中華機材もオリジナリティーと品質のステージへ。(笑)
日常生活の中から、中国製品を排除したら、生活自体が成り立たなくなるでしょうな。それだけどこにでもメイドインチャイナが浸透しているって事、最近は安さだけでなく品質もじわじわ良くなっているように感じますな。
我が国もその昔、1950年代頃になりますか、質の低い工業製品ばかりで「安かろう、悪かろう」なんて言われてました、メイドインジャパンは安物の代名詞だったわけで。若い方には信じられないでしょうけどね。今時だと、すぐ壊れたりすると「中国製やからな」なんてつい言っちゃう事があるかと、その昔は日本製がそう言われてました。
映画「バックトゥザヒューチャー3」の中で壊れた部品にドク博士が「安物を使うからだ、ほらメイドインジャパンだって」すると主人公のマーティーに「何言ってんの、良い物は全部日本製だよ」って言われて信じられない顔をするシーンがありましたな。
現代と違って1955年当時、日本製品はそれくらい質が低くて安物の印象しかなかったのに対して、マーティーは1985年を生きている若者なので、メイドインジャパンはクールの象徴そのもの。あの映画、当時のイケてる日本製品がいっぱい出てきますからね。(笑)
ダメダメだった日本製品の質が向上して行ったのは、よそのマネをやめてオリジナリティーで勝負するようになってきてからだと思います。日本車、トランジスタラジオ、カメラもライカのモノマネから一眼レフに進路を変えてから独自技術で急発展しましたし。
オリジナリティーって受け入れられるためには、それに伴う品質が必要ですからね。すごく独創的でもすぐ壊れるようなのは、無いのと同じって事。
そうそう中古カメラ屋さんで、PASSEDって金色の楕円形シールが貼られたオールドカメラを見かける事がありますけど、アレは品質が輸出の基準を満たしている合格証だそうで、そういう地道な品質管理のおかげで今があるのでしょうな、総合品質管理のデミング賞なんてのもありましたし。(笑)
中国製撮影機材を見ていると、欧米老舗メーカーの完全コピーにしか見えない信じられない偽物も見かけますけど、この件に関してはライカカメラのコピーを作りまくった過去がある我が国も同じですからね、偉そうなことは言えません。
ただちゃんとしたメーカーもたくさんあります。そういうところはやっぱりオリジナリティーで勝負していますな。安さは一番アピールするところだと思いますけど、それだけでは無くなってきてます。ネットを見てるとレンズやフラッシュ、三脚などなど日本メーカーが作らない、考えつかないような面白い製品が出てきますからね。(笑)
で、コレちょっと面白そうって気になってるのが香港のLightPix Labsさんのフラッシュ。銀一さんが販売代理店になってます。本体のクリップオン部分が外せて、ワイヤレストランスミッターになるというギミック付き。
ワイヤレスでフラッシュが使えるとなると使い勝手の幅が一気に広がります。発光部分が90度上に向けられますし、さらに動画の撮影に使えるLEDビデオライトも仕込んであるという。カラーフィルターも付いてるし、コレ絶対遊べますよ。(笑)デジカメWatchに詳しい新製品レビューの記事が出てます、コチラ。
もうね、こんなのが日本メーカーから出てこないのが問題じゃないかと。(笑)LightPix Labsさん、レンズの形をしたスマホ充電器なんてのも作ってます、ぶっ飛んでてちょっと楽しいですよ、コチラです。
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