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2018年12月 1日 (土)

パートカラーなるフィルターを使ってみた。

富士フイルムさんのデジタルカメラに搭載されている、特殊効果を楽しむ「アドバンストフィルター」。前回一通り紹介したのですけど、その中の「パートカラー」というフィルターだけ後回しにしてました。今回はそれを試した事を書こうかと。
広告の写真で、その会社の商品だけがカラーで、他がモノクロってのを見た事ないですか。モノクロ写真の中で、商品だけが浮き上がったように見える効果をねらっているのでしょうけど、これをPhotoshopでやろうとすると、商品の輪郭に沿ってパスを切って、選択範囲を作って、商品は別レイヤーで色調補正、背景をモノクロにしてと面倒くさい作業をしなくてはなりません。以前、家内の作品展の案内葉書用に同じような事をしたことがあるのですけど面倒くさかったですな、もうやらない。(笑)
パートカラーフィルターはそんなテイストの写真をカメラにお任せでやってくれるというシロモノ。広告写真だと商品の輪郭ですけど、パートカラーはそこの部分を、特定の色調に対して効果が掛かるという仕組み。レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、パープルの6種類あります。
例えばレッドを選ぶと、被写体の中のレッドの部分だけカラーで、それ以外の部分はモノクロにしてくれるわけですな。被写体の色彩分布を判断して、特定の色だけ抽出しているのでしょうけど、試してみたら結構まじめといいますか、きちんと特定の色合いだけ抽出してましたな、シャッター押すだけでこんな事してくれては、その昔Photoshopでチマチマやっていたのは何だったのかと思いました。(笑)
写真はデジタルになって、後から何でも出来る画像になってしまっているので、こんなのも序の口というか、今時当たり前の世界なのでしょうね。便利なのか、楽しいのか、オジサンにはもう分かりませんよ。普通の写真で十分楽しいオジサンですけどね、一通り試してみようと、X-T20片手に街を撮り歩いてみました。結果は以下の通り、レンズはXF27mm F2.8、手持ちで撮っているので構図が多少ずれたりしてますけどその辺りはご容赦を。

■レッド

Photo

■オレンジ

Photo_3

■イエロー

Photo_4

■グリーン

Photo_5

■ブルー(真ん中)、■パープル(下)

Photo_6

うまく使えば面白いアートな写真が出来るかも、オレンジに設定して夕日や朝焼けを撮ってみたらなんて事を思いました。いずれにしてもアート系フィルターはオジサンにとって使うかどうか微妙な道具、せっかくカメラに搭載されているので試してみましたけど、やっぱり微妙ですなぁ。(笑)

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