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2019年8月25日 (日)

ブラケティング撮影をオススメしたいわけ。

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古い撮影解説本には露出ずらし撮影なんて書いてたりしたブラケティング撮影、写真用語として定着してる感があまり無いのですけど、X-T20、X-T30を使ってて便利なのでコレをネタにしようかと。(笑)
元々は適正露出にアンダーとオーバーの計3カット撮っておくというのでした、露出のシビアなリバーサルフィルムでの常套手段、スタジオカメラマンに撮影依頼した仕上がりフィルムは微妙な露出違いで3カット撮ってくれてて、イチオシカットにマークしてくれてましたな。懐かしい話ですけどね。(笑)
カメラがどんどん電子化されて、この機能が自動でできるようになりました。オートブラケットなんて取説に書いてましたな、シャッターを一回切るだけで決めておいた露出のずらし量に応じて3カット撮れるという。
オジサンがEOSシリーズで初めて買ったEOS-10 QDで初めてお目にかかった機能ですけど、露出計で測ってマニュアル露出でしか撮ってなかったので、その頃は使うことはありませんでしたな。(笑)
デジタル一眼が出てきて、ホワイトバランスも変えながら撮れるようになったり、ブラケティング撮影が露出だけのものじゃなくなってます。それでもオジサンは使ってませんでしたけどね。(笑)
昨年X-T20を使い出してこの設定が多いのに驚きましたな、X-T30も同じ。しかもBKT1とBKT2って2種類も登録できるようになってます。ブラケティング対象はAE、ISO、フィルムシミュレーション、ホワイトバランス、ダイナミックレンジ、X-T30はこれにフォーカスも増えてます。
AEは露出をアンダーオーバーにずらしながら任意の枚数撮ってくれるもの、ISOは感度を変えながら3コマ撮ってくれるもの、ホワイトバランスはアンバー寄りとブルー寄りに変えながら撮ってくれるもの、フィルム時代のライトバランシング(LB)フィルターに相当するものでしょうな。フォーカスはピント位置をずらしながら撮ってくれるものだそうですけど、ブツ撮りなどに使うのでしょうか、使う場面が思いつかないですな。上記の四つはオジサンが使う事は無いかも。(笑)
ダイナミックレンジは明暗差やコントラストが激しいものを撮る時に白飛びを抑えてくれるそうなので、お日様サンサンな日の街歩きで、白い建物を撮る場面では有効かも、まだ使ってませんけど。(笑)
で、ブラケティング撮影で圧倒的に便利だと思ったのがフィルムシミュレーションブラケティング。最初の頃、ブラケティング撮影の存在を知らなくてって言うか、取扱説明書まともに読んでなくてフィルムシミュレーションの撮り比べをするのに、いちいちメニューを呼び出して設定を変えてたのですな。
今思うとバッカみたいな話なのですけど、ブラケティングにこれを設定しておくと、フィルム違いで3コマ自動的に撮れます。しかも2種類設定できるのでBK1にはVelvia、PROVIA、ASTIAを、BK2にはPro Neg.StdとPro Neg.Hiにクラシッククロームを割り当ててみたのですけどね。あ〜これスゴイ便利って思いました。
今はBK1にVelvia、ETERNA、ACROSをBK2にはACROS、ACROS Yフィルター、ACROS Rフィルターの割り当てを基本にして、その時々でタッチファンクションですぐ変えられるようにしています。
フィルムカメラ時代には種類の違うフィルムで撮り比べるには、複数台のカメラを持ち歩いて取っ替え引っ替えするしかなかったのですけど、それがドライブダイヤル回すだけでできてしまうわけですから、使わない手は無いかと。シャッター一回で3コマ撮れるのでメモリーカードは容量多めのものをオススメします。(笑)

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