地元を撮るのも、面白いよって話。
博物館に行くと、その土地の歴史を学べる常設展示ブースが大抵あります。入館料無しでも見られるようになってたりしますな。その土地発祥で全国に広まったモノが展示してあったり、ゆかりの著名人だったり、歴史的な事件の解説だったり、土地の成り立ちが色々な方向から俯瞰で見られるように工夫してあります。
その中で、昔の街並みと同じ場所から今の街並みを撮った写真を比較展示してあるのは定番かと。様変わり感が一目瞭然ですからね。市政100年なんて区切りのいい年には、当時をうかがい知る事ができる貴重な写真がたくさん展示されたり、出版物になったりしますな、神戸市もそうでした、今年はお隣の明石市が市政100年。
で、そういう古い写真にはまだ車も走ってなくて、のどかに馬車が写ってたり、高いビルなんて全然無くて、今では想像もできない風景だったりするのですけど、現存する建物の当時の様子を発見なんて楽しみもありますな、「あの建物、こんな昔からあったんや」ってね。(笑)
当時の街並みは時代とともに変化して、今に至っているのですけど、写真に撮ってたから見返す事ができるわけで。そう思うと今撮ってる街の写真も、何十年か先には違う意味合いを持つようになるのは間違い無いかと。街を撮る楽しさって、そういうところも面白いとオジサンは思っているので地元徘徊をオススメしますよ。
旅人が初めて訪れたような目線で、いつもの見慣れた街をウロウロしてみると、意外とそれまで見落としていたアレコレに気が付きますからね、ここにこんなのがあったのか、なんてのがいっぱい出てくるかと。で、そんなのを写真に撮ってウン十年なオジサン、いまだに発見がありますな、尽きる事はありませんよ、街は日々変化してますからね。(笑)
神戸市は色んな所が老朽化や時代に合わなくなってきていて、工事や再開発ラッシュになってます。三宮周辺はいっぱい工事してますな。駅前のそごうも最近阪急になっちゃいましたしね。元町北側の県庁周辺も再開発計画がありますし、JR高架下も耐震補強工事の名目で、ドンドンお店が無くなってます。須磨水族園とその前の海岸もリゾートに作り直ししますってのも。
もうね、今の内に写真に撮っておかないと、完成した暁には全く別物の街が出現するでしょうな。「あれっ、ココ前はどんなやった?」って事になろうかと。これは撮らねばなりません。
地元愛だとか美しい事は言いませんよ、何十年か先に撮った写真を見返して楽しむためのネタ集め。オジサンお酒ばっかり飲んでるので、その頃にはもう死んじゃってるかもしれませんけどね。(笑)
写真は、神戸朝日ビル(旧神戸証券取引所)。当時は朝日新聞会館って呼んでました。子供の頃はゴジラやガメラの怪獣映画やディズニーのアニメをよく見に連れて行ってもらってた場所。1990年に撮ったのと同じ場所から同じ焦点距離24ミリレンズで撮ってみました。今見ると直視できないぐらい下手くそな写真、上の写真なんて車がいなくなるまで待って撮れなかったのかと思いましたからね。(笑)今は建物の外側を残して高層オフィスビルになっています、もちろん映画館もシネリーブル神戸として健在。
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