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2020年6月20日 (土)

モノクロ写真撮るぞって覚悟が楽しい。

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モノクロ写真を楽しむ方法が、デジタルとフィルムじゃ全然違うのは当然。フィルムの時はモノクロフィルムを詰めると、途中でカラーになんてできませんでした(フィルムマガジン式は別)、だけどデジタルだと1カット毎に設定を変えたり、撮ってからモノクロにしたりは簡単になりましたな。
デジタルな写真作法で、究極の一枚を仕上げるとすれば、Rawで撮って現像ソフトの後処理で追い込んでいくって流れになると思います。オジサンも2003年にEOS10Dでデジタル一眼レフデビューしてからすぐにRawでしか撮らなくなって、キヤノン純正現像ソフトの後処理で仕上げてました。

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自分の手でコントロールできるのが楽しかったのも、フィルムとは違うアプローチがデジタルなのだと思ったのも事実。ですけどね、弊害もありましたな。後で何とかなる写真って、いい加減な撮り方しがちなのよ。設定間違えても、いじればキレイになりますからね。黒つぶれも、白飛びもスライダー動かすだけで階調が出てきて簡単お手軽。
そうなると、後できちんと仕上げるためのRaw撮影じゃなくなってしまうのですな。フィルムカメラと一緒に撮り歩くと、特にその差がひどい。露出計できちんと測って、じっくり撮るフィルムに対して、カメラ任せでもあまり気にならないデジタル。クラシックカメラが楽しくて、デジタルに一番冷たかった頃。(笑)

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その後もデジタルはRawでしたな。そんなオジサンのデジカメライフに「チョット待ったらんかい。」って、横っ面張り倒してくれたのが2018年に買ったX-T20。
元々JPEG撮って出しがキレイってのが富士フィルムさんへの世間の評判。どんなものかと撮ってみてビックリ。デジタルでもフィルム屋さんは、フイルムテイストが基本なのだなと思いました。
JPEGの完成度が高いので撮るときが肝心、現場での判断が全てです。ソフトで後処理なんてそもそもマチガイって事。コレってまさしくフィルムで撮るときと同じだなぁと。で、すっかり転落してJPEGオンリー。Rawはテスト撮りの時ぐらいでサヨナラしました。(笑)

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で、JPEG撮って出しで、抜群に楽しくなったのがモノクロ写真。ブラケティング撮影にフィルムシミュレーションを割り当てておくと、一回シャッターを切れば、カラーとモノクロ両方で撮れます。フィルム時代の途中でチェンジできない問題はデジタルで解決できました。
すっかり気に入ってしまって、今日はモノクロでしか撮らないって設定も登録してます。フィルムシミュレーションでACROSを選んで、それのYフィルター、Rフィルターの3パターン。フィルム時代に、いちいちフィルターを付け外しして撮ってた手間がデジタルで解決。しかもフィルムシミュレーションのACROSが実に素晴らしくて名作量産。(笑)

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もうね、デジタルなモノクロ写真最強の武器ですな。ISO感度400、ホワイトバランスはデーライト、背面液晶モニター、ファインダー内の余計な表示も全部OFFに設定すれば、後は絞りとシャッター決めるだけ。
露出計できちんと測って、こんな風に写るはずって考えながら撮っているので、いちいち確認なんてしません。まさしくフィルムカメラ使ってるのとほぼ同じ感覚で撮れる幸せ。おかげでモノクロで撮るぞって覚悟までも楽しくなりましたよ。(笑)

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