今は、餃子が熱いのか?
長年街歩きといいますか、徘徊しながら写真を撮っておりますと、色々見えてくるものがありますな。街の移り変わりといいますか、その時代ごとの流行りが写真に写っています。特に歓楽街をウロついていると、その時々のブームを当て込んだお店が、雨後のタケノコのようにあちこちにできているのを目にします。そういうのを面白がって撮るのが楽しいわけで、ブームが去った後になって、写真に写っているものの面白さがじわじわ出てくるのですな。(笑)
オジサンが働き出した頃に大ブームになったのが、ノーパン喫茶とカラオケスナック。ノーパン喫茶なんて知らない世代の方に説明しますとですね、ミニスカートにパンツ履いてないウエイトレスさんがコーヒー運んでくれるだけでバカ高い値段を取ってた、喫茶なのか風俗なのか微妙な立ち位置のお店でね、なぜか床が全部鏡張りになってて、ウエイトレスさんが通る度に、おっさんが必死で床の鏡を見ながらコーヒーすすってたという。(笑)
カラオケスナックも機械を入れなきゃお客が来ないってんで、あっという間に普及したのはいいのですけど、防音施工なんて無いお店ばかりだったので、下手くそな歌声があちこちから響いてましたな、歓楽街全体が騒音。(笑)
そうそう、もつ鍋屋が流行った事もありましたなぁ。イタ飯なんてイタリアンレストランだらけの時代も。クレープ屋さんやアイスクリーム屋さんにアベック(死語)が群がっていた事も。ティラミスやドーナツ、パンケーキはどこへ行ったのでしょうね。(笑)
創作串カツだったり、創作〇〇料理が流行った事もありました。「シェフの気まぐれ〇〇」なんて店先の黒板に書いてありましたなぁ、創作って付ければ何でも有りだった時代、そんなわがままなお店は消えて無くなりましたけどね。(笑)焼き鳥、串焼き系のお店はいつの時代もそれなりの数がありますな、土地柄神戸ビーフのお店も。最近は肉バルなんて神戸ビーフにこだわらずお肉がっつりのお店が増えてるように思います。
で、なんだか急に増えたなぁと感じたのが、餃子のお店。昔ながらのお店とは別に、新しいお店があちこちに出来てて、一体いつの間にって感じでした。休日に開店前の歓楽街を徘徊しながら写真を撮っていたのですけどね、少し歩いただけで8軒、全部オジサンが行った事がない餃子屋さんばかり、と言うか餃子屋さんなんて前はこんなに無かったぞって感じ。
こだわりのラーメン屋みたいに、うんちくを書いてあるお店もあれば、屋台のお店もありました。餃子だけで勝負の店だったり、他のメニューも充実してまっせなお店も。
確かに餃子って美味しいし、手頃だし、「2人前とビール」って注文も一言で済みますからね、仕事帰りにチョット一杯にはいいのですけど、これだけ短期間に餃子屋さんだらけって、もつ鍋ブームの時のような共倒れの予感がします。(笑)あの時は、そこかしこにもつ鍋屋さんが出来て飽和状態、飽きられてブームが去った途端に見事に消えて無くなりましたからね。
来年の今頃、どれだけ残っているか分かりません、歓楽街のお店って移り変わりが激しいですからね。オジサンは行きつけている老舗の餃子屋さんが一番、それだけで十分ですよ。(笑)
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