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2019年11月 9日 (土)

XF35mm F2 R WR標準レンズの季節

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単焦点レンズばかり使っていると、その時の気分で集中的に同じレンズばかり持ち出す事がありますな。これがズームレンズだと、一本で済んでしまうので、画角を考えてレンズをチョイスする楽しみって無いですからね。(笑)
持ってる純正単焦点レンズの中では、何を撮ってもツボにどハマりなXF23mm F2 R WRは、今やオジサンの片腕と言うか片目ってぐらい気に入っている魔法のレンズ。買ってからずっとエースで四番なスターティングメンバーなのですけど、そのせいで影が薄くなってしまっていたXF35mm F2 R WRが何だか最近は面白いなぁと。(笑)
XF23mm F2 R WRと同じ感覚でカメラを構えると寄り過ぎになってしまいます。数歩下がったぐらいのスタンスがちょうどイイのですけど、逆に言えば、近づこうかなって思ったぐらいで構えるとちょうど良いわけで。背景の遠近感も随分違います。適度な圧縮感と言いますか、少しだけギュッとした感じがイイのですな、ボケ具合もね。

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XF23mm F2 R WRは35ミリ換算で35ミリ、画角63.4度。対してXF35mm F2 R WRは35ミリ換算で53ミリ、画角44.2度のいわゆる標準レンズ。使い方次第で広角レンズみたいにも望遠レンズみたいにも撮れる万能レンズ。この辺りの万能事情は過去記事にも書いてましたな。(笑)
フィルム時代の一眼レフは、50ミリ標準レンズ付きで売られる事が多かったのも、いろんな場面で使える万能レンズだったからかもしれません。ただその良さに気が付く前に他の交換レンズに浮気をしてしまうのですな。ズバッと遠近感強調の広角レンズや、遠くのものをでっかく写せる望遠レンズの方が、交換レンズとしてインパクトがありますからね。

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そう思うと標準レンズって地味、撮った写真はどれも標準的な、差し障りのない写真だから標準レンズと呼びますって思われ兼ねない地味さ。
言ってみれば素材の持ち味を活かした薄味の料理のような、毎日食べても飽きない味わい。しっかり主張のある味付けで、ご飯ワシワシな料理とは対極かと。(笑)
オジサン酒飲みなのでお酒に例えると、広角、望遠レンズはビールをジョッキでグビグビプハーな感じ、標準レンズは日本酒のぬる燗お銚子でって感じでしょうか。まったりちびちび、気が付くと結構酔ってるのが心地よいという。
標準レンズで街を撮り歩くのはそれに似ているような気がしますな。勢いよくグビグビって感じじゃ無くて、自分のスタンスで付かず離れず、ガッツリ撮るっていうより、チョット撮らせていただくような感じかと。
街で見つけたあれやこれやを、一歩下がってすくい撮るように写すにはちょうどいい画角だなと最近特に思います。X-T30にコレ一本付けっぱなしで街をうろつく、なんだか今はそういう季節って感じなオジサンでありますよ。(笑)

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撮り歩いていたら、ちょうど今年のルミナリエの準備が始まってました。イタリア人(だと思う)大工さんがクレーンで部品を上げてましたな。途中ですけどこんな感じ。

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