どんなご時世でも、街は生きている。
新型コロナウイルスのせいで、ありとあらゆるものが影響を受けて、生活様式と言いますか、今まで当たり前だった暮らしが、ずいぶん様変わりしてしまいましたな。
影響が長引いて、元通りの生活への望みが薄くなって、見切りを付けて廃業したお店も、たくさんニュースで見ました。老舗の名店はご主人も高齢の方が多いですからねぇ。お客さんの減少や、感染対策を考えると続けるのは無理という判断だったのでしょうな。
オジサンがいつもウロウロしている商店街も、子供の頃からあったお店がいくつか廃業されました。看板が残ったままシャッターが閉まっているお店もあれば、跡形も無く片付けられて、不動産屋の賃貸物件の看板がぶら下がっているお店もあります。あっという間に今時の流行のお店になって、前のお店が何屋さんだったか思い出せない所もありますな。
昨年あれだけ行列だったタピオカドリンク屋さんは、閑古鳥鳴きまくりで、暇そうに店員さんがスマホいじってました。半年ほどで消えてしまったお店は残骸がまだ残ってます。(笑)
流行りに乗っかって、雨後の筍のように出現するお店って、流行ってる間に稼げるだけ稼いで、ブームが去ったらさっさと違うお店にするつもりで、最初から作ってる感じがします。最近はそんなお店がやたら増えたように見えますな。
お客様と向き合って、その場所でじっくりしっかり長く商売って感じがしない、イベントのブースみたいと言いますか、学園祭の模擬店の延長みたいなお店。お客さんも話題性に群がるだけでリピートは少ないかと、お店を楽しむんじゃなくて、話題の場所に行ったという事実をSNSにアップするのが目的なのでしょうなぁ。(笑)
で、久しぶりにじっくり街を撮り歩いてみたのですけど、随分様子が変わってましたな。歓楽街をウロウロしてみると、お店によってこのご時世への対応が違ってましたからね。お店を開けても来客は望めないのでしょう、営業自粛のままになってるお店もあれば、時間を短縮や変更して営業中って看板出してるお店があったり、お昼だけの営業になってたり。
密にならないように表に手作りのカウンターを置いて、立ち飲みもできるようにしているお店もありましたな。このままじっといているわけにはいかないお店の事情がヒシヒシ感じられましたよ。もちろん新店も、只今工事中のお店も見かけましたし、「あ〜閉まっちゃたのか〜」ってお店も。
夜はどれぐらいの人出があるのか分かりませんけど、まだまだ少ないのでしょうな。オジサンが徘徊したのは、お昼間だったので人の姿はほぼ皆無。お酒や氷を運ぶ車が時々通るぐらい閑散としてましたけど、こんな街の姿も撮っておきませんと。
どんなご時世でも、街は生きて日々変化していますからね。今の景色を撮れるのは今だけしかありません。
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