
ところがどっこい酒飲みって、こんな状況でもお酒を楽しむ手段を見つけたり、蔵開きが中止になったって事を酒の肴にして結局飲んじゃうので、蔵が開かなくても暗くなったり、暮らせなくなったり、クライシスってわけでは無いですよ、その辺りdon't cry OK牧場ざんす。(笑)
ま、蔵で飲めなくても、夜暗くなったらいつもの酒場で「利き酒」ならぬ「喜々酒」飲んでますしね。「蔵開き」って言葉を、大っぴらにお酒を飲める理由にしてしまおうという、不純な動機もイッパイありました。
蔵開きは無くてもお酒は作ってますしね、いつものイベントが無くなったのが寂しかっただけですよ、いつか開催できる事を祈ってとりあえず乾杯しますかね。(笑)
写真は昨年の2月に、某商業施設の入口前広場で開催された、灘五郷の日本酒イベント。仕事帰りに立ち寄ったのですけどね、5枚綴り500円のチケットを買って、好きな銘柄のお酒を小さなカップで利き酒できるというしくみ、どこから集まってくるのかすごい人でしたな。帰りにipadで2階の通路から撮ったのですけど、すでに結構飲んじゃってたので、まともに見られるのは、かろうじてこの1枚だけでした。(笑)
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コメント
過日のニュースによれば…コロナがどうなっていようとIOCもJOCもオリンピックはやる気満々のようですね。仮令やれたとしてもかなり変則的になり完全な形では無理でしょうね。
いったいどうなるのやら…?
投稿: 超低空飛行 | 2020年10月 3日 (土) 05時30分
超低空飛行様、おはようございます。
私は中止に一票入れます。(笑)だってどう考えても無理だと思うので。やれるとすれば、コロナを完全にコントロールできるようになってからだと思います。
投稿: よもかめ亭主 | 2020年10月 4日 (日) 05時26分