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2019年9月

2019年9月29日 (日)

単焦点レンズのある暮らし。(笑)

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それまでのキヤノンFDマウントのシステムから、EOSに乗り換えてズームレンズを積極的に使うようになりました。ズームレンズの性能が格段に良くなって、明るい大口径のズームレンズも登場してきた時代。ズームレンズでは仕事はできないなんて言ってたプロカメラマンも使うようになって行きましたな。風景写真家の竹内敏信さんの影響は大きかったのじゃないかと思いますね。
広角、標準、望遠の3本のズームレンズで全ての画角をカバー、開放絞り値F2.8通しを大三元レンズ、F4通しを小三元レンズなんて言いだした頃、プロの真似をしたがるのはアマチュアの常、神戸祭りに行くと新聞社のカメラマンよりすごい装備のアマチュアカメラマンが、サンバのお姉さんの後ろを金魚のフンみたいにくっ付いて撮ってましたな。(笑)

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XF16mm F2.8で、トアウエストあたりを徘徊しながら撮ったもの。水色の窓枠が左右対称になるようにお店の角に立ちました。

オジサンは大三元も小三元も持ってませんでした、街歩きの写真に望遠ズームってほぼ必要無かったですからね、ただ広角ズームのEF16-35mmF2.8L USMはよく使いました、F2.8通しで画質も良く高いだけの事はありましたからね。ただあの大きさには馴染めませんでしたけどね。(笑)

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XF23mm F2で、三宮の繁華街を徘徊中に貝料理が有名な居酒屋さんの路地にて。

オートフォーカスの時代、各社カメラもレンズも一回り大きくなりましたな、その分単焦点レンズを何本も持ち歩くスタイルからズームレンズ1本で済ませるように変わって行ったわけで。大きく厚みの増えたボディーはズームレンズを使うのにバランスが良かったのもあります。
で、そんなEOS使いだったオジサンが、X-T20で富士フィルムデビューした時、このカメラ絶対単焦点レンズが似合うなって思いました。おかげでキットレンズのXF18-55mmF2.8-4 R LM OISでしのぎながら、少しずつ単焦点レンズを揃えていくつもりだったのが、一年の間に4本も揃えてしまうという暴走ぶり。
ズームレンズなら一本で済むところを、4本ですからね。だけどそこに幸せがあるのですな、単焦点レンズなので当然画角は固定、ズームでお手軽簡単便利なレンズとは違います。

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XF27mm F2.8で、早朝のメリケンパーク「BE KOBE」モニュメントを海側から。

机の上に16、23、27、35ミリの4本の単焦点レンズを並べて、取っ替え引っ替えしながらファインダーを覗いていると、このレンズでこれぐらいの範囲が写るってのを覚えられます。それを元にお出かけに合わせて、今日はどのレンズを持って出ようかって作戦を立てるのが楽しいわけで。
街歩きで撮る時も、前に出たり後ろに下がったり自分が動かなくては撮れません。撮りたいものが画角に収まるように、構図や立ち位置を工夫しなければ思ったように写らないという。だけどそんなのを考えながら撮ってると何だか充実感がありますな。
今日はどんな写真を撮ろうかってところから始まるレンズ選びも写真の楽しさの内、ズームレンズでは味わえないレンズとの深いお付き合い。単焦点レンズのある暮らしって、写真が楽しくなる暮らしだと思うのですけどね。(笑)

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XF35mm F2で、開店準備中の串カツ屋さんの屋台を。ビニールシートに覆われてオブジェのようでしたな。

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2019年9月28日 (土)

APS判「写ルンです」の世界をETERNAで。

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少し前に、レンズ交換のできるミラーレスカメラでレンズを楽しんでねって事で、ギズモショップが発売している写ルンですのレンズをそのまま使った「Utulens」はいかがって記事を書きました。
ただ写ルンですが35ミリカメラな事もあって、フルサイズミラーレスカメラならレンズの焦点距離そのままに周辺部分のクセまでもガチで楽しめるのですけど、センサーサイズの小さいAPS-Cミラーレスカメラだとレンズの中心部分の一番性能が良いところを使う事になるので、レンズ周辺部の光量落ちや収差の個性を本気で楽しめないのですな。
ところがどっこいUtulens-APSというのが発売されています。ここでちょっとAPSの解説をば、APSってアドバンストフォトシステムの事で1996年にフィルムメーカー、カメラメーカー各社によって共同開発された世界標準規格の新しい写真システムだったのですな、35ミリフィルムよりも小さなフォーマットでフィルムは専用カートリッジに入ってました。
APS-H(9:16)、APS-C(2:3)、APS-P(1:3)の三つの縦横比に対応していたり、フィルム途中での交換ができたり利点もあったのですけど、結局定着せずデジタルカメラの台頭もあって2012年に事実上の終焉、消えて行きましたな。デジタルカメラのセンサーサイズを表す言葉にAPS-Cという名前だけが残ってますけどね。(笑)
その頃は各社APSカメラを発売してました。キヤノンのIXYなんて覚えてらっしゃる方もいるかも。フィルムメーカーの富士フィルムさんは写ルンですもAPSのをラインナップに加えてましたな、使った事ないですけどね。(笑)
で、この写ルンですAPSからレンズを取り出して作っちゃったのがUtulens-APS。APS-CセンサーサイズのミラーレスカメラでUtulensよりも写ルンですの世界を楽しめるわけで。

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X-T30にUtulensとUtulens-APSで同じ位置から撮り比べ、画角の差はこれぐらいあります。

すでに生産終了している写ルンですAPSのレンズを使っているので、現物が確保できなくなったら作る事は出来ません、かなりレアというか希少価値な交換レンズ。焦点距離は35ミリ換算で約37ミリになるので使い勝手はいいかと。
レンズ自体はすごく小さくて、それをシネレンズをミラーレスカメラに付けるマウントアダプターに組み込んでいるのですごく薄くて、パンケーキレンズどころかボディーキャップ付けてるみたいな見た目。

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絞りはF16、1m〜∞の固定焦点なのでピント合わせの必要はありません、なのでX-T30に付けるとコンパクトカメラを使っているような感じで軽快に撮り歩けますな。
で、フィルムシミュレーションをネガフィルムに設定するのも面白いのですけど、あえてETERNAを選んでみたわけで。ダイナミックレンジが広くて暗部の描写に粘りのあるETERNAの方がよりフィルムっぽい写りになって写ルンですで撮ってる感があるのじゃないかと思ったのですな。撮ってみると、こんな感じの写り具合でした。ネガフィルムで撮ってサービス判にプリントした雰囲気といいますか味わいが、思った以上にありましたな。予想を超える楽しい結果にオジサン満足。

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2019年9月26日 (木)

自転車を撮ってしまうのはなぜ?

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街歩きで撮ってきた写真は、データベースに登録しています。面倒臭いですけど、長年それでやってきたので今更やめられないというか、そういう流れになっているのですな。オジサンこの辺り実はマメ。(笑)
何を撮ったかはなるべく詳しく記入、お店の看板や佇まいを撮ったのは所在地も分かる限り記入してます。店名が分かればネットですぐに調べが付きますからね、それをコピペしてしまうわけですな。
さらにブログ掲載用の写真を探す時に、絞り込んで見つけやすいようにカテゴリーを細かく作っています。チェックボックスタイプのカテゴリーにして該当する項目にチェックを付けておくというもの。街の写真って画面の中に色んな要素がいっぱい写っているので、それをもれなく網羅して登録しようと考えてこの形に落ち着いたのですけどね。

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例えば商店街の食べ物屋さんでしかも露店で夜景って検索かけると南京町の夜の露店の写真がずらっと出てきます。歓楽街、衣料関連、ショーウインドー、像・置物で検索すると北新地など大きな歓楽街の中にある、ホステスさん用ドレス専門ブティックのマネキン写真が出てきます。その中からさらに絞り込んでいくわけで。
このカテゴリーの中には乗り物もあります。船、電車、車など写真の中に乗り物が写っている写真は全てこのチェックが入っているのですな。で、それを眺めていて自転車の写真がすごく多い事に気が付きました。
おしゃれな雑貨屋さんがディスプレイとして飾ってたり、お客さんやお店の人が前に止めてるのだったり、なんだか自転車って絵になると言うか、ついついカメラを向けてしまうと言う。(笑)オジサン今はもう自転車に乗れないので、その反動で写真に撮ってしまうのかもしれません。

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今時の自転車っておしゃれでカッコイイのが多いですからね。スーパーの駐輪場はママチャリばかりですけど、休日に街歩きをしていると、カップルがおしゃれな自転車で颯爽と走り抜けていくのを見かけてカッコイイなぁって思います。旧居留地辺りだと、外国映画のワンシーンみたい。住んでいながら言うのもなんですが、神戸ってピンポイントで絵になる街角が多いと思いますね。

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自転車って実用品でありながら趣味性の高い世界、懲りだしたらキリがないようで、ホワイトリボンタイヤに変えたり、ハンドルやペダルやサドルまでカスタマイズしている知り合いがいます。盗難防止のために家の中に置いてあるそうですけど、壁にも掛けてあって自転車に囲まれて暮らしているそう、地震が来たらどうすんの。(笑)
ま、自分でトコトン手を入れた自転車で颯爽と走るなんて、なんだか羨ましいですけどね。エアロバイクって言うんですかね、リハビリ室に置いてある進まないペダルだけのやつ。あれすら漕げないオジサンはもう本物の自転車は無理なので、せめて写真に撮らせてもらいましょうかね。(笑)

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2019年9月24日 (火)

経営者変わったらしいわ。(笑)

食べ物屋さんについて世間話をしている時に出る言葉「あそこ、経営者変わったらしいわ」ってのは、大体味が落ちたり、雰囲気が変わって悪くなったのを指す時に使いますな。関西だけなのか、他所でも使うのか分かりませんけど、こう言われちゃったお店は、ほぼ間違いなく以前よりグレードダウンしています。良い意味で使われる事がほとんど無い言葉だと思いますね。
実際に経営者が変わったわけじゃなくて、経営母体の会社の意向でリニューアルして雰囲気が変わっちゃったりした場合にも使ってしまうという便利な言葉。語尾の「らしいわ」ってところが実に曖昧で意味深なのですけどね、会話の中で「経営者変わったらしいわ」って言われると、暗黙の了解であのお店はダメになったのだなというのが伝わるという。正確にいうと、経営者が変わったというより、経営方針が変わったという事なのでしょうけどね。
代替わりして変わってしまう場合もありますな。以前よく行っていた某中華料理屋さん、久々に家内と食べに行ったら、調理場を息子さんが仕切っていたのですけどね、なんとなく味付けが違う、優しい味わいと言いますか、万人ウケする味付けと言いますか、先代のガッツリ個性のある味わいじゃ無くなってました。
ま、美味しかったのですけどね、長年親しんできた味わいを求めていたので、ちょっと肩すかし、煮込みの汁が隠し味になってる、一度食べたら病みつき、油もギトギトなヤバイ味わいがハートわしづかみなお店だったのですけど。(笑)
反対に世代交代で良くなったお店もありますね。元町に長年のお付き合いな中華料理屋さんがあるのですけど、神戸の中華料理のニューウエーブだった先代はすでにかなりの高齢、今は外で修行を積んだ息子さんがお店を仕切っていて、お店の看板メニューにプラスして新しいメニューが増えてます、これがまた美味しいのですな。
特に薬膳系のスープは家内のお気に入り。先代の築いてきた定番、看板メニューとは趣が違う料理なのですけど、ある意味超えているかと。メニューの幅が広がって、行く楽しみが増えました、全メニュー制覇したいですからね。(笑)
家族でやってて次の代にうまくバトンタッチできたお店は先代からのお客さんプラス新しいお客さんも付いて繁盛してますけど、一見個人経営に見えて実はフードサービス系の会社が仕切っているようなお店はコロコロ変わりますな、この場合経営者変わったらしいわじゃなくて、経営母体の会社が店長を変えてリニューアル、ダメならすぐチェンジ。閉店やリニューアル告知に聞いたこともない会社名が書いてあったりするのですぐ分かります、ああそっち系のお店ねって。
飲食店って難しいと思いますね、経営者変わったらしいわって言われる前に、無くなってしまうお店がなんだか増えているように見えますな、街歩きをしていると入れ替わりの激しさにそう思いますからね。

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神戸ってそんなに大きな街じゃないのですけどね、それでも毎月お店が入れ替わってますな。写真は神戸市役所の展望ロビーから、歓楽街のある山側方面を撮ったもの。この中で開店閉店や経営者が変わったりが繰り返されているわけですな。(笑)

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2019年9月22日 (日)

楽しかった頃の中古カメラ屋さんの思い出。

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少し前に中古カメラ屋さんからフィルムカメラがどんどん減って、楽しみが無くなった事を書きました。デジカメに圧倒されて、お店の景色が様変わりしている事を嘆いてみても仕方がありません。カメラの世界はもうこういう流れになっていると受け止めるしかないわけで。
ま、探せばまだまだ見つかりますけどね。お値段とコンディションに納得できるかどうかですな。オジサンの印象ですけど、全体的にちょっとお高くなっているような気がします。フィルムカメラを使う方はすでにマニアって事でしょうか。大量に生産された大衆カメラまでマニア向け価格を付けているお店も。
お店の奥にはたくさんストックを持ってるはずなので、大衆カメラはリーズナブルなお値段で出して欲しいですな、そうじゃないと若いフィルムファンの裾野が広がりませんよ。
フィルムカメラに厳しい時代ですけど、いい時代もあったわけで。お店もたくさんありましたしね、大阪梅田界隈だけでも真剣に見て回ってたら丸一日潰れましたな。大阪駅前第1ビルから第4ビルにかけてはよくうろつきましたよ。
マルシンカメラってお店が好きで、大阪に出たらまずここからスタートしてました、小さくて狭いお店でしたけど、カウンターのあるショーケースにはそそるカメラがずらり、その反対側の目の高さのショーウインドーにはレンズがずらり、その下がジャンクカメラがぎっしり並んでいるという宝の山のようなお店。
ジャンクカメラは手に取って見られるようになっていたので、お客さんはみんなしゃがみこんで、ガサゴソ掘り出し物を探してましたな。とにかく物量があったので、行けば何か見つかるのが楽しくてね。LED懐中電灯は必需品、裏蓋開けてバルブでシャッターを開いて、懐中電灯でレンズのコンディションを調べるわけですな。
ジャンクカメラって自分のスキルで直せるかどうかが楽しみなので、その辺りを考えつつ吟味してお持ち帰りしてました。リコーオートハーフや、オリンパスペンEシリーズ、キャノンデミシリーズは結構お持ち帰りしましたよ、ハーフサイズカメラが楽しかった頃。
もちろんジャンクカメラだけじゃなくて、オーバーホールされたちゃんとしたカメラもこのお店では買ってましたな。コレクターの方が放出したんじゃないかっていうような元箱どころかアクセサリー類一式揃った超美品なんてのが並ぶ事も。お店に入っていきなりその場から動けなるなんてワクワク感が楽しいお店でした。
今でもやってるお店もあれば、無くなってしまったお店も、どのお店も個性がありましたな、実用本位の品揃えだったり、目の保養に眺めるだけのお店だったり。(笑)
逃したカメラは二度とお目にかかれないのも中古カメラ屋さんの常識、次に来た時になんて悠長な事を思っていると、永遠に出会えません、それだけ品物の回転が速かったって事。
ショーウインドーから出してもらったカメラを前に固まってる方をよく見かけましたな、オジサンも何度かありますよ。頭の中で一番近い銀行ATMを探してたり。(笑)
たくさんのカメラと出会える中古カメラ屋さんは本当に楽しい場所でした、出会いたくないカメラとも出会えましたしね。(笑)

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2019年9月21日 (土)

ページビュー数ランキングトップは?

このブログは@niftyのココログと言うブログサービスを使っているのですけど、ココログにはブログを見に来てくださる方々を調べるアクセス解析がもれなく付いてきます。なかなか興味深くて何人見に来てくれたか、今どの記事が読まれているかなんてのが見られるわけですな。
その中の項目にページビュー数ランキングというのがあるのですけど、見てると面白いですな。カメラと写真とオジサンのたわごとしかないブログですけどね、記事数も1000をとうに超えているのでそれなりに検索で引っかかる頻度が高いみたいで、関連する記事のタイトルが分かります。
今までで一番ページビュー数が多かったのが修理に関する記事でフィルムカメラの裏ぶたに付いているモルトプレーン(遮光スポンジ)の貼り替えについて書いた「修理の第一歩、モルト交換」という記事。修理がメインのブログじゃないのですけど、なぜかこの記事が今までで検索トップだったという。参考にしてチャレンジされた方が多いみたいで、今読み返すと偉そうな書き方に自分でイラっときますけどお役に立てたのならいいかと。(笑)
このランキングも移り変わりがあって、以前はフィルムカメラ名で検索も多かったのですけど、使う方が減っているのでしょうか、オジサンがフィルムカメラに関する記事を書いてないせいでしょうか、激減しています。
代わりになぜかランキングの常連になっているのが、被写界深度で検索して出てくる「被写界深度目盛り、使ってます?」って記事、オールドレンズや、クラッシックカメラのレンズ、安さとスペックで人気の中華マニュアルフォーカスレンズには表記されている目盛りなのですけど、それが何を意味するものなのか、もしくは使い方が分からなくて検索されるのでしょうね。
で、うっかりオジサンのブログが出てきて見に来てくださってるみたい。記事はちゃんと真面目に解説してますので参考にはなるかと思いますな。(笑)
カメラに関する検索で引っかかるのはオジサンとしては本望なので、どんどん見に来てねって思うのですけど、意外と多いのが買った物のレビュー記事、タイトルに商品名を入れるようにしているので、検索でヒットする率が高いのだと思います。
オジサンの場合商品レビューといっても、細かなスペックなんかより使ってみた印象を書くことがほとんどなので参考にならないんじゃないかって思っているのですけど、なぜか最近ランキングでトップなのが「ダイソーの老眼鏡アタッチメントがすごくイイ」って記事。ページビュー数2000超えでダントツ一番人気でランキングに鎮座してますな。たった100円で幸せになれるところがミソなのでしょうか、見に来てくださった方々は、きっと間違いなく買いに走ったと思いますよ。ハズキルーペより売れたのじゃないかと。(笑)
ランキングを見ていると、なんだかまだまだ書かないとって気持ちになりますね。参考になったりお役に立てたりしてるのかまでは分かりませんけど、興味を持って見に来てくださるのですから、無駄足にならないような記事が書ければと思いました。

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2019年9月19日 (木)

本物とは似ても似つかないフルーツ味。(笑)

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ジュースやお菓子でグレープ味ってありますな。皆さん普通に何の疑問も持たず、飲んだり食べたりしてると思います。本物のブドウと比べると、どう見てもぶどうの味じゃないのですけど、じゃあ他の果物かって言われるとやっぱりグレープ味としか言いようがないという、なんとも説明のしにくい作られた味わい。
メロンソーダや、かき氷のイチゴシロップも同じ、探せばいっぱい出て来ますな、飴やガム、グミキャンディーなんて作られた味わいだらけ、青リンゴ、ピーチ、梅はよく見かけますけど、まだまだいっぱいありそう、本物の果物よりたくさん食べてるかもしれませんな。(笑)
家内が気に入っているのか、時々買ってくる一口羊羹もイチゴ味やコーヒー味なんてのが最近はあるみたい。フルーツ味って作りやすいのでしょうね、本物の味わいとはかけ離れていても、香りでなんとなくその雰囲気が味わえますからね。

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オジサンの子供の頃の駄菓子屋のジュースといえば、最初ミリンダ、その次にファンタが出て来て、その次はチェリオでしたな。どれもグレープ味とオレンジ味があって毒々しい色合いのを飲んでました、舌が紫色になるやつ。(笑)
そんなのに慣らされていたので、不二家のネクターを最初に飲んだ時は、本物の果物感が生々しくて、どろっとして濃いし甘いし全然美味しいと思いませんでしたな。キリンレモンや三ツ矢サイダーで割って飲んでたような記憶があります。(笑)
手軽に本物の果物の味わいをジュースで楽しめるのが阪神梅田駅構内にある立ち飲みのジューススタンド。大阪に出かけた時に必ず寄ります。テイクアウトだけでフレッシュジュースを提供していて、学生の頃からの駅ナカの定番。
電車待ちにミックスジュースをゴクゴクっと飲んで電車に乗るわけですな。京阪電車の淀屋橋駅にもあります。オジサンの散歩コース元町商店街の老舗果物屋さんサンワフルーツさんも店頭にジューサー並んでますな、中でもミックスジュースは王道定番の味わい。果物屋さんですからね、ドラゴンフルーツジュースなんて変わったのもあります。
本物の果物の味わいとは対極にあるのがアップルという清涼飲料水、駄菓子屋さんでラムネと人気を二分する飲み物でした。アップルという名前ですけどリンゴなんて皆無、不思議な香りと甘みの黄緑っぽい色合いの飲み物。今でも長田のお好み焼き屋さんで置いてるところがありますな、神戸っ子にはお馴染みの味わい。もうひとつネーポンというのもあったそうですけど、よく行ってた駄菓子屋さんには無かったので全然知らない。(笑)
思えば駄菓子屋さんってオレンジやグレープ味のガムやら、粉末のメロンソーダや、バナナ味のアイスキャンディー、メロンの形の容器に入ったシャーベットなんて似ても似つかぬフルーツ味があふれてましたな。高い果物の味は駄菓子で覚えました、庶民のお家にある果物って、スイカや柿、みかんやリンゴぐらいしかなかった時代でしたからね。(笑)

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2019年9月17日 (火)

スカッと秋晴れ待ち。

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休日は朝から天気が気になってしょうがないオジサン。天気予報も当然チェック。週刊予報で次の休日のお出かけ予定までも考えていますよ。あまり当たりませんけどね。(笑)
早朝に目覚めるので、じわじわ夜が明けて明るくなっていく空を眺めながら、今日の天気を気にしつつ、きれいな朝焼けだったら写真に撮っておこうと手元にカメラはスタンバイしていますけど大抵肩透かし、美しくない中途半端な朝焼けなのがほとんどですな。そのまま雲がどんどんなくなって青空になってくれればいいのですけど、なんだかこのところ休日の天気がパッとしないのにイラっときているわけで。
朝から雲一つ無い晴天が丸一日続くようなのを希望しているのですけど、全然お目にかかれませんな。ボーッとした薄曇りだったり、急に雨だったりでテンション下がりまくり。晴天になったら試してみたい事や、撮りに行きたい場所はメモ書きしているのですけど、全然できておりませんよ。
オールドレンズにPLフィルターでがっつり濃いめ写真だとか、ACROSをフィルムとフィルムシミュレーションで撮り比べるとか、日差しの当たっている所と影のコントラストを、オールドレンズと今時のレンズで試してみるとか、思いついた時に書いてあるのですけどね。(笑)
秋から冬場にかけての青空って、なんであんなにきれいなのでしょうね。公園のベンチに寝転がって眺めていても全然飽きないですからね。建物を撮ってて、バックが曇り空と青空では全然印象が変わります。青空だと画面が締まって見えますな。オジサンがそう思ってるだけかもしれませんけどね。これにPLフィルターでさらに青空を濃くクッキリと、建物の窓の反射も消えて濃い写真になります。そういうのが撮りたいわけで。
青空がきれいだと上を向いて歩こうかって気になりますけど、ボーッとした天気だと、空を入れて撮るとメリハリのない写真になってしまうので、極力入れないように下を向いて歩いてばかり、コントラストも色合いも出ないのなら、あえてモノクロで階調重視で撮っちゃう手もあるのですけどね、なんだかノリが悪いですな。
月曜から金曜までは曇りでも雨でも構わないので、土日だけ快晴ってのを希望ってワガママも言いたくなる最近の天気事情。(笑)もっとわがままを言わせてもらうなら、夕方だけ羊雲が出てくれればなおベスト、羊雲の夕焼けってきれいですからね。これからの季節、歩き回るには快適なのですけど、どんどん日が短くなるので時間との勝負、お願いですから晴れてくださいよ。(笑)
【追伸】この記事を書いた途端、土曜日快晴になりました、ホンマ腹立つ。

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2019年9月15日 (日)

安い楽しい交換レンズUtulensで写ルンですワールド。

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レンズ交換のできるミラーレスカメラでレンズを楽しまない手はありません。だけどレンズキットの標準ズームレンズだけで、ほぼ日常の写真は撮れてしまうので、大抵の方は、なかなか次のレンズを買おうかって思ってくれないのも現実。それだけ標準ズームレンズは各社ともコスパ最高でこれ一本で済んでしまうクオリティーですからね。
カメラと写真好きな方なら、飛行機撮るのに超望遠レンズが必要とか、小さな野花を撮るのにマクロレンズだとか、オジサンのように単焦点レンズが好きだとか動機が明確にあるのでレンズ買うぞって事になるのですけど、そこまで趣味人じゃ無い方や、スマホじゃ物足りなくなったからミラーレスカメラ買ったって方は、標準ズームレンズから一歩踏み出してくれませんな、レンズって高いですしね。(笑)
だけどオジサンはせっかくなら交換レンズの世界を楽しんで欲しいなぁと思うわけで、レンズが変わると撮れる写真も変わりますからね。
で、沢山ある交換レンズの中でメーカー純正レンズはお高くて買えない、マウントアダプターでオールドレンズなんてマニアな世界は無理、スペックの割にお値段が安い中華レンズもチョット手を出しにくいって方、つまり持ってるカメラがレンズ交換できるのは知ってるけど、レンズの世界なんて知識ゼロ、標準ズームレンズだけでもういいですって方に、これなら楽しんでいただけるんじゃないかと思ったのがギズモショップが販売している「Utulens」。
さらにレンズを2枚使って広角にした「Wtulens」とその薄型の「Wtulens L」にAPS写ルンですのレンズを使った「Utulens APS」の計4本がライナップされてます。各社ミラーレスカメラに対応、いずれも1万円でお釣りがくる遊べるレンズ。写ルンですのレンズをそのまま使って作っちゃった交換レンズってところがミソ。
一度記事に書いておりますけどね、これ結構楽しめますよ。最新の高画素のデジタルカメラで、写ルンですの世界が撮れるわけですから、標準ズームレンズでカメラのアートフィルターをトイカメラ風にして撮るのとは違います、ガチ写ルンですの世界なのが面白いわけで。描写もシャープさも色合いも、標準ズームレンズの文句のつけようが無い写り具合とはまるで違います。なんだかフィルムカメラのテイストを味わってる気分。
交換レンズとしては異端児かもしれませんけどね、レンズは写ルンですのレンズそのままなので個性的かと。レンズが変わると写真の雰囲気がこんなに変わるってのを楽しんで見てはいかがでしょう。

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左はUtulens-APS、フィルム時代に新しいフォーマットとして登場したAPS規格、結局定着せずに消えていきましたけど、その当時写ルンですもAPS判が発売されてました。そのレンズを使ったのがコレ、すでに生産終了しているもののレンズを使っているので、かなり希少価値だと思うのですけどね。真ん中は写ルンですのレンズ2枚を対称に配置して広角にしたWtulens、レンズを2枚使っている分、元のレンズの個性や欠点も2倍になります。おかげでラインナップの中では一番個性的な写真が撮れますな。右はUtulens、フルサイズミラーレスカメラで使うと写ルンです感を一番楽しめるかと、APS-Cセンサーのカメラではレンズの中心部分を使う事になるので、個性をあまり感じられないかも。実際に撮ってみたのがコレ。上からUtulens-APS、Utulens、Wtulensです、どうぞ。

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2019年9月14日 (土)

中判カメラ、ペルケオ1型のお供にX-T30

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最近中判カメラをゴソゴソと引っ張り出してきて楽しんでいるオジサン。X-T30にクラシックレンズ付けたのと中判カメラ一台持ってウロウロしています。6×6のましかく写真なので120フィルムで12枚、暑くて休んでばかりの街歩きでも、これぐらいなら1日で撮りきれますからね。
で、チョイスしたのはフォクトレンダーのペルケオ1型(PERKEOⅠ)。シャッターは廉価版のプロント、レンズも廉価版のバスカー 75mm F4.5という大衆向けスプリングカメラ。
このカメラの最大の特徴はその小ささ、35ミリカメラと変わらない大きさなのに中判ってところがイイのですな。グリップを付けたX-T30と並べて正面から見るとほぼ同じぐらいの大きさ、畳めば上着のポケットにすんなり入ります。中判カメラってでかくて重いからなぁって常識を覆す機動力抜群のカメラです。

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ピント合わせは目測、しかもフィート表示なので単独距離計をホットシューに付けると格段に使い勝手が良くなりますな。ところがどっこい単独距離計を持って出るのを忘れるという大チョンボをしてしまったわけで。勘で合わせて撮ろうかと思ったのですけどね、ふと思ったのがX-T30を距離計代わりに使えばいいじゃないかと。
クラシックレンズを付けているときはオートフォーカスは使えないので当然ながらフォーカスはマニュアル、その時にファインダーには距離指標が出るので、マニュアルフォーカスアシストでピント合わせをすると距離が分かるのですな。この機能を使えばシビアなピント合わせができるのじゃないかと考えたわけで。

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早速やってみました、まずメニューを呼び出してメートル表示をフィート表示に変更しておいて撮りたいものに向けてピント合わせ。その時の数字をペルケオのピントリングに設定して撮影という流れ。正直言って面倒臭いですけどね、老眼で文字が見えないので眼鏡かけたり外したりしないといけませんし、炎天下で立ち止まってモタモタやってると、汗ボトボトになりますし。(笑)
12枚で完結なのでやってられましたけど、慣れて来るとだんだんリズムがつかめてきました。単独距離計よりも精度の高いピント合わせができるので、高いフィルムでピンボケなんて事にならないのは発見でした。久々に持ち出したペルケオ1型、X-T30のナイスアシストのおかげで楽しめましたよ。(笑)

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2019年9月12日 (木)

観葉植物を探しにホームセンターへ。

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家内が草花好きなので、我が家には何かしら花が飾ってあります、それもあちこちに。行きつけの花屋さんがいくつかあるみたいで、出かけたついでに時々買ってきて活けてますな。枯れちゃうと束ねてドライフラワーにしてます。玄関にはそんなのがぶら下がってますな。おかげで家の中に虫が多いのですけどね。(笑)
オジサンは花を愛でるような美しい心は持ち合わせて無いので、新しいのに変わってても気がつかない人、言われて気がつくという。面白い形だったりすると、写真に撮らせてもらうぐらいですかね、時々へんてこりんなのを買ってきたりしてますからね。(笑)
お家の中に飾ってるのは切花ばかりなので、しおれてしまうとそれで終わり、育てる楽しみはありません。育てる系はベランダの植木鉢とプランターでやっておりますけど、ほとんど食用植物、バジルやコリアンダーなどのスーパーで買ったら高くてちょっとしか入ってないようなのを自家栽培しています。お家で育てたバジルでジェノベーゼ作ると、すごく香りが良くて旨いのよ。(笑)
で、突然家内がお家の中でも育てられる観葉植物を飾りたいと言い出しまして。思い立ったら吉日、こういう時の行動は素早いですな。即行近くのホームセンターに走ってました。ところが、花や野菜の苗は沢山品揃えしていたそうですけど、観葉植物はたいして置いてなかったそうなのですな、特にお目当のは皆無だったそうで、完全に無駄足。
帰ってきてネットで調べてましたけどね、専門店のはモノも良いのでしょうけど結構いいお値段。見つからないとなると機嫌が悪くなって、その事ばかりぶちぶち文句言われます。オジサンなんにも悪い事してないのですけどね、矛先がなぜかこちらに。(笑)
このまま一日中観葉植物の事を言われるのもなんなので、寛容なオジサンは観葉植物探しに違うホームセンターにお出かけを提案、家内がノーマークだった長田にあるアグロガーデンってでかいホームセンター。HP見ると結構置いてそうだし、そんなに遠くないしで早速お出かけ。
結果正解でした、2時間ぐらい選んでましたな。オジサン立ってるのがしんどくなって、時々ベンチで休んでましたけどね。なかなか決めかねているようなので、いくつか買えばって結局4種類選んでました。それでも合計2,500円ほどだったので安いなぁ。(笑)
買ったのはガジュマルとパキラとフィカスとカラテア。テーブルに飾れるぐらいの大きさのばかりなので置き場所を選びませんな、日当たりのいい所にいつでも移動できますからね。帰ってきて早速ネットで育て方調べてましたな。観葉植物なので基本放ったらかしでも大丈夫だと思うのですけどね、冬の寒さだけ気を付ければいいかと。(笑)
とりあえずお目当の観葉植物をゲットできたので納得してくれた様子。切り花もいいですけど、ちゃんと根を張った植物が飾ってある方がいいですな。大きく育ってくれればいいのですけどね。(笑)

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2019年9月10日 (火)

夏の疲れに、お気を付けあそばせ。

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朝晩が少しばかり涼しくなって、眠りやすくなったのはイイのですけどね、目が覚めませんな。コンコンと寝てしまってます。
やっと暑さを乗り切った気がして、調子も上がって来るかと思っていたのですけどね、夏の疲れが溜まっていたのでしょうなぁ。休日だというのに、なんだか身体がだるくて重くてね。
いつものように早起きして、ブログの記事を仕上げてたのですけどね、いつの間にかうたた寝、早起きした意味がありませんでしたな。チャチャっと片付けて写真を撮りに出かけるつもりだったのに、完全に予定が狂ってしまいましたよ。思い切って出かけてしまった方が気分転換にもなるかと思ったのですけど、何となくパッとしない天気だし、だるくて何だか動くのが億劫だし、どうしよっかなぁと横になっているうちにまた寝てしまったという。
もう完全に夏の疲れですな、ジタバタしてもしょうがないので、その日は寝たきりの1日でした。食欲も無いし、お酒飲む気にもなりませんでしたな。(笑)毎年夏の終わりに少し過ごしやすくなると、調子が狂うのですけどね、今年は結構来てます。歳とともに体力も回復力も無くなっているのを感じますな。
地元駅中にある、結構広いセルフの喫茶店は、夏場はお年寄りでいっぱいです、ガラス張りなので外から見えるのですけど、窓際の長いカウンター席はずらりお年寄りだらけ、熱中症の危険があるお家にいるより、お茶飲んで涼んでいる方がいいって事なのでしょうね、知り合いがいれば話し相手にもなりますし、サンドイッチやホットドッグなど軽食メニューもケーキもあります。スーパーでお買い物した後の休憩場所というか地元お年寄りの避暑地になってますな。
オジサンもこの手のセルフの喫茶店は良く利用します。iPadとモバイルキーボードでブログ記事を書くのに最適ですからね。お家でエアコン付けてやればって言われそうですけどね、付けない理由は効かないから。
二階建ての一軒家で屋根瓦は黒いので、夏場は焼けて二階は灼熱地獄状態、天井を触ると熱いですからね、エアコンガンガンにしても全く冷えませんな。室外機が轟音立ててるので、必死で冷やそうとしているのは分かるのですけど、温度計見ても全然下がってない。(笑)
なので家内も「喫茶店行って来たら?ここおったら熱中症になるで」って言ってます。それぐらい夏場はいられないお家。そんなお家で今年も夏を乗り切りました、ホッとした途端どっと疲れが出てしまったという。皆さんも夏の疲れに気を付けてくださいませ。

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2019年9月 8日 (日)

スポーツファインダーモードをテレコンがわりに。(笑)

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その昔、ストリートスナップには一眼レフよりレンジファインダーカメラの方が向くという論調がありました。
28ミリぐらいの広角レンズをF8ぐらいに絞り込んで深い被写界深度を使って撮るのなら一眼レフでも変わりなく撮れるのですけど、レンジファインダーの利点は覗いた時に表示されているブライトフレームという、実際に写る範囲を示す枠の外側も見えているので、動くものがフレームに入って来るまでの瞬間を予測できるのが一眼レフよりスナップに強いという理由だったのですな。
メイドインジャパンの一眼レフが世界を席巻、カメラと言えば一眼レフな時代、レンジファインダーカメラを使う人も、使った事がある人も少数派になってそんな論調も聞かなくなりましたけどね。(笑)
で、X-T30の取扱説明書のスポーツファインダーモードというのを見てて、コレ一緒だなと思ったわけで。要するにファインダー内に一回り小さいフレームが表示されて、それが実際に写る範囲。外側はただ表示しているだけなのですな。スポーツや鉄道など動きの早いものを撮る時に、フレームの外側からやって来る被写体の動きを予測できるわけで。
撮った写真はトリミングされてるのと同じなのですけど、元の画素数が十分あるのでそれでも1660万画素あります。富士フィルムさんは1.25倍クロップって言ってます、画面全体の80%を拡大する事になるのでそう呼ぶのでしょう。使うには制約もあって、電子シャッターとの併用はできずメカニカルシャッターだけの設定にする必要があります。画像サイズはMのみ、Lは選べません。ま、その分ファイルサイズはコンパクトになるので、たくさん撮ってもメモリーカードに余裕が出るかと。
スポーツファインダーモードって名前なのでそういう場面でしか使えないのかって思い込んでしまいそうですし、オジサンの街歩きの写真では使う場面はないかなぁと思ったのですけど、単純に画面を1.25倍してくれる機能と考えると、デジタルなテレコンとして使ってしまってもイイのじゃないかなと考えたわけで。想定外の使い方に富士フィルムさんから怒られそうですけど、そこはユーザーの自由って事で。(笑)
望遠レンズが必要な場面では有効でしょうな、ほんのチョビッと拡大してくれるだけですけど、もうこれ以上近づけない場所で撮るしかないような時には、ほんの少しの望遠効果でもありがたいですからね。舞台やステージを撮る時にも使えるんじゃないかと思いました。
標準クラスの単焦点レンズの最短撮影距離で撮っていて、もうちょっと寄りたい時にも使えるかも、まだやってませんけどね。(笑)動いてるものを撮らないオジサンが使うスポーツファインダーモード、使う場面はほとんど無いでしょうけど、こんな機能があるってのを覚えておいて損はないでしょうな。(笑)

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2019年9月 7日 (土)

押すだけカンタン中判カメラ、フジペットEE

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デジタルの前、写真はカメラにフィルムを入れて撮るものでした。主流だったフィルムは、パトローネと呼ばれるカートリッジのようなケースに入った35ミリフィルム。フィルムって言われて思い浮かべるのはこれだと思います。
写真とカメラの歴史を振り返ると、35ミリフィルムが主役の座に躍り出たのは、フィルムの質が良くなって、それを使う小型カメラも高性能になり、庶民でも手の届くものが出て来たからだと思います。
それ以前は中判カメラと呼ばれる二眼レフや、スプリングカメラが主流でした、120フィルムと呼ばれる大きなロールフィルムを使うカメラ。35ミリカメラが主流になると、中判カメラはその大きなフィルムサイズを生かしてスタジオやプロカメラマン、画質にこだわるハイアマチュアに支持されるようになったわけで。
35ミリカメラ以前の中判カメラの時代には、実にたくさんのメーカーからカメラが発売されてました。特に二眼レフやスプリングカメラは構造が単純なので作りやすかったというのもあったでしょうな。当然ながらカメラ任せのオートなんてありません。シャッタースピードも絞りも自分で決めて撮るのが普通。
そんな時代、1957年に富士フィルムさんから子供でも扱える簡単操作のフジペットというカメラ発売されました。シャッターは1/50秒だけ、絞りはF11、F16、F22をお天気マークから選ぶという、カメラの知識がなくても写真が撮れる画期的なカメラでした。その後1959年には、主流になりつつあった35ミリフィルムを使うフジペット35が発売。このカメラに関しては、とても子供向けとは思えない写りの良さに感動して、何度か記事にしておりますので見ていただければと。(笑)
小型カメラの普及とともに、シャッターを押すだけで誰でも簡単に、きれいな写真が撮れる理想のカメラを目指して、特に失敗の多かった露出の自動化に各社取り組んでいた時代、初代フジペットに自動露出を組み込んだフジペットEEが1961年に発売されました。今回取り上げたのはこのカメラです。
ボディー前面の受光部分に光が当たると、その電気でメーターの針が振れ、針の延長上に付けられた、水滴型のスリットの空いた金属板が連動して振れ、絞りを調節するという実にシンプルな仕組み、ファインダー内に針が見えていれば露出はOK、見えてなければ露出範囲外なので撮らないでねって事。

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シャッターは1/60秒だけ、FUJINAR-S 70mm F11という単玉レンズが付いてます、35ミリ換算で38mmなので使い勝手はいいですな。固定焦点なのでピント合わせもナシ、取扱説明書には2mから無限遠までピントが合いますと書いてありますけど、3〜5mぐらいが一番シャープな気がします。

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使い方は背面の赤い窓を見ながら上面のダイヤルをグリグリ回してフィルムを巻き上げたら、あとは構図を決めてシャッター切るだけの超簡単カメラ、使い勝手はまるで「写ルンです」と言い切ってもいいかと。(笑)
中判カメラでここまで簡単操作なのは他に思い当たりませんな。晴れた日の屋外なら露出は問題ナシ、単玉レンズだけど思った以上によく写りますしね。見た目はトイカメラっぽいですけど、中身は真面目な優等生カメラ、トイカメラの写りとは別物ですよ。
子供向けカメラとはいえ、フィルムメーカーの作るカメラにハズレ無しな一台。手軽に中判を楽しむのにちょっと面白いカメラだと思いますな。

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2019年9月 5日 (木)

立ち飲み百景45 私はこういう人間だから

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酒場には実に色々な人がいます。観察するつもりがなくても、キャラの濃い人って面白いのでついついウォッチング。(笑)立ち飲み百景ってそんな人たちの話ばっかりになってます。(笑)書いてて思いますけど、面白い人よりもちょいとばかり迷惑な人の方がネタになりますな。探してるわけじゃ無いのですけど、ちょっとイラっとする人の方が印象に残るという事でしょうかね。
そんなプチ迷惑な人たちの中で、延々話が止まらない人がいます。とにかくず〜っとしゃべりっぱなし、しかも自分の事ばかり。人の話に耳を傾けるなんて一切無し、聞く気はゼロ、1秒たりとも黙ってないですな、ひたすらしゃべり続けてます。だんだん周りがしらけムード、最初の内は相槌打ってたお店の人も付き合いきれなくて、仕事するふりして逃げてますな。
さすがに周りの空気がしらけ切ってるのに気が付いて「すんませんなぁ、私こういう人間やから。」ってどういう人間やねん。これって迷惑を容認してねって事なのでしょうか、便利な言葉ですなぁ、余計イラっときますよ。私、周りの空気が読めないんでヨロシクって言ってるわけですからね。
年配のおばちゃんでおしゃべりの止まらない人はもっとタチが悪いですな。話に割って入って来て余計なアドバイス、飲むものや食べるものにまで意見して来ます。で、「色々言うてゴメンなぁ、私ってこういう人やねん。」って知らんがな。(笑)
アドバイスしたがりでおしゃべりが止まらない人って、何でも知ってる私が、わざわざ教えてあげている感が迷惑で、完全に余計なお世話でしかないので、関わりたくないのですけど、ズケズケ土足で介入して来るのですな。「あんたの顔は、将来離婚する顔や。私いろんな人見て来とうから一目で分かる、ホンマやで。」ってオバハン何様のつもりやねん。
もうね、周りの会話にどんどん介入、自分が主導権を握ってしゃべらないと気が済まない、世の中の事は全部知ってる私に任せなさいな迷惑な人。(笑)
散々しゃべり倒して満足して帰っちゃった直後に、残ったお客さん全員ホッとしながらドッと疲れてます。「よう、しゃべって行ったなぁ。」「あんだけ、しゃべったらストレス解消できたやろ、おかげでこっちがストレスやわ。」「この店、ナンボしゃべっても怒られへんから、また来よるで。」
きっと他のお店では出入り禁止になっているのだと思います。そういう人って注意されるとパタッと現れなくなりますからね。しゃべらせてくれる場所を探して、酒場から酒場へ、きっと今日もどこかでしゃべり倒しているのでしょうね。(笑)

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2019年9月 3日 (火)

オンデーズで老眼鏡を二つ。

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あ、これは老眼だと気がついて、メガネを作ってからすでに4つ目。最初の頃は、一年ぐらいで合わなくなって、作り直さざるを得なかったのですけど、年齢とともに進み方はだんだん緩やかになっているので、今使っているのは4年ぐらい使えてます。
ところがそれもだんだん合わなくなって来たわけで。老眼が進行しているって事は、ある意味生きてる証、死んじゃったら老眼も関係ありませんから。ただ三途の川を渡るときや、賽の河原をつまずかないように歩くときに必要かもしれませんけどね。(笑)
で、合わないのをだましだまし使っていたのですけど、だんだん生活に支障をきたすようになって来て、もう我慢の限界。老眼鏡を作りに行きました。こういう生活必需品は家計から支出してもらえるので、仕事用とプライベート用に二つ、度数は全く同じでフレーム違いで作ってもらう事に。
こういうとき困るのがメガネ屋さんをどこにするか、今使っているのを作ってもらったお店でもう一度作ってもらうのも手なのですけど、どうせなら違うお店もいいかなと。
たまたま家内が見ていた村上龍さんのカンブリア宮殿って番組で取り上げていた、オンデーズってメガネ屋さんが地元駅中のショッピングモールに出店していたのに気が付いて、今回はここにしようかと早速お出かけ。オジサンのセンスで、似合わない変なメガネを選んでもらったら困ると、家内がついて来ましたな、お金出してもらうので文句は言えません。
一番安いので4千円台からありましたけど、見た目もかけた感じも良いのは1万円〜ぐらいのにたくさんありました。良さそうなのをかける度に、「こっち向いて見せてみ」って家内のチェックが入ります。カンベンしてよ、店員さん笑ってますやん。
テレビでやってた鯖江市の職人さんの手によるプライベートブランド「千一作」というのが気になってたので見せてもらったのですけどね、きれいなフレームで、これで1万5千円ほどならイイなぁって、べっ甲風のを選びました。テレビに出たおかげで問い合わせが増えてるって言ってましたな。
もう一つはグニャッと曲げても壊れないタイプのを。普段メガネストラップ付けて、首から下げているので時々引っ掛けたりするのですな、なのでそんなショックでも壊れないのを選びました。一緒に買うと二つ目は二千円引きになります。フレームを選んだら、視力や色々測ってもらって会計して終了。
ストックのレンズに合うのがあれば、最短20分で出来上がるそうですけど、オジサン乱視も入っているのでお取り寄せ、なので後日受け取りに。店員さんはテキパキ丁寧で気持ち良くお買い物できましたな。
で、ふと思ったのですけどね、メガネ屋さんの店員さんってなぜか全員メガネをかけてますな。メガネを扱っているのですから当然でしょうけど、目の悪くない店員さんも業務命令で伊達眼鏡をかけさせられるのでしょうか、これってきっと制服のようなものなのでしょうな。(笑)

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2019年9月 1日 (日)

カラークロームエフェクトとはなんぞや。

X-T30には上位機種で採用された新しい機能が盛り込まれてますな。差別化も必要なので、全部が全部ってわけではないのですけど、画質に関する部分は、出し惜しみする事無く盛り込まれているところが、コスパ最高なカメラに仕上がっているとオジサン思うわけで。X-T20と比べてみるとずいぶん色々増えてますな、じわじわ試し中、フィルムシミュレーションのETERNAはもう試しましたけどね。(笑)
その中で富士フィルムさんのサイトや、ユーザーの方のブログなどを見ていて気になったのが「カラークロームエフェクト」。効果のほどを見ると結構スゴそう、このシロモノは一体なんぞやって事で試してみたわけで。取扱説明書にはさらっと「カラー被写体の陰影を強調します。」としか書いてないので、その効果の本当のところがまるで分からないという。
なので、試してみる前に下調べしたところ、カラークロームエフェクトって、飽和しそうなぐらい彩度の高い色の中の、微妙な輝度の強弱をコントロールして、彩度を保ったまま階調を作り出し立体感を表現する技術だそうですってすでに何のこっちゃ分からなくなってると思います。(笑)
例え話ですけどね、デジタルカメラが普及しだした頃ってセンサーも小さくて画素数も少なかったので、撮る場面によっては写真が塗り絵みたいになってましたな。天気がいい屋外でピンクや黄色などの鮮やかな色の服を着ている人を撮ると、服の階調が全然無くて、塗りつぶしたような平坦な描写になってしまってました。
センサーの性能がまだまだだったので、彩度の高いものを撮るとお手上げ、性能の限界を超えた鮮やかさを受け止められなくて、階調が無くなるわけで。いわゆる色が飽和した状態、Photoshopで開いてヒストグラムを見てみると一目瞭然でした、色の分布が天井にくっついてましたからね。(笑)

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あの頃に比べるとセンサーの性能は格段に良くなってますけど、それでも条件や場面によっては色の飽和は起こります。オジサンの場合街の写真なので、日差しがガンガン当たってる、ハデな色彩の看板なんぞを撮ると遭遇します。彩度も明度も目一杯で階調なんて消し飛んだ状態。
カラークロームエフェクトってそんな状態の中から階調を取り戻してくれるのですな、つまりハデハデな中に立体感を出してくれるという技術。富士フィルムさんのサイトには、複雑な処理をするのでプロセッサーにはかなりの負担、なので連写はできなくなるって書いてました。
強弱が選べるのですけど、弱でもハッキリ効果が出るので、使い方を誤ると余計ひどくなって、あり得ない写真になってしまいます。街の写真では効果のほどを十分把握した上で、ここぞという場面で使う事になりそうですけど頻度は低いでしょうな。
オジサンの現実的な使い方としては、通常JPEG撮って出しなので、カラークロームエフェクトを使ってみたい場面に遭遇した時だけRawでも撮っておいて、後からFUJIFILM X RAW STUDIOで効果を試して見るって流れになるでしょうね。

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ネットの作例に上がっている鮮やかな花の写真ではイイ感じだったのですけど、街の写真では場面を選びます。ま、南京町のハデハデな装飾や風俗店の原色ビカビカな看板にカラークロームエフェクトを使おうってのがすでにおバカ、富士フィルムさんも想定外だったかと。(笑)

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